リンク www.dinosaur.pref.fukui.jp FPDM: 福井県立恐竜博物館 福井県にある恐竜を中心とする地質古生物学専門の博物館のWebサイト。館内には50体もの恐竜全身骨格をはじめ、化石やジオラマ、大迫力の復元模型等が数多く展示されており、大人も子供も夢中になれます。足跡化石を中心に発掘体験ができる野外恐竜博物館もあります。サイトでは利用案内やイベント情報、恐竜図鑑などが楽しめます。 5 users 625
「ネイチャー」シニアエディター。元カリフォルニア大学指導教授。一九六二年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学にて博士号取得。専門は古生物学および進化生物学。一九八七年より科学雑誌「ネイチャー」の編集に参加し、現在は生物学シニアエディター。ただし、仕事のスタイルは監督というより参加者の立場に近く、羽毛恐竜や最初期の魚類など多数の古生物学的発見に貢献している。テレビやラジオなどに専門家として登場、BBC World Science Serviceという番組も制作。本書の原書“A(Very)Short History of Life on Earth”は優れた科学書に贈られる、王立協会科学図書賞(royal society science book prize 2022)を受賞した。 超圧縮 地球生物全史 絶賛の書評、続々! 売れています! 地球誕生から何十億年もの間、この星はあまりにも過酷だった。
地球を30億年以上も支配している微細な生物。宇宙でもっとも危険な物質だった酸素。カンブリア紀に開花した生命の神秘。1度でも途切れたら人類は存在しなかったしぶとい生命の連鎖。地球が丸ごと凍結した絶滅から何度も繰り返されてきた大量絶滅。そして、確実に絶滅する我々人類の行方……。 その奇跡の物語をダイナミックに描きだした『超圧縮 地球生物全史』(ヘンリー・ジー著、竹内薫訳)を読むと世界の見方が変わる。読んでいて興奮が止まらないこの画期的な生物史を翻訳したのは、サイエンス作家の竹内薫さんだ。 そこで、「まるでタイムマシンで46億年を一気に駆け抜けたような新鮮な驚きと感動が残った」とあとがきにも書いている竹内さんに、本書の魅力について語ってもらった。 (取材・構成/樺山美夏、撮影/梅沢香織) ● 地球は壮大な実験室 ――「生命38億年の歴史をたったの1冊にまとめるなんて、そんなことできるの?」と思い
最新の計算式で推計すると、メガロドンの全長はこれまで考えられていたよりも大きい可能性がある。 高校生らがこれまでの計算式で推計を行ったところ、不正確だと分かったことから、研究者は新しい計算式を考え出した。 それによると、ホホジロザメの4倍に相当する18から20メートルだったと推定された。 長年、メガロドンの体長は歯の長さに基づいて推計されてきた。だが高校生の校外学習がきっかけで、これまでの計算式が正確ではないことが分かった。 これを受け、研究者らは新たな計算式を開発し、メガロドンの平均的な体長を約20メートルに計算し直した。これまでの推計値である15から18メートルに比べて10%ほど大きいことになる。ホホジロザメは4.5メートル前後に成長することから、メガロドンはその4倍の大きさというわけだ。 この新たな推計値についての論文が、2021年6月7日に古生物学の学術誌『Palaeontolog
自民党長野県連は18日、妻を殺害したとして殺人容疑で先月逮捕された県議の丸山大輔容疑者(48)について、除名とする処分を決定した。 県連によると、逮捕後、党規委員会(委員長・服部宏昭県議)から丸山容疑者に弁明書の提出を求めたが、期限としていた13日までに提出がなかった。 これを受けて16日に党規委員会を開いて処分を検討。丸山容疑者の弁護士からはこの前日に「然るべき時に回答する」との説明があったものの、除名処分とすることにした。18日の総務会で異論は出ず、正式に承認された。19日に党本部に報告するという。 党則や県連規約では、所属議員が刑事事件で逮捕された場合、除名か党員資格停止の処分とすると定められている。今回は「殺人容疑という重大な事犯であることも鑑みて」(宮下一郎・県連会長)、最も重い除名とした。今後、不起訴処分や無罪判決が出た場合は処分が取り消しとなる。 宮下会長は「党所属の、しかも
