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ナショナリズムの検索結果201 - 240 件 / 1706件

  • 全文公開第二弾! ユヴァル・ノア・ハラリ氏(『サピエンス全史』ほか)が予見する「新型コロナウイルス後の世界」とは? FINANCIAL TIMES紙記事、全文翻訳を公開。|Web河出

    ユヴァル・ノア・ハラリ 単行本 - 人文書 全文公開第二弾! ユヴァル・ノア・ハラリ氏(『サピエンス全史』ほか)が予見する「新型コロナウイルス後の世界」とは? FINANCIAL TIMES紙記事、全文翻訳を公開。 ユヴァル・ノア・ハラリ 2020.04.07 世界的歴史学者・哲学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏は、2020年3月20日付のイギリス経済有力紙FINANCIAL TIMESに「新型コロナウイルス後の世界―この嵐もやがて去る。だが、今行なう選択が、長年に及ぶ変化を私たちの生活にもたらしうる(原題:the world after coronavirus ― This storm will pass. But the choices we make now could change our lives for years to come)」と題した記事を寄稿しました。 当社では、3月2

      全文公開第二弾! ユヴァル・ノア・ハラリ氏(『サピエンス全史』ほか)が予見する「新型コロナウイルス後の世界」とは? FINANCIAL TIMES紙記事、全文翻訳を公開。|Web河出
    • ノエル・ジョンソン&マーク・コヤマ「近代国家と経済成長にはどんな関係があるのか:国家行使能力(State Capacity)に関する経済史研究のサーヴェイ」(2017年4月1日)

      近年の政治経済学と開発経済学における研究は揃って、経済成長を実現させた国とさせられなかった国を分かつ要因を説明する上で、「国家行使能力」(state capacity)の重要性を強調している。 アブストラクト 「国家行使能力」(State capacity)は、開発経済学や政治経済学で最も議論される概念の1つとなってきている。このサーヴェイでは、近代国家が行使能力を獲得するプロセスについて、経済史研究が重要な洞察を提供していると論じる。ヨーロッパとアジアの様々な国における国家建設のプロセスを検討することで、国家行使能力と経済成長の関係を「解きほぐす」(decompress)ことができる。本稿での分析は、国家建設プロセスが多様な性質を持っていることを強調する。また本稿では、国家行使能力と経済成長を関係づけるメカニズムの解明にとって手助けとなる近年の研究に焦点を当てる。 [1] … Conti

        ノエル・ジョンソン&マーク・コヤマ「近代国家と経済成長にはどんな関係があるのか:国家行使能力(State Capacity)に関する経済史研究のサーヴェイ」(2017年4月1日)
      • 勝ち組の驕りがもたらすもの|Taejun

        メリトクラシーとは、身分や人種などではなく、本人の能力によってその人の社会的地位が決まるべきという考え方だ。たいていの先進国では、この考えが社会のあり方についての基本思想になっている。 「能力がある人にこそ重要な役割を担ってもらう、なんて当たり前じゃないか」という人も多いだろう。確かに、社会全体のパフォーマンスを最適化するためには、すべての人が身分社会の軛から外れて、能力を最大限に発揮できるポジションにつくのが望ましい。名家生まれの無能な人が首相や大統領になるのは国民にとっては悲劇である。 ただ、このメリトクラシー×資本主義には二つ落とし穴があって、それが世界中の先進国における排外主義、差別主義、ポピュリズムを巻き起こす要因になっていると僕は思っている。 第一に、現代の資本主義社会では、経営トップや創業社長などの「能力がある人」に極端に富が集中していること。この人たちが、普通に汗水をたらし

          勝ち組の驕りがもたらすもの|Taejun
        • 掃除で、美しい日本人の心を育てる?/『掃除で心は磨けるのか』著者、杉原里美氏インタビュー - SYNODOS

          ――本書はさまざまな場面で進む「教育の道徳化」の例を数多く取り上げています。一連の取材をはじめようと思ったきっかけを教えていただけますか。 私が社会部の教育担当になった後、下の子が公立小学校に入学しました。子ども自身が生活態度の目標を定めて自己評価するような活動があったり、「あいさつ運動」が驚くほど盛んだったりと、10歳以上離れた上の子のときと比べて、明らかに学校が変化していると感じたんです。 それはちょうど第二次安倍政権の下で、教育再生実行会議が道徳の教科化を打ち出すなど、教育政策が大きく動いていた頃です。こうした国の教育政策の方向性と、子どもの内面に介入するような活動や、親に宿題の丸付けをさせたりするような「家庭教育の強化」が進行している学校現場が連動しているのではないか、と思ったことがきっかけです。 取材成果は2017年に、「『教育再生』をたどって」と題した夕刊の連載10回にまとめま

            掃除で、美しい日本人の心を育てる?/『掃除で心は磨けるのか』著者、杉原里美氏インタビュー - SYNODOS
          • 薄い本を読むパート3 - Close To The Wall

            薄い本を読むパート2 - Close To The Wall 一年おきにやってる気がするこれ、三回目。今回は厳密ではなく本文200ページ前後、とややゆるめに選んだ20冊。冊数も記事も分量が増えて行っている。 フリオ・ホセ・オルドバス『天使のいる廃墟』 ミルチャ・エリアーデ『令嬢クリスティナ』 フランツ・カフカ『変身』 アントニオ・タブッキ『島とクジラと女をめぐる断片』 イタロ・カルヴィーノ『ある投票立会人の一日』 スティーヴン・ミルハウザー『魔法の夜』 パーヴェル・ペッペルシテイン『地獄の裏切り者』 イマヌエル・カント『永遠の平和のために』 閻連科『年月日』 宮内悠介『黄色い夜』 ヴァージニア・ウルフ『フラッシュ』 ティモシー・スナイダー『暴政』 フリオ・リャマサーレス『黄色い雨』 ウンベルト・エーコ『永遠のファシズム』 アレホ・カルペンティエール『時との戦い』 中井英夫『幻想博物館』 ジ

