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学問・研究の検索結果1 - 40 件 / 2036件

  • 「学生時代に知りたかった」と言われた記事をまとめてみた

    3月に入ったので、今年もまた新入生向けの記事をはじめよう。 最初は「学生のときに知りたかった」と言われた記事をまとめてみた。 1 大学はどういうところか? 文献学からはじまった → 研究する大学と専門分化した科学の起源 大学で学問研究をするという今では当たり前のことは、19世紀初頭ドイツに端を発する。 これは研究と教育とを結び付けて行う新しいタイプの大学(研究大学)によるものである。 研究大学は、ゼミナール方式を採用し成功させることで、研究と教育とを結び付けるという理念を実現した。 ゼミナールでは、参加者は知識を伝授されるのでなく、自分で研究を行いゼミナールで発表し、他の参加者から批判的吟味を受け、討論することが求められた。 このためゼミナールは研究者を育成するのに優れ、また批判的吟味の習慣から議論の厳密化や研究の実証性が追求される傾向が生まれた。 ゼミナールはまた、実験室を大学に持ち込む

      「学生時代に知りたかった」と言われた記事をまとめてみた
    • 立命館pixiv論文問題Q&A

      違法? 合法?→合法無断で引用していいの?→著作権法第32条に基づき、公表されてる著作物は無断で引用していいことになってます分析だから引用じゃない!→あっ、ひょっとしてかける数とかけられる数は違うって信じてる宗派の方ですか? 全文を機械分析するなんて引用の範囲を超えている!→著作権法第47条の7「情報解析のための複製等」に該当し合法です pixivは会員しか見れないけど?→不特定の誰か1人以上、あるいは50人くらいの人数より多くの特定多数に公開することを公表といいます会員制なのに公表してるってみなされるのおかしくない?→お金を払ってシュリンク破らないと読めない商業漫画も公表されたものですが何か 判例はあるの?→教師・生徒300人に配られた中学校の卒業文集は公表されてるので引用OKという判例→http://www.u-pat.com/h-1.html支部の規約で引用は禁止されてるよね?→規約

        立命館pixiv論文問題Q&A
      • 「教育勅語」理解の決定版!横路孝弘議員の稲田防衛大臣を諭すような国会質疑が素晴らしい 【前編】

        この国会質疑は必見だと思います。今話題の教育勅語の本質が理解でき、歴史を振り返ると共に浮かび上がってくるのは、安倍政権が取り戻そうとしている方向性が、15回もの出兵と4回の戦争を起こした戦前の70年であると、自ずと理解できます。安倍政権が排除されなければならない大きな理由がそこにあると思います。その手段として、森友学園を巡る嘘が暴かれ、政権ごと崩壊すれば良いと思います。 横路孝弘議員の質疑は、問題教師を諭すような校長先生のようで、稲田大臣を救うために改心を促しているようにさえ見えます。これで何かしら変化が起こらなければ、自滅していくしかないと思います。 横路議員:今日は稲田大臣にですね、あなたの歴史観とか、或いは教育観とか、そういうことを主に質問をしますので、自分の言葉でお答えを、考えを率直に言っていただければというように思います。 1つは籠池前理事長が、テレビで発言するのを見たんですが、

          「教育勅語」理解の決定版!横路孝弘議員の稲田防衛大臣を諭すような国会質疑が素晴らしい 【前編】
        • 中学受験こそ日本のエリート教育の本流、東大なんてクソ : 金融日記

          アゴラの松本徹三さんが日本の中学受験を批判するエントリーを書いておられた。 今日、日本に住んで長くなるイタリア人の友人と食事をしましたが、彼は、中学を受験しているご子息のことで深刻に悩んでいました。この人はお父さんの代から学者だった教養人で、イタリアで知りあった日本人の奥さんは日本の某超一流大学の準教授です。そういうご夫婦ですから、息子さんを「中高一貫教育をしてくれる良い中学校」に入れたかったのですが、うまくいっていません。 中略 私の考えは、目の前にいる私の友人の子供である、日伊混血の可哀想な少年のことから、日本人の若者全体の将来のことに広がりました。何も知らずに、「塾システム」に象徴されるような「日本の奇妙な教育システム」の中にどっぷり漬かっていく日本の若者達の方が、実はもっと可哀想なのだと思えてきたのです。 教育の改革は火急の問題 結論からいうとこれはとんでもない思い違いという他ない

            中学受験こそ日本のエリート教育の本流、東大なんてクソ : 金融日記
          • 「論文入門」というより「学問全般への入門」・小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』 - そういちコラム