(さらしな・いさお)。古生物学者。武蔵野美術大教授。東京大学大学院非常勤講師。1961年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。民間企業を経て大学に戻り、東京大学大学院理学系研究科修了。博士(理学)。専門は分子古生物学。『化石の分子生物学』(講談社現代新書)で、第29回講談社科学出版賞を受賞。著書に『宇宙からいかにヒトは生まれたか』『進化論はいかに進化したか』(ともに新潮選書)、『爆発的進化論』(新潮新書)、『絶滅の人類史』(NHK出版新書)、『若い読者に贈る美しい生物学講義』(ダイヤモンド社)、共訳書に『進化の教科書・第1~3巻』(講談社ブルーバックス)などがある。 若い読者に贈る美しい生物学講義 生物とは何か、生物のシンギュラリティ、動く植物、大きな欠点のある人類の歩き方、遺伝のしくみ、がんは進化する、一気飲みしてはいけない、花粉症はなぜ起きる、iPS細胞とは何か・・・。分子古
この画像を大きなサイズで見る ブラジル北東部の遺跡で恐竜の化石化した足跡と並んで古い時代の岩面彫刻が刻まれているのが発見された。まさにここは古生物学と考古学が融合した注目すべき場所だと言えよう。 パライバ州ソウザにあるセロテ・ド・レトレイロ遺跡には3つの主要な岩があって、その露出部に白亜紀前期(1億4500万年~1億500万年前)の獣脚類、竜脚類、イグアノドン系の恐竜の化石化した足跡が残されている。 植民地化時代以前の南米の古代の人々は、明らかに恐竜の足跡を意識してペトログリフ(岩面彫刻)を刻んでおり、古代人が恐竜の遺跡に関心を持っていたという非常に興味深い発見である。 古代南米人と恐竜の足跡 ブラジルのセロテ・ド・レトレイロ遺跡で、化石化した白亜紀の恐竜の足跡のすぐそばに、南米の古代人がペトログリフ(岩面彫刻)を刻んでいたことが明らかとなった。 主に円形のパターンを描いた岩画があり、中に
【3月17日 Xinhua News】中国古生物学会は12日、江蘇省(Jiangsu)南京市(Nanjing)で2020年度の「中国古生物学十大成果」を発表した。中国科学院や西北大学、中国地質大学武漢校、中山大学などが主導した研究成果が選ばれた。 十大成果は次の通り。 ▽基幹動物の聴覚器官とそしゃく器官のモジュラー進化の分岐点。 ▽古ゲノムが示す中国の南方人と北方人の集団移動と混合の歴史。 ▽澄江動物群「章氏麒麟蝦(キリンシア、Kylinxia zhangi)」の発見が説き明かす節足動物の起源。 ▽澄江動物群の本質的価値:動物界の形成と人類の基本器官の誕生。 ▽カンブリア爆発時期の盗み寄生の関係を示す最古の化石。 ▽青海チベット高原中部における中期始新世湿潤低地の亜熱帯「シャングリラ」生態系。 ▽三畳紀からジュラ紀にかけての気候変動と森林火災:中国華南地区の化石証拠。 ▽白亜紀の琥珀(こは
クマとイヌのハイブリッドのような古代モンスター「ベアドッグ(bear dog)」の新種が発見されました。 スイス・バーゼル自然史博物館(Natural History Museum Basel)の古生物学研究チームは、30年ほど前にフランス南西部で見つかっていた下顎の化石を新たに分析。 その結果、ベアドッグの属するアンフィシオン(Amphicyonidae)科の新種であることが判明しました。 新種の学名は、バスク神話(スペインとフランスにまたがるバスク地方の神話)の一つ目巨人・タルタロ(Tartaro)にちなんで、「タルタロシオン(Tartarocyon)」と命名されています。 研究の詳細は、2022年6月15日付で科学雑誌『PeerJ』に掲載されました。 Paleontologists discover a new type of ‘bear dog,’ a large predator
絶滅種の巨大ザメ、メガロドン(学名:Otodus megalodon)の歯の化石を深海底で発見したとの研究論文を、国際研究チームが発表した。保存状態が良好な1本の歯のこの化石は、北太平洋にある人里離れた環状サンゴ島で、ハワイ島の南西約1390kmに位置するコーンウォリス島の近くの海底を調査中に発見された。 化石化したサメの歯は化石記録に多く見られるが、これまでは海洋堆積物の中に埋もれたり、暴風雨でより古い堆積物が再移動した後に海岸に漂着したりした状態で発見されていた。生息地の海底で化石化したサメの歯を見つけるのは、特定の環境条件が満たされなければ不可能だ。 この歯が当初の位置に保存された理由については、海流によって堆積物は蓄積できないが、化石を動かしたり壊したりするほど強い流れではない海域の海底の一部に位置しているからだと、研究チームは示唆している。化石標本が採取された場所は水深3090m
