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ナショナリズムの検索結果361 - 400 件 / 1488件

  • トランプ政治再考――進化政治学と自己欺瞞の政治的リーダーシップ/伊藤隆太 - SYNODOS

    はじめに 共和党の大統領候補の指名を受け、ドナルド・トランプ(Donald John Trump)は、「誰も私よりもそのシステムをよく知らない、私だけがシステムを修正できる」と述べた(1)。トランプはバラク・オバマ前大統領(Barack Hussein Obama II)がアメリカ生まれではないと批判して、人種差別的なプロパガンダを広め、世界の覇権国の最高権力を掌握するに至った。詐欺の疑惑や度重なる破産にもかかわらず、アプレンティス(The Apprentice)での役柄にみられるよう、自己欺瞞(self-deception)――他者を騙すため、自分自身が過信すること――は彼を成功したビジネスマンとして有名にしたのである(2)。 しかし、なぜこうした嘘は現実からの明白な乖離にもかかわらず成功するのだろうか。『なぜリーダーは嘘をつくのか――国際政治で使われる5つの「戦略的なウソ」』において、

      トランプ政治再考――進化政治学と自己欺瞞の政治的リーダーシップ/伊藤隆太 - SYNODOS
    • シュタインマイヤー大統領スピーチ:ナチスからの解放と欧州における第二次世界大戦終戦75周年

      Frank-Walter Steinmeier, Bundespräsident der Bundesrepublik Deutschland, offizielles Porträt., © Bundesregierung / Steffen Kugler (訳文) ナチスからの解放と欧州における第二次世界大戦終戦75周年 戦争と暴力支配の犠牲者のためのドイツ連邦共和国中央追悼施設(ノイエ・ヴァッヘ)にて 2020年5月8日 於 ベルリン 国民の皆様 欧州の友人の皆様 世界中の友好国、同盟国の皆様 75年前の本日、欧州において第二次世界大戦が終結しました。 1945年5月8日、ナチスの暴力支配が終焉し、空爆の夜と死の行進が終焉し、ドイツによる比類のない犯罪と文明の断絶であるショアーが終焉しました。ここベルリンにおいて、絶滅戦争は考案され、勃発し、巨大な破壊力を持って再び戻ってきました。そ

        シュタインマイヤー大統領スピーチ:ナチスからの解放と欧州における第二次世界大戦終戦75周年
      • アメリカ民主的社会主義者(DSA)の討論サイトに掲載された「陣営主義」批判記事和訳|松尾 匡

        著者がDSAの人かどうかは知りませんが(アメリカの人ではある)、"Social Europe" に出た陣営主義についての記事について、濱口圭一郎先生が紹介しておられます。 以下でご紹介したいのは、著者の素性は全く知らないのですが、アメリカ民主的社会主義者(DSA)の討論サイト "Socialist Forum" に掲載されていた次の記事で、今の所私が見つけた中では最も詳しい陣営主義批判の文章です。 これは、おととし書かれたもので、当然ながらまだウクライナ戦争は起こっていない頃の文章ですが、今日読むと大変示唆的です。 日本の運動にとっても有益な文献になると思いますので下記に拙訳しました。英語に不自由な私の訳ですので、間違いがあったらご指摘ください。 訳のご紹介の前に若干私からコメントしておきたいと思います。 著者たちは、ソ連があるころからの陣営主義の歴史をたどって批判しています。たしかに、い

          アメリカ民主的社会主義者(DSA)の討論サイトに掲載された「陣営主義」批判記事和訳|松尾 匡
        • 日本の選挙においてポピュリズムは野党に向かう: 極東ブログ

          私は日本人として、かなり長期にわたって日本の政治風景を見てきて、ある種のもどかしい違和感をずっと感じている。それを、正確に言い当てたというほどではないが、Robert A. Faheyらによる2019年の論文「日本におけるポピュリズム的態度と政党支持 (Populist Attitudes and Party Preferences in Japan)」を読み、ブログとして紹介したいと思った。 日本におけるポピュリズム研究の重要性 同論文は、日本のポピュリズムに対する理解を深める上で重要な貢献をしたと思えた。この研究は、日本におけるポピュリズムの特徴とその影響を明らかにし、政治家のレトリックと有権者の態度の間にある矛盾を探ることを目的としている。特に、自民党(自由民主党)の支持者とポピュリズム的態度のギャップに焦点を当て、日本の政治における独自のポピュリズム現象を解明しようとしている点は興

          • Twitter上・講義中に多くの差別発言を行った広島大学助教伊藤隆太氏の差別に反対する署名キャンペーン|Moving Beyond Hate

            Moving Beyond Hateでは広島大学助教伊藤隆太氏が自身のtwitter上で深刻な差別発言を行ったことを受け、8月8日、広島大学と当人のその他勤務先大学に対して、当人の解雇と再発防止策の実施を求める署名キャンペーンをはじめました。 ここでは署名の経緯と伊藤氏によるTwitter上と講義中での差別、キャンペーンに賛同してくださった皆様ができることについてまとめます。 1. 伊藤氏の差別発言一覧 レイシズム(人種差別)①2021年7月30日: 「道徳的に劣っている中国人をまともに相手にする必要はない...」 一部の出自に基づく集団を「道徳的に劣っている」とするのは明確なレイシズムです。 ②2020年2月19日 伊藤氏は「統計学」を持ち出し、「中国人がコロナを運んでいるという見方」が「統計学的に真」と発言しました。 中国人とコロナを結びつける差別を「統計学」で正当化しようとします。

              Twitter上・講義中に多くの差別発言を行った広島大学助教伊藤隆太氏の差別に反対する署名キャンペーン|Moving Beyond Hate
            • 習氏が高める中国ナショナリズム、日本人男児死亡で露呈した危険性