            このあいだ小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』(講談社現代新書、2022年)を読みました。 本書の話をする前に、著者の小熊英二さん(1962~)について。それが本書を語るうえで大事なのです。ご存じの方も再確認ということで。 *** 小熊さんは著名な社会学者で慶応義塾大学教授。東京大学の農学部を卒業後、岩波書店に数年勤務しましたが、東大の社会科学系の大学院に入りなおして博士号を取得。 大学院在学中に、修士論文を書籍化した『単一民族神話の起源』(1995年)が出版され、評判となる。 その後は博士論文にもとづく『〈日本人〉の境界』(1998年)や、『〈民主〉と〈愛国〉』(2002年)、『1968(上・下)』(2009年)などを著す。これらの代表作はいずれも、近現代の日本の社会・思想を扱った学術的な大著です。このほかにも、話題になったいくつもの著作がある。 それらの仕事は高い評価を得ていますが、

              「論文入門」というより「学問全般への入門」・小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』 - そういちコラム
            • 世界第10位の研究力になってしまった我が国:国立大学「独法化」と財務省の「選択と集中」政策の「成果」 - 物理屋の不定期ブログ

              日本の研究が世界10位になったという報道があった。これに関連して、2018年12月に書いたもの*)に手を加えたものを掲載する。 %%%%%%%% 大学は、独法化とそれに期を一にして取られた「選択と集中」政策のために、組織も人も貧困化している。「貧すれば鈍する」、これが今回の数字に表れた帰結である。 ます誤解を解かないといけないのは、研究費よりも前に大学の「維持費」である運営交付金というデフォルトの教育・研究・人件費が毎年削減されている、ということである。これには教育費と人件費が含まれているので、なんとか最低限の大学教育を誠実に維持するために教員スタッフの給料を実質下げ(20年ほど前に年齢ごとの給与曲線を下に平行移動した)だけでなく、常勤の特に若い人のつく助教、准教授のポストを毎年のように減らしている、という状況なのである。したがって、有為の将来を担う若手研究者が付く常勤の教員ポストの絶対数

                世界第10位の研究力になってしまった我が国:国立大学「独法化」と財務省の「選択と集中」政策の「成果」 - 物理屋の不定期ブログ
              • 大村知事リコール運動反対に関するQ&A – 日本共産党愛知県委員会

                大村知事リコール運動反対に関するQ&A 「表現の不自由展・その後」はどういう企画だったの? Q.「反日の象徴」という意見がありますが? A.『慰安婦』被害の歴史を記憶し、人権のたたかいを継承するモニュメントです。 「平和の少女像 」 は日本軍「慰安婦」被害者の人権と名誉回復を求める韓国の水曜デモ1000回の記念として2011年12月に建てられた追悼碑です。 作者であるキム・ソギョンさん、キム・ウンソンさんはしんぶん赤旗のインタビューに次のように答えています。 「日本の一部の政治家や保守系のメディアは、少女像を『反日の象徴』などといいますが、それは違います。『慰安婦』被害の歴史を記憶し、人権のためにたたかい続けるハルモニ(おばあさん)をたたえ、運動を継承するためのものです。少女像には、ハルモニの苦しく長かった人生や未来への夢など、すべてを込めました。」 Q.天皇の写真を燃やす作品? A.自分

                • 私が一橋大学の教員を辞めた理由〜国立大に翻弄された苦しい日々(河野 真太郎) @gendai_biz

                  国立大の教員が私立に移るケースが増えている 私事で恐縮なのだが、私河野はこの新年度に、昨年度まで勤めた一橋大学大学院経営管理研究科(旧商学研究科)を退職し、専修大学法学部に着任した。 大学教員がキャリアの間に何度か大学を移ることは珍しいことではない。だが、私の今回の移籍のニュースを聞いた知人の中には「なんで?」という反応をする人もいた。 そう反応した人の言いたいことはなんとなく分かる。つまり、言いにくいことをはっきり言えば、一橋大学といえば研究者が望みうる最高の所属先のひとつであり、なぜわざわざ中堅どころの私学に移籍するのか、と考えたのだろう。これから私が勤める専修大学に対してとても失礼な話だが。 しかし、そのように考えるのも無理はないかもしれない。というのも、私の今回のような移籍は、確かに一昔前であればあまりないことだった。 かつて、国立大学から私立大学に移るケースと言えば、国立を退職し

                    私が一橋大学の教員を辞めた理由〜国立大に翻弄された苦しい日々(河野 真太郎) @gendai_biz
                  • 日本学術会議の会員任命拒否は何が問題か|弁護士ほり