第71回産経児童出版文化賞(産経新聞社主催、フジテレビジョン、ニッポン放送後援、JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州、JR貨物、タイヘイ協賛)が決まりました。昨年1年間に刊行された児童向けの新刊書を対象に審査を重ねた結果、次の9点を大賞、JR賞、タイヘイ賞、美術賞、産経新聞社賞、フジテレビ賞、ニッポン放送賞、翻訳作品賞に選びました。 ■大賞 「ビジュアル探検図鑑 小惑星・隕石 46億年の石」三品隆司 構成・文 岩崎書店 ■JR賞 「じゅげむの夏」最上一平 作 佼成出版社 ■タイヘイ賞 「宿場町の一日」いわた慎二郎 作・絵 講談社 ■美術賞 「なつやすみ」麻生知子 作 福音館書店 ■産経新聞社賞 「ゆうやけにとけていく」ザ・キャビンカンパニー 作 小学館 ■フジテレビ賞 「けものみちのにわ」水凪紅美子 作 BL出版 ■ニッポン放送賞 「がっこうのてんこちゃん はじ
東京都市大学と東北大学は8月27日、海洋生物の化石データから地球上の生命が絶滅しなかった確率を推定する方法を提案し、地球上の生命の誕生から現在までの約40億年間に生命が絶滅せずに生き残れた確率は約15%であると推定したと発表した。 同成果は、東京都市大学理工学部自然科学科 准教授 兼 東北大学学際科学フロンティア研究所の津村耕司 客員准教授らの研究チームによるもの。詳細は、「Scientific Reports」に掲載された。 現在、4000を超える系外惑星が発見されており、中には地球に酷似した惑星も見つかってきている。そうした事実から、近年は地球外生命の発見が期待されているところだ。2020年代から2030年代にかけて、次世代の地上の大型望遠鏡が稼働し、宇宙望遠鏡が打ち上げられることから、発見は時間の問題とする科学者もいるほどだ。 もはや地球外生命は「いるのか? いないのか?」の時代から
国立科学博物館史上初となる官民連携による地域振興を目的とした同巡回展は、人気ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場する「カセキ」「カセキポケモン」と現実世界で見つかる「化石」「古生物」がテーマ。「観察・比較」という科学の基本的な手法を体験しながら、これらの形や生態、それぞれの世界の化石研究の共通点・違いを発見し、楽しみながら古生物学を学ぶことができる。 ビジュアル画像の一枚では、カセキポケモンと古生物の骨格図を公開。オーロラポケモン・アマルルガの骨格想像図や、竜脚類の恐竜・アマルガサウルスの骨格図を公開し、巡回展の目的でもある「観察・比較」ができる仕組みに。 展示の見どころとしては、各博物館の化石コレクションを集結させ、カセキポケモンに似た古生物の実物・複製・模型を展示。「もしも、ポケモンの世界の博物館でカセキポケモンの骨格模型が展示されていたら?」をテーマに「ガチゴラス」「トリデプス
化石化した交尾中の古代のカメ(学名:Allaeochelys crassesculpta)。オス(左)の方がメスより小さいという特徴も手伝って、交尾中であることが判明した。 Photograph courtesy Stephan Schaal, Senckenberg Society ドイツの研究チームがこのほど、脊椎動物では初の例となる交尾中のつがいのカメの化石を発見したと発表した。化石における史上初の発見の興奮と共に、もう1つの謎についても解明が進みそうだ。4700万年前のカメの化石は、先史時代の湖が世界有数の化石の宝庫になった経緯についても、手がかりを与えてくれている。「つがいの化石だけでも、世界に類を見ない発見だ」と、研究を率いたウォルター・ジョイス(Walter Joyce)氏は語っている。「このような姿で発掘された脊椎動物の化石は他に例がない」。 このカメのつがいの化石が見つか