              A bus stop where a mother and her son were stabbed is pictured in Suzhou, Jiangsu Province. Photographer: Ichiro Ohara/Yomiuri Shimbun 中国の習近平国家主席は競争相手国などとの緊張が高まる中、政府の求心力を高めるのにナショナリズムの高揚を利用してきた。そうした政治的戦略の危険性は、深圳で日本人の男子児童が刃物で刺されて死亡した事件で露呈した。 日本人男児が死亡、中国外務省が哀悼の意-日中関係悪化の懸念 日本人学校近くで10歳の男児が襲われた事件で、中国当局は容疑者の犯行動機について明らかにしていない。現地警察当局は当初、被害者の国籍に言及していなかった。 中国外務省の林剣報道官は19日に北京で開いた定例記者会見で、男児が死亡したことに哀悼の意を示すとともに、

                習氏が高める中国ナショナリズム、日本人男児死亡で露呈した危険性
              • 文化ナショナリズムに向き合い、乗り越えるために。山本浩貴評「アイヌの美しき手仕事」

                いま、アイヌについて考えるということ──文化的本質主義の視点から 日本民藝館で開催中の「アイヌの美しき手仕事」展の意義について、同館HPでは「柳がアイヌの工芸から受けた『真実なものへの強い感銘』を本展を通して共有することで、民族の多様性を尊重する社会へと繋ぐこと」と説明される。本展に収められた「イラクサ地切伏刺繍衣裳(テタラぺ)」など染織物を中心とするアイヌの人々の手仕事による工芸品は、細部に至る配慮のなされた精妙な品々である。柳がこれらに「真実なものへの強い感銘」、すなわち独特の力強さと造形美を発見したことにも深く共感できる。では、「民族の多様性を尊重する社会へと繋ぐ」という目的についてはどうか。 本展に「アイヌ」とはどのような人々かや、彼・彼女らがたどってきた近代史を伝える資料・文章がほとんどなかったことは残念であった。また、アイヌだけではなく、沖縄、朝鮮、台湾の文化品も飾られていた理

                  文化ナショナリズムに向き合い、乗り越えるために。山本浩貴評「アイヌの美しき手仕事」
                • 「中国人の君は行くな」 記者を守ろうとした男の信条:朝日新聞デジタル

                  トランプ政権が発足した後、私は白人ナショナリズムの取材を始めた。その取材の中で、今でも忘れられない出会いがあった。ここでは、その時の出会いについて動画と一緒に紹介したい。 2017年4月29日。白人…

                    「中国人の君は行くな」 記者を守ろうとした男の信条:朝日新聞デジタル
                  • ロシア帝国、ソ連、ロシア連邦の関係

                    ロシア帝国・ソ連・ロシア連邦の継承関係の複雑さについて、藤森信吉氏がXで拙稿のことに触れてくださった。ここで念頭におかれている拙稿はおそらく『ロシア・ウクライナ戦争と歴史学』(大月書店、2024年)に寄せたもので、私の意図としては、ロシア史研究においては19世紀にはウクライナという国はなかったということを強調する議論があるが、それをいうならロシア帝国・ソ連・ロシア連邦も全部別の国制であり、今日のロシアは19世紀には遡れないということになるが、それで果たしていいのだろうか、という提起をしたかった。 それはそれとして、ロシア帝国とソ連とロシア連邦がどうつながっているのかという問題は、かなり複雑である。以下におおざっぱに整理してみたい。 ①ロシア帝国:ペテルブルグの皇帝権力が、ウクライナや中央アジアも含む広い領域を支配していた。大ロシア人が暮らす地域(要するに今日のロシア。タタール人などについて

                    • ブランコ・ミラノヴィッチ 「三つの裏切り ~プーチン大統領のテレビ演説を読み解く~」(2022年2月22日)

                      ●Branko Milanovic, “Putin’s Century of Betrayal speech”(globalinequality, February 22, 2022) ロシアが「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認した2022年2月21日に、ウラジミール・プーチン大統領はテレビ演説〔英訳版はこちら〕を行ったが、それにしても近年稀に見る異例の政治演説の一つだった。6,000語を超える語数のスピーチが、原稿もなしで55分以上にわたって淀(よど)みなく続けられた。どうやらプロンプターも用意されていなかったようだ。 演説では、プーチンなりの歴史哲学が――ふとしたかたちでというわけではなく、意図的に――露(あらわ)になっている。ロシアの過去100年の足跡についての――筋違いとは言えないまでも――狭隘(きょうあい)な歴史観が露になっているのだ。多くの原因と多くの

                        ブランコ・ミラノヴィッチ 「三つの裏切り ~プーチン大統領のテレビ演説を読み解く~」(2022年2月22日)
                      • 2020年10月24日付の日経新聞記事「SNSで揺らぐ平和意識 戦争容認、簡単に「いいね」」取材協力メモ|衣笠太朗/Lotzun

                        2020年10月24日付の日経新聞記事「SNSで揺らぐ平和意識 戦争容認、簡単に「いいね」」取材協力メモ はじめに2020年10月24日付の日経新聞記事「SNSで揺らぐ平和意識 戦争容認、簡単に「いいね」」にインタビューという形で取材協力しました。そのインタビューの際、記事中で取り上げられているツイートの問題点について簡潔にまとめたメモを作っていたので紹介します。なお、取材日は8月23日でした。 前提となるツイートの要旨とツイッター上での反応は、記事による紹介の通りです。以下、引用。 「「いくらユダヤ人を殺したと言われていても、ヒトラーにも人の心があった」。6月、ユダヤ人の大量虐殺を命じたヒトラーが、実は優しい心を持っていたなどとする文章が、ヒトラーと少女が笑顔で写った写真とともにツイッターに投稿された。「ヒトラーさんへの好感度が上がった」「ユダヤ人迫害には別の黒幕がいたのかな」などと同調

