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中村文則の検索結果1 - 40 件 / 95件

  • 【寄稿】五輪利権のため国民の命賭けた政府 作家・中村文則さん:東京新聞 TOKYO Web

    1964年の東京五輪の開会式を見て、当時の国内の著名作家たちは、さまざまな文章をつづり、記録し、表現した。そして2021年の東京五輪は―。作家の中村文則さん(43)に、23日夜の開会式を見た後で、寄稿してもらった。 なかむら・ふみのり 作家。1977年、愛知県生まれ。福島大卒。2002年に「銃」で新潮新人賞を受賞しデビュー。05年、「土の中の子供」で芥川賞。20年、中日文化賞。主な著書に「掏摸(スリ)」(大江健三郎賞)「教団X」「逃亡者」など。東京都在住。

      【寄稿】五輪利権のため国民の命賭けた政府 作家・中村文則さん:東京新聞 TOKYO Web
    • 純文学に関する雑感

      純文学に関する雑感。 # 純文学とは 純文学は芸術の一種なので新規性が必要。逆に新規性がある小説作品を純文学という。 純文学における新規性とは、主に作品で取り扱う題材の新しさと表現の新しさ、そして作品に通底する美意識の新しさ。それらの新しさを開拓することにより文学で表現できる領域を拡大する作品を純文学と呼ぶ。 とはいえ個々の作品についてそれが純文学かどうかをきちんと判断するのには時間がかかるので、純文誌(文學界、新潮、群像、すばる)によく掲載される作家の小説が純文学と呼ばれる傾向がある。 # 純文学というジャンルについての現在の課題 市場規模が小さいことが最大の課題。平たく言えば食っていけないので担い手がおらず、ジャンルの魅力自体が縮小している。 村上春樹以外の存命の純文学作家は? と尋ねられても普通の人はなかなか答えられない。 過去の一時期においては小説新聞や文芸ジャンル以外の雑誌、たと

        純文学に関する雑感
      • 「野党は批判ばかり」の非難に答えます/間違った政治にも「黙って従え」というのでしょうか

        与党やその補完勢力、一部のメディアが行う「野党は批判ばかり」という非難は、事実と全く異なるものであり、自民党がどんなに間違った政治をやっても「黙って従え」といわんばかりの暴論です。いまこそ事実に基づく批判と一体に建設的な提案を示してきた野党の役割が発揮されるときです。 事実はまったく違う―さまざまな提案実現 国民の願いに立つコロナ対策推進 新型コロナウイルス対応を見れば、野党が国民の切実な願いに立って、さまざまな提案を行い、実現させてきたことは明らかです。 野党が先頭になって進めてきたのがPCR検査の拡充です。政府が「検査抑制」論を振りまくなか、無症状感染の存在という科学的知見に基づき、医療機関や高齢者施設などへの「社会的検査」、繁華街などの「大規模・地域集中的検査」など具体的な感染抑止のための検査戦略を提案し、検査拡充を実現してきました。 野党が“自粛と補償は一体に”を合言葉に、粘り強い

        • 第128回文學界新人賞受賞作 市川沙央「ハンチバック」 |文學界

          第128回文學界新人賞は、応募総数2229篇の中から5篇を最終候補とし、3月6日に青山七恵、阿部和重、金原ひとみ、中村文則、村田沙耶香の5選考委員による選考会議が開かれ、市川沙央さんの「ハンチバック」が受賞作に決定しました。今回は、受賞作の冒頭8000字を公開いたします。 市川沙央(いちかわ・さおう)   1979年生まれ。早稲田大学人間科学部eスクール人間環境科学科卒業。筋疾患先天性ミオパチーによる症候性側弯症および人工呼吸器使用・電動車椅子当事者。現在、ライター。 <head> <title>『都内最大級のハプバに潜入したら港区女子と即ハメ3Pできた話(前編)』</title> <div>渋谷駅から徒歩10分。</div> <div>一輪のバラが傾く看板を目印にオレは欲望の城へと辿り着いた。</div> <div>どうも、ライターのミキオです。今回は、ハプニングバーの超有名店「××××

            第128回文學界新人賞受賞作 市川沙央「ハンチバック」 |文學界
          • 中村文則の書斎のつぶやき:「共産党アレルギー」は言い訳 | 毎日新聞

            日本の野党は大変だと思う。 野党が反対するのは一部のおかしい法案のみで、与党が出す法案の大半に実は賛成している。いい対案も多く出しているが、マスコミはその事実を報じず「野党は批判ばかり」と言う。何だかもう、フェイクニュースである。 しかも日本のマスコミは、自民党の総裁選を衆院選より盛り上げる。立憲民主党の代表選があったが、テレビはほぼ事実上スルーだ。 面白味(おもしろみ)がない、と言う人もいるが、ではベテランばかり並んだ自民党の総裁選の、あれのどこに面白味があったのだろう。その前の菅前首相の時は「パンケーキが好き」とテレビは必死に取り上げたが、いい年の男性がパンケーキを食べ、一体それの何が面白いのか。マスコミが「盛り上がった」雰囲気をつくっただけだろう。 衆院選での「野党共闘」は、立憲民主党と日本共産党の選挙協力がうまくいった所などで成果を上げ、数字上でも与党を追い詰めていた。与党自らも、