当プロジェクトにご寄附をお寄せくださった皆様へ この度の温かいご支援に心より御礼申し上げます.皆様のお力により,無事に目標を達成できましたこと,改めてご報告させていただきます. 2023年11月の発掘が終わった直後から,資金も人的資源もない中,能代に眠る大きなクジラ化石をどうすれば良いのか,様々な方法を検討し悩み続けてきました.最後の頼みの綱として,このクラウドファンディングにトライすることを決めましたが,クラウドファンディングの開始前も,開始してしばらくも,どれほどのご支援をいただけるのか想像できず,不安だけが募っていく毎日でした.それがあっという間に皆様からご寄附が届いて第一目標達成となり,信じられない思いでした. クラウドファンディングの期間中は達成したという安堵と共に,皆様からお寄せ頂くコメントが大きな励みとなりました.また,直接お手紙やメッセージをくださった方もいらっしゃり,胸が
題名:ノーチラス号の冒険譚 -オウムガイの浮力調節について- 報告者:ダレナン 本記事は、この記事の続きです。 ここでの記事にも示したように、オウムガイは南太平洋~オーストラリア近海の水深100~600mの海中に生息している。そのため、そこに潜ると、オウムガイと出合う確率も高い。このたび、許可を得て、ダイビングの末に、そこの近海にて偶然にも一体のオウムガイにめぐり合うことができた。そこで、筆者は、そのオウムガイに個体識別として命名した。それが”号”である。オウムガイは、学名がNautilus pompiliusとなることから、オウムガイ属として総称すると、Nautilus(ノーチラス)ともできる1)。そのことから、めぐり合えたオウムガイは、通称:Nautilus(ノーチラス)号といえよう。という、やや冗談めいた話題になるが、そのオウムガイのノーチラス号はどのように泳ぎ、生息しているのかにつ
なんだか、最近すっかりNHKの番組紹介&古生物学中心のブログみたいになってますが・・・😁 いやー、絶滅した生物とか生きている化石とか、好きなんですよ~。シーラカンスとか三葉虫とかアンモナイトとかアノマロカリスとかとか・・・ 3月2日に、この番組が放送されるという事を、ついさっき知りました。 NHKスペシャル ディープオーシャン 幻のシーラカンス王国 3月2日(日) 午後9:00〜午後10:00(NHK総合) 3月6日(木) 午前0:35〜午前1:35 (再放送 NHK総合) ========(NHKホームページより引用) 世界的スクープ、ダイオウイカの初撮影に成功したNHK深海取材班が生態が謎に包まれた古代魚・シーラカンスに挑む。インドネシアの深海で世界初の「シーラカンス72時間追跡作戦」を敢行。絶壁の隙間で群れが潜む秘密の“隠れ家”を発見。繁殖や捕食の解明につながると思われる未知の行動
チリの亜南極地域で発見され、アンキロサウルスの新種とされる化石が、装甲恐竜の起源と初期進化についての新たな手掛かりをもたらしている。この知見を報告する論文が、Nature に掲載される。今回の知見は、Stegouros elengassenが武器となる大きな尾を進化させており、これが他の恐竜には見られない特徴であることを明らかにした。 かつてパンゲア超大陸の一部だった北方のローラシア大陸で発見された曲竜下目アンキロサウルスは、多様性に満ちた恐竜種で、詳しく研究されている。これに対して、南方のゴンドワナ大陸のアンキロサウルスには、最古のアンキロサウルスが含まれている可能性が高いと考えられているが、その化石はほとんど見つかっておらず、解明が進んでいない。 今回、Alexander Vargasたちは、チリ最南端のマガリャネスで発見された、保存状態が良好でほぼ完全な骨格化石が、後期白亜紀(約71
体全体が背甲で包まれ、まるで「タコス」のように見える古代生物「オダライア」に大顎があることが判明しました。100年以上前に発見されたオダライアが一体どんな生き物だったのか、何をどのように食べていたのかといった疑問が、今回の発見で解消される見込みです。 The Cambrian Odaraia alata and the colonization of nektonic suspension-feeding niches by early mandibulates | Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rspb.2024.0622 What a Bizarre Taco-Shaped Sea Creature Can Te