                          2020年10月24日付の日経新聞記事「SNSで揺らぐ平和意識 戦争容認、簡単に「いいね」」取材協力メモ|衣笠太朗/Lotzun
                        • 「ポーランドの選挙結果に旧ドイツ帝国の国境を見ることが出来る」海外の反応 : 暇は無味無臭の劇薬

                          Comment by shruicanewastaken ドイツ帝国の旧国境を現代のポーランド選挙結果に見ることが出来る ※オレンジ色が「市民プラットフォーム党」、青色が「法と正義党」支持です。 reddit.com/r/interestingasfuck/comments/tighdz/the_old_borders_of_the_german_empire_can_still_be/ reddit.com/r/europe/comments/7fwq02/polish_election_results_overlaid_on_a_map_of_the/ reddit.com/r/europe/comments/azrw9f/party_support_in_poland_overlaid_with_the_borders/ Comment by pivvimehu 1727 ポイント

                            「ポーランドの選挙結果に旧ドイツ帝国の国境を見ることが出来る」海外の反応 : 暇は無味無臭の劇薬
                          • マスキュリニティからの解放──ナポレオンからバブル崩壊、ブラック・ライブズ・マターまで。

                            いま、世界的に「男性学」が盛り上がっている。しかしどこか違和感を禁じ得ないのは、社会の中で男性性がどのように醸成されていったのかという根本には触れないからだ。社会学の視点から、ジェンダー論や女性学を研究してきた江原由美子に、男性性が生まれた背景を振り返りながら、従来の男性性から脱却するために必要なことを聞いた。 VOGUE(以下、V) 江原先生はこれまで、ジェンダーという概念をさまざまな視点から考察し、それが社会的、文化的に構築されたものであるという前提に立ち、いかに脱構築が可能なのかを議論されてきました。ジェンダーが社会的に構築されているからこそ、男性と女性にはそれぞれに異なる権利や義務が課されているのであり、異なる言説やふるまいを生み出し続ける、そしてその異なる言説やふるまいこそがジェンダー・イメージを強化するような言説を再生産する、という負の循環を指摘されています。 性別役割分業に象

                              マスキュリニティからの解放──ナポレオンからバブル崩壊、ブラック・ライブズ・マターまで。
                            • アメリカはキリスト教の国? 共和党の政治家や支持者の間に広がる「クリスチャン・ナショナリズム」とは

                              アメリカでは近頃、共和党の政治家たちがクリスチャン・ナショナリズムを理想に掲げ、それを実践しようとする政治家もいる。 クリスチャン・ナショナリズムは、アメリカ人であることとキリスト教徒であることの本質的なつながりを強く主張する。 専門家は、クリスチャン・ナショナリズムという政治イデオロギーはキリスト教徒の価値ともアメリカ人の価値とも矛盾していると指摘する。 「クリスチャン・ナショナリズム」という概念は何百年も前からあるものだが、共和党の政治家がそのイデオロギーを大っぴらに受け入れ、キリスト教がアメリカ人の暮らしや制度においてより大きな役割を果たすべきだと主張する中、近年、改めて注目を集めている。 6月にはコロラド州選出のローレン・ボーバート下院議員が「政教分離にうんざり」「教会が政府を指示すべき」と発言した。7月にはトランプ前大統領がアメリカ人であることとキリスト教徒であることを結びつける

                                アメリカはキリスト教の国? 共和党の政治家や支持者の間に広がる「クリスチャン・ナショナリズム」とは
                              • ロシアの反発は必至でもNATO加盟 メリットや狙いは…知っておきたい基礎知識5選(六辻彰二) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                北欧のスウェーデンとフィンランドは北大西洋条約機構(NATO)に加盟を正式に申請した。スウェーデンは1834年から、フィンランドは1948年から、それぞれ中立国だったが、ウクライナ侵攻でロシアの脅威が高まるなか、大きな方針転換に踏み切ったのである。以下ではスウェーデンとフィランドのNATO加盟にまつわる5つの疑問について考える。 1.なぜスウェーデンとフィンランド? 現状でヨーロッパには中立を国是とする国が、スウェーデンとフィンランドの他、アイルランド、オーストリア、スイスの5カ国ある。これらは国外で戦争に関わらない点で共通している一方、いずれも「武装中立国」で、自衛戦争まで否定している国はない。 ところで、これらのうち、なぜスウェーデンとフィンランドが他の3カ国よりいち早くNATO加盟を申請したのだろうか。 その最大の理由は、ロシアとの距離感にある。スウェーデンはバルト海上で、フィンラン

                                  ロシアの反発は必至でもNATO加盟 メリットや狙いは…知っておきたい基礎知識5選(六辻彰二) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                • 全世界で反転上昇。データで明確な「日本の第三波収束失敗」と、迫る英国変異株による第四波の現実性 « ハーバー・ビジネス・オンライン

                                  日本のコロナ対策で不思議なのは、リモートワーク推奨などはあったが通勤電車などのラッシュ緩和には具体的な施策がほとんど講じられなかったこと。第四波で果たしてどうなってしまうのか。Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg via Getty Images 北半球での「秋の波」=COVID-19季節性パンデミックですが、感謝祭やクリスマス、年末年始によるによる顕著なSpikeと季節性のSurgeがたいへんに大きな合成波を形成し、北米と欧州で猛威を振るいました。本邦をふくむ東部アジア・大洋州は、謎々効果*によって守られていますが、本邦と韓国では秋の波が第三波季節性エピデミックとして東部アジア・大洋州では特異的に猛威を振るう形となりました。 〈*モンゴル、中国、ミャンマー以東の東部アジア、大洋州ではCOVID-19パンデミックによる被害が他の地域、特に米欧に比して