              薄い本を読むパート3 - Close To The Wall
            • 日本人こそ見るべき映画『オッペンハイマー』に見る「21世紀の名作の条件」|倉本圭造

              海外では既に配信やブルーレイディスクが販売されてる今になってついに日本公開された映画『オッペンハイマー』を見てきました。 すごい作品だった!というかめっちゃ考えさせられる映画で。名作と言っていいと思います。 ちょっと「アメリカ人にしかわからないだろう部分」も結構あった映画ではありましたけどね。多分日本人が「関ヶ原の戦い」とか「幕末歴史劇」を見ていて、「今作は石田三成を誰が演じるのかな?」とか「なるほど今作では一部の幕臣側の影の働きかけの影響に光を当てる展開なんですね」とかいう感じで元々詳しく知った上で見るような感じで、説明なしにいろんなキャラクターがたくさん出てくるので。 原爆開発現場のパーティ会場で謎に太鼓を叩いてる変なヤツがいて何の説明もなかったのが、あれは有名な物理学者のリチャード・ファインマンだよなとかいう感じで、詳しい人はニヤリとさせられるみたいなシーンはたくさんある映画だとは思

                日本人こそ見るべき映画『オッペンハイマー』に見る「21世紀の名作の条件」|倉本圭造
              • 稲垣吾郎MC のNHK番組が日本の五輪ナショナリズムやヘイト、排外主義を批判! 稲垣は「ネット右翼」にも言及 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ

                稲垣吾郎MC のNHK番組が日本の五輪ナショナリズムやヘイト、排外主義を批判! 稲垣は「ネット右翼」にも言及 オリンピック推しを前面に出した『NHK紅白歌合戦』に続き、年が明けてメディアではいよいよオリンピック盛り上げムードが一層高まるなか、そうした雰囲気に一石を投じるような異色の番組が放送された。 NHK Eテレで元旦に放送された番組『100分deナショナリズム』だ。人気番組『100分de名著』のスペシャル番組で、稲垣吾郎と安部みちこアナウンサーがMCを務め、社会学者の大澤真幸氏、作家の島田雅彦氏、政治学者の中島岳志氏、漫画家のヤマザキマリ氏をスタジオに迎え、名著から「ナショナリズム」の本質を探るという内容だった。 ナショナリズムについて特集するということ自体は、ほかのテレビ番組でも珍しくはない。ただ多くの場合、アメリカにおけるトランプ大統領の登場や、ヨーロッパにおける極右勢力の台頭など

                  稲垣吾郎MC のNHK番組が日本の五輪ナショナリズムやヘイト、排外主義を批判! 稲垣は「ネット右翼」にも言及 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ
                • ジョセフ・ヒース「移民についてのカナダ特殊論」(2017年7月1日)

                  Canadian exceptionalism Posted by Joseph Heath on July 1, 2017 | Canada, immigration, multiculturalism 先日のことになりますが、イギリスの選挙ではジェレミー・コービンが躍進し、フランスではマクロンが現象を巻き起こすことになりました。この両出来事を受けて、右派ポピュリズムの熱狂は崩壊し始めている、といった楽観論が見られます。こういった楽観論が現れたのは、ドナルド・トランプ、彼の存在がある程度は理由になっているでしょう。トランプの選挙とそれに引き続いた彼の言動は、醜悪なアメリカ人の完全な自己標本のようなものになっていました。このトランプの一連の言動は、他国の有権者に「トランプに権力を与えた熱狂を我々は克服しているのだ」と思わせ、これらの国におけるポピュリズムの趨勢に相当のダメージを与えたことは

                    ジョセフ・ヒース「移民についてのカナダ特殊論」(2017年7月1日)
                  • 中国で先鋭化 ネット愛国主義

                    中国で個人の SNS(交流サイト)を発信源にしたナショナリズムが先鋭化している。日本経済新聞の分析では、 SNS上での愛国的な個人インフルエンサーの発信力は、官製メディアの14倍超に達している。自発的に過激な投稿を繰り返す「義勇兵」らによる市民発の「炎上」が多発し、政府の統制が利かないリスクが高まっている。 ネット愛国者が「キレた」 抗議デモとペロシ訪台中国の習近平(シー・ジンピン)指導部による新型コロナウイルスを抑え込む「ゼロコロナ」政策に対する11月の抗議活動は、中国共産党による統治に公然と異を唱えて世界的に注目された。 デモ参加者の中には習氏の退陣を求める人もおり、経済と生活に打撃を与えた長期間の厳格な新型コロナ対策への不満を示した。 しかし、中国のSNSで活動する著名評論家の中には、まったく異なる見方をする人もいた。愛国主義的なインフルエンサーは、「外国勢力」がこの怒りをあおってい

                      中国で先鋭化 ネット愛国主義
                    • じつは、東日本と西日本は大きく違っていた…民俗学が明らかにした「社会構造」(宇野 重規,若林 恵,畑中 章宏)

