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ライシテの検索結果1 - 40 件 / 124件

  • おすすめ新書リスト200|高見温| On Takami

    とりあえず読んで良かった新書を羅列していきます。人文系に偏っているのは、性格上仕方がないのでご理解ください。とりあえず質うんぬんは大学院から考えて、インプット型の読書は量に限ります。 岩波新書・マイケル・ローゼン『尊厳』 ・スティーブン・グリーンブラット『暴君』 ・原武史『平成の終焉』『昭和天皇』 ・赤江達也『矢内原忠雄 戦争と知識人の使命』 ・山田隆司『名誉毀損』 ・岡本薫『著作権の考え方』 ・川島武宣『日本人の法意識』 ・諸富徹『グローバル・タックス』 ・枝廣淳子『地元経済を創りなおす』 ・渡邊泉『会計学の誕生』 ・志賀櫻『タックス・イーター』『タックス・ヘイブン』 ・宇沢弘文『経済学の考え方』 ・高島善哉『アダム・スミス』 ・菊地暁『民俗学入門』 ・山出保『まちづくり都市金沢』『金沢を歩く』 ・井戸まさえ『日本の無戸籍者』 ・栗原俊雄『勲章 知られざる素顔』 ・山田登世子『贅沢の条件

      おすすめ新書リスト200|高見温| On Takami
    • パリ五輪の開会式でのヒジャブ禁止措置に一体なぜ?宗教の自由は?と疑問の声が上がる→フランスと日本の宗教観の違いが明らかに

      ジャスミン男(非ハム式) 🕊️NO WAR NO GENOCIDE🕊️ @konmarihj いえる。多分ヒジャブを許すほうがフランス的には問題。 先日、マルセイユのスケート場で、ムスリム女子がこの格好で元気にキャッキャ言いながらスケートしてたのが面白いと思って撮影許可とSNSにあげる許可もらい、特に他意なしにFBにあげたら、普段いいねしてくるフランス人の友達一人を除きガン無視 pic.twitter.com/v8HesXAJyq x.com/EcoG20/status/… EcoG @EcoG20 マリーアントワネットが生首持って真赤に爆破されるのはもう今のフランスにとっては革命的でも何でもなくて、最も安パイなエンタメでしょうよ。それより代表選手にヒジャブ被られることが恐ろしくて、出場停止だとかキャップに替えるなら許すとか脅してる政府。そっちが今のパンクなフランスだろうよ。

        パリ五輪の開会式でのヒジャブ禁止措置に一体なぜ?宗教の自由は?と疑問の声が上がる→フランスと日本の宗教観の違いが明らかに
      • フランス、全身覆う「アバヤ」を公立校で禁止へ 新教育相が発表 - BBCニュース

        フランスのガブリエル・アタル教育相は27日、一部のムスリム(イスラム教徒)女性が着る、ゆるやかに全身を覆う「アバヤ」について、公立校での着用を禁止すると発表した。9月4日の新年度から規制を適用するとしている。

          フランス、全身覆う「アバヤ」を公立校で禁止へ 新教育相が発表 - BBCニュース
        • 結婚は「仲良しの公認」か?…或いは『義兄弟』から、同性婚問題を考える。 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

          同性婚をめぐる法律の話、何度もかいてきたけど、その考察の中で考えるに至った話を、今ブクマがにぎわう石埼学氏の論考に合わせて、もう一回まとめてみよう。 president.jp この話、学ぶ事も多いし、これとほぼ同じ趣旨のツイートを深く考えてなかったか脊椎反射的に「差別」と認定した香山リカ氏や大学に電話抗議(嫌がらせ?)とかしてた人々は一体なんじゃらほい、と思うが、上の話は主要部分で異論もある。 そもそも結婚というのは、あとから法律(国家制度)が古い慣習、宗教的概念に対抗して営業をかけて割り込み、近代と「法」の範囲で帳尻合わせしたものだから、不整合や「そもそも何のためか」が分かんない部分も多いだろうな、ということを再確認したい。 結婚っていったい何だろう?(結婚するって本当ですか より) フランスの有名な政教分離概念「ライシテ」の成立過程において、結婚の認証権限を教会から民法に移すという戦い

            結婚は「仲良しの公認」か?…或いは『義兄弟』から、同性婚問題を考える。 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
          • なぜフランスで「残酷な斬首テロ事件」が起きたのか、その「複雑すぎる背景」(伊達 聖伸) @gendai_biz

            なぜフランスで「残酷な斬首テロ事件」が起きたのか、その「複雑すぎる背景」 はたしてムスリムとの対立が原因なのか 10月16日、パリ近郊の中学校に勤務する教員が、ロシア国籍を持つチェチェン出身のムスリムの若者に学校の近くで首を切断されるというショッキングな事件が起きた。授業で「シャルリ・エブド」紙に掲載されたムハンマドの風刺画を見せたのが理由とされる。 なぜこのような事件が起きたのだろうか。日本から眺めると、日本人には理解しにくいフランスの「ライシテ」という厳しい政教分離の考え方と、それに肩身の狭い思いを強いられているムスリムの対立が背景にあると見えるかもしれない。 たしかにこの対立図式は強力で、ある程度は妥当と言うことができる。だが、これではうまくピントを合わせたことにはならない。ライシテの考えには幅があり、大方のフランスのムスリムはライシテを受け入れているからである。 背景は複雑で、問題