                                    全世界で反転上昇。データで明確な「日本の第三波収束失敗」と、迫る英国変異株による第四波の現実性 « ハーバー・ビジネス・オンライン
                                  • 米欧の研究で分かった、ポピュリスト政党の倒し方

                                    ジョン・オースティン(ミシガン経済センター所長)、ジェフリー・アンダーソン(ジョージタウン大学教授)、ブライアン・ハンソン(シカゴ国際問題評議会バイスプレジデント) <どの国でもポピュリズムの温床はラストベルト(さびついた工業地帯)。この地域で経済が再生し、人々が明るい未来を展望できるようになれば、選挙結果も変わってくる> (本誌「ポピュリズム2.0」特集より) アメリカにジョー・バイデン大統領が誕生して1カ月がたつ。 だが、バイデンが2020年大統領選で薄氷の勝利を挙げたミシガン州やペンシルベニア州、ウィスコンシン州などのラストベルト(さびついた工業地帯)では、今もドナルド・トランプ前大統領が唱えた過去へのノスタルジーとナショナリズム、そして排外主義を支持する声が強く残る。 アメリカだけではない。重厚長大型産業が衰退して、新たなポピュリズムの温床となっている地域はヨーロッパにもたくさんあ

                                      米欧の研究で分かった、ポピュリスト政党の倒し方
                                    • 『怒りの時代 世界を覆い続ける憤怒の近現代史』 - HONZ

                                      本書『怒りの時代││世界を覆う憤怒の近現代史』は、インドの評論家で作家のパンカジ・ミシュラのAge of Anger: A History of the Present を全訳したものである。原書は2017年1月、イギリスのアレン・レーンから刊行された。刊行直後からイギリスやアメリカを中心に話題となり、「ニューヨーク・タイムズ」や「ガーディアン」などの有力紙に書評が掲載され、大きな反響を呼んだ。『怒りの時代』は著者のミシュラの7冊目の著作に当たり、邦訳書としては20世紀初頭のアジアで 活躍した三人の思想家、イスラム活動家のジャマールッディーン・アフガーニー、中国の梁啓超 、英領インドの詩人ラビンドラナート・タゴールの業績と思想を解き明かした『アジア再興ーー帝国主義 に挑んだ志士たち』(園部哲訳、白水社、2014年)に次いで2冊目となる。 21世紀、グローバル化された世界で、人びとは新たに結

                                        『怒りの時代 世界を覆い続ける憤怒の近現代史』 - HONZ
                                      • 徐京植「母語という暴力―尹東柱を手がかりに考える」|manabe kaoru

                                        79年前の今日(1945年2月16日)は、治安維持法違反(朝鮮独立運動)の疑いで逮捕され、福岡刑務所に送られた朝鮮の詩人・尹東柱が獄死した日である。 徐京植さんが、尹東柱「序詩」の翻訳をめぐる論争について論じた「母語という暴力―尹東柱を手がかりに考える」(『植民地主義の暴力─「ことばの檻」から』所収)を全文公開します。 母語という暴力――尹東柱を手がかりに考える 民族詩人 尹東柱は日本でもよく知られた朝鮮語詩人である。韓国では中学校の「国語」で教えられる。 日本の同志社大学に留学中、治安維持法違反のかどで検挙された尹東柱は、朝鮮が日本の植民地支配から解放されるわずか半年前に福岡刑務所で獄死した。生前一冊の詩集も出せなかった彼はまったく無名の詩人であったが、解放後、友人などが保管していた詩稿が韓国で少しずつ公表され、一九四八年一月、詩集『空と風と星と詩』がソウルで刊行されて以後、広く愛読され

                                          徐京植「母語という暴力―尹東柱を手がかりに考える」|manabe kaoru
                                        • 【素面のダブリン市民】第3回 ブルームの日(北村紗衣)|書肆侃侃房 web侃づめ

                                          先日、6月16日は「ブルームの日」(Bloomsday、ブルームズデイ)でした。ブルームの日というのはジェイムズ・ジョイスが1922年に刊行した小説『ユリシーズ』の主人公であるレオポルド・ブルームからとっています。ジェイムズ・ジョイスは1882年にダブリンで生まれたアイルランドの作家で、詩・戯曲・小説など幅広い分野の著作を残しましたが、小説が最も有名で、20世紀文学において高く評価されている小説家のひとりです。代表作である『ユリシーズ』は1904年6月16日のダブリンを描いた作品です。1904年6月16日というのは、実は著者のジョイスが後に妻となるノラ・バーナクルと初めて本格的なデートをした日でもあり、その日を舞台に小説が展開する…というわけです。 毎年、6月16日は『ユリシーズ』のみならずジョイスの作品や業績についての記念日として世界中で祝われています。2024年6月16日は120周年と

                                            【素面のダブリン市民】第3回 ブルームの日(北村紗衣)|書肆侃侃房 web侃づめ
                                          • ガザを想う 帝国の智慧と欧米のダブルスタンダード - 集英社新書プラス