                      2月20日に、ジュンク堂書店池袋本店で『『忘れられた日本人』をひらく――宮本常一と「世間」のデモクラシー』(黒鳥社刊)発売記念トークイベントが行われた。 参加者はこの新刊で対談している民俗学者の畑中章宏氏とコンテンツディレクターの若林恵氏、加えて若林を聞き手として昨年秋に刊行された『実験の民主主義――トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』(中公新書)の政治哲学者・宇野重規氏。 6月3日からは、畑中氏を指南役に起用したNHK Eテレの人気番組「100分de名著」で宮本常一『忘れられた日本人』が放送されているが、その予習としても楽しみたい、「民主主義」と「民俗学」と「世間」とをめぐる鼎談を4回に分けてお届けする。 民俗学と政治思想史 若林 『『忘れられた日本人』をひらく』では宇野先生に帯の文言をいただいたんですよね。 宇野 「宮本常一は民主主義の理論家だ!」って、すごいこと言ってますね

                        じつは、東日本と西日本は大きく違っていた…民俗学が明らかにした「社会構造」(宇野 重規,若林 恵,畑中 章宏)
                      • 最低賃金とヴァカンスで感じるヨーロッパ | 東京とパリ、日本とフランス、ときどきイタリア

                        太陽に飢えたフランス人の夏のバカンスの行き先は、何も太陽の理由のみから南欧が選ばれるわけではない。 クロアチアやポルトガルなど、フランス人が大挙して押し寄せるバカンスの行き先があるが、それは、極めて経済状態に関連している。 カツカツのフランス人がそれでも何とか太陽と共にヴァカンスを楽しめる、安く上がる行き先が、クロアチアやポルトガルなのである。 まず、前提として、フランスも給料が悪く、消費税などの重税がのしかかるから、決して裕福な国ではない。 また、社会格差はいよいよ激しく、貧困国と言っても過言ではない。 フランスでは2015年統計の、手取りの月収の平均が、会社幹部4141€、教師や宗教家や現場監督など中間層が2271€、勤め人1637€、職工1717€である。 そして、全フランス人の手取りの年収の平均がだいたい250万ぐらいである。 こんなので、消費税が通常20%、軽減税率でレストラン1

                          最低賃金とヴァカンスで感じるヨーロッパ | 東京とパリ、日本とフランス、ときどきイタリア
                        • 「他者の不合理性」を語ることの無意味さ〜櫻井義秀氏の論考に寄せて〜|ダッヂ丼平

                          はじめに『月刊住職』という雑誌がある。「宗派を超えた寺院住職実務情報誌」という、いわば仏の道のプロ向けの月刊誌である。仏教界の話題に限定せず、ひろく宗教に関係した記事も掲載するこの雑誌に、北海道大学大学院の櫻井義秀教授は「現代日本の宗教最前線」というタイトルの連載を持っている。連載7回目となる2023年4月号では「キリスト教信者が増えぬ日本でなぜ新宗教が教勢拡大できたか」と題し、旧統一教会とエホバの証人という2つのキリスト教系新宗教の布教戦略を比較して論じた。 筆者は母親がエホバの証人の信者であった家庭で育ち、高校生までその宗教コミュニティに参加していた経験から、この教団の教勢拡大(信者数の増加)の歴史について、1970年代から90年代にかけて子育て中の母親たちに聖書が子どものしつけに役立つとする勧誘文句が効果的に入信をうながし、教勢が拡大していったのだと解説するnoteを書いたことがある

                            「他者の不合理性」を語ることの無意味さ〜櫻井義秀氏の論考に寄せて〜|ダッヂ丼平
                          • コロナワクチン無料接種へ 全国民対象、国費6700億円超―政府方針:時事ドットコム

                            コロナワクチン無料接種へ 全国民対象、国費6700億円超―政府方針 2020年09月30日20時50分 政府は30日、国内外で開発が進む新型コロナウイルスワクチンに関し、接種で自己負担を求めず全国民を無料とする方針を固めた。来年前半までの確保を目指し、費用は全額国費で負担。関連費用は今年度補正予算の予備費6700億円超を充てる。来週にも厚生労働省の審議会で無料化方針を示す。 【地球コラム】「ワクチンナショナリズム」の醜悪 複数の政府関係者が明らかにした。 政府がワクチン接種の無料化に踏み切るのは、当面の国民の自己負担をなくすことで速やかな接種を促すためだ。冬にかけて予想されるインフルエンザとの同時流行などに備える狙いもある。 ワクチン開発は現在、米英が先行。政府は製薬大手の米ファイザーや英アストラゼネカとの間でワクチン供給を受けることで基本合意済みだ。予備費支出は9月8日に閣議決定している

                              コロナワクチン無料接種へ 全国民対象、国費6700億円超―政府方針:時事ドットコム
                            • プーチン大統領演説 2022年9月30日 全文日本語訳速報    kp.ru     ロシア語翻訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授)

                              プーチン大統領演説 2022年9月30日 ロシア語全トランスクリプトの日本語訳 Полный текст обращения Владимира Путина 30 сентября 2022: Стенограмма выступления Читайте на WWW.KP.RU: kp.ru War in Ukraine - #1589 Sep 30 2022 ロシア語翻訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授) 独立系メディア E-wave Tokyo 2022年10月1日 2022年9月30日プーチン大統領演説全文:ロシア語トランスクリプト kp.ru ウラジーミル・プーチン大統領の2022年9月30日の演説全文が公開 写真:REUTERS 本文 ウラジーミル・プーチンの2022年9月30日の演説文の書き起こし ロシア国民の皆様、ドネツクおよびルハンスク人民共和国の国民の皆様、ザポリー

