タイの海軍は、少年ら13人が洞窟で遭難して18日後に助け出された「奇跡の救出劇」に参加していた特殊部隊の隊員が活動中に感染症にかかり、その後闘病生活を続けていたものの、今月死亡したと明らかにしました。 タイの海軍は、救出活動に参加していた特殊部隊隊員のベイルート・パクバラさん(29)が活動中に感染症にかかり、その後闘病生活を続けていたものの症状が悪化して今月27日に死亡したと発表しました。 ベイルートさんがかかった感染症について海軍の報道官はNHKの取材に対し血液の感染症だと述べるにとどまり、ベイルートさんの遺族も詳しいことは聞かされていないと話しています。 この救出活動ではボランティアで参加していたタイ人のダイバーも活動中に呼吸困難で死亡しています。 「奇跡の救出劇」からおよそ1年半がたって新たな死者が発表されたことで、当時の救出活動がいかに過酷だったかを改めて思い起こさせる形となりまし