                                            内田樹先生、山本直輝先生との共著『一神教と帝国』を上梓した中田考先生。イスラエル・ハマス紛争をめぐる問題の淵源について、イスラームの観点から深くとらえる論考を寄稿いただきました。 奥行きのあるトルコのイスラエル批判 ガザは旧約聖書にも名前が登場する旧(ふる)い町です。「ヨシュア記」によると預言者ヨシュアがガザの地を奪っていますし、「列王記上」にはソロモン王がガザの地を治めたと記されています。 7世紀にはアラビア半島にイスラーム勢力が勃興すると第二代正統カリフ・ウマルの時代にシリアはイスラーム帝国に組み込まれ、それ以来、ガザのアラブ化、イスラーム化が進みます。そして16世紀にオスマン帝国がマムルーク朝を滅ぼし、シリア、エジプトを支配下に置きスンナ派イスラーム世界の盟主となるとガザも他のパレスチナの地と同じくオスマン帝国の支配下となりました(1516―1917年)。 オスマン帝国の崩壊後、パレ

                                              ガザを想う 帝国の智慧と欧米のダブルスタンダード - 集英社新書プラス
                                            • 鎌田、堂安に続き、三笘も森保ジャパン「辞退」。久保建英は参加も、アジア杯に呼び戻すべきか?(小宮良之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                              <森保ジャパンは、久保、三笘など欧州組の主力を招集し続けるべきか?> https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/9ff22cb9ab4b3fc486c8423480d09f3c5fed87c3 10月の代表戦に向け、一本の記事を書いた。 こうした是非を問う原稿が、賛否で別れるのは健全なことだろう。絶対的な正解はない。一石を投じた、という点で意味はあった。 「コンディション不良」 森保一監督は、その理由で鎌田大地(ラツィオ)、堂安律(フライブルク)の二人をメンバー外にしたことを明かしたが、実質は「辞退」に近いだろう。なぜなら、二人とも直近の試合には出場。帰国できないほどコンディション不良ではないことは明白だ。 三笘薫(ブライトン)も「体調不良で日本代表不参加」と報じられている。彼も直近のリバプール戦に先発フル出場。クラブと代表での活動を天秤にかけ、「辞

                                                鎌田、堂安に続き、三笘も森保ジャパン「辞退」。久保建英は参加も、アジア杯に呼び戻すべきか?(小宮良之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                              • ロシアから優秀なIT技術者が我先にと脱出中

                                                国連の統計によると、2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻を受けてウクライナから国外に避難している人の数は、4月1日の時点で413万人にのぼるとのこと。一方ロシアからも、ウクライナ侵攻に対する経済制裁や国内での言論統制を避けるため、膨大な数のIT技術者が流出していると報じられています。 As Russia sees tech brain drain, other nations hope to gain | AP News https://apnews.com/article/russia-ukraine-putin-immigration-kazakhstan-technology-c041eb0b7472668087bb94207de2f71d AP通信は4月1日に、「ある推計によれば、ロシアがウクライナ侵攻して以来、コンピューター専門家が最大7万人ロシアから国外に流出して

                                                  ロシアから優秀なIT技術者が我先にと脱出中
                                                • ヨーロッパはSWIFT規制に踏み切り、マクロン仏大統領は長期化を予測

                                                  戦争の長期化を展望した、ということの意味は、要するに、支援する西側の国々が、 戦争に直接介入するのではなく、ベトナム戦争のときのようなゲリラ戦を見据えて、物資や輸送網の支援をするということになる。 そして、それはそのような覚悟をもって、ロシアと対峙するウクライナ国民が存在する、ということが前提となる。 ウクライナ問題全く初心者なんだけど、長期化を見据えたという話を聞いて、プーチンがウクライナ大統領をネオナチ呼ばわりしていることにちょっとピンときた。 要するに、ロシアは10数年かけて、内部に傀儡やスパイ、親ロシア派をじっくりと育ててきていて、他方、ウクライナ側はそうしたロシア側の動きに対して殺虫剤を巻くような塩対応をしてきた、ということなのかね? そして、プーチンが侵攻した場合の西側からの反発、経済被害想定もしたうえで、そろそろウクライナ側の内部クーデタもいけるんじゃね?と踏んで、侵攻に踏み

                                                    ヨーロッパはSWIFT規制に踏み切り、マクロン仏大統領は長期化を予測
                                                  • 【全文公開】『ULTRAS』「ウクライナ 民主革命を支えた極右勢力のこれから」 素朴な正義感と愛国心の行方。ゼレンスキー時代のウルトラス|カンゼン|note

                                                    極端な内容・真偽不明の情報でないかご注意ください。ひとつの情報だけで判断せずに、さまざまな媒体のさまざまな情報とあわせて総合的に判断することをおすすめします。 また、この危機に直面した人々をサポートするために、支援団体へのリンクを以下に設置します。 ※非常時のため、すべての関連記事に注意書きを一時的に表示しています。 これぞまさに「予言の書」。プーチン、ウクライナ侵攻、そしてオリガルヒを理解するための決定版、『億万長者サッカークラブ』と『ULTRAS』を期間限定で無料公開!書影はAmazonへリンクします『ULTRAS 世界最凶のゴール裏ジャーニー』 著者 ジェームス・モンタギュー 訳者 田邊雅之 判型 46 定価 2750円 税込 ISBN 9784862556110 出版社 カンゼン 発売日 2021年11月18日 第8章 ウクライナ 民主革命を支えた極右勢力のこれから5:「素朴な正義

                                                      【全文公開】『ULTRAS』「ウクライナ 民主革命を支えた極右勢力のこれから」 素朴な正義感と愛国心の行方。ゼレンスキー時代のウルトラス|カンゼン|note
                                                    • 安倍元首相暗殺、まさに青天の霹靂