                              • プーチンが覚醒させた世界各国のナショナリズム

                                しかし、この戦争にはもっと論じなければならない問題がたくさんあると思います。そこで、この座談会ではもう少し違う切り口から議論できればと思っています。 まずは古川さんから、この戦争をどのように捉えているかお話しいただけますか。古川さんは北海道の大学で働いていますから、私たちの中でいちばんロシアの脅威を感じていると思います。 古川:いや、ほんとに(笑)。北海道から本州へは陸路で逃げられませんからね。攻められたら死ぬしかありません。 それはともかく、私もウクライナ関連の報道に関しては中野さんと同じ印象を持っています。とにかく「ロシアはひどい」「ウクライナはかわいそうだ」といった感傷的な報道ばかりで困ったものだなと。 別の機会にもお話ししたことですが、私はこの戦争で日本人が問われていることの1つは、ナショナリズムとどう向き合うか、ということだと思います。 戦後の日本では、「ナショナリズムは戦争につ

                                  プーチンが覚醒させた世界各国のナショナリズム
                                • 馬鹿馬鹿しいことを馬鹿馬鹿しく語ること【2700文字追記 7/20 20:00】

                                  インターネットのスラム的な一部において、統一教会をネットのおもちゃとして表層的に消費しようという動きがある。とてもいいことだと思う。 私自身も「統一教会は野獣先輩の両親を解放しろ!! 」anond:20220717035358 という記事を書いたが、まず評価は棚上げして他にどんな作品があるのかを紹介したい。 統一教会をゆっくり解説!https://www.youtube.com/watch?v=oZx3ogjca1M https://www.nicovideo.jp/watch/sm40776732 素人が茶番劇を繰り広げるゆっくり解説において、珍しく専門家を招き、冷静な視点と正確な情報を与えてくれる貴重な動画。 →統一教会の関連組織をゆっくり解説!https://www.youtube.com/watch?v=m3qDK-yy1Ns https://www.nicovideo.jp/wa

                                    馬鹿馬鹿しいことを馬鹿馬鹿しく語ること【2700文字追記 7/20 20:00】
                                  • ドイツはなぜイスラエル支持を続けるのか しょく罪以外の理由は | 毎日新聞

                                    イスラエル軍に攻撃されるパレスチナ自治区ガザ地区では深刻な人道危機が続くが、ドイツ政府はイスラエル支持の姿勢を崩さない。ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の歴史的責任が理由だといわれるが、デンマーク・オールボー大のレアンドロス・フィッシャー准教授(国際学)は「要因はほかにもある」と指摘する。【聞き手・ベルリン念佛明奈】 <関連記事>イスラエルを支持するドイツ ホロコーストへの反省の影で新たな差別 ドイツのフィッシャー准教授に聞く ――歴史的責任以外の要因とは? ◆主に「ナショナリズム」と「人種差別」という二つだ。

                                      ドイツはなぜイスラエル支持を続けるのか しょく罪以外の理由は | 毎日新聞
                                    • ワクチン3回目接種は良識ない「強欲」 WHOが非難

                                      世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長。スイス・ジュネーブで。WHO提供(2021年5月24日撮影、公開)。(c)AFP PHOTO / World Health Organisation / Christopher BLACK 【7月13日 AFP】世界保健機関(WHO)は12日、医療従事者や高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種が進んでいない国がある中で、富裕国が3回目接種を検討していることは良識のない「強欲」だと強く非難した。 WHOは語調を強めながら、パンデミック(世界的な大流行)の中で故意に世界の最弱者を置き去りにすることを選ぶならば、世界は恥じながら過去を振り返ることになると指摘した。 また、ワクチン製造会社に対しても、貧困国で一度も接種を受けていない医療従事者や高齢者用の1、2回目ワクチンよりも、3回目の追加接種用ワクチンの取引を優先していると非

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                                      • 「主婦」が「欧州最後の独裁者」を追い詰める ベラルーシ大統領選の行方:朝日新聞GLOBE+

                                        ルカシェンコ体制の再考 ロシアの西隣に位置する小国ベラルーシ。この国については、「欧州最後の独裁国ベラルーシの奇抜すぎるコロナ対策」の回でも取り上げていますが、大統領選挙の投票日が8月9日に迫り情勢が緊迫してきましたので、改めて論じてみたいと思います。 この国で、1994年の大統領就任以来、四半世紀にわたる長期政権を築いているのが、「欧州最後の独裁者」ことアレクサンドル・ルカシェンコ氏です。1954年、ベラルーシ東部の農村生まれ。共産党の活動家として働いたあと、モギリョフ州のソフホーズ(国営農場)で支配人を務める。ソ連末期にゴルバチョフ書記長が推進した改革「ペレストロイカ」の波に乗り、1990年のベラルーシ共和国最高会議の議員選挙で当選して、政治家に転身。エリートの腐敗を糾弾し、一躍時代の寵児となる。1994年6、7月に実施された大統領選で、大衆迎合的な公約を掲げて地滑り的勝利を収め、独立

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                                        • リベラルは失敗から学んだのか -拉致問題と三浦瑠璃の「スリーパーセル」発言から考える議論の方法 | Football is the weapon of the future

                                          世界各国の軍人チームと世界一を競う、もうひとつのラグビーワールドカップである、IDRC 国際防衛ラグビーカップが開催されている。 いかにも大英帝国の御用達のスポーツであるラクビーらしい大会である。これは毎年のラクビーワールドカップにあわせて開催されているので、今回は日本での開催となった。もちろん日本の自衛隊も参加している。 ・・・と、ラグビーワールドカップにあわせた様々なイベントのうちのひとつが行われているという話なのだが、そこでイギリス軍がちょっとした「オフサイド」をしたということで話題になっている。 そしてこれがまた日本のみならず論議を呼びそうなところに関するものだから、様々に取り扱われている。 まずはそれを報じた日本の産経新聞の記事から。 ◆英国軍ラグビーチーム、靖国神社参拝 物議醸す 英紙報道 「指示したことはない」と大使館報道官 英紙タイムズ(電子版)は19日までに、現役の英軍人

                                            リベラルは失敗から学んだのか -拉致問題と三浦瑠璃の「スリーパーセル」発言から考える議論の方法 | Football is the weapon of the future
                                          • わずか20年で急激に台湾のアイデンティティが変化したのはなぜなのか?