                    日本学術会議の会員の任命拒否問題 学問研究に関する国の機関で、実績のある研究者を会員として構成されている日本学術会議が新会員として推薦した候補のうち6名について、菅首相が会員に任命しなかった問題が報道されています。 これについては既にメディアやネットで議論されていますが、一体何が問題なのか、私なりに整理してみましょう。 議論の出発点 - 総理も自由自在に任命できるわけではない まず初歩的な話になりますが、そもそも論として 「民主主義国家の機関の人事なのだから、内閣総理大臣がその人員を任命したり任命拒否したりできるのは当然だ。総理は民主的に選ばれたのだから、総理の判断に不満があるなら、次の選挙で勝てばいい」 という類いの単純な議論は通用しないことに注意してください。 民主主義の国で為政者を国民が選んでいるといっても、国民は別に独裁者や万能者を選んでいるわけではなく、あくまで憲法や法律で定めた

                      日本学術会議の会員任命拒否は何が問題か|弁護士ほり
                    • 茂木健一郎 クオリア日記: 京都大学等におけるカンニング事件について

                      今回の京都大学をはじめとする入試における「カンニング事件」は、いろいろな意味で心が痛む。 京都大学が被害届けを出し、「偽計業務妨害罪」でカンニングをした学生が逮捕されるに至ったことに、強い違和感を覚えるものである。 その理由の第一は、「大学の自治」、「学問の自由」にある。 入学者をどのように選考するか、という問題は、「大学の自治」の根幹にかかわるものと考える。どのような資質を持った人から、大学を構成するかということは、大学における学問、研究、教授の基礎をなすものであり、大学が、もっとも大事にしなければならない点である。 1952年の「東大ポポロ事件」に見るように、かつては、大学の自治はもっと大切にされ、さまざまな議論があったと思う。今回の事件において、京都大学の関係者が「被害届け」を出してしまったことは、「大学の自治」の点から疑問である。日本の大学が、大きく変質してしまったことを感じる。

                      • 韓国人が発狂するコピペ:ハムスター速報

                        韓国人が発狂するコピペ Tweet カテゴリコピペ集 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/23(土) 20:51:58.16ID:eQkA92mz0 ◇アジアのノーベル賞(自然科学分野) ★日本 15人 湯川秀樹     (物理学)   1949年  朝永振一郎    (物理学)   1965年 江崎玲於奈    (物理学)   1973年  福井謙一     (化学)    1981年 利根川進     (医学生理学) 1987年  白川英樹     (化学)    2000年 野依良治     (化学)    2001年  小柴昌俊     (物理学)   2002年 田中耕一     (化学)    2002年  小林誠      (物理学)   2008年 益川敏英     (物理学)   2008年  下村脩      (化学)    2008年

                        • 日本とは比較にならないくらいに恵まれた米国の理工系大学事情 « The Wisdom of Crowds – JP

                          先の記事で紹介したシンガポール人のKennyとの会話で彼が通う大学の仕組みについて尋ねたらかなり面白い内容が聞けたのでこれからそれを記します。この記事は理工系専攻の人に必ず読んでもらいたいです。 米国の大学院においては科学を専攻する人達の学費は無料です。ですから生物学(神経学)を先行するKennyも無料で大学院(修士課程)に通っているとのことです。そしてまた学費が無料になるだけでなく、給料として日本の一般的なサラリーマンと同程度の給料をもらっています。米国は理工分野に力を入れているため、彼の大学(生物系)だけが特別という訳ではないとのことです。「大学院の学費が無料!修士の学位を無料で取得出来る!?無料の上に給料まで貰っている!?」と当初何を言っているのか理解できなかったのでKennyに3回は本当かどうか確認しました。間違いなく無料、正しくは学費と生活費分の奨学金をもらっているとのことです。

                          • 京大受験生のための退学エントリ あるいは教育機関としての京都大学に対する一考察

                            1 京大受験生のための退学エントリ あるいは教育機関としての京都大学に対する一考察 京都大学工学部を中退します。退職・退学エントリに見習って書きます。長く続くブログとかで書くつもり はないのと、あと日記とかそういうのをやると三日坊主で終わるんで多くの人の目に触れられるように増田 に投下します。1 一般に京都大学を退学する人は少ないです。おおよそ学部ごとに数人程度であり、1 割を超えることはほぼ ありません。ほとんどの人が、京都大学に入れば、卒業します。僕も受験生の時は、なぜ京大に入ってまで、 中退するんだろうと、統計資料を見ながら不思議に思ったものです。 現役で入ってからしばらく真面目に通っていましたが、留年を機に二年ほど続けて休学し、時折思い出し たように大学に行き、気づいたら入学してから八年が経過していました。やり直す最後のチャンスが巡って きました。京都大学を退学すべきか、卒業すべ

                            • 日本人は『ドラクエ』から色んなこと学びすぎだろ!