              中村文則の書斎のつぶやき:「共産党アレルギー」は言い訳 | 毎日新聞
            • 仕事を辞めて小説家を目指した僕の末路|ふわふわ

              なかなか書き出すことができない。 理由は分かっている。こんなタイトルのこんな文章、きっと誰も読まないだろうと思っているからだ。読まれたとして、これを読む人は僕のことを全く知らないわけで、そんな人達に向けて書いても果たして意味があるのか。 だけどとりあえず、無理をして書き出すことにした。読む誰かを意識するのはやめた。 何か、よく分からない、この世界を見ている神のようなものへ向けて、祈るように書こう。 あるいは、小説家になりたいなどと考え始めた、中学生の頃の僕に向けて。 小学三年生くらいまで、僕は本など漫画くらいしか読んでいなかった。 初めて文字だけの本を読んだのは、「スクランブル・マインド」という小説だった。図書館にある、ちょっと分厚めのファンタジー小説だ。 分厚い文字だけの本を読破した達成感はかなりのもので、それから色々な本を読んだ。といっても、殆どは同じようなファンタジー系のジャンル。

                仕事を辞めて小説家を目指した僕の末路|ふわふわ
              • 中村文則の書斎のつぶやき:ケーキ屋の行列と裏金議員 | 毎日新聞

                遠くの町を歩いていたら、ケーキ屋の前に列ができていた。 列は気になる。そんなにおいしいのか、と興味を引かれたけど、列は長く、並べないと思った。今、自民党の派閥の裏金問題があるけど、もし裏金を得た議員なら、どうするのだろう。 秘書か会計責任者を代わりに並ばせ、順番抜かしという不正までするのだろうか。他のお客が仮に警察を呼んでも、何のおとがめもない。行為が発覚したら、会計責任者が勝手に並んだ、自分は知らなかったと言い、会計責任者も、派閥から、列は順番を抜かしてもいいと言われたので従った、悪いことじゃないと思った、と言うのかもしれない。 僕は列を横目に、自分の用事を済ます。でも帰り道、その列が消えていた。店内にお客はいるが、今なら入れる。 これもまた列の不思議なところで、誰かが並んでいた場所が空くと、チャンスに感じてしまう。店に入り、しかし驚く。一番安いケーキが800円もする。 しかも、とても小

                  中村文則の書斎のつぶやき:ケーキ屋の行列と裏金議員 | 毎日新聞
                • 中村文則「僕は小説家だからこそ恐れずに言う」

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                    中村文則「僕は小説家だからこそ恐れずに言う」
                  • 澤田愛子 on Twitter: "中村文則氏「本来、安倍さんたちを支持していた人たちは、怒っていいはずです。『日本を守る』と言っていた政治家が、多くの深刻な被害をもたらした教団と繋がっていた。安倍さんたちに『裏切られた』と感じるのが普通のはずです」朝日8.30"

                    中村文則氏「本来、安倍さんたちを支持していた人たちは、怒っていいはずです。『日本を守る』と言っていた政治家が、多くの深刻な被害をもたらした教団と繋がっていた。安倍さんたちに『裏切られた』と感じるのが普通のはずです」朝日8.30

                      澤田愛子 on Twitter: "中村文則氏「本来、安倍さんたちを支持していた人たちは、怒っていいはずです。『日本を守る』と言っていた政治家が、多くの深刻な被害をもたらした教団と繋がっていた。安倍さんたちに『裏切られた』と感じるのが普通のはずです」朝日8.30"
                    • 【書評】実験思考 光本勇介 幻冬舎 - 京都のリーマンメモリーズ

                      これは驚きの宝石箱やぁ~ と思わず言ってしまいそうなくらい、驚きが詰まった本です。 ページをめくる度に凄い!と唸ってしまい、ページをめくる手が止まりません。 普通ならこの本は、1500円位が相場だと思いますが、定価は390円(税抜)なんです! 最低限の経費価格にして、後は本を読んだ人が値段を決めて払うとシステムになっています。 もし、誰も追加で払ってくれなければ、大赤字です。 それも、実験の1つだということで、実行してしまいました。 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【5.紹介して欲しい本大募集の結果報告】 【1.本書の紹介】 著者は、目の前のアイテムを瞬間的にキャッシュに変えられるアプリ「CASH」や、あと払い専用の旅行代理店アプリ「TRABEL NOW」など、革新的なサービスをリリースしています。 そんなすごいアプリを開発した著者が

                        【書評】実験思考 光本勇介 幻冬舎 - 京都のリーマンメモリーズ
                      • 【追悼 大江健三郎】蓮實重彥「ある寒い季節に、あなたは戸外で遥か遠くの何かをじっと見すえておられた」|文學界

                        一つの時代が終わった、とつくづく思わずにはいられない。子供心にも戦前のこの国を多少とも知っており、「戦後は終った」といわれた1960年代にあなたがその才能を遺憾なく発揮された途方もない世代の終焉である。その時代をともに生きていられたことを、この上なく幸運なことだったといまは自分にいい聞かせることしかできない。わたくしたちは、中国大陸への理不尽な軍事侵攻が活況を呈しはじめたころ、そんな事態はまったくあずかり知らぬまま、侵攻しつつあるこのちっぽけな島国に、みずから責任はとりがたいかたちで生をうけた。早生まれのあなたとわたくしとは、年齢では一歳違う。学年で言うと二年の差があるが、ほぼ同時代人といってよかろうかと思う。 とはいえ、あなたが四国の鬱蒼とした森に囲まれた山岳地帯で過ごされたほぼ同時の幼少年期の体験のあれこれは、あなたの作品をいくら仔細に読んでみても、東京生まれのわたくしには、まるで異国