                                            by Vernon Raineil Cenzon 2016年に行われた台湾の世論調査では、回答者の80%が自分を「台湾人」だと述べ、中国人だと述べたのは8.1%に過ぎませんでした。この結果は、1980年代から90年代に行われた世論調査の結果とは真逆であるとのこと。わずか20年余りの期間に急速にアイデンティティが変わったのはなぜなのか、作家でありアナリストのTanner Greer氏が分析を行っています。 The Scholar's Stage: Public Opinion in Authoritarian States http://scholars-stage.blogspot.com/2019/09/public-opinion-in-authoritarian-states.html もともと、1900年代の中国には「中国人」としてのアイデンティティーは存在しませんでした。当時の漢

                                              わずか20年で急激に台湾のアイデンティティが変化したのはなぜなのか?
                                            • 旧統一教会・文鮮明氏、天皇・領土巡り保守派と相いれぬ発言判明 | 毎日新聞

                                              世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の創始者、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏が2002年に韓国内で信者に向けて行った説教で、日本の天皇を「平凡」と表現し、その約2年後には長崎県の対馬を「韓国の土地」と明言していた。韓国語で記された文氏の発言録全615巻の中から毎日新聞が当該部分を確認・翻訳し、判明した。【田中裕之、ソウル坂口裕彦、渋江千春】 韓国ナショナリズムの側面 識者は、文氏の思想に韓国ナショナリズムの側面があると指摘したうえで、日本の保守派議員が教団と接点を持つことの矛盾に疑問を呈している。 発言録は、文氏が1956~2009年に韓国内で信者に説教した言葉を韓国語で収録した「文鮮明先生マルスム(御言=みこと)選集」。各巻は約300~400ページに及ぶ。文氏が死去した12年まで発行されたが、絶版で入手は困難。毎日新聞は、日本の教団広報部が「(全巻を)不法転載している」と認めたウェブサイトで

                                                旧統一教会・文鮮明氏、天皇・領土巡り保守派と相いれぬ発言判明 | 毎日新聞
                                              • サイモン・レン=ルイス「右派ポピュリズムが成功する理由を理解する」(2019年7月6日)

                                                [Simon Wren-Lewis, “Understanding why right-wing populism succeeds,” Mainly Macro, July 6, 2019] このところ,『ロンドン・レビュー・オブ・ブックス』に掲載されたヤン=ヴェルナー・ミュラーの「ポピュリズムと人々」を読み返している(2019年5月).ごく簡潔ながらも,右翼ポピュリズムの台頭といういまの時代にもっとも懸念される政治の動きを慧眼で読み解いた文章だと私は思う.私が取り上げるのはトランプとファラージだが,ハンガリーのオルバーンも,トルコのエルドアンも,ポーランドのカチンスキも,インドのモディも,ブラジルのボルソナロも,共通点がある.それは: ポピュリストの統治手法だ.その基礎をなしているのは(…)ナショナリズム(人種差別をしばしばにじませる)であり,国家をハイジャックして党派に忠実な人々の私

                                                  サイモン・レン=ルイス「右派ポピュリズムが成功する理由を理解する」(2019年7月6日)
                                                • コロナ禍なのにではなく、コロナ禍だからBlack Lives Matter運動は広がった

                                                  BLM運動には一部の医療従事者からも応援の声が上がった(英ロンドンの聖メアリー病院) DYLAN MARTINEZ-REUTERS <社会心理学で読み解く黒人差別反対デモ拡大の理由。未知のウイルスに怯えていた人々が社会運動に生きる意味を見いだした。本誌「Black Lives Matter」特集より> 白人警察官に首を押さえ付けられたジョージ・フロイドが、「息ができない」と訴え、絶命する映像は、多くの人の脳裏に焼き付けられ、永遠に忘れられることはないだろう。その衝撃的な映像は、事件が起きたミネソタ州ミネアポリスだけでなく、全米そして世界各地でBLM(ブラック・ライブズ・マター=黒人の命は大事)運動に火を付けた。 警察の過剰暴力によって黒人が無残に殺されたのは、フロイドが初めてではない。これまでにも、数え切れないほどの黒人が似たような状況で命を落とし、その度に改革を求める声が上がっていた。だ

                                                    コロナ禍なのにではなく、コロナ禍だからBlack Lives Matter運動は広がった
                                                  • 環流夢譚――「ほんとうの仏教」という神話 その3|DJ プラパンチャ