「ネイチャー」シニアエディター。元カリフォルニア大学指導教授。一九六二年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学にて博士号取得。専門は古生物学および進化生物学。一九八七年より科学雑誌「ネイチャー」の編集に参加し、現在は生物学シニアエディター。ただし、仕事のスタイルは監督というより参加者の立場に近く、羽毛恐竜や最初期の魚類など多数の古生物学的発見に貢献している。テレビやラジオなどに専門家として登場、BBC World Science Serviceという番組も制作。本書の原書“A(Very)Short History of Life on Earth”は優れた科学書に贈られる、王立協会科学図書賞(royal society science book prize 2022)を受賞した。 超圧縮 地球生物全史 絶賛の書評、続々! 売れています! 地球誕生から何十億年もの間、この星はあまりにも過酷だった。
現生のアザラシの近縁種で、今から2300万年以上前に生息していたポタモテリウム(Potamotherium valletoni)は、カワウソのような外見をしており、ひげを使って餌を探したり、水中環境を探索したりしていた可能性が高いことを示した論文が、Communications Biologyに掲載される。この知見は、古代のアザラシが陸上生活から水中生活に移行した過程に関する新たな手掛かりとなる。 現生のアザラシは、海洋環境に生息し、ひげを使って水中の振動を感知して餌を探しているが、古代の近縁種の大部分は、陸上環境か淡水環境に生息し、その一部は、前肢を使って周囲を探索していた。アザラシとその近縁種がひげを使って餌を探すようになった時期については、今回の研究まで分かっていなかった。 今回、Alexandra van der Geerらは、ポタモテリウムの脳構造をイタチ科動物、クマ、アザラシの
「ネイチャー」シニアエディター。元カリフォルニア大学指導教授。一九六二年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学にて博士号取得。専門は古生物学および進化生物学。一九八七年より科学雑誌「ネイチャー」の編集に参加し、現在は生物学シニアエディター。ただし、仕事のスタイルは監督というより参加者の立場に近く、羽毛恐竜や最初期の魚類など多数の古生物学的発見に貢献している。テレビやラジオなどに専門家として登場、BBC World Science Serviceという番組も制作。本書の原書“A(Very)Short History of Life on Earth”は優れた科学書に贈られる、王立協会科学図書賞(royal society science book prize 2022)を受賞した。 超圧縮 地球生物全史 絶賛の書評、続々! 売れています! 地球誕生から何十億年もの間、この星はあまりにも過酷だった。
恐竜の時代からほ乳類は存在していた? 2億8000万年前の動物の骨が見つかる2024.12.30 20:005,528 Isaac Schultz - Gizmodo US [原文] ( Kenji P. Miyajima ) 「チクシュルーブ隕石」をググったら隕石が落ちてびっくり。 ほ乳類の起源って、なんだかミステリアスですよね。でも、化石がひとつ見つかるたびにその謎が少しずつ解き明かされていきます。そんな中、地中海に浮かぶ小さな島で発見された新しい化石が、ほ乳類の祖先がいつ、どこで出現したかという定説をひっくり返そうとしています。 ほ乳類の起源は2億8000万年前?今回、古生物学者のチームが、スペインのマヨルカ島でほ乳類の最古の祖先とされる化石を発見しました。この動物は、およそ2億8000万年前のゴルゴノプス類の一種で、剣歯(鋭い牙)を持つ捕食者のグループに属しています。Nature