                                                      安倍晋三元首相の暗殺は、平和主義を掲げ銃の暴力がまれな日本という国に衝撃を与えた/The Asahi Shimbun/Getty Images (CNN) 安倍晋三元首相(67)が8日、選挙演説中に暗殺されたというニュースはまさに青天の霹靂(へきれき)だった。世界の人々にとって衝撃的だったとすれば、日本にとっては破壊的だったと言ってよい。同国では銃による暴力というものが基本的に存在しない。安倍氏殺害の恐ろしさはいつ起きたとしても変わらなかっただろうが、世界が危機のただ中にあり不安定化している、とりわけ民主主義が攻撃にさらされているとの感覚は現状で一段と増している。 事件からまだ間がなく、暗殺者の動機は分からない。しかし今世紀に入ってからの日本で最も有名な政治家であり、歴代最長の首相も務めた人物が暴力によって死亡した同じ時期、米国では政治的暴力を含む暴力事件が急増。さらに民主主義国として未成

                                                        安倍元首相暗殺、まさに青天の霹靂
                                                      • トランプが勝ちそう

                                                        2024年11月1日 田中 宇 11月5日の米大統領選挙は、民主党側(の背後にいる米諜報界の覇権維持派)が徹底的な選挙不正をやらない限りトランプが勝つ。マスコミの接戦報道のウソと裏腹に、ハリスは人気が落ちている。米国では、リベ全系のマスコミでさえハリス批判の記事を出し始めている。 (Economic concerns are top of voters' minds, but Kamala Harris is choosing a different path for her closing argument) (米大統領選、裏の仕掛け) 全力で動くべき選挙戦の終盤なのに、ハリスは先週2回も休みをとった。もう勝てないとわかっているかのようだ。もしくは、徹底的な選挙不正による「ニセの勝利」が確定しているのか。 (Kamala spends second straight campaign-f

                                                        • マイケル・リンド『新しい階級闘争』@『労働新聞』書評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                                          近頃世界的に無責任な言説をまき散らすポピュリストが蔓延して困ったものだ、・・・と感じている人は多いだろう。しかし、これは階級闘争なのだ。知的エリート階級に経済的のみならず知的にも抑圧されているノンエリート労働者階級の「反乱」なのだ。 「階級闘争」という言葉は時代錯誤に見えるかも知れない。かつて産業革命時代に資本家階級と労働者階級の間で闘われた熾烈な階級闘争は、20世紀中葉に労働組合による団体交渉と福祉国家を基軸とする階級平和に移行し、マルクスの教えを古くさいものとした。だが20世紀の末期、再び階級闘争の幕が切って落とされた。先制攻撃を加えたのは経営管理者と専門職からなる知的上流階級だ。経済停滞の元凶として労働組合と福祉国家が叩かれたことはよく知られている。しかし、ネオ・リベラリズムによる経済攻勢と手に手を取って粗野な労働者階級文化を攻撃したのは、左派や進歩主義者たちによる反ナショナリズムと

                                                            マイケル・リンド『新しい階級闘争』@『労働新聞』書評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                                                          • 「プーチンの戦争」のユニークさ

                                                            2022年2月に発生したロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、国際関係論、あるいはグローバリゼーション論の観点から、非常に多くのユニークな要素を持っている。現在までのところ情勢は不安定であるだけでなく、侵攻したことそのものだけでなく、様々な点で専門家の予想を裏切る事態が起きていて、起きていることを意味づけたり、今後を予測したりするのは容易ではない。しかしながら、そうした「予想外」も含めて、現段階で言えること、考えられることを残しておいて、状況の変化を見極めることも重要だろう。というわけでこのエントリでは、ここまでの流れで見えてきている、今回の出来事のユニークな点を挙げておきたい。 (1)はじまりも終わりも不合理な戦争 まず国際関係論の専門家を困惑させ続けているのは、今回の軍事侵攻がどう見ても不合理である点だ。ロシアの思惑は、どうやら電撃作戦によってキーウ(キエフ)を陥落させ、ウクライナに傀

                                                              「プーチンの戦争」のユニークさ
                                                            • 日付のあるノート、もしくは日記のようなもの(6) 頭のなかの闇(その2)──3月16日から4月19日|田中功起

                                                              日付のあるノート、もしくは日記のようなもの(6) 頭のなかの闇(その2)──3月16日から4月19日|田中功起 2018年の夏、ぼくはホノルルの高層マンションで生活をしている。 文化交流使という文化庁の事業があるんだけれども、ぼくはそれに選ばれた。文化交流使事業には日本文化を海外発信するという目的がある。例えば伝統文化についての実演やポップカルチャーについての紹介などが主なので、幅広く、いわゆる芸能人も選ばれたりする。ところでぼくの場合、発信すべき日本文化の「何か」を持ち合わせていない。ずいぶん前から話をもらっていたけど、最終的にぼくから提案したのは日系移民史についての調査をするということだった。ハワイからはじまり、アメリカ西海岸、そして最後にはブラジルに行くという日系移民が辿った道程をなぞる調査計画を立てた。 ぼくが移民史のなかでも特に興味があったのは、太平洋戦争下での日系人強制収容につ

                                                                日付のあるノート、もしくは日記のようなもの(6) 頭のなかの闇(その2)──3月16日から4月19日|田中功起
                                                              • SFと植民地 あるいはシンガポールで見る『カジノ・ロワイヤル』(自作宣伝です) - もう本でも読むしかない