                                                    顕彰や擁護は、歴史のプロセスのもっている革命的な契機を隠蔽しようと努める。顕彰や擁護が関心をもつのは、歴史の連続性を作り出すことである。そこで価値を認められるのは、作品の要素の中ですでに後代への影響史の中に組みこまれてしまった要素だけである。顕彰や擁護からぬけ落ちるのは、そこで伝統が途切れ、伝統を乗り越えようとする者に手掛かりを与えてくれるぎざぎざの切断面がひらける場所である。 ヴァルター・ベンヤミン/今村仁司ほか訳『パサージュ論3』[N9a,5]岩波文庫、2021年、p243 「合理的」で、「初期仏教」に忠実な上座部仏教? 前回に引き続き、「“ほんとうの”仏教」という観念に含まれている問題点について見ていきたいと思います。巷で時折見かける仏教観に、次のようなものがあります。 〇釈迦が説いた元々の教えは、「非合理的」な呪術や儀礼などを説かない「合理的」で「論理的」で「科学的」なものだった。

                                                      環流夢譚――「ほんとうの仏教」という神話 その3|DJ プラパンチャ
                                                    • 【2022年3月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                      今月は歴史専門書の数が多いです 2022年1月~3月の世界史関連新刊紹介です。 本記事はざっと流し読みをして気になる本をメモしていただくか、ブックマークして書店を訪れた際に見返すかして使っていただけるといいかと思います。今回は50冊あります。 高校で「歴史総合」が始まるにあたって、歴史をどう見るかといった視点の本が今回は多い印象でした。 ※追記 昨今のウクライナ情勢も踏まえて、やや趣旨が異なりますが、ウクライナの歴史やロシア・ウクライナ関係史の書籍も記事末にまとめておきます。 新書 今期はあまり世界史関連の新書はあまり多くありませんでした。個人的な注目はこの二冊です。 リヒトホーフェン―撃墜王とその一族 中国思想史 1. 『リヒトホーフェン―撃墜王とその一族』 中公新書 森貴史 著 2022/1/19 税込968円 リンク 「赤い男爵」ことマンフレート・フォン・リヒトホーフェンは、真紅の機

                                                        【2022年3月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                      • 千葉雅也さん×綿野恵太さん『「差別はいけない」とみんな言うけれど。』刊行記念対談 【前編】アイデンティティとシティズンシップ|じんぶん堂

                                                        記事:平凡社 書籍情報はこちら 差別を受けた当事者でない者が、差別を非難する時代へ――。綿野恵太氏は、現在生じている差別批判のロジックの変化、そのポイントは、「アイデンティティ・ポリティクスからシティズンシップへ」である、という。この認識は、どんな事象・言論・事件・出来事に見出すことができるだろうか。この変化を認識するとどんな効用があるだろうか。シティズンシップの時代が抱える対立や葛藤、そして困難を検証する。 アイデンティティ・ポリティクスとシティズンシップの見取り図 千葉:綿野さんが、『「差別はいけない」とみんないうけれど。』という本を出されました。この本が、僕が柴田英里さんや二村ヒトシさんと一緒に出した『欲望会議──「超」ポリコレ宣言』とも関わるテーマを扱っているので、今日は綿野さんの提示された問題について展開してみたいと思っています。 綿野:本書でも触れていますが、執筆のきっかけを説

                                                          千葉雅也さん×綿野恵太さん『「差別はいけない」とみんな言うけれど。』刊行記念対談 【前編】アイデンティティとシティズンシップ|じんぶん堂
                                                        • 【2021年3月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                          2020年12月〜2021年3月の世界史関連の新刊の紹介 恒例の世界史関連の新刊紹介です。 今回は安価な新書と高額な専門書が多めになっています。 こちらの記事ですが、特に全部読む必要はなく、ザッと中身を見たりブックマークしたりして、気になる本をメモするためにお使いください。個人的にも、書店に行ったときにこの記事を見返して探したりします。 今回は50冊あります。それではどうぞ。 1. 『太平天国』 菊池 秀明 著 岩波新書 2020/12/18 税抜860円 太平天国――皇帝なき中国の挫折 (岩波新書 新赤版 1862) 作者:菊池 秀明 発売日: 2020/12/19 メディア: 新書 「滅満興漢」を掲げて清朝打倒をめざし、皇帝制度を否定した太平天国。その鎮圧のために組織され、台頭する地方勢力の筆頭となった曽国藩の湘軍。血塗られた歴史をもたらした両者の戦いの詳細を丹念にたどり、中国近代化へ

                                                            【2021年3月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                          • フランコ独裁体制下のスペインの歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                            硬直したカトリック保守体制の正体 スペインは1975年まで軍人フランシス・フランコの長期独裁体制下にありました。 当時のスペインはカトリック信仰に基づいた保守的・家父長的な規範が推奨され、国が隅々まで国民を監視し行動や発言、表現に介入してくる極めて息苦しい国でした。スペインは現在は世界でもっともフェミニズム運動が盛んな国の一つなので隔世の感があります。 フランコ独裁体制のスペインの歴史と社会についてまとめていきます。 1. フランコ将軍の反共和国反乱 右派と左派の対立 1930年に成立したスペイン第二共和政では、基本的人権の保障と農地改革の実施が公約に掲げられました。特に農地改革は待ったなしと言われ、農民の悲願でした。 政府は労働者・農民保護のための様々な政策を打ちますが、一部の労働者・農民は政府の対応は生ぬるいとさらに急進的な方策を求め反乱を起こしたため国内の治安が悪化します。 治安の悪

                                                              フランコ独裁体制下のスペインの歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                            • 旧ソ連諸国の国名をめぐるモヤモヤが止まらない:朝日新聞GLOBE+