(さらしな・いさお)。古生物学者。武蔵野美術大教授。東京大学大学院非常勤講師。1961年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。民間企業を経て大学に戻り、東京大学大学院理学系研究科修了。博士(理学)。専門は分子古生物学。『化石の分子生物学』(講談社現代新書)で、第29回講談社科学出版賞を受賞。著書に『宇宙からいかにヒトは生まれたか』『進化論はいかに進化したか』(ともに新潮選書)、『爆発的進化論』(新潮新書)、『絶滅の人類史』(NHK出版新書)、『若い読者に贈る美しい生物学講義』(ダイヤモンド社)、共訳書に『進化の教科書・第1~3巻』(講談社ブルーバックス)などがある。 若い読者に贈る美しい生物学講義 生物とは何か、生物のシンギュラリティ、動く植物、大きな欠点のある人類の歩き方、遺伝のしくみ、がんは進化する、一気飲みしてはいけない、花粉症はなぜ起きる、iPS細胞とは何か・・・。分子古
これまでに存在した最大級の肉食動物であるメガロドン(Otodus megalodon、和名ムカシオオホホジロザメ)が絶滅した原因の1つは、ホホジロザメとの食物資源の奪い合いであった可能性を示唆した論文が、Nature Communications に掲載される。今回の知見は、サメの現生種と絶滅種の食餌に関する知識を深める手掛かりになる。 動物の栄養レベルは、生態系内での位置を示しており、食餌は、動物の生活様式や生態を理解する上で重要な役割を果たす。動物の歯が形成されるとき、亜鉛が歯のエナメル質に取り込まれる。この亜鉛の値は、動物の食餌を解明し、その動物の生態系における栄養レベルを推測するための代用指標として使用できる。メガロドンは、巨大な歯を持つサメで、その絶滅の原因が議論されている。 今回、Jeremy McCormackたちは、亜鉛同位体を用いて化石生物の食餌を推測する方法を紹介してい
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陸上植物の形態と進化 Morphology and Evolution of Land Plants 基礎生物学研究所教授 博士(理学) 長谷部光泰 著 A5判/304頁/4色刷/定価4400円(本体4000円+税10%)/2020年7月発行 ISBN 978-4-7853-5871-6 C3045 陸上植物の代表的な群でのゲノム解析が進展し、それらの比較から、陸上植物の四群(種子植物、シダ植物、小葉植物、コケ植物)では、それぞれ発生様式とその遺伝子制御ネットワークが大きく異なっていることがわかってきた。 本書ではこれらの成果をもとに、植物進化の新しい体系の構築を試みた。現生植物のゲノム生物学、細胞生物学、発生学、形態学の知見に古生物学の知見を融合し、陸上植物全体について包括的に形態と進化を議論した、世界に類を見ない教科書と言える。 YouTube(視聴に関わるインターネット通信費用はお客
生命の再定義 Ancient DNA analysis: 10 Breakthrough Technologies 2023 古代DNAの解析 損傷したDNAを解読可能にする新しい手法が登場し、わずかな手がかりから古代人のDNAを調べられるようになったことで、遠い過去に関する驚くべき事実が明らかになりつつある。 by Hana Kiros 2023.03.06 David Alabo キープレイヤー マックスプラント進化人類学研究所、デイヴィッド・ライク研究室(ハーバード大学) 実現時期 実現済み 科学者は長きにわたり、古代人の歯や骨を研究するためのより良いツールを求めてきた。かつては、分析に十分耐えうる保存状態の良いサンプルを見つけるために、多くの古代遺跡をくまなく探し回る必要があった。 現在、損傷したDNAを市販のシーケンサーで解読可能にする、より安価で新しい手法により、古代人のDNA
わたしたちが子供の頃に読んだ図鑑には最古の鳥類として始祖鳥が載っていました。 ところが近年、中国から大量の羽毛恐竜が発見されたことで次第に恐竜と鳥の境目がわからなくなっていきました。 「小学館の図鑑NEO新版恐竜」をひらいてみるとかつて私たちが始祖鳥と呼んでいたそれは アーケオプテリクスという名前となりドロマエオサウルスのなかまとして紹介されています。 (余談ですがのびたの新恐竜ではこの図鑑が参考にされたのかなと思っています。この図鑑は映画内にも出てきていて、もっとメタなことをいうとドラえもんとコラボをしているので) 新恐竜ではドラえもんの舞台を中国に移し、そこで発見された羽毛恐竜が・・・という話なのですが 最近の知見を取り込んだのだな、というのが私の印象でした。始祖鳥を無視したわけではないのです。 また、恐竜から鳥への進化の方向は一方向ではなくそして単純ではなかったようです。 長い歴史の