                              「ドラクエから学ぶ」で検索すると、すごい数のブログが出てくることを発見した。本当に日本人は『ドラクエ』大好きだよね(笑 もちろん何かから何かを学ぶことは良いことだ。でも中には「あんた、ドラクエ言いたいだけとちゃうんかい!」っていう奴もいるから注意が必要である。なるべくそういうのは省いたつもりだけど、いくつか概略付でピックアップしてみよう。 <恋愛> ・ドラクエから学ぶ恋愛術 (あん) 【恋愛はレベル上げである】 <人生> ・古賀洋吉氏(@yokichi)のドラクエ人生論 (Togetter) ・その町から出られないのは、ふつうは仕事や家族の問題ではなく、自分のレベルが低いからだ。 ・戦わないやつに改心の一撃は出せない。 ・快適な生活を送ってるのは、スライムばっかり倒してるからだろ。 ・もし強い敵にやられても、教会からやりなおすだけだ。お金はなくなるが、経験は残っている。 ・悪い魔物を倒して

                                日本人は『ドラクエ』から色んなこと学びすぎだろ!
                              • 日本学術会議任命拒否問題 2020年10月8日参議院内閣委員会 田村智子議員質疑文字起こし|上西充子/ Mitsuko Uenishi

                                質疑映像(国会パブリックビューイング) ●水落敏栄内閣委員長 田村智子さん。 ●田村智子議員 日本共産党の田村智子です。 日本学術会議が新たな会員として推薦した105人のうち6人を、菅総理が任命拒否した。これは日本学術法に反し、憲法にも抵触する重大な問題だと考えます。 私は加藤官房長官の出席を要求いたしましたが、理事会で与党の了承を得られませんでした。やむなく本日は、大塚官房長と法制局に質問いたします。 日本学術会議は、科学が文化国家の基礎であるという確信のもと、行政、産業および国民生活に科学を反映浸透させることを目的として、政府から独立して職務を行う特別の機関として設立されました。職務として、科学に関わる事項で、政府に勧告を行うことができるなど、法に定められています。 新型コロナ感染症のパンデミックのもとで、私達は科学的知見が行政にとっても、国民生活にとっても、どれほど重要かということを

                                  日本学術会議任命拒否問題 2020年10月8日参議院内閣委員会 田村智子議員質疑文字起こし|上西充子/ Mitsuko Uenishi
                                • いわゆる「ボーイズクラブ」問題に寄せて - 過ぎ去ろうとしない過去

                                  昨年三月頃に明らかとなった呉座勇一氏による誹謗中傷事件の被害者に対して、これまで見るに堪えない激しい二次加害が行われている。その件に関して、考えていることをここでいくつかコメントしておくとともに、ジェンダーや他の差別問題に対してバックラッシュを行い、学問研究の風通しを悪くさせている醜いボーイズクラブ文化が一刻も早く消滅することを願っている。 被害者に対する二次加害は問題が発覚したときから続いていたが、それがより激しくなったのは、呉座氏の処分が明らかとなり、それが訴訟問題へと発展したときからだ。 呉座勇一氏によれば、彼は昨年一月に常勤職への昇格の内定を日文研から受け取っていたが、三月の誹謗中傷事件ののち再審査が行われ、内定が取り消しになったという。また呉座氏はかかる事件について一ヶ月の停職処分も受けている。呉座氏は自身の行いや考え方が誤りであったことは認めつつ、この「処分」は不当に重く、また

                                    いわゆる「ボーイズクラブ」問題に寄せて - 過ぎ去ろうとしない過去
                                  • 反フェミニズムの論点|小山(狂)

                                    反フェミニズム(アンチフェミニズム)的言論の盛り上がりが無視できない規模になってきた。少なくない人々がそう感じているようだ。 そこで本稿では、この分野にあまり詳しくない初学者に向け、反フェミニズムとはどのような諸言論によって構成されているのか、可能な限り客観的な視点でまとめてみたいと思う。 筆者の個人的な意見はここでは述べない。あくまで「反フェミニズム」を構成する諸言論の思想地図を作成することが目的である。 それでは始めよう。 ①平等主義からのフェミニズム批判反フェミニズム論壇において現在(2021年4月)活発に議論されているテーマのひとつが、社会的不平等の文脈に基づく異議申し立てだろう。 これらの主張はふたつに大別できるように思う。男性差別に対する異議申し立てと、告発権力の格差に対する異議申し立てだ。 「マスキュリズム」もしくは「弱者男性論」マスキュリズム/弱者男性論とは、男性差別に対す

                                      反フェミニズムの論点|小山(狂)
                                    • かしこいはつくれるー来たるべき人文知のためのプログラム(大風呂敷)