                                                              在京大使館が突然「ウクライーナ」を名乗る 本連載では、ロシアの南西に位置する隣国、ウクライナのことを何度か取り上げています。最近、同国の在京大使館のホームページを眺めていたところ、こちらのページ で、重大なアピールが発信されていました。 アピールの趣旨は、「ウクライナの地名はロシア語ではなくウクライナ語をもとに英語や日本語に翻字されるべきだ」というものです。もちろん、この主張自体は理解できるものですし、筆者自身も以前からそのように心がけてきました。驚いたのは、大使館が、ウクライナは日本語で正しくは「ウクライーナ」と表記すべきだと主張していたことです。良く見ると、気の早いことに、ホームページ自体のタイトルがすでに「在日ウクライーナ大使館」になっていました。 ここで解説しておくと、そもそもロシア語やウクライナ語には、長音は存在しません。ただ、ロシア語やウクライナ語の単語の中には、基本的に一箇所

                                                                旧ソ連諸国の国名をめぐるモヤモヤが止まらない:朝日新聞GLOBE+
                                                              • 【クレフェルト著『補給戦』への各専門家からの批判】 : 戦史の探求

                                                                戦史の探求 戦史の情報を整理し探求するサイトです。 古今東西の全てを対象とし、特に戦況図や作戦図に着目しながら戦略・作戦・戦術について思索します。 クレフェルト氏(Martin Levi van Creveld)はイスラエルの軍事研究者であり、1977年に彼が発表した『Supplying War: Logistics from Wallenstein to Patton』は大きな反響を生んだ。補給戦というタイトルで邦訳もあり、ロジスティクス分野の歴史を扱ったものとしては最も知名度のある本だろう。その内容は特に近世欧州からWW2までの軍補給発展史を著述、体系化しており、わかりやすいものとなっている。 ただ、知名度を得たからこそ各専門家たちの目に触れ、そして詳細な批判を受けることになった。相当数の誤りを含んでおり、発行から約半世紀たった現在では安易に引用してよい書籍ではないことが明らかになって

                                                                  【クレフェルト著『補給戦』への各専門家からの批判】 : 戦史の探求
                                                                • 安倍元首相の国葬は、日本のイメージを悪化させただけ

                                                                  日本での安倍元総理の国葬にまつわる論争が激化していた中、私は、フランスではこの国葬がどのように報道されるのかを注目していました。ひととおりのフランスの報道機関による、この日本の国葬についての報道は、どれも似たり寄ったりで、国葬儀そのものよりも、その背景に焦点が当てられ、この国葬に対して国民の約6割が反対していること、またこの意見は日本では珍しい数千人単位のデモが起こり続けてきたこと、国葬儀の1週間ほど前には抗議のために首相官邸前でガソリンを被って火をつける人までいたこと、1,200万ユーロという税金がつぎ込まれたこと、日本政府が見込んでいた海外からの要人の弔問客もG7の現職の首脳は現れなかったこと、これにつれて、現首相の支持率が急落したことなどに言及しています。つまり、ポジティブな要素はまるでありません。 日本の国葬翌日の仏紙ル・モンドでは、「7月8日に選挙演説中に暗殺された安倍元首相の国

                                                                    安倍元首相の国葬は、日本のイメージを悪化させただけ
                                                                  • 人気はてなブロガー怒る!鬼滅の刃は歴史や現実を無視した漫画である⁉️

                                                                    リンク 読む・考える・書く この国で特大ヒットするマンガ・アニメを楽しむには近現代史へのまともな認識などあってはならないのだ、ということがわかってきた。 - 読む・考える・書く 『この世界の片隅に』に続いて、完全に「国民的マンガ・アニメ」の地位を確立したと言える『鬼滅の刃』。 しかしこの作品も、ナショナリズムを煽っているとまでは言えないまでも、その設定・構成にはかなり危ういものを感じさせる。 読んでみてまず最初に引っかかったのは、マンガ版のラストだ。 最終決戦で鬼舞辻無惨を倒し、鬼たちを滅ぼしたことによって、この世界はようやく「人を喰う鬼がいない世界になった」とされる。そして「ただひたすら平和な 何の変哲もない日常が いつまでもいつまでも続きますように」という願いが語られる。(第 328 users 20 リンク 読む・考える・書く 鬼舞辻無惨のモデルが平将門だとか適当なことを言うのはやめ

                                                                      人気はてなブロガー怒る!鬼滅の刃は歴史や現実を無視した漫画である⁉️
                                                                    • 「日本人がハングルを広めた」という話について - 電脳塵芥

                                                                      「日本人がハングルを広めた」という話がある界隈ではあったりします。確かに福沢諭吉、井上角五郎などをはじめとしてハングルの普及に関わった日本人知識層がいたのは事実ではあったりしますが、ではさて「日本人が広めた」というのは何処まで言い張れるのかという記事です。なお、文が結構長いです。1万2千字を超えました……。記事を分けた方が良いとは思もうけど、疲れたのでこのままで。 <目次> ◆日本人が関与したハングルを用いた新聞「漢城周報」について ◆開化期以前でのハングルについて ◆甲午改革後について(1894年~1910年頃) ◆植民地期の話(1910年~) ◆解放後について ◆歴史修正について ◆日本人が関与したハングルを用いた新聞「漢城周報」について 1886年に創刊された韓国の新聞(政府機関である博文局が発行)に「漢城周報」という新聞があります。この新聞は「漢文&ハングル」で構成された国漢混用文

                                                                        「日本人がハングルを広めた」という話について - 電脳塵芥
                                                                      • 須田慎一郎氏が門田隆将氏にブチギレ「何統一教会の擁護してんだよ!」「自分で話しろよ!」 | 東スポWEB