「アンモナイト」という名前を知らない人は少ないだろう。しかし、どんな生き物か説明せよと言われたら、意外と難しいのではないだろうか。 見つかっているものだけでも1万種以上、3億5000万年もの長きにわたって地球上に生息しながらも、こつぜんと姿を消した絶滅生物…そんなロマンあふれるアンモナイトの魅力と謎に研究の最前線から迫り、話題を呼んでいる『アンモナイト学入門』(誠文堂新光社)。 その著者である相場大佑さん(深田地質研究所研究員)にお話を聞いた。 巻きの数だけ生き方がある――『アンモナイト学入門』表紙のキャッチコピー、グッとくる言葉ですね! 「巻きの数だけ生き方がある」。アンモナイトの魅力を一言で表現するとしたら、と考えたフレーズです。アンモナイトは、生存期間がすごく長くて、3億年以上もこの地球に生息していました。見つかっているものだけで1万種以上います。 現在生きているイカやタコは全種合わ
「ネイチャー」シニアエディター。元カリフォルニア大学指導教授。一九六二年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学にて博士号取得。専門は古生物学および進化生物学。一九八七年より科学雑誌「ネイチャー」の編集に参加し、現在は生物学シニアエディター。ただし、仕事のスタイルは監督というより参加者の立場に近く、羽毛恐竜や最初期の魚類など多数の古生物学的発見に貢献している。テレビやラジオなどに専門家として登場、BBC World Science Serviceという番組も制作。本書の原書“A(Very)Short History of Life on Earth”は優れた科学書に贈られる、王立協会科学図書賞(royal society science book prize 2022)を受賞した。 超圧縮 地球生物全史 絶賛の書評、続々! 売れています! 地球誕生から何十億年もの間、この星はあまりにも過酷だった。
P. tabatai Tokunaga, 1939 (模式種) P. repenningi Domning and Barnes, 2007 パレオパラドキシア(学名: Paleoparadoxia)は、約1300万年前に絶滅した束柱目の哺乳類。学名の由来は「古代の不思議なもの(→paradox,難問,矛盾)」の意。西日本から北米、メキシコまでの太平洋沿岸に生息していた。 体長は1.5 - 2.0 mほどで、現在のカバあるいはセイウチに似た姿であったと思われる。海浜でカバのように水辺を歩いたり、水中に潜ったりする生活をしていたと考えられている。基本的に草食動物で、深く潜ることはできなかったと推測される。束柱目の特徴である円柱を束ねた様な形態の臼歯を持つが、後のデスモスチルスに比べるとエナメル質が薄い。また、その配置も異なっている。また、牙状に突出する切歯も円筒状になっている。 パレオパラド
恐竜の足跡とみられる痕跡は3次元画像技術を使って記録された/From Peter Falkingham/NHM London ロンドン(CNN) 英国・ウェールズ地方の浜辺で、2億年超前の初期の恐竜によるものとみられる足跡が発見された。 ロンドン自然史博物館の古生物学者らは、三畳紀にさかのぼるこの足跡について、初期の竜脚類もしくはその近縁種のものと考えられると話している。 同博物館に所属する古生物学者で、今回の研究に携わったスザンナ・メイドメント博士と同僚のポール・バレット教授は当初、ペナースの浜辺にある足跡の画像を2020年にアマチュアの古生物学愛好家から送られていた。最初、2人はこの発見に懐疑的だった。 「私たちは一般市民から、足跡の連なりの可能性があるものに関して多くの問い合わせを受けるが、多くの場合は見間違えやすい地質上の形質だ」とメイドメント氏。「だが画像から、今回は足跡の可能性