                          【追悼 大江健三郎】蓮實重彥「ある寒い季節に、あなたは戸外で遥か遠くの何かをじっと見すえておられた」|文學界
                        • 2020にアメリカで話題になった日本の文学作品リスト

                          日米に限らず、すべての人の平等を目標とする「ポリティカル・コレクトネス」を敵視する人は少なくない。自分が住んでいる社会でマジョリティの立場にいる人は、マジョリティとして看過されてきた言動が制限されることに不快感や恐れを感じるのだろう。「自分には無関係のことだ」と思っている人もいるだろう。しかし、ポリティカル・コレクトネスは、それらの人々が想像していない場所で、それらの人々の文化や生活を豊かにしているのだ。 たとえば、アメリカの出版業界も、最近の社会の動向を反映して、黒人作家の作品が売れるようになり、海外からの翻訳文学への評価も高くなっている。何よりも、それらを特別視せずに、英語で書かれた作品と同等に扱い、好んで読む読者が増えているのを感じる。日本人作家の作品もそのひとつだ。私が若かった頃でも日本人作家の翻訳作品は海外で読まれていた。だが、そこには「異国への物珍しさ」が中心で、英語で書かれた

                            2020にアメリカで話題になった日本の文学作品リスト
                          • 探求型小説についてのメモ - TBCN

                            はじめに 以下はmurashitさんの次の記事に触発されて書くものです。 murashit.hateblo.jp そういえば私もこのへんのハナシが好きだったはずだけど、最近読んでなかったな、と思って、じゃあ自分の好みをまとめておこうかな、という気持になったのです。 タイトルに挙げた「探求型小説」というのは仮につけたものです。この手の作品はけっこう多いので、たぶんもっと適当なネーミングをしている人がすでにいるはずですが、私は以下、この名称のもとにいくつかのジャンルに当てはまる特徴をまとめてみたいと考えています。 近いことはこれまで、「歴史ミステリ」についてだとか、「メタフィクション」についてだとかの中で、書いてきました。今回書くのは、それらの考え方を敷衍したものです。 探求型小説の特徴 私が「探求型小説」と呼ぶ型の特徴は、次の三つです。 ①主人公がある対象(謎、事件、人物など)について調査探

                              探求型小説についてのメモ - TBCN
                            • 【書評】あなたが消えた夜に  中村文則   毎日新聞出版 - 京都のリーマンメモリーズ

                              さあ、いよいよ始まりました! 皆様よりご応募頂いた、気になる本、オススメしたい本を紹介するリクエストウィークです! 【1.本の紹介】 【2.リクエスト頂いた方のご紹介】 【3.本のあらすじ】 【4.本の感想】 【5.出版社より】 【1.本の紹介】 第1回目はこちら、 「あなたが消えた夜に 中村文則 著」です! 【2.リクエスト頂いた方のご紹介】 こちらはガネしゃんさんのリクエストになります。 ガネしゃん id:yu_me_po-lly さん: 私が気になる本ですが、 中村文則さんの「あなたが消えた夜に」です(^o^) ガネしゃんさんありがとうございました! ちなみにガネしゃんさんのブログはこちらになります。 楽しい絵本やお手軽料理、お子さんのことなど日常生活からトピックを紹介されています。 www.yumepolly.com そんな幸せな日常を送られているガネしゃんさんのリクエストが 「あ

                                【書評】あなたが消えた夜に  中村文則   毎日新聞出版 - 京都のリーマンメモリーズ
                              • 銃撃事件半年、続く異常な社会 中村文則さん「悪は無関心の中に」:朝日新聞デジタル

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                                • 作家・中村文則氏 国民の命にまで…安倍政権はもう限界だ|怯むなANAホテル!ウソと詭弁を終わらせろ

                                  以前のモリカケ問題の時、政権に好意的な人たちも、首相たちの言い訳が全て本当と思った人は少なかったのではないか。政権を表面的には擁護しながらも、首相たちもまあ反省するからよくなると思った人もいたのではないか。だが反省も何もなく、むしろ悪化し現在の桜問題につながった。 モリ… この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り659文字/全文799文字) ログインして読む 【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】 初回登録は初月110円でお試しいただけます。

                                    作家・中村文則氏 国民の命にまで…安倍政権はもう限界だ|怯むなANAホテル!ウソと詭弁を終わらせろ
                                  • 文学フリマ代表・望月倫彦が語る、リアルなイベントの価値 「文章を書く人の数は今が一番多い」

                                    小説、評論、エッセイ、詩歌、ノンフィクションなど様々な作品の展示即売会である文学フリマ。そこには同人誌をはじめ、CD、電子書籍、Tシャツなどいろいろな形の「文学」が並び、多くの来場者を集めている。間もなく11月20日にも東京で開催されるこのイベントは、2002年の第1回以来、20年におよぶ歴史を持つ。初期からアマチュアに混じりプロの書き手が出店する一方、かつてアマだった参加者が商業デビューした例も少なくない。規模を拡大し続け、東京以外の各地でも即売会を開催するようになった文学フリマ事務局は今年、一般社団法人になった。望月倫彦代表に文学フリマのこれまでとこれからを聞いた。(円堂都司昭/10月31日取材・構成) 望月倫彦氏 ――文学フリマの歴史は、公式サイトにまとめられていますが、代表自身から始まりをあらためて話していただけますか。 望月:批評家・マンガ原作者の大塚英志さんが、作家の笙野頼子さ

                                      文学フリマ代表・望月倫彦が語る、リアルなイベントの価値 「文章を書く人の数は今が一番多い」
                                    • 中村文則の書斎のつぶやき:五輪利権のために | 毎日新聞

                                      日本の政治は、異次元の領域に入ったのだろうか。 感染力の強いインドの変異株については、3月下旬には既に広く報道され、インドの感染者数は急増していた。4月に入り、その感染者数は爆発的な増加の段階に入っていたが、日本が対インドの水際対策を「強化」したのは、恐るべきことに5月1日になってからだった。しかもかなりザルの対策で、渡航者の隔離期間をやっと10日間まで延ばしたのは、なんと5月28日からになる。 この異常な遅れ。正気とも思えない。こんな水際対策をしておきながら、国民には自粛を強いている。 その政府が今、五輪開催を強行しようとしている。自分たちと関連企業のことしか、考えていないのかもしれない。五輪をし、日本人選手が活躍すれば「何だかんだいってやってよかった」となり、選手の活躍をなぜか自分たちの手柄のように語り、控えている衆院選で勝つつもりかもしれない。 もしかしたら、五輪で感染は広がらないか

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                                      • 中村文則の書斎のつぶやき:コロナから逃げる政権 | 毎日新聞

                                        台湾が7人、韓国が31人、日本が1534人。この原稿を書いている8月1日に発表された、新型コロナウイルスの1日の新規感染者数である。台湾の7人中6人、韓国の31人中23人は海外からの渡航者で、実質は台湾は1人、韓国は8人だ。 タイは2人で2人とも海外からの渡航者。同じ島国のニュージーランドも2人。新型コロナウイルスの猛威は地域差があり、東アジアの日本は被害は少なく済んだ可能性が高かったが、近隣国で言えばフィリピンと同様に失敗した。 最大の景気対策は、感染者数を減らすことではないだろうか。感染者数が激減すれば、マインドも変わり景気も当然上がる。日本が失敗したのは、オリンピックを気にするあまり緊急事態宣言を出すのが遅れたこと、その解除がやや早かったことだろうけど、その後の失敗もなかなか凄(すご)いものがある。

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                                        • 大江健三郎詳細年譜 - jun-jun1965の日記

                                          1850年 曾祖父・八三郎生まれる。 1855年(安政2)内ノ子騒動 1866年(慶應2)奥福騒動 1894年(明治27)父・好太郎生まれる。祖母はフデ。 1902年(明治35)母・小石生まれる。 1914年(大正3)20歳の父と12歳の母が結婚。 1919年(大正8)祖父この頃死ぬ。数え五十歳。 1923年( 12) 姉・一生まれる。 1924年4月24日、好太郎、明智新六らと大瀬革進会を結成、総選挙で窪田文三を応援と決定する。(史料愛媛労働運動史4巻、124p、愛媛新報) 1929年(昭和4)長兄・昭太郎生まれる。 ? 次兄・清信生まれる。 1933年、姉・重子が生まれる。 5月15日、伊丹十三(池内義弘)生まれる。 1935年1月31日 愛媛県喜多郡大瀬村に生まれる。父は大江好太郎、母は小石。長兄・昭太郎(燃料商、歌人)、次兄・清信。姉二人、弟・征四郎、妹一人。父は製紙原料商で、ミツ

                                            大江健三郎詳細年譜 - jun-jun1965の日記
                                          • 「新・三島由紀夫」フェア開催 新潮文庫リニューアルや「肉声」音源公開 | CINRA

                                            新潮社による『「新・三島由紀夫」フェア』が行なわれている。 没後50年を迎える三島由紀夫。同フェアでは新潮文庫全作品のカバーを金銀箔を施したデザインにリニューアルしたほか、三島本人が『わが友ヒットラー』を朗読した音源の公開、新たな解説の収録、新編短編集『手長姫 英霊の声 1938 -1966』の刊行、『新潮』『芸術新潮』への特集記事掲載などを実施する。 解説執筆陣は、『愛の渇き』の石井遊佳、『金閣寺』の恩田陸、『春の雪 豊饒の海(一)』の小池真理子、『花ざかりの森・憂国』の佐藤秀明、『潮騒』の重松清、『宴のあと』の辻原登、『真夏の死』の津村記久子、『仮面の告白』の中村文則、『午後の曳航』の久間十義、『サド侯爵夫人・わが友ヒットラー』の平野啓一郎、『禁色』の森井良。 11月1日刊行される短編集『手長姫 英霊の声 1938 -1966』には、三島が13歳から41歳までの間に発表した短編作品の中

                                              「新・三島由紀夫」フェア開催 新潮文庫リニューアルや「肉声」音源公開 | CINRA
                                            • 『橋本環奈』『浜辺美波』『今田美桜』3人の魅力や人物像を解説。大人気の若手女優を徹底比較! - イギーとポル 福岡グルメ

                                              テレビを観ているといきなり画面に美女や美少女が現れ、目の瞳孔や口がパカーンと開いて見とてしまうことありますよね! そういう時はいつも一瞬の出来事で、その女性が誰なのか?凄く気になるのですがわからずじまい.....。 結局、調べようもないのですが、一度見たら忘れられない綺麗な表情をしているのです.....しかし、2度目は見逃しませんよ! いやいやいや、何の宣言をしているのやらw テンション上がりすぎて、キーボードを打つ指が止まらないのです!(゚д゚)! どぉ~もぉ~ポルです!ヽ(^o^)丿 今、ドラマや映画で大活躍中の若手女優の3人、橋本環奈さん、浜辺美波さん、今田美桜さん、見とれてしまうほどの美女ですよね。 そりゃー彼女達の事を知ってはいますが、どういう人物なのか?などは作品やテレビに出ている印象でしか知りません。 『橋本環奈』『浜辺美波』『今田美桜』この3人のことを全く知らないド素人の僕

                                                『橋本環奈』『浜辺美波』『今田美桜』3人の魅力や人物像を解説。大人気の若手女優を徹底比較! - イギーとポル 福岡グルメ
                                              • 特集ワイド:作家・中村文則さんが案じる政治と宗教 うやむやなら日本は終わり | 毎日新聞

                                                事実は小説よりも奇なり、という。では今、現実の世であらわになっている政治と宗教のゆがんだ関係は、作家の目にどう映っているのか。「この問題をうやむやにするようでは、日本はもう終わりかもしれません」。かつてカルト教団の狂気と暴走を描いた中村文則さん(44)は、問題の行く末を案じるのである。 「ああ、そういうことかと思ってしまった。僕自身は、安倍さんが旧統一協会と関係があることを知っていましたので」。安倍晋三元首相が銃撃された事件で、動機が報道された当時を中村さんはこう振り返る。容疑者の家庭が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)によって崩壊し、その恨みが犯行を引き起こしたと伝えられたが、驚きはなかったという。 政界と旧統一教会のつながりは歴史的に根が深い。教団系出版社が刊行した「日本統一運動史」などによれば、韓国で創設された教団は1959年から日本で布教を始め、64年に宗教法人として認証された。6

                                                  特集ワイド:作家・中村文則さんが案じる政治と宗教 うやむやなら日本は終わり | 毎日新聞
                                                • 中村文則の書斎のつぶやき:すっきりした説明を | 毎日新聞

                                                  もし観(み)ているテレビドラマや映画が、こんなふうだったらどうだろう。 架空の国の首相が、本来任命されるはずだった学術会議の学者を排除し、その理由を説明しないというストーリー。 その物語を観ている我々は思う。早く理由を説明しろと。なぜならこれは権力の異例の行使であり、国のトップが、自分の権力の行使の理由を説明しないなど国家としてありえないからだ。観ている我々は「なるほど、そういう理由で任命しなかったのか」と納得できる説明が聞きたい。だが物語ではその代わりに、是々非々のふりをして政権を擁護し続ける論客たちが――実にみっともない――論点をすり替えるために次々登場する。これはかなりストレスだ。 しかもこの物語では、前首相の時、「余人をもって代え難い」というよくわからない説明で法律を変えてまで検察のトップにしようとした人物が賭け麻雀(マージャン)をしており、その前には、「桜を見る会」の前夜祭で、明

                                                    中村文則の書斎のつぶやき:すっきりした説明を | 毎日新聞
                                                  • 中村文則の書斎のつぶやき:機能しないマスコミ | 毎日新聞

                                                    報道に触れると、やれ菅義偉首相が苦労人であるとか(別にお金持ちの生まれだが)、パンケーキが好きだとか(いや、というか、大体の人は好きだろう)、とにかく好感を抱かせるように持ち上げるものが多く、正直気持ち悪かった。 安倍政権が終わっても、マスコミの一部は忖度(そんたく)や、「よいしょ」することを一時も我慢できないらしい。そして政権の支持率が高めだった結果を受け、そのマスコミが「菅政権の支持率の高い理由」を分析していたのには飲んでいたコーヒーを噴き出しそうになった。「私たちがよいしょしたからでやんす」とでも書けばいいんじゃないか。 日本は第二次大戦の敗戦までの17年間で、実は政権が17回も代わっている。明確な独裁者がいないのに独裁が続き、亡国へ突き進んだ世界でも稀(まれ)で特殊な国だった。その特殊性の片鱗(へんりん)が、再び見え始めたのかもしれない。

                                                      中村文則の書斎のつぶやき:機能しないマスコミ | 毎日新聞
                                                    • 特集ワイド:「帰省警察」に「クラスターフェス」、極端すぎませんか? 現実直視できぬ社会 作家・中村文則さんと考える | 毎日新聞

                                                      新型コロナウイルスの感染拡大は「お盆」の風景を一変させた。青森県では、東京から帰省した人を迎えた家の前に「さっさと帰って」と書かれた中傷ビラが置かれた。営業する店に嫌がらせをする「自粛警察」、マスクを着けない人をとがめる「マスク警察」に続く、「帰省警察」なる言葉も登場。一方で、「コロナは風邪だ」とマスクを着けずに訴える「クラスターフェス」の一団が出現した。なぜ「極端」から「極端」へ走る人がいるのか。社会の病理を鋭く洞察する作家の中村文則さん(42)と考えた。 「日本を覆う不吉な空気がこの国をどんどん悪くしていると思ってきましたが、コロナが悪化のスピードを加速させたと感じます。ずっと進んでいた差別の感覚は増大し、人々は互いに攻撃し合う。『帰省警察』も感染者へのバッシングも、そうしたギスギスした社会を象徴していると思います」

                                                        特集ワイド:「帰省警察」に「クラスターフェス」、極端すぎませんか? 現実直視できぬ社会 作家・中村文則さんと考える | 毎日新聞
                                                      • 中村文則の書斎のつぶやき:二元論が繰り返す悲劇 | 毎日新聞

                                                        人間の脳は、善悪の二元論になりやすい。 でも戦争で、双方に何らかの形で大国が関わる場合、片方の大国が100%悪で、片方の大国が100%正義だった状況などないことは、残念だけど歴史が証明している。二元論は気持ちいいが、それだと分析がされず、また悲劇が繰り返されてしまう。 ロシアがウクライナに侵攻したが、最も間違っているのはそう決めたロシアの大統領であり、その政府だと僕は思う。では西側諸国はどうか。 EU(欧州連合)は今も、ロシアから各資源を輸入している。天然ガスを運ぶ新パイプラインは一旦止めたが、他のパイプラインは稼働中である。各エネルギー資源の購入で、1日に1000億円以上のお金がEUからロシアに渡っているとされる。現在は多少減っただろうが、今も流れるお金は莫大(ばくだい)だ。EU諸国はウクライナに軍事援助をしながら、ロシアに巨額のお金を渡している。こういうのを偽善という(自由と民主主義…

                                                          中村文則の書斎のつぶやき:二元論が繰り返す悲劇 | 毎日新聞
                                                        • 中村文則の書斎のつぶやき:首相への忖度、被害は国民に | 毎日新聞

                                                          首相が突然辞任する事態となった。 このコロナ禍において、今ほど、国民にとって政治が必要な時はない。安倍首相の任期中、今ほど、トップの重要性を問われる時期はない。非常時の国家にとって避けたい事態であり、首相も相当に無念だったろう。 支持率や政策が堅調な時に、病で辞任したわけではなかった(辞めた後に支持率上昇の珍事があったが、お決まりの同情票に過ぎず、メディアの最後の忖度(そんたく)だったのか、本来調査する意味はない)。事実上、もうどうやっても支持率は回復しない(辞めなければ上がらない)状況での辞任だった。さまざまな積み重ねの結果だが、わかりやすい「アベノマスク」が決定打だったと思う。 あれさえなければ、ここまで支持率は下がらなかったろう。だがアベノマスクは実に安倍政権らしく、その伏線は加計学園の問題の時から既に始まっていたと思う。

                                                            中村文則の書斎のつぶやき:首相への忖度、被害は国民に | 毎日新聞
                                                          • 中村文則「僕は小説家だからこそ恐れずに言う」(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

                                                            純文学でありながらサスペンス的手法も取り入れる現代小説の旗手であり、近年は『教団X』の大ヒットで知られる芥川賞受賞小説家・中村文則(42歳)は、努めてニュートラルな口調でアフターコロナをこう予言した。 「このコロナウイルスはこれから少しずつ世界が悪くなっていく速度を劇的に上げてしまうのだろうと思っています。見せかけの好景気の正体が暴露され、差別や格差が助長され、人と人の断絶は進み、より内向きになっていく。コロナは天災ですが、アフターコロナに起こるのはおそらく人災です」。 【写真】芥川賞作家の中村文則さん(42歳) そして言葉を継いだ。「今回出版される小説の中にも書きましたが、いまの空気は戦前戦中のそれとよく似ている。もともとは世の中が悪くなって行くのを見据えて書いた新聞連載でしたが、ちょうど当てはまってしまったなという感じはありました」。 4月16日に発売された新作『逃亡者』(幻冬舎)で中

                                                              中村文則「僕は小説家だからこそ恐れずに言う」(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
                                                            • 敵基地攻撃能力「小説の冒頭のまんま」 作家・中村文則さんは驚いた:朝日新聞デジタル

                                                              ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                敵基地攻撃能力「小説の冒頭のまんま」 作家・中村文則さんは驚いた:朝日新聞デジタル
                                                              • 初の有料開催となった『文学フリマ東京38』会場レポ。第一回から今回までの歴史を振り返る | CINRA

                                                                文学フリマのことを“文芸フリマ”と言い間違えがちな知人がいる。文“学”というやや硬めの表現ではなく、やや柔らかめで、もっと広い領域を指していそうな“文芸”と呼びたくなる感覚は、わかる気がする。運営する側の一般社団法人文学フリマ事務局が「文学作品展示即売会」と表現するこのイベントは、年々規模を拡大し、日本各地で開催されるようになった過程で、意外に幅広い分野をあつかうようになったからだ。 5月19日に東京で38回目、全国通算で91回目となる『文学フリマ東京38』が開かれ、私も行ってきた。東京流通センターの会場には開場30分前に着いたが、すでに数百メートルの待機列ができている。定刻の正午より列が動き、間もなく入場してみると、12時台のうちは近年の開催ほどには混んでいないと感じた。 私は2002年にスタートした文学フリマに初期からしばしば訪れてきたが、コロナ禍での中止を経た直後の『第三十一回文学フ

                                                                  初の有料開催となった『文学フリマ東京38』会場レポ。第一回から今回までの歴史を振り返る | CINRA
                                                                • 朝井リョウ 著『風と共にゆとりぬ』より。為になりつつ、心配にもなりつつ、ただただ楽しい。 - 田舎教師ときどき都会教師

                                                                  勤めていた会社を辞めてから、早くも二年が経過した。今のところ心身(肛門以外)共に健康に過ごせているが、兼業生活に戻りたいな、と思うことがしばしばある。それはお金のためでも、社会とつながるためでもなく、単純に、会社勤めをしていたころのほうが「よし、小説書くぞぉ~~~!!!」という気持ちになることができたからだ。家に帰ったら、週末になったら、思いっきり小説を書くぞぉ~~~!!! と、自然にエンジンがかかったのである。「仕事として、生活のために小説を書く」ではなく、「娯楽として、一息つくために小説を書く」状態だったあのころは、時間の余裕こそなかったが、書いているときの幸福感はとてつもないものがあった。 (朝井リョウ『風と共にゆとりぬ』文春文庫、2020) おはようございます。昨日は土曜授業でした。給食なしの午前授業だったので、午後は教室にこもって通知表の所見を書く予定でしたが、とてつもなく疲れて

                                                                    朝井リョウ 著『風と共にゆとりぬ』より。為になりつつ、心配にもなりつつ、ただただ楽しい。 - 田舎教師ときどき都会教師
                                                                  • 中村文則の書斎のつぶやき:危機感のない政治、永遠に | 毎日新聞

                                                                    テレビで昔、芸人さんが自分の夫について話していた。夫が女性の香水の匂いを漂わせて帰宅したので問い詰めると「いや、……実は何者かが突然目の前に現れ、吹きかけられたんだ」と言ったという。 誰が信じるか、となってスタジオは笑いに包まれていたが、政治家の言い訳がここ数年、同レベルになっている。 前首相が、加計学園の獣医学部の申請を「1月20日まで知らなかった」と言ったり、桜を見る会の名簿がなぜその日に破棄されたのかを「シュレッダーの順番待ち」と言ったり。そして今再び、その前夜祭が高級ホテルの大宴会場で「1人5000円だった」と言っていたことがニュースになっている。報道によると、前首相側が不足分を補塡(ほてん)していたという。というか、当たり前ではないか。 そもそもあのホテルは別の高額の晩餐(ばんさん)会を内閣府から受注しており、ホテル側が便宜を図ればそれはそれで問題がある。なのに前首相側はホテルが

                                                                      中村文則の書斎のつぶやき:危機感のない政治、永遠に | 毎日新聞
                                                                    • 『文芸ピープル』言葉の壁を越える日本文学 - HONZ

                                                                      翻訳は面白い。例えば、松田青子の短編集『おばちゃんたちのいるところ』の英訳タイトルWhere The Wild Ladies Areを初めて目にした時、「おばちゃん」が“Wild Lady”と訳されているのに笑ってしまった。ワイルドレディー。ひとたび目にするともう、「ヒョウ柄の服を着たやたら圧の強い年配女性」のイメージしか浮かばない。ちなみにこの作品は昨年、「TIMEが選ぶ10月のおすすめの新刊」に選ばれた。 ここ数年、日本の女性作家が英語圏で注目を集めている。 2018年、村田沙耶香の『コンビニ人間』(Convenience Store Woman)がニューヨーカーなど十数誌で「ブック・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、多和田葉子の『献灯使』(The Emissary)が全米図書賞翻訳文学部門を受賞した。 2019年には、小川洋子の『密やかな結晶』(The Memory Police)が全米図

                                                                        『文芸ピープル』言葉の壁を越える日本文学 - HONZ
                                                                      • 中村文則さん「自由思考」インタビュー 底が抜けた政治、危機感を言葉に前へ|好書好日

                                                                        『自由思考』は中村さんにとって初めてのエッセー集。2002年のデビュー以降、様々な媒体で書いてきた。東日本大震災の5日後に依頼を受けた福島の地元紙・福島民報への寄稿、憲法9条について8ページに及ぶ論考など、書き下ろし3本を含む111本。結果的に3分の1近くを政治や社会問題がテーマの文章が占めた。 「不惑を前に僕たちは」(16年1月)は反響の大きかった朝日新聞への寄稿だ。学生時代、第2次世界大戦の日本を美化する友人に異論を返すと、「お前は人権の臭いがする」と彼はひどく嫌な顔をして「俺は国がやることに反対したりしない」「国がやることに反対している奴(やつ)らの人権をなぜ国が守らなければならない?」と言ったエピソードを紹介。「人は自己を肯定するため誰かを差別し、さらに『強い政府』を求めやすい」とつづった。「強者目線でものを言う人が増えていると感じています」 毎日新聞地方版の連載「書斎のつぶやき」