                                      この文章は、おそらくコードや技術的文書を書く人たちならポエムと自嘲する類のものであるが、詩人に「舐めてんのか」と恫喝されるのも面倒なので、綱領のようなものだと言い張ってむしろプログラムと呼び、加えて大風呂敷とルビをふるつもりでいく。 第一に自分のような頭の悪い人間が何をやっているのかを知るために書いた。 第二にこれはネイティブ広告のつもりである。昔から人を引き寄せようとすればするほど遠ざける性分であるから、むしろ営業妨害となっている恐れがあるのだが、案の定「宣伝するのに考え込ませてどうする?敷居が高くなって失敗だ」とコメントをもらった。 自由への教養 以前「何故学ぶのか」という問いに、「自由になるため」と答えた。 この応答は、イソクラテス以来のあの定義、「教養とは、運命として与えられた生まれ育ちから自分を解放するもの」を念頭においたものである。 生まれと育ちは人を強く拘束している。その価値

                                        かしこいはつくれるー来たるべき人文知のためのプログラム(大風呂敷)
                                      • 「25歳なのになんで学生なの」という漫画のあるセリフに刺さりまくってしまう人々「あっ…」「大きなお世話」

                                        銅板 @dover_dover 年々就学期間は長くなっていく傾向にあるので、将来的には25歳が学生なのが当たり前になる可能性は普通にありそう twitter.com/dst0m/status/1… Rey @Rey_Fortissimo D進していたら、こんなことを言われる運命だったのかな…_(:3 」∠)_ 自分の好きな学問・研究を仕事にしたいと思って、進路としてD進を真剣に考えていた時期もあった。 twitter.com/dst0m/status/1…

                                          「25歳なのになんで学生なの」という漫画のあるセリフに刺さりまくってしまう人々「あっ…」「大きなお世話」
                                        • 研究開発戦略へのシステムズ・アプローチと、モノづくり大国の貧困 | タイム・コンサルタントの日誌から

                                          「日本は、ものづくり大国だ」という言い方を、よく耳にする。モノづくり大国とはどういう意味なのか、わたしは正確な定義を知らない。GDPの中で製造業の占める割合が、すでに1割台に落ちている国に、ほんとに適切な形容なのかとも思う。だが、あまり正確に定義できる概念ではないのかもしれない。モノづくりが盛んで秀でているなら、「日本は技術大国だ」という言い方だって、同じくらいしても良さそうだ。しかし、なぜかそちらはあまり聞かない。そういう実感があまりないのだろうか? むろん日本の技術者のレベルは高い。そのことは、いろいろな国で仕事をしてきたエンジニアリング会社の人間として、証言できる。それでも「技術大国」という気がしないのは、なぜだろうか。技術大国という言葉でふさわしいのは、現在、どこの国だろうか。技術大国という以上は、少なくとも、技術者の待遇がよく社会的にも尊敬されていることが、必要条件だろうが。 1

                                            研究開発戦略へのシステムズ・アプローチと、モノづくり大国の貧困 | タイム・コンサルタントの日誌から
                                          • まず読みたい100冊

                                            I. <まず読みたい図書> 1)全学生向きの図書 著作名 著者・編者名 *シリーズ名な ど 出版社 西暦発行年 現在書店で 入手が可能 か(○または ×) 筑波大学図書館 での所蔵の有無、 ある場合は配架番 号 *その他の情報 紹介コメント(80字以内) 三四郎 夏目漱石 岩波文庫 岩波書店 ◯ 081-I95-G10-6 漱石が明治時代の大学生を描いた名作です。自分と比べて見るのも一 興。 地獄変・偸盗 芥川龍之介 新潮文庫 新潮社 ◯ 無 各作品は図書館所蔵 の他の版で読むこと ができる。 何百もの小説を残した芥川。「羅生門」だけじゃ物足りない。 万葉集と日本人:読み継がれる 千二百年の歴史 小川靖彦 角川選書 KADOKAWA 2014 〇 911.12-O24 古典と呼ばれる作品が現代までどのように読み継がれてきたのか、そして それは書物(モノ)としてどのように伝えられてきたのか。

                                            • 美学は何の役に立つのか?

                                              以下の原稿は、もともと2019年10月12-13日、東京の成城大学における第70回美学会全国大会のために用意した講演原稿ですが、台風19号のために中止となったため、2020年1月12日に同じく成城大学において発表させていただいたものです。その後、雑誌『美学』に掲載するという話もあったのですが、字数制限などがあり残念ながら実現しませんでした。美学会の将来ということを意識した内容なので、このまま一般の雑誌原稿としても発表しにくいため、ここで共有したいと考えました。 〈1〉「歴史の終焉」が意味するもの 2010年、中国の北京大学において、第18回国際美学会議が開催されました。その時の大会テーマは「美学の多様性(Diversities of Aesthetics)」というものでした。企画者のひとりであった佐々木健一氏はそこで「美学の哲学的役割(Philosophical Role of Aesth