2億3000年前のカブトムシ その甲虫は、今から2億3000万年前に生息していたとみられる新種で、「Triamyxa coprolithica」と名付けられたという。 「Triamyxa coprolithica」は、スウェーデンのウプサラ大学の研究者らにより発見され、化石化した糞(コプロライト)から科学的に説明された初めての昆虫になるそうだ。 しかも見つかった「Triamyxa coprolithica」は、驚くほど損なわれていない状態で、ほぼ完全な形で残っていたとか。 ニューメキシコ自然史科学博物館の古生物学者であるのSpencer Lucas氏(今回の調査には携わっていない)は、次のように述べている。 「これは非常にエキサイティングな研究です。この研究は最先端のものであり、ここ10年でようやく解明された古生物学の全く新しい分野を開拓するものです」 Current Biology 触覚
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大垣市と池田町にまたがり、石灰岩で形成されている金生山(217メートル)で、これまで土地の権利の関係で残されてきた山頂部で石灰岩の採掘が進んでいる。地元の小学校の校歌にもうたわれる山は消滅への道を歩んでいる。 金生山は約2億5千万年前の海底が隆起し、古生物が堆積した石灰岩が積み上がってできた。大垣市史によると、酸化カルシウムを半分以上含むため石灰の生産に適している。明治期以降に赤坂地区で石灰と大理石の生産が盛んになり、国会議事堂の建材にも使われた。石灰関連は地元の重要な産業だ。周辺では多数の事業者が石灰岩を掘る。2022年から山頂部を採掘するのは、矢橋ホールディングス(HD、大垣市)のグループ会社、三星砿業。製鉄用を中心に年間約180万トンを採掘する。
身長3mの大型類人猿「ギガントピテクス」が絶滅した理由2024.01.21 11:0022,198 Isaac Schultz -Gizmodo US- [原文] ( R.Mitsubori ) 愛だって、友情だって、あったはず。 我々人類の祖先であり、史上最大の霊長類と呼ばれるギガントピテクス・ブラッキーが絶滅したのは数十万年前のこと。ほんの100年前まで、人々はその存在にすら気づいていませんでした。このたび、ある研究者チームが古代の記録を調査し、彼らが絶滅した時期や原因についてあらたな可能性を導き出しました。 絶滅の秘密は、この分野の「聖杯」? 最新の研究によると、この類人猿は29万5000年~21万5000年前の間に絶滅したと考えられます。生息地だった東南アジアの気候が変化し、食習慣や住処を変えることができなかったのが原因のようです。彼らの地理的生息域は徐々に狭くなり、やがて化石化し
現生人類(Homo sapiens)の起源をめぐる学説史についての概説(Stringer., 2022)が公表されました。現生人類の起源をめぐる学説史については、当ブログで何度か取り上げてきましたが(関連記事1および関連記事2)、一度体系的に学説史についての論文を読もうと考えていたので、現生人類アフリカ単一起源説の代表的な提唱者であるクリストファー・ストリンガー(Christopher Brian Stringer)氏によるこの概説を読みました。現生人類の起源をめぐる論争史の理解に、本論文はひじょうに有益だと思います。この記事では今後の参照のため、当ブログで取り上げていない本論文の引用文献も最後に記載します。なお、以下の「私」は本論文の著者のストリンガー氏を指し、敬称は省略します。 ●要約 この寄稿で私は、1970年代初頭に私が博士号を取得した時期に始まる、過去50年間にわたる我々の種【現
石をパカっと割ったら、完璧なアンモナイトがご登場。最高に気持ちいい割れ方で現れた化石が話題です。 パカっ 気持ちィィィィィ Twitterに映像を投稿したのは、カンタ(@ammonite_boy)さん。古生物学者を目指す大学生です。 映像に登場する石は、素人目にはその辺に落ちていそうな何の変哲もないものです。ところが割れ目にそって開くと……手のひらサイズの美しい巻き貝の化石が現れます。 クリーニング後の姿を見ても完璧。すばらしい標本となりました。この化石はイカやタコの仲間であるアンモナイト。今からおよそ7200万年前のものです。 気持ちいい割れ方をしたのは偶然ではありません。表面に化石の一部が見えていたため、カンタさんもある程度は予想して割ったそうです。とはいえ想像を超える美しさに「脳汁止まらんかった」との興奮っぷり。奇跡のような出会いに、ツイートには「う、運…ウンモナイト…」とのコメント
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