週刊文春がダウンタウンの松本人志さんらから性被害を受けたとする女性の証言を報じたことを受け、吉本興業は8日、松本さんが芸能活動を当面の間休止すると発表した。吉本側は記事については「当該事実は一切ない」とし、「法的措置を検討していく予定」としているが、松本さんから「裁判に注力したい」などとして活動休止の申し入れがあったという。 この発表と共に、松本さんは、8日、X(旧ツイッター)に「事実無根なので闘いまーす。それも含めワイドナショー出まーす」と投稿。9日には「ワイドナショー出演は休業前のファンの皆さん(いないかもしれんが)へのご挨拶(あいさつ)のため。顔見せ程度ですよ」とも投稿した。 番組を放送するフジテレビは同日、朝日新聞の取材に、松本さんが14日の放送に出演することを認めた。 性加害報道を巡り当事者の言い分が大きく異なる状況下での出演だ。公共の電波を扱う放送局に求められることは一体何か。