                                              • 沈没した「スパコンの戦艦大和」 : 池田信夫 blog

                                                2009年11月15日12:14 カテゴリIT 沈没した「スパコンの戦艦大和」 私が2年前の記事で「スパコンの戦艦大和」と批判した京速計算機が、行政刷新会議の事業仕分けで事実上の打ち切りが決まった。これに対して理研の野依所長は「スパコンなしで科学技術創造立国はありえない」と憤慨していたそうだが、これは筋違いである。問題点は4つある。予定した性能が実現できるのか:事業仕分けでは「世界一に意味があるのか」という疑問が出たというが、そもそも京速は世界一になるかどうかが疑わしい。今年6月のTop500リストのトップは、IBMのRoadrunnerの1.1PFLOPS。NECと日立が脱落して設計が根本的に変更され、110TFLOPSの実績しかない富士通が単独で設計をやり直して、その100倍の性能が2年で実現できるとは思えない。 スパコンは道具にすぎない:理研で行なうのは学問研究であって、コンピュータ

                                                  沈没した「スパコンの戦艦大和」 : 池田信夫 blog
                                                • 「なぜ無線通信で用いられる周波数帯域は2.4GHzなのか」調査中の学生の前に立ちはだかった最後の巨大な壁

                                                  By Idaho National Laboratory Wi-FiやBluetoothなど、何気なく使用している無線の通信は「2.4GHz帯」という周波数を使用しています。では、なぜ「2.4GHz(2400MHz)」なのでしょうか。博士論文のテーマに「無線通信」を選んだ1人の学生がこの謎を追い続け、ようやくゴールが見えてきたところなのですが、彼の前にはとてつもない壁が立ちはだかってしまいました。その調査費用を賄うために、クラウドファンディングで助けを求めています。 Why 2.4GHz? Chasing wireless history | Indiegogo https://www.indiegogo.com/projects/why-2-4ghz-chasing-wireless-history/ リメリック大学の研究生、ヒュー・オブライエンさんが博士論文のテーマとして選んだのは「無

                                                    「なぜ無線通信で用いられる周波数帯域は2.4GHzなのか」調査中の学生の前に立ちはだかった最後の巨大な壁
                                                  • 大学は《自由》だから息苦しい

                                                    なんとも溜息の出る本を読んでしまった。 近代日本文学を専門とする名古屋大学准教授の日比嘉高『いま、大学で何が起こっているのか』(ひつじ書房、2015・5)は、文部科学省を中心に大学改革の名で現在唱えられている、文学部の縮小・廃止政策や人文社会系不要論に対して、社会全体の自由と多様性の観点から危機感を表明する警世の書である。もとは日比のブログで発表されたものだ。 溜息の原因は、文系学問に対してほとんど敬意のない文科省やその主張を後押しする世の空気感を改めて確認したことも当然ある。ただ、それ以上にがっかりしてしまうのは、『いま、大学で何が起こっているのか』という本が、好意的に書けば正論すぎて、率直に書けばフツーすぎて、単純にツマラナイということにある。 急いで断っておかねばならない。私は在野(大学に所属しない)研究者である。それ故、「ツマラナイ」などと書くと、官学者のものなどポジショニング的に

                                                    • 下関市立大学の暴走、学長・市役所OBらの独裁…理事を突然解任、無審査で次々と縁故採用

                                                      10月18日、「大分大学のガバナンスを考える市民の会」主催のシンポジウムの模様 大学の権力的支配を許していいのか――。 全国の大学で「大学改革」の名のもとで学長への権限集中が進められ、教員の意思が軽んじられているとして、大学運営のあり方を考えるシンポジウムが10月18日、大分市で開催された。 報告されたのは2つの国公立大学の現状だった。ひとつは大分大学。2015年に学長の任期上限と、学長選考の教員による意向投票が撤廃された。その結果、学長に権限が集中し、昨年には経済学部長の選考をめぐり学長が教授会の意向を無視して学部長を決めたほか、医学部の教授採用でも学長が教授会が選んだ候補者とは別の人物を採用した。大分大学の問題については、『大分大学、学長“独裁化”で教授会と内紛』に経緯を書いた。 もうひとつの報告は下関市立大学。安倍前首相の元秘書である前田晋太郎下関市長によって「私物化」が進められてい

                                                        下関市立大学の暴走、学長・市役所OBらの独裁…理事を突然解任、無審査で次々と縁故採用
                                                      • 「慰安婦は売春婦」のラムザイヤー論文で、アメリカは日本の歴史修正主義に目覚めた

                                                        2007年、従軍慰安婦について「旧日本軍 が強制的に連行した証拠はない」とした当時の安倍晋三首相に抗議する台湾の元慰安婦(台北) Richard Chung (TAIWAN)-REUTERS <慰安婦制度は日本軍による「性奴隷制度」だったことは学術的に立証済みなのに、なぜ今更このような論文が出てきたのか。いずれにせよ、米学会では撤回要求が殺到している> 2020年12月、ハーバード大学のJ・マーク・ラムザイヤー教授が、「太平洋戦争における性行為契約」という論文を"International Review of Law and Economics"に発表した。ゲーム理論を用いて日本軍「慰安婦」制度が単なる「商行為」であったことを示そうとする試みで、国際的な問題となっている。 この論文は経済専門誌の査読を経て発表されたものだ。それにもかかわらず資料に書かれている内容とは真逆の帰結を導き出したり