              なぜフランスで「残酷な斬首テロ事件」が起きたのか、その「複雑すぎる背景」(伊達 聖伸) @gendai_biz
            • 子どもの権利をまもるために〜荻上チキ編著『宗教2世』の問題点〜|ダッヂ丼平

              このnoteでは荻上チキ編著『宗教2世』の問題点をいくつか指摘していく。 しかし本稿はその内容を批判すること自体を目的としていない。 目標とするのはこの本が映しだしている現下の社会的風潮から、このさき起こりうると予想できる事態に警鐘をならすことにある。 僕は母親がエホバの証人の信者だった家庭でそだったアラフォー男性である。 だが25年以上まえの高校生のときからその宗教コミュニティからは離れている。 これはこのnoteを執筆するおおきな動機のひとつだ。 というのも『宗教2世』という本にはすでに浅山太一さん(タサヤマさん)によってかかれた書評がある。 本を批判する内容だったものの周到に準備されたことがうかがえる抑制のきいた文章で、指摘されていた問題点もほとんどが妥当だったと思う。 だから本来であれば僕のような海のものとも山のものともわからないようなシロウトがでる幕などないはずだった。 だが書評

                子どもの権利をまもるために〜荻上チキ編著『宗教2世』の問題点〜|ダッヂ丼平
              • 日本は「無宗教」の先進国 個人尊重の仏と大きく違う政教分離 | 毎日新聞

                世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を巡り、フランスの反セクト(カルト)法が話題だ。仏は、宗教と政治を厳格に分離する「ライシテ」体制でも知られる。その背景には、多文化共生や民主主義の問題にもつながる大切なポイントが垣間見える。ライシテを研究する伊達聖伸東京大教授は「日仏の政教分離を比較すると、日本の宗教を取り巻く状況の一端がわかる」と話す。【聞き手・鈴木英生】 公的空間で徹底して宗教を規制する仏 ライシテとは何か。その理解は、立場によりさまざまで一概には言えない。単に政教分離の法的枠組みというだけでなく、フランス共和国の価値の根幹とまで言われ、ときには、すべての宗教の上に立つ、超越的な宗教のような姿で立ち現れることすらある。 ライシテ体制は、米国などの政教分離より新しく、1905年の政教分離法で成立した。それまでは、国家がカトリックとプロテスタント、ユダヤ教だけを公認・管理して、聖職者

                  日本は「無宗教」の先進国 個人尊重の仏と大きく違う政教分離 | 毎日新聞
                • フランス「斬首事件」の深層とは? 日本人が知らない「厳しすぎる現実」(伊達 聖伸) @gendai_biz

                  フランスで10月、斬首事件が起きた。これはフランス社会とムスリムとの対立が原因なのか。実は想像以上に複雑な背景があった。『ライシテから読む現代フランス』などの著作がある伊達聖伸・東京大学准教授が論点を解説する。 前回記事はこちら:なぜフランスで「残酷な斬首テロ事件」が起きたのか、その「複雑すぎる背景」 親イスラーム的左派への猛バッシング 表現の自由やライシテを大義名分とするイスラモフォビア(イスラーム嫌悪)が現代フランス社会にあることは、否定しがたい。そうした差別の犠牲となったムスリムを法的に支援する団体に、「フランスにおけるイスラモフォビアと闘う団体」(CCIF)がある。 CCIFは、2004年のヴェール禁止法や2010年のブルカ禁止法の制定に反対してきた。フランス社会の偏見と闘う一方で、世論からはイスラーム過激派の「トロイの木馬」ではないかと厳しい眼差しにも晒されてきた。 今回の事件で

                    フランス「斬首事件」の深層とは? 日本人が知らない「厳しすぎる現実」(伊達 聖伸) @gendai_biz
                  • 旧統一教会と自民党の接近 政治家に見る“脇の甘さ” | 毎日新聞

                    世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が2000年ごろに3000万円で信者に購入させた聖本。「霊界で会った人たち」の章に岸信介元首相の名前が書かれていた=東京都千代田区で2022年7月22日、幾島健太郎撮影 安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件をきっかけに、宗教団体・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党議員を中心にした政治との関係が取り沙汰されている。作家で宗教学者の島田裕巳さんに聞くと、戦後、「反共産主義」を旗印に旧統一教会と自民党が接近したことや、日本の「政教分離」にある曖昧さを指摘。その上で、教会側の思惑をきちんと認識せずに付き合う政治家の“脇の甘さ”や“ルーズさ”に警鐘を鳴らした。【大野友嘉子】 政教分離「当たり前」ではない 「日本の10大新宗教」(幻冬舎新書)や「創価学会」(新潮新書)などの著書がある島田さん。日本で政教分離が当たり前の価値観と捉えられがちなことについて、こう指

                      旧統一教会と自民党の接近 政治家に見る“脇の甘さ” | 毎日新聞
                    • 今日のフランス人との会話 仏「ブラボーなニュースだ増田。我が国はコロ..