                                                                私事で恐縮ですが…… SFのテーマとしての植民地 シンガポールで見る007の衝撃 創作紹介 関連ブックガイド こちらの記事もどうぞ。 私事で恐縮ですが…… Winsland House II 今回は私事と雑談なんですが、実は一昨年あたりからブログのほかに趣味でSF小説を書いておりまして、WEBメディアのコンテストに応募したりしています。 昨年はバゴプラ/Kaguya Planet主催の「第3回かぐやSFコンテスト(特集・未来のスポーツ)」 にて選外佳作に選んでいただいたりもし、細々と楽しく活動しております。 Kaguya Planetについてはこちらの記事をどうぞ。作品へのリンクもあります。 pikabia.hatenablog.com この1月には同じくKaguya Planetの「気候危機」特集に合わせて行われた公募に向けて短編を書きました。そちらも現在カクヨムで公開しております。(追

                                                                  SFと植民地 あるいはシンガポールで見る『カジノ・ロワイヤル』(自作宣伝です) - もう本でも読むしかない
                                                                • 反出生主義者は日本スゴイ論というルサンチマンで満足できる愛国者を見習おう - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

                                                                  街歩きして船橋の残酷さを味わった話、まあまあ共感してくれたか。 gyakutorajiro.comよかったよかった。 反出生主義と絡めたコメントもあった。 街づくりとは暴力性を含む行為であり「金が無いやつは来るな」という強欲さによってデザインされた街は排除建築にあふれ公共空間は排他的経済地域に変貌する - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸 [社会] 出生とは暴力性を含む行為であり、「金も金を稼ぐ能力もないやつは生まれてくるな」という排他性をそもそも含んでいる。この世は地獄だ。人類は滅んでもよい。 2023/01/30 21:14 b.hatena.ne.jp 心理学者ブレネー・ブラウンがいう「自分はありのままで愛される価値がある、と信じている」自尊心、があれば、反出生思想は想像にも上がらないかもしれない。 沖縄から貧困がなくならない、本当の、本当の理由(樋口耕太郎)|ポリタス 『沖縄県知事選2

                                                                    反出生主義者は日本スゴイ論というルサンチマンで満足できる愛国者を見習おう - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
                                                                  • 1987年生まれから見た「若い世代」の論客たちについて - あままこのブログ

                                                                    91年生まれ大反省会をしたい。わたしは91年生まれで今年30になる。若者と括られてきたけど、明らかに今の世代と全く育ってきた景色が違うことを感じる。政治家と言えば小泉首相、まだ日本は経済的にすごいと習ったし、嫌韓本が本屋に並び、ネットは2chにニコニコ、メディアは「オネエ」を笑っていた。— 永井玲衣 (@nagainagainagai) 2021年7月5日 当時K-POPを色んな人が恐れていたのを覚えている。学問といえば受験勉強、フェミニズムはヒステリー、社会運動は危険、資本主義は疑えないもの。数え切れないイメージが潜在的に内面化されているはず。ここをしっかり毒出しして反省しないと、これからの世代を抑圧してしまう。ここが分水嶺だと思う。— 永井玲衣 (@nagainagainagai) 2021年7月5日 僕は、これらのツイートに、「たしかにそうだなー」と思ってたんですが、どうやらはてな人

                                                                      1987年生まれから見た「若い世代」の論客たちについて - あままこのブログ
                                                                    • キリル文字筆記体を制せよ:筆記体で読み書きできるとテュル活も捗る【新学期特集】|テュルク友の会

                                                                      イセンメセズ!(タタール語で"こんにちは") ところで現代タタール語は、全39字からなるキリル文字を導入しています。上述のあいさつは《Исәнмесез》と綴られます。 タタールスタンの映画監督イルダル・ヤガファロフ氏による映画「イセンメセズーー生きているか」のポスター。映画はタタール文化やタタール性にも踏み込み、これらが「生きているか」問うものでもあったことから、昨年タタール世界では大きく話題になった。 それはともかく、映画タイトルにもなっている「Исәнмесез?」を斜字体で綴った例。 ちょっと前のめりになってしまいました。タタ村(@tatamullina)です。 今回はキリル文字の話ーーとくに、キリル文字で綴る言語を学び始めた人がつまずきやすい「キリル文字筆記体」を取り上げたいと思います。 なぜあえて「筆記体」かといえば、筆記体はブロック体を書く2〜3倍のスピードで書字できるので、

                                                                        キリル文字筆記体を制せよ:筆記体で読み書きできるとテュル活も捗る【新学期特集】|テュルク友の会
                                                                      • 保守としてのリベラル(解放)とは何か~弱者男性問題から考える共同体~ - メロンダウト

                                                                        突然だが人格には四面性がある。集団的、公共的、個人的、私人的の4つである。これら4つの側面、その均衡によって人格は成り立つと、西部邁氏は書き残している。 集団的かつ公共的な側面において人はペルソナ(仮面)を被る必要があり、その一方で私的で個人的な欲望を持ち合わせてもいる。その均衡を持ってして社会的人格は成立する。昨今のネット論壇などを見ているに「社会的人格」などと書くとそれだけでマサカリが飛んできそうではあるけれど、昨今話題の弱者男性論もこの社会的人格が崩れていることに端を発しているのではないだろうか。そのように思えてきたのだ。 僕達の社会から共同体が失われて久しいが、それと同時に集団への帰属意識も失われた。さらにグローバリズムにより国家への帰属意識も失われた。概念としての共同体や国家が消えた世界では集団的かつ公共的なレベルでの人格を形成することは難しくなった。集団性と公共性が喪失した結果

                                                                          保守としてのリベラル(解放)とは何か~弱者男性問題から考える共同体~ - メロンダウト
                                                                        • 相次ぐ医療従事者への「英雄化」と「いじめ」。両者に共通する近代国民国家がもつ宿痾 « ハーバー・ビジネス・オンライン