                                                          「慰安婦は売春婦」のラムザイヤー論文で、アメリカは日本の歴史修正主義に目覚めた
                                                        • 中高生にプログラミングを教えて分かった5つのこと - Qiita

                                                          0. まえがき この記事について 中高生にプログラミングを教えてきて 一年半以上が経ちました。とても素敵な コミュニティである一方で、教える自分たちの 高い技術力と確固たる教育への哲学と信念が求められる 向上心ある職場でもあります。 そんな貴重な経験をしてきて感じたことを この記事にまとめようと思います。 あくまで個人的な感想で、会社や団体の代表意見ではありません。 1. 成果より感動 "Hello, world"だけでいい 何を作るか、ではないのです。 何か作れた、なのです。 はじめてプログラミングに触れる子にとっては、 それはそれはターミナルやエディタどころか PCやキーボードだって新鮮。 いつもLINEやTwitterを触っていたり スマホやタブレットを触っていたりしていても 作り手に回ることは初めての子が多い。 そんな子にとっては、index.htmlに <p>Hello, wor

                                                            中高生にプログラミングを教えて分かった5つのこと - Qiita
                                                          • 南京事件記憶遺産登録反対意見書の起草者・高橋史朗の正体――シリーズ【草の根保守の蠢動 特別編】 « ハーバー・ビジネス・オンライン

                                                            毎日新聞は11月5日、「記憶遺産意見書:日本、『南京』否定派を引用」と題する記事で、政府がユネスコに提出した、中国による南京事件の記憶遺産登録に反対する意見書の内容について、疑義が挟まれていることを報じた。 記事によると、この意見書を作成したのは明星大学の高橋史朗教授。高橋教授はこの意見書で、南京事件の発生そのものを否定する論調で知られる亜細亜大の東中野修道教授の著作から一部を引用し、中国側が提出した写真に対し「関連性が疑われる」と反論を行なったという。さらに記事では外務省関係者による「高橋教授は保守派の中ではバランスの取れた研究者だ」というコメントが添えられ、あくまでもこの意見書を堅持しようとする政府サイドの姿勢が描かれている。 確かに、東中野(以下敬称略)の意見を「南京事件への反証」として採用することには、疑義が挟まれて当然だろう。なにしろ東中野は、南京事件から辛くも生き残った証言者の

                                                              南京事件記憶遺産登録反対意見書の起草者・高橋史朗の正体――シリーズ【草の根保守の蠢動 特別編】 « ハーバー・ビジネス・オンライン
                                                            • 史実派と否定派をどっちもどっちと言うのは只の知的怠惰の表明 - 非行型愚夫の雑記

                                                              南京事件を否定してしまうのは入門知識すら身につけてない証 - 模型とかキャラ弁とか歴史とかのコメント欄やはてなブックマーク - 南京事件を否定してしまうのは入門知識すら身につけてない証 - 模型とかキャラ弁とか歴史とかでの案の定な反応には何とも言えない残念な気持ちにさせられますね。 それではぼちぼち答えていきますか。 何で「30万人説」を否定するとおこられるの? 日本側の研究では30万人説の蓋然性が低いことは常識です。なのに「30万人説」を否定してどっちもどっち的なことを言うと(この論争においていつものことですが)おこられたりすることがあるわけです。理不尽に思えますよね。その反感わかりますよ。 その事情を説明しますので読んでいただければと思います。 6「虐殺少数説」の登場 本章で見てきたように、一九八〇年代は、南京事件をめぐる激しい論争に触発されながら、南京戦に参加した旧軍関係者の記録や証

                                                                史実派と否定派をどっちもどっちと言うのは只の知的怠惰の表明 - 非行型愚夫の雑記
                                                              • 日本学術会議のこと(2)

                                                                昨日の記事について、たくさん質問をいただきました。全部に答えるのは無理だけど、いくつか。 ◯ まず、お前は誰だ?(笑) 的な質問。 ちょっと失礼だけど、まあいい。 このブログは「hirunenotanuki」という名前で動かしてきましたが、別にアイデンティティを隠しているわけではありません。過去の記事を見れば分かります。 日本学術会議の会員ならエラい先生なのだろうと思う人もいるかもしれませんが、実は学問的にたいした業績も貢献もありません。別に謙遜して言ってるのではない。ただ京都大学で美学の教授を10年くらいつとめ、この4年間は美学会の会長をしてきて、歳も相応にとってきたので推薦を受けたのではないか。 ◯ 次に、あなたも左翼なのか? というような質問。 違います。たしかにぼくは若い頃テオドール・アドルノやユルゲン・ハーバーマスを読んでいて、その意味ではフランクフルト学派つまり新左翼の哲学を勉