                      今日のフランス人との会話 仏「ブラボーなニュースだ増田。我が国はコロナへの確実な勝利の道を歩んでいる。ピーク時の1/4まで感染者が減ったぞ。今1日に何人の感染者か知ってるか?」 増「いんや」 仏「15000人だ。ここまで減れば明るい兆しが見えるな、héhé!ところで聞かせてくれ、日本は今日何人感染した?」 増「5000人くらいじゃね?」 仏「peuhhhhh!それで毎日葬式かってくらいしみったれたツラしてんのかよジャポネは。我が国の前向きなエスプリを学ぶべきだな!」 増「でもフランスはワクチン接種進んでるらしいじゃん、すごいよね」 仏「だいたい2000万くらい打ったと言われてるな、全国民の1/3だ。まだ1回目の分だけど」 増「日本は今予約システムでボロボロなんだよ」 仏「それがよくわからない。わざと一人で何回分のワクチン予約してどうするんだ、その予約を横流しして売るとかできないんだろ?何重

                        今日のフランス人との会話 仏「ブラボーなニュースだ増田。我が国はコロ..
                      • フランス「スカーフ事件」から30年、いまだ分断が加速する理由(伊達 聖伸) @gendai_biz

                        東京オリンピックまであと1年を切り、本当に開催できるのか、問題が生じたら誰がどう責任を取るのか、非常に気がかりなところである。ところで、その4年後に控えているパリ・オリンピックに向けても、ひとつ気になる動きがある。 サルトルの伴侶でもあったボーヴォワールが創設した国際女性権利同盟などを中心とする団体が、2024年の大会ではイスラームのヴェールを被った女性アスリートを送り込んでくる国を除外するよう、国際オリンピック委員会にはたらきかけているのである。 オリンピック会場ではいかなる種類の「政治的・宗教的・人種的プロパガンダも認められない」。「各人はいかなる種類の差別も受けることなくスポーツをすることができなければならない」。ヴェールは、このように謳うオリンピック憲章の精神に反するという。 ヴェール姿の女子選手は、必ずしも政治的・宗教的プロパガンダをしているわけではあるまい。彼女たちの参加を拒む

                          フランス「スカーフ事件」から30年、いまだ分断が加速する理由(伊達 聖伸) @gendai_biz
                        • フランスが植民地問題を謝罪しない理由(前編) – 橘玲 公式BLOG

                          ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2016年3月16日公開の「日本とはまったくちがう歴史認識 フランスでは植民地支配は肯定的に評価する!?」です(一部改変)。 rudall30/Shutterstock ****************************************************************************************** 2015年1月にパリの風刺雑誌シャルリー・エブドの編集部を襲撃したのはアルジェリア系フランス人の兄弟だった。だがフランスの人類学者エマニュエル・トッドは、『シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧』(堀茂樹訳/文春新書)のなかで「移民」や「イスラム」に

                          • 政教分離に必要なのは「ライシテ」? 宗教学者に聞く:朝日新聞デジタル

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                              政教分離に必要なのは「ライシテ」? 宗教学者に聞く:朝日新聞デジタル
                            • 「わたしはシャルリ」のデモを、エマニュエル・トッドの家族社会学から考える – 橘玲 公式BLOG

                              ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2016年2月25日公開の「リベラル化した欧州で「リベラルでないもの」に 分類されたイスラームを排除する論理」です(一部改変)。 Melanie Lemahieu/Shutterstock ****************************************************************************************** 今回はフランスの人類学者エマニュエル・トッドの『シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧』( 堀茂樹/文春新書)を参考に、移民問題で混乱するヨーロッパについて考えてみたい。 2015年1月7日、パリの風刺雑誌『シャルリ・エブド』がイ

                              • マクロン大統領がイスラムを刺激する発言を続けるフランスならではの理由 - 金塚彩乃|論座アーカイブ

                                マクロン大統領がイスラムを刺激する発言を続けるフランスならではの理由 表現の自由、政教分離の原則、カリカチュア……。日本人にわかりにくい背景を探る 金塚彩乃 弁護士・フランス共和国弁護士 「私たちはカリカチュアや絵を描くことをあきらないだろう」 10月21日、マクロン仏大統領は殺害された中学の歴史と地理の教員サミュエル・パティ氏の追悼式典でのこのように述べた。パティ氏は担当していた授業で表現の自由を扱った際に、ムハンマドのカリカチュアを生徒に見せたことを理由に、イスラム過激派により残虐な方法で殺された。 「私たちには冒瀆の権利がある」 これもマクロン大統領が今年9月2日に始まったシャルリ・エブド襲撃事件の共犯者の裁判が始まる際に述べた言葉である。 悲劇が悲劇を呼ぶ展開に これらの言葉はイスラム諸国の人々の怒りを買い、また私たち日本人にとっても、なぜフランスはこのような挑発的なことを言うのか

                                  マクロン大統領がイスラムを刺激する発言を続けるフランスならではの理由 - 金塚彩乃|論座アーカイブ
                                • [時事評論]東京大教授 伊達聖伸氏:中外日報

                                  安倍晋三元首相銃撃事件の背後には、容疑者の旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に対する積年の怨恨があったとされる。大臣を含む自民党議員の一部(野党の一部も該当)と旧統一教会がこれまで選挙で協力関係にあった事実が広く知られると、日本にもフランス流のライシテを導入すべきとする意見がSNSなどで見られるようになった。 ライシテは厳格な政教分離のイメージがあるからだろう。フランス共和国は政教分離法制定に至る過程で修道会を弾圧し、教皇庁とも国交断絶した。2001年には反セクト法を制定した。このような法を備える国は珍しく、国際的な反響も呼んだ。ただ、ライシテは良心の自由と礼拝の自由も保障しており、フランスは宗教に厳しい国と決めつけるのはやや短絡的だ。 同国がセクト(日本語のカルト)対策に関心を持つのは1980年頃に遡る。94年から翌年にかけて太陽寺院の集団死事件がスイス、カナダ、フランスで起き、日本でも

                                    [時事評論]東京大教授 伊達聖伸氏:中外日報
                                  • 「英霊」自明ではなく、弔い方も個人の選択を尊重すべきだ 寄稿「自衛隊と靖国神社」   東京都立大教授 木村草太

                                    自衛隊と靖国神社との関係に注目が集まっている。幹部を含む現職隊員の集団参拝、将官経験者の宮司就任などが相次いだからだ。靖国を介して旧日本軍との連続性が高まれば、アジア侵略の歴史への反省を曖昧にしてしまうという批判がある。 また、国家と宗教との不適切な関わり合いにつながり、憲法の定める政教分離原則を危機にさらすのではないかとも言われる。後者の観点から、検討しておこう。 日本に限らず、フランスや米国の憲法・法律にも政教分離原則はあるが、その背景は異なる。フランスの政教分離は、「伝統的に強い政治的影響力を持つカトリック教会が、世俗的であるべき共和国の運営に介入するのを止めさせる」というところから出発した。このため、政教分離原則は、「世俗原理(ライック・ライシテ)」と呼ばれる。 他方、多様な宗教的背景を持つ移民たちが集まってつくった米国では、特定宗教・宗派の優遇を禁じ、各宗教・宗派の平等が重視され

                                      「英霊」自明ではなく、弔い方も個人の選択を尊重すべきだ 寄稿「自衛隊と靖国神社」   東京都立大教授 木村草太
                                    • 旧統一教会に公明党「政教分離の原則」との関係は問題ないのか? 宗教学の泰斗・東大名誉教授に聞いた - Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]

                                      旧統一教会に公明党「政教分離の原則」との関係は問題ないのか? 宗教学の泰斗・東大名誉教授に聞いた 社会・政治 投稿日:2022.08.29 20:00FLASH編集部 安倍晋三元首相の銃撃事件以降、旧統一教会と政治の関係に注目が集まるなか、8月23日、創価学会を支持母体とする公明党の山口那津男代表は会見をおこない、「宗教一般ではなく、明確に区別して議論を進めることが大切だ」と述べ、旧統一教会とそのほかの宗教を同一視しないよう主張した。そのうえで、「宗教団体が政治活動をするのは、憲法上保障されている」とも述べた。 一方で、民主主義国家には、国家と特定の宗教が結びつくのを防ぐ「政教分離の原則」が存在する。日本国憲法第20条でも、「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」と定められている。 【関連記事:旧統一教会が『24時間テレビ』を告発…SNSでは「日テレア

                                        旧統一教会に公明党「政教分離の原則」との関係は問題ないのか? 宗教学の泰斗・東大名誉教授に聞いた - Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]
                                      • みんなが自由に生きようとするほど「対立」は必ず起きる  “校則厳しい問題”から考える、学校教育における「民主主義」のあり方

                                        学校の「校則問題」の難しさ 工藤勇一氏(以下、工藤):校則問題が出てきたので、校則問題について少しお話しします。校則問題の難しさは、なかなか校則問題で民主主義を学びづらい点ですね。つまり、基本的に民主主義は「みんなが自由に生きること」を尊重しようとしますよね。 そうすると、価値観や考え方も違うし、利害の対立も起きるから、みんなが自由に生きようとすればするほど当然対立が起きますよね。「俺はこれをやりたい」「これはやりたくない」も含めて、「これはやるべきだ」「いや、それはやっちゃいけないと思う」とか、いろんなことが起きますよね。 校則問題だと、例えば服装・頭髪に限ってもいいんですが、多くの学校のルールメイキングを「靴下はもっと自由にしませんか」「色を増やしませんか」とか、もうちょっと自由にしたいですよね。 女の子もズボンを履きたいですよね。「それを増やしましょうよ」みたいなことをやるわけですよ

                                          みんなが自由に生きようとするほど「対立」は必ず起きる  “校則厳しい問題”から考える、学校教育における「民主主義」のあり方
                                        • 「憎悪」が跋扈する社会 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

                                          2022年08月15日06:00 カテゴリその他 「憎悪」が跋扈する社会 安倍晋三元首相銃撃事件の実行犯山上徹也(41)容疑者は母親が入っている宗教団体「世界平和統一家庭連合」(家庭連合)、元統一教会を「憎む」と述べ、安倍元首相銃殺の犯行動機が教会への憎しみだったと供述したという。「憎悪」という感情は決して珍しいものではない。ただ、人が誰かを密かに恨み、憎んでいるのを知ることは聞く者に息苦しさを与える。 ▲英作家サルマン・ラシュディ氏(ラシュディ氏の公式サイトから) 安倍元首相銃殺事件から1カ月が過ぎた。今度はムハンマドの生涯を題材に書いた「悪魔の詩」の著者、英国作家サルマン・ラシュディ氏が12日、ニューヨークでナイフを持った24歳の男(レバノン出身)に首などを刺され、重傷を負った。ニューヨークに近いニュージャージー州フェアフィールド出身の男の犯行動機はまだ明らかではないが、イスラム過激派

                                          • わからない問題に対して執念で部分点をもぎ取った方法がすごい「情報量ゼロだけど間違ってない」「仕事できる」

                                            リンク Wikipedia ライシテ ライシテ(仏: laïcité; 形容詞 ライック laïque)とは、フランスにおける教会と国家の分離の原則(政教分離原則)、すなわち、(国家の)宗教的中立性・無宗教性および(個人の)信教の自由の保障を表わす。説明的に「非宗教性」という訳語が当てられることがあり、ライシテの成立過程について (laïcisation の訳語として)「非宗教化 / 世俗化」(=社会における宗教の影響力の減少) という語が用いられることもある。また、日本のメディアでは「世俗主義」と訳されることもあるが、これは英語の secu 18 users 33

                                              わからない問題に対して執念で部分点をもぎ取った方法がすごい「情報量ゼロだけど間違ってない」「仕事できる」
                                            • 「結婚はそもそも何のためにあるか(なぜ国に届けるのか)」から考えると…(事実婚も、同性婚も近親婚も複婚も) - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                              これも、今書くとタイムリーになる話だな。この画像を保存したのは…昨年の晩秋当たりだったはずだ。 その頃のビッグコミックスピリッツに載ってた「結婚するって本当ですか」の話。 非常に有益かつ、ダイレクトに話が進んでいるので、画面を多めに引用することお許しいただきたい。 紆余曲折あって…かいつまんで話すと、会社の中で転勤をしないために偽装結婚(婚約)をしていたら、本当の恋愛感情が芽生えて結婚を決めた二人……という話である。 ※よく考えれば、このパターンもかなり巨大な「創作系譜論」の流れがあるよね。元は戦前ハリウッド映画にもあったそうで、あとで整理したいところ。 なんだけど、そんな経緯があったこともあって、 ・本当の結婚と、「結婚のフリ」って何が違うの? ・両家を訪問する、親の許しを得る、式を挙げる……別に必要なくない? ・でもまあ、人間社会でずーっと続いている以上、そういうものなのかしら? ・動

                                                「結婚はそもそも何のためにあるか(なぜ国に届けるのか)」から考えると…(事実婚も、同性婚も近親婚も複婚も) - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                              • 書物復権2021 共同復刊25 復刊書目決定! | 株式会社 紀伊國屋書店

                                                書物復権によせて 伊達聖伸(だて・きよのぶ) 1975 年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は宗教学、フランス語圏地域研究。『ライシテ、道徳、宗教学』(勁草書房)、『ライシテから読む現代フランス』(岩波新書)など多数。 コロナ禍で変化を余儀なくされた研究生活が続き、出張ができない代わりに本を買いまくっている。家のスペースを気にしつつ、『中江兆民全集』に『ゾラ・セレクション』、ジャン・ジョレス『仏蘭西革命史』から『フェルナン・デュモン著作集』(仏語)まで、これを機に入手した。いずれもリーズナブルな価格の古本で、ネットで注文して研究費で購入できるというのは便利で恵まれたことではある。 昔はそうではなかった。気になる本は必ず買っておけと言われても、そのための費用がなかった。留学奨学金の額面設定はよくできていて、家賃と食費はカバーできても、書籍購入までは回らない。図書館で読めというの

                                                • 未来のアラブ人 - Wikipedia

                                                  『未来のアラブ人』(原題: L'Arabe du futur)とは、シリアの血を引くフランス人漫画家リアド・サトゥフによるバンド・デシネ作品[1][2]。作者の幼少期を描いたメモワールであり、2014年に刊行された第1巻はアラブ社会主義体制下にあった1980年前後のリビアとシリアで過ごした6歳までの経験を扱っている[3]。この巻はアングレーム国際漫画祭の最優秀賞を受賞した[4][5]。22言語以上で刊行され、世界で200万部を売り上げるベストセラーとなった[6]。2019年には日本語版第1巻が出された。 汎アラブ主義に傾倒していたサトゥフの父親は、強い指導者と教育によってアラブ世界が生まれ変わることを夢見ており[3][7]、息子を「未来のアラブ人」として育てようとする[8]。冒頭では「アラブを変革するぞ! 宗教に頼らず教育で近代化を目指すんだ… 僕ならいい大統領になるよ」と宣言する[9]。

                                                    未来のアラブ人 - Wikipedia
                                                  • 仏、やまぬイスラム憎悪 理解深める模索続く―米同時テロ20年:時事ドットコム

                                                    仏、やまぬイスラム憎悪 理解深める模索続く―米同時テロ20年 2021年09月06日07時08分 フランスのモスク(イスラム礼拝所)=4月13日、パリ(AFP時事) 【パリ時事】2001年9月11日に起きた米同時テロは、イスラム教徒の割合が西欧では比較的多いフランスでも、イスラム教徒に対する憎悪や拒絶感を強める一因となった。130人が犠牲になった15年のパリ同時多発テロ以降、彼らへの風当たりはますます強まっている。一方で相互理解を深めようとする努力も続く。 〔写真特集〕パリで多発テロ~劇場、競技場で惨劇~ 米同時テロ以降、仏国内の公立学校では、イスラム教徒がスカーフや顔全体を覆うブルカやニカブを着用することを相次いで禁止した。表向きは1789年のフランス革命を起源とする政教分離(ライシテ)の原則や女性の権利保護が根拠とされるが、イスラム過激主義に対する警戒感の高まりを反映しているのは明白だ

                                                      仏、やまぬイスラム憎悪 理解深める模索続く―米同時テロ20年:時事ドットコム
                                                    • 日本の政党が国民に支持されなくなった理由が判明したぞwwwwwwwwwww : 哲学ニュースnwk

                                                      2023年08月31日22:00 日本の政党が国民に支持されなくなった理由が判明したぞwwwwwwwwwww Tweet 1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします🐙 2023/08/31(木) 16:00:31.985 ID:RZUPD4pB0 自民党も支持率低迷だが野党も支持されていない なぜだかわかるが? 【尿ペット】酷暑の国道4号、点在する「茶色い液体」入りのペットボトル…125本拾って嗅いでみた 2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします🐙 2023/08/31(木) 16:01:34.447 ID:RZUPD4pB0 まずもって日本人が大都市に居住するようになったことが原因だ いま1億2000万総人口のうちの約3分の1にあたる4000万人が首都圏に住み、大阪や名古屋・仙台・札幌なども含めれば過半数以上が大都市に住んでいる だが昔の時代、日本人はみんな「田舎者」だ

                                                        日本の政党が国民に支持されなくなった理由が判明したぞwwwwwwwwwww : 哲学ニュースnwk
                                                      • 内藤正典『イスラームからヨーロッパをみる』(岩波新書) 6点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

                                                        9月15 内藤正典『イスラームからヨーロッパをみる』(岩波新書) 6点 カテゴリ:社会6点 シリア内戦からの難民の大量流入、パリでの同時多発テロ事件、そして反イスラームを掲げるポピュリスト政党の台頭と、ヨーロッパにおけるイスラームというのは2010年代の大きな問題となってきました。そんな問題に対して長年ヨーロッパとイスラームの研究を行ってきた著者が分析した本になります。基本的にはムスリムからの視点を中心に、ヨーロッパにおける共生がいかに難しくなっているかということが書かれています。 ただし、5章立ての本で、第2章から第4章にかけては基本的にはイスラーム世界の動向を追うことに当てられており、「ヨーロッパ」に関する部分はタイトルから想像するよりは少ないかもしれません(もちろんトルコをどう捉えるかにもよりますが)。また、トルコに関する記述に関しては「エルドアン寄り」なので少し注意する必要もあるか

                                                        • 政教分離の理念「ライシテ」 時代の変化で見直し論も:東京新聞 TOKYO Web

                                                          夕闇に覆われた建物の壁に、イスラム教の預言者ムハンマドやイエス・キリストらを描いた風刺週刊紙シャルリエブドの巨大な紙面が次々と映し出されていく。 同紙の風刺画を授業で扱った後に殺害された中学校教師サミュエル・パティ=当時(47)=の国葬がパリ市内で開かれていた昨年10月21日夜。仏南部オクシタニー地域圏の行政府がパティと彼が守ろうとした表現の自由へのオマージュとして、主要2都市トゥールーズとモンペリエの地域圏庁舎に投影した。

                                                            政教分離の理念「ライシテ」 時代の変化で見直し論も:東京新聞 TOKYO Web
                                                          • あとがきたちよみ/『〈聖なる〉医療 フランスにおける病院のライシテ』 - けいそうビブリオフィル

                                                            あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページをご紹介します。気軽にページをめくる感覚で、ぜひ本の雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からもご覧いただけます。 ジャン・ボベロ、ラファエル・リオジエ 著 伊達聖伸・田中浩喜 訳 『〈聖なる〉医療 フランスにおける病院のライシテ』 →〈「訳者あとがき」(pdfファイルへのリンク)〉 →〈目次・書誌情報・オンライン書店へのリンクはこちら〉 訳者あとがき 本書は Jean Baubérot et Raphaël Liogier, Sacrée médecine : Histoire et devenir d’un sanctuaire de la Raison, Paris, Entrelacs, 2010, 196p. の全訳である。 著者のジャン・ボベロは、一九四一年生まれでライシテ研究の専門家。プロテスタンティズムと

                                                              あとがきたちよみ/『〈聖なる〉医療 フランスにおける病院のライシテ』 - けいそうビブリオフィル
                                                            • フランスの「反セクト法」

                                                              政治家と旧統一教会との関係が連日報道されています。反社会性のある団体ということを知っていながら、何らかの理由で付き合っていたとすれば、大きな問題です。一方で、一見、教会との関係性が不明な団体名もあり、一つ一つの相手の素性やイベントの背景を全て完全に調べて対応することは、実態として困難であったことは想像できます。それでも、今となってはもっと慎重さが求められたのでしょうが。。。 大事なことは、関係の有無の事実を公表するだけではなく、問題の本質を明らかにし、改善するべきことには迅速に対応していくことだと思います。 *** 今回の事件を受けて、”カルト宗教”を規制するための新たな法律を制定することについて、フランスの”反セクト法”(人権及び基本的自由の侵害をもたらすセクト的運動の防止及び取締りを強化するための2001年6月12日法律2001-504号) が注目されています。 フランス語の「セクト

                                                                フランスの「反セクト法」
                                                              • 特集「バタイユからナンシーへ」ジャン=リュック・ナンシー 聞き手:澤田直