                                                                          中村文則さん「自由思考」インタビュー 底が抜けた政治、危機感を言葉に前へ|好書好日
                                                                        • 他人の意識を植えつけることは可能なのか |

                                                                          『私の消滅 』 中村 文則 (著) 文春文庫あらすじ「このページをめくれば、あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない」そう書かれた手記を、古びたコテージで読む男。 部屋の奥にある白いスーツケース、そして男が成りかわろうとしている「小塚」という男の身分証。 思わぬ方向に展開していく壮絶なミステリー。 男は病院に連れて行かれ、診療を受けますが、自分自身のことが判然としません。 そして「僕」という男が、ある女性患者への治療から恋愛関係へ発展していった経緯を語りはじめます。 二人の関係は彼女の失踪という形で終わりを迎えますが、本当のはじまりはここからです。 まとめ精神科医による患者の意識コントロールはどこまで可能なのか、別の人間として意識を植え付けることは可能なのか。 精神科医の手の中に「自分」と「命」があり、それは医師次第でどうにでもなるということに改めて怖さを感じるとともに、医師の倫理観

                                                                          • 【読書感想】『その先の道に消える』SMに潜む性(サガと読む) - りとブログ

                                                                            またすごい小説を読んでしまいました。 中村文則さん著の小説『その道の先に消える』です。 その先の道に消える 作者:中村文則 発売日: 2018/10/05 メディア: 単行本 いつも通り、あらすじ紹介程度のネタバレありで書きますので気をつけて欲しいのですが、今回は加えて内容に性的な表現が含まれますので、そちらにもお気をつけください。 緊縛師と縛られる女たちが絡みあうミステリー 物語は「吉川一成」という名前の緊縛師が殺され、遺体が見つかった部屋の現場検証から始まります。 事件を担当することになった「富樫」は現場で「桐田麻衣子」という女の名刺を発見するのですが、麻衣子というのは富樫が想いを寄せている相手で、富樫は咄嗟に名刺を懐に隠してしまいます。 その後、捜査の過程で「伊藤亜美」という女が容疑者として浮上。 富樫は、この女に罪を着せることで麻衣子を助け、麻衣子を自分のものにしようと画策します。

                                                                              【読書感想】『その先の道に消える』SMに潜む性(サガと読む) - りとブログ
                                                                            • (耕論)安倍元首相にみる「偶像」 鈴木涼美さん、中村文則さん、伊藤昌亮さん:朝日新聞デジタル

                                                                              ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                                (耕論)安倍元首相にみる「偶像」 鈴木涼美さん、中村文則さん、伊藤昌亮さん:朝日新聞デジタル
                                                                              • 特集ワイド:この国はどこへ コロナの時代に 作家・山崎ナオコーラさん 「無理に働かない」広まる予感 | 毎日新聞

                                                                                仕事よりも遊びが大事。稼がないからって卑屈になることはない。定職があるから何だって言うの――。新型コロナウイルスに見舞われたこの時代、小説「リボンの男」(2019年)をはじめ、山崎ナオコーラさん(41)の作品を読むと解放感を味わえる。当人は経済小説と言うが、紛れもない思想小説だ。少しねじれていたり、頑固だったりするのに、最後は敵を受け入れ自分が変わることをいとわない登場人物たちの心の柔らかさもいい。 「リボンの男」は稼ぎのいい妻、幼子と暮らす主夫のつぶやきが面白い。小川に落としてしまった100円玉を子供と1時間かけて捜すが見つからず、自分は「時給マイナス100円の男なんじゃないだろうか?」とかすかに引け目を感じている。 「リボン」というのは、女性に頼る無職の男「ヒモ」の言い換えだ。主人公も「ヒモ」という言葉にあからさまに抵抗する。 働かない男というと、私の場合、10歳の頃の叔母の言葉を思い

                                                                                  特集ワイド:この国はどこへ コロナの時代に 作家・山崎ナオコーラさん 「無理に働かない」広まる予感 | 毎日新聞
                                                                                • Twitter『2022年上半期の本ベスト約10冊』ランキング!! - 俺だってヒーローになりてえよ

                                                                                  どうも、読書中毒ブロガーの ひろたつです。エアコンの適正温度が永遠に見つけられません。 さて、今回もTwitter連動企画である。まあ勝手に私が連動させているだけなので、正確にはTwitter手動企画である。 題して… 『2022年上半期の本ベスト約10冊』ランキング!! わー…パチパチパチパチ…。 さあいつものだが、私が勝手に人力でツイートを集計して、勝手にランキングにまとめた記事である。 もう概要説明はいいだろう。とにかくめちゃくちゃ時間がかかるやつだ。 しかも集計ミスがあるとめちゃくちゃ嫌われるやつだ。リスクがでかいのに実入りはほとんどない。99%慈善事業である。みんなもっと私を褒めろ。慰めろ。 とまあ私のいらん愚痴なんて誰もいらんと思うのでこれくらいにして、早速気になるランキングに移ろう。 まとめた私が言うのもなんだが、マジで危険なランキングだ。 知らなかったのにめちゃくちゃ美味し

                                                                                    Twitter『2022年上半期の本ベスト約10冊』ランキング!! - 俺だってヒーローになりてえよ