                                                                • 文献学からはじまった → 研究する大学と専門分化した科学の起源

                                                                  (あらすじ) 大学で学問研究をするという今では当たり前のことは、19世紀初頭ドイツに端を発する。 これは研究と教育とを結び付けて行う新しいタイプの大学(研究大学)によるものである。 研究大学は、ゼミナール方式を採用し成功させることで、研究と教育とを結び付けるという理念を実現した。 ゼミナール方式は、大学では、まず古典文献学の分野で採用された。古典文献学ゼミナールは、ドイツの中等教育(ギムナジウム)で生まれた古典教師の需要に応えた。これにより学問研究を職業とすることが可能となり、実利的でない学問の純粋化が可能になった。 ゼミナールでは、参加者は知識を伝授されるのでなく、自分で研究を行いゼミナールで発表し、他の参加者から批判的吟味を受け、討論することが求められた。 このためゼミナールは研究者を育成するのに優れ、また批判的吟味の習慣から議論の厳密化や研究の実証性が追求される傾向が生まれた。 古典

                                                                    文献学からはじまった → 研究する大学と専門分化した科学の起源
                                                                  • 研究室のフリーアドレス化でトラブル

                                                                    校舎建て替えに当たり個人研究室を廃止し、フリーアドレスの「共同研究室」を設けた大学で、教授らが大学を運営する学校法人を訴える裁判が起こった。原告側は「研究・執務に専念できない」と反発の声を上げた。 日本で初めて、教員や事務職員の執務室をフリーアドレス化した大学校舎を巡り、教授らが大学を運営する学校法人を訴えた。講義に向かうたびに机の上を片付けなければならず、独自の研究や試験の問題作成なども行えないという。原告側は、大学教員には「研究室利用権」があり、被告はそうした環境整備を行う義務を負う、と主張した 今回取り上げる事件は、研究室のフリーアドレス化を巡る裁判だ。トラブルが起こったのは山口県下関市にキャンパスを置く私立大学だ。 問題の「共同研究室」は、校舎老朽化に伴って建て替えられた新校舎に配置されたものだ。大学は著名建築家が代表を務める設計事務所(訴外)と設計契約を締結。また校舎新設に関する

                                                                      研究室のフリーアドレス化でトラブル
                                                                    • ボノボ観察中、ボノボ同士の喧嘩により落下した枝が頭に直撃して下半身まひ 元京大院生の女性らが大学提訴 : 痛いニュース(ノ∀`)

                                                                      ボノボ観察中、ボノボ同士の喧嘩により落下した枝が頭に直撃して下半身まひ 元京大院生の女性らが大学提訴 1 名前:すらいむ ★:2018/09/18(火) 19:02:16.34 ID:CAP_USER9 類人猿ボノボ観察中、事故で下半身まひ 元京大院生が損害賠償求め大学提訴 京都地裁 コンゴ(旧ザイール)の森で類人猿ボノボの行動観察中、ボノボ同士のけんかにより落下した枝にぶつかり下半身まひになったなどとして、京都大の大学院生だった女性(26)と夫が、京都大や担当教授に計約2億7千万円の損害賠償を求め京都地裁に提訴した。 18日に第1回口頭弁論が開かれ、京大側は請求棄却を求めた。 訴状によると、女性は京大大学院で生物科学を専攻。 平成27年7月に野生のボノボの行動を観察していたところ、樹上でけんかが発生。 落下してきた枝(長さ約90センチ、重さ約11キロ)が頭に直撃して急性硬膜外血腫などの重

                                                                        ボノボ観察中、ボノボ同士の喧嘩により落下した枝が頭に直撃して下半身まひ 元京大院生の女性らが大学提訴 : 痛いニュース(ノ∀`)
                                                                      • 「朝日新聞の捏造」論について - Apeman’s diary

                                                                        一昨日に国会で衆議院議員・中山成彬が開陳したという「慰安婦問題」=朝日新聞の捏造説についてはすでに法華狼さんと scopedog さんがエントリを書いておられます。 http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20130309/1362848490 http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20130309/1362849412 私も過去に何度か「朝日捏造」説について取り上げていますので、ご参考までに。 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20111221/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20120812/p1 「たった一本の記事で世界を変える」というのはジャーナリストの夢じゃないかと思うのですが、植村隆記者にしてみれば「そこまで買いかぶられても……」というところではないでしょうか。 この「

                                                                          「朝日新聞の捏造」論について - Apