六本木と虎ノ門に挟まれた都心部に出現した「超巨大ビル」。東京タワーとほぼ同じ330メートルで、大阪のあべのハルカス(300メートル)を抜いて、「日本一の高層ビル」の称号を手に入れた。このビルの最上階に、200億円を払って住む予定の大富豪がいる。 森ビルが手掛け、今年11月にオープンする複合施設「麻布台ヒルズ」。オフィスや商業施設が入るが、なかでも注目を浴びているのが、メインタワーの最上階(64階)に位置し、1フロアに3戸だけ作られたペントハウスである。 ワンルームマンション約75戸分の広さがある最も大きな部屋の価格は約200億円とされ、すでに売約済みだという。 これまでの国内の分譲マンションの過去最高額は表参道にある低層型物件の67億6000万円とされているが、記録を塗り替えるどころか、文字通り、桁違いである。 日本人が購入 なぜここまで高額なのかというと、世界のセレブ御用達の超高級ラグジ