                                                                          新型コロナウイルスに対して、最前線で働いている医療従事者に、市民が敬意と感謝を示す運動が国内外で広がっている。ある特定の時間に、市民が窓辺やバルコニーから一斉に拍手を送る「Clap for our cares」は、イギリス発のキャンペーンで世界的に広がり、日本でもいくつかの市役所などで行われている。 東京タワーや大阪の通天閣などでは、医療従事者への感謝のため、青色にライトアップをするという催しを行っている。また神奈川県では、「がんばれ!!コロナファイターズ」というスローガンが記されたステッカーを作成した。FIFAは、医療従事者を真のヒーローだとして、応援する動画を投稿。日本のスポーツ界にも同様の動きが広がった。 こうした感謝を示す動きが拡大する一方で、それに対する批判的な声も、医療従事者の中から起こっている。医療関係者やインフラ関係者をヒーローとしてイラストを描くことによって、エールを送る

                                                                            相次ぐ医療従事者への「英雄化」と「いじめ」。両者に共通する近代国民国家がもつ宿痾 « ハーバー・ビジネス・オンライン
                                                                          • まちがいなく暴力だった|加藤文宏

                                                                            加藤文宏 安倍晋三氏が暗殺された。 事件から一夜明け、国内だけでなく諸外国の報道が出揃うと見出しや記事に内外のちがいがあらわれた。海外メディアには事件を「assasination / assassinated」暗殺/暗殺されたと表現するものがあるが、日本のメディアは「銃撃」で一貫している。 暗殺とちがい銃撃は手段のみを表す言葉だから使用されているのかもしれないし、凶行がもたらした結果を明確にしたくないのかもしれない。いずれにしても「暗殺」と定義すると乱暴さの際立つ発言が、我が国のメディアのそこここに登場している。 毎日新聞は、事実関係が判明しないなか憶測をもとにした論評を青木理氏に語らせている。 「ナショナリズムの旗振った安倍氏を、元自衛官がなぜ」 青木理さん 安倍晋三元首相が銃撃され亡くなった事件をどう受け止めるか。識者らに聞いた。 ジャーナリストの青木理さんの話 戦後最長の政権を成し遂

                                                                              まちがいなく暴力だった|加藤文宏
                                                                            • 「石丸新党」とアテンションエコノミー、ポピュリズム、民主主義の破壊|Masanobu Usami

                                                                              石丸伸二氏はパワハラ・モラハラ気質が露わなのだが、それが二項対立の構図を作って注目と支持を集めることにむしろ有効なことになってしまっているのは根深い問題であると思う。そのことを含めアテンションエコノミー、ポピュリズム、民主主義の破壊という問題系で深刻に捉えるべきなのだと思う。 それはそれとして、石丸伸二は暇空を刑事告訴すべきだと思うのだが、一向にやっている気配がない。むしろ、高橋弘樹(ReHacQ)含め、暇空が騒ぐのをアテンションに利用しようとする姿勢が都知事選前から鮮明だし、暇空的なもの自体は否定するつもりがないどころか共通項が多い。 要は石丸伸二の手法はまんべんなく支持を得ようというものではないし、コアな支持層を固めて広げていくというものですらない。「敵」「悪」を立てて二項対立の構図を作って煽る。だから強いアンチの存在はむしろ歓迎。自身の理念、政策などは空虚で構わない。 「~でない」が

                                                                                「石丸新党」とアテンションエコノミー、ポピュリズム、民主主義の破壊|Masanobu Usami
                                                                              • ロシアを反面教師に─ロシア・ウクライナ戦争から得られる教訓 | ロシア文学研究者の沼野恭子氏が寄稿

                                                                                「ウクライナとの戦争に反対」と書かれたプラカードを掲げるモスクワの市民。開戦当初は、ロシア国内で戦争反対の声をあげる人々もいたが、プーチン政権によって弾圧された。2022年2月24日、モスクワ Photo: Konstantin Zavrazhin / Getty Images ウクライナにロシアが全面侵攻を開始してから1年になる。日本の読者にとって重要な記事を海外メディアから厳選しお届けしているクーリエ・ジャポンでは、現地の被害状況から世界各国の動き、経済への影響、知識人による大局的な考察に至るまで、この戦争に関するさまざまな情報を掲載してきた。 残念ながら、戦争がすぐに終結する兆しはいまだ見えず、国際政治・国際経済への影響などもさらに長期化するだろう。クーリエ・ジャポンでも、引き続きこの戦争に関連した世界の動きをお伝えしていくことは言うまでもない。 戦争に関する情報を得ることは重要だ。

                                                                                  ロシアを反面教師に─ロシア・ウクライナ戦争から得られる教訓 | ロシア文学研究者の沼野恭子氏が寄稿
                                                                                • 読書メモ - やしお

                                                                                  徳成旨亮『CFO思考』 人を元気にさせるような内容だった。単に「CFOの役目」の話に留まらず、グローバルな視点で日本や日本企業がどう見えるのかを含めて語る点が本書を面白くしている。それは著者が三菱UFJやニコンのCFOとして、海外の投資家・機関と相対する中で意識せざるを得なかったという。例えば日本の「事業の多角化や転換で会社を永続させる」スタイルは、米国の「会社はタイムリーに清算して社員を労働市場にリリースすべき」方針とは異なるが、社会の安定には資する。そうした特質を「グローバルな常識と違う」と否定せず、両立を考える。 CFOの役目は、「どこまでリスクをとり得るか」の範囲を正確に理解して、リスクの取り過ぎを戒める金庫番としての役目と、リスクの取らな過ぎを監視する役目の双方が必要だという。前者の「金庫番」の役目は従来からよく認識されていたが、後者の経営層へ投資を後押しする役目は軽視(ないしそ

                                                                                    読書メモ - やしお