                                                                ブランショ、フーコー、デリダといった20世紀の思想家たちに多大な影響を与えた、フランスの思想家・作家ジョルジュ・バタイユ。生誕120年で開かれた国際シンポジウム「神話・共同体・虚構 バタイユからナンシーへ」で日本に招かれた、フランスの哲学者ジャン=リュック・ナンシー氏のインタビュー(聞き手:澤田直)をお届けします。(「ふらんす」2017年8月号初出) 澤田直:ジャン=リュック・ナンシーさんは、今回、慶應義塾大学の招待で「神話・共同体・虚構 バタイユからナンシーへ」と題されたシンポジウムに参加するために来日されました。ですから、まずはこの企画と関連した質問からさせていただきたいと思います。あなたの思想は、カントやヘーゲル、そしてハイデガーの思想の批判的継承を通して、また、フィリップ・ラクー=ラバルトやデリダとの継続的な対話を通して展開してきたと思いますが、こういった思想上の師や友情の星座のな

                                                                  特集「バタイユからナンシーへ」ジャン=リュック・ナンシー 聞き手:澤田直
                                                                • 『宗教VS.国家』(講談社) - 著者:工藤 庸子 - 五味 文彦による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                                                                  著者:工藤 庸子出版社:講談社装丁:新書(208ページ)発売日:2007-01-19 ISBN-10:4061498746 ISBN-13:978-4061498747 内容紹介: 権力をめぐって対峙するカトリック教会と"共和派"の狭間で、一般市民は、聖職者は、女性たちは何を考え、どう行動したか。『レ・ミゼラブル』などの小説や歴史学文献を読み解きながら、市民社会の成熟してゆくさまを目に見える風景として描き出す。 『レ・ミゼラブル』で知る19世紀フランスの世相フランスで起きたスカーフ事件を記憶している人はまだ多かろう。公立中学校でイスラームの女子生徒がスカーフをかぶったまま教室に入ろうとしたところ、はずすようにいわれ、それを契機に大論争になったという事件である。 フランスには宗教に対して「寛容さ」がないのかと思って、そのままに見過ごしてしまったのは私一人ではなかったろう。 日本で世界人権宣言

                                                                    『宗教VS.国家』(講談社) - 著者:工藤 庸子 - 五味 文彦による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                                                                  • 同性婚裁判の話題に関連して、過去の論考を再掲載 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                                                    まず、うちには「同性婚」に関する記事はやまほどある。「同性婚」で検索すると出てくる出てくる 時折リンク集も作ったりしてるが、それでも多すぎる・・・・・ それで、今回は過去のなかでもまとめっぽい文章をいくつか選んだ。 過去記事もリンクもちょっと多すぎるぐらい多いので、 意見を改めてここに簡単にまとめてみよう ・同性婚の合法化には、実務的には何の問題もないと考える。決めてしまえば、それによって多くの人々が”夫婦関係”(この用語がそのまま使えるかどうかはともかく)を新たに結ぶことになるだろう。そこになんの「すべきでない」という価値観は感じないし、抵抗もない。 ・ただし以下のような点に関しても申し上げたい A:現行憲法の24条「結婚は両性の合意において成立し…」を「この条文は同性婚を禁止するものではない」という解釈は可能であろうし、「成立時は賛成も反対もなくそもそも『想定外だった』」というのが 真

                                                                      同性婚裁判の話題に関連して、過去の論考を再掲載 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                                                    • フランス“平等”の原則の影で 外国人“依存”ニッポン|NHKオンライン

                                                                      外国人労働者の受け入れ拡大に舵を切った日本が今後、どういう課題に直面するかを、 外国人労働者を多く受け入れてきた先進国の事例からシリーズで探るコラム。 第2回は人口の9%を移民が占めるフランスを取り上げる。 テロで注目されたフランスのひずみ 2015年、フランスは相次いでテロに見舞われた。1月にはパリ中心部の新聞社「シャルリ・エブド」や食料品店が襲撃され、合わせて17人が犠牲となったほか、同年11月には、パリ中心部のコンサートホールやレストランなどが襲われ、130人が犠牲になった。 一連の事件をきっかけに注目されたのがフランスの移民社会だ。実行犯のルーツやアジトは移民が多く暮らすパリ郊外の地域にあった。 フランスが「フランス国民」として掲げる価値観と、イスラム系移民が向き合う現実。事件をきっかけに、その間に横たわる深く、暗い溝がスポットライトにさらされた。 出生地主義で多様なルーツ フラン

                                                                        フランス“平等”の原則の影で 外国人“依存”ニッポン|NHKオンライン
                                                                      • 4.「現代フランス社会における『ライシテ(政教分離)』概念の変容より | 東洋哲学研究所

                                                                        「論文BOX」の中から選んで、各論文の概要やねらい、読みどころについて紹介しています。 「現代フランス社会における『ライシテ(政教分離)』概念の変容―イスラム子女のスカーフ問題をめぐって」[PDF 1,799kb] 執筆者 満足圭江氏(東洋哲学研究所ヨーロッパ・センター研究員) 『東洋哲学研究所紀要』の第20号(2004年)に掲載された論文です。 【論文の読みどころ】 2003年から2004年にかけて、フランスで「イスラム子女の公立学校でのヘッドスカーフ着用を認めるかいなか」が、国を二分するような議論になりました。 発端は1989年にまでさかのぼります。 この年の秋、パリ近郊の中学校で、イスラム系の2人の女子生徒が「校内でスカーフを着けている」ことを理由に、教師から「教室に入ることを禁止」されたのです。学校側の言い分は、「イスラム子女のスカーフは宗教性が強く」、また「体育や科学の実験のとき

                                                                          4.「現代フランス社会における『ライシテ(政教分離)』概念の変容より | 東洋哲学研究所
                                                                        • アメリカではイメージが悪くない「旧統一教会」 その背景