                                                                        ジャーナリストの門田隆将氏とジャーナリストの須田慎一郎氏が4日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係について怒鳴り合いの〝大激論〟となった。 まず門田氏が安倍晋三元首相と旧統一教会の関係について「私、不思議に思うんだけど2018年には消費者契約法を改正して取り消せる契約として霊感商法をわざわざターゲットにしてますから。それをやった政権が…」と首をかしげた。 すると須田氏が割って入り「やってるフリをしてるだけですよ。洗脳してお金を収奪してるから、統一教会ってのは。宗教団体として認可を取り消すべきなんだ。それをやらずにそれを放置してるから自民党の、あるいは政権の責任って極めて重いよ!」と断罪した。 にらみ合う2人に対し、共演者から「旧統一教会といえば、安倍元総理がまた近づいた。韓国ナショナリズムに近づいた。そこはお2人どうとらえてら

                                                                          須田慎一郎氏が門田隆将氏にブチギレ「何統一教会の擁護してんだよ!」「自分で話しろよ!」 | 東スポWEB
                                                                        • 【2020年6月版】世界史関連の新刊30冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                                          2020年3月〜2020年6月の世界史関連の新刊の紹介 新型コロナの影響で、地方によっては本屋が閉まって本に触れる機会が減った方もいたかもしれません。逆に、図書館が閉まったせいで電子書籍やネット通販でガンガン本を買った人もいるかもしれません。後者は私のことです。 直近で出た世界史関連の新刊を紹介してまいります。やはり疫病に関する本が多く出ているのと、あと大学出版会から分厚めの専門書が多く出ています。 1. 「陸海の交錯 明朝の興亡 <シリーズ 中国の歴史>」 檀上寛 著  岩波書店 2020/5/20 陸海の交錯 明朝の興亡 (シリーズ 中国の歴史) 作者:檀上 寛 発売日: 2020/05/21 メディア: 新書 中華と夷狄の抗争、華北と江南の対立、草原と海洋の相克――明の時代とは、このような混沌とした状況に対する解答であった。第四巻は、一四世紀の元末から清が台頭する一七世紀まで、三〇〇

                                                                            【2020年6月版】世界史関連の新刊30冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                                          • 【座談会】なぜ日本には移民文化が「存在しない」のか? ~戦後日本のアイデンティティ問題から考える【前編】

                                                                            MAIL MAGAZINE下記からメールアドレスを登録すると、FUZEが配信する最新情報が載ったメールマガジンを受け取ることができます。 利用規約、プライバシーポリシーに同意します。 登録する 世界的に排外主義やポピュリズムの機運が高まりを見せる2019年の今、移民というイシューは様々な形で浮上している。政治的には極めて緊迫した状況が続く一方、文化的には移民(や移民のルーツを持つ)作家の生み出すアート表現や、彼らとのクロスオーヴァーで創出される表現が幾つもの新しい扉を押し開いている。例えばアメリカのポップ・ミュージックに目を向ければ、ここ数年はヒスパニック系の急激な人口増加に伴い「ラテン・レボリューション」とも呼ばれるラテン・ミュージックのブームが巻き起こっているし、2010年代のポップとなったラップ/ヒップホップは当然ながらアフリカ系アメリカ人が中心となった音楽だ。映画の世界ではキュアロ

                                                                              【座談会】なぜ日本には移民文化が「存在しない」のか? ~戦後日本のアイデンティティ問題から考える【前編】
                                                                            • 「本当の意味で批判的な態度」について考える - メロンダウト

                                                                              東さんのツイートがはてブにあがっていた だからいまは本当の意味で批判的なのはどういう態度なのか、原理から考えねばならない。リベラルが「意識の高い」主張をしても人々に届かないのは、それこそが体制順応的だとみな見抜いているから。一言でいえば、反アベといえばちやほやされる世界で、それが批判になるわけがないということです。 — 東浩紀 Hiroki Azuma (@hazuma) 2021年7月4日 右左という枠組みが変質しており、リベラルや保守が語義そのままの意味ではもはや捉えられなくなっているのだと思う。リベラルという言葉が賞味期限切れなんだろうなという印象を強く持つ。東さんが言うところの「リベラルが富裕層で、ナショナリストが庶民」というのは枠組みとしてはどこか間違っているような感じも受ける。 アメリカ西海岸などを念頭に置けばバラモン左翼と呼ばれる人々が富裕層で、ラストベルトのナショナリスト労

                                                                                「本当の意味で批判的な態度」について考える - メロンダウト
                                                                              • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

                                                                                2024年2月29日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,036点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

                                                                                  ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
                                                                                • 湯浅政明監督が小松左京の名作をアニメ化『日本沈没2020』レビュー

                                                                                  『日本沈没2020』は7月9日(木)よりNetflixにて全世界独占配信。 『日本沈没』は、戦後の日本社会を代表する作品の一つである。日本におけるサブカルチャーの歴史を記述している本であれば、必ずと言っていいほど名前が出てくる作品である。その内容は、日本列島が丸々沈没するというもの。「日本SF御三家」の一人である小松左京が書いた原作小説と、刊行と同年の1973年に公開された森谷四郎監督の実写映画は、非常に大きなヒットを記録した。 湯浅政明監督のアニメ『日本沈没2020』は、それを原作にしつつ、現代的に大胆に内容を変更し、かつての『日本沈没』を批評するとともに、新しい日本が現にどうあり、どうあるべきかについての思想的な提案すら行っている作品だと言いうるかもしれない。 では、具体的にそれがどういう提案なのか? それを理解するために、1973年に刊行された小松左京の原作と、同年の実写映画の内容と

                                                                                    湯浅政明監督が小松左京の名作をアニメ化『日本沈没2020』レビュー