                                                                          上智大学教授で政治学者の前嶋和弘が11月24日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。アメリカでの世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について解説した。 【世界平和統一家庭連合(旧統一教会)会見】会見する教会改革推進本部の勅使河原秀行本部長(左)と福本修也弁護士=2022年9月22日午後、東京都渋谷区 写真提供:産経新聞社 世界平和統一家庭連合が質問権行使の文書を受け取る 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐり、文部科学省が初めて質問権を行使した文書と、厚生労働省と東京都が送った養子縁組についての質問書を、世界平和統一家庭連合が11月23日に受け取ったことがわかった。その上で、「誠心誠意、回答に努めさせていただきたい」とコメントしている。 飯田)宗教法人法に基づく質問権の行使は初めてだということですが、どうご覧になりますか? 前嶋)安倍元総理の悲劇からのスタートではあ

                                                                            アメリカではイメージが悪くない「旧統一教会」 その背景
                                                                          • UTokyo BiblioPlaza

                                                                            実は、本書には幻のタイトルがありました。私の側が用意していたのは、『ライシテとは何か』というもの。しかし、出版社によれば、『〇〇とは何か』というタイトルは、最近話題の言葉を改めて根本から論じるような本にふさわしいのだそうです。つまり、「ライシテ」という言葉は、日本ではそもそも耳にする機会がまだ少ないと判断されたことになるでしょう。 「ライシテ」とは、簡単に言えばフランスの政教分離のこと。しかし、ことは狭い意味での政教分離の話にとどまりません。フランス革命以来の共和国の理念が詰まった言葉で、ライシテの歴史はフランスの近現代の歩みと軌を一にします。すると、ではライシテはあくまでフランスに固有の話なのだなと思われてしまうかもしれません。そう主張する研究者もいますが、私の考えではライシテはフランスだけの話ではありません。 もうひとつ、気になっていたことがありました。たしかに、「ライシテ」はまだ日本

                                                                              UTokyo BiblioPlaza
                                                                            • 島薗進×伊達聖伸 政界癒着、ライシテ、国葬……最新版「政教分離」という議論

                                                                              ――安倍元首相の銃撃事件をきっかけに、自民党と統一教会の癒着が次々と明らかになっていった。近代国家では守らなければならないはずの政教分離という原則は、いったいどうなっているのか。フランスにおける政教分離の理念「ライシテ」の研究者である気鋭の宗教学者、伊達聖伸・東大教授が、宗教学の泰斗である島薗進・東大名誉教授と日本における政教分離から国葬の是非までを徹底的に論じ合う。 (写真/増田彩子) 伊達聖伸 安倍元首相の銃撃事件をきっかけに、自民党と統一教会(旧統一教会。現名称は世界平和統一家庭連合。以下、統一教会)の関係が突然誰の目にも明らかになるような形で露呈しました。宗教学者や政治について詳しい人はある程度知っていたことですが、それにしてもここまで関係が深いとは思わなかった、という声も多く聞かれました。 島薗進 同時に自民党と創価学会や日本会議など、ほかの宗教団体、あるいは宗教的な団体ともいか

                                                                                島薗進×伊達聖伸 政界癒着、ライシテ、国葬……最新版「政教分離」という議論
                                                                              • 『本気で宗教学を学びたい人のための文献リスト第二版(2023年修正版)』

                                                                                日本語文献のみ 刊行年の後の( )内は原著の刊行年 ★は最初に読むとよいもの (コメントに深い意味はありません。あくまでもご参考までに。) ◇ 概論 星野英紀・池上良正・氣多雅子・島薗進・鶴岡賀雄編、『宗教学事典』、丸善、2010年 ★ (フォーマットが統一されており、読みやすい。最初の一冊でしょうか。) 井上順孝編、『現代宗教事典』、弘文堂、2005年 (人名項目が立てられているのがポイント。) マーク・C・テイラー (奥山倫明監訳)、『宗教学必須用語22』、刀水書房、2008年 (原題は Critical Terms for Religious Studies 。執筆者の個性が強く出た本。) 磯前順一・山本達也編、『宗教概念の彼方へ』、法藏館、2011年 (「宗教概念批判」以後を知るにはこれを。) 田川建三、『宗教批判をめぐる 宗教とは何か(上)』、洋泉社MC新書、2006年(1984

                                                                                  『本気で宗教学を学びたい人のための文献リスト第二版(2023年修正版)』
                                                                                • Supplements of Deconstruction

                                                                                  No. 3  2024 →統合版ファイル(一括ダウンロード) 目次 【いま、国家の脱構築?──デリダ、レヴィナス、中上健次と「国民国家(ネーション・ステート)」】 初期デリダにおける暴力の主題――植民地主義とアルジェリア戦争を背景として―― 小川歩人………1 →PDF レヴィナスのライシテ論と「イスラエル」――キリスト教批判の観点から 若林和哉………17 →PDF シオニズムに対するレヴィナスとデリダの距離 早尾貴紀………32 →PDF ジャック・デリダと「国語」の発明 自伝、翻訳、国民国家 森脇透青………38 →PDF たった一つの、私のものではない「日本語」――ジャック・デリダ、中上健次、『批評空間』―― 松田樹………53 →PDF 中上健次の地政学的壊像力――東アジア的「アウトロー」の交通空間 大杉重男………69 →PDF 【ジャック・デリダ『生死』を読む】 デリダと生物学主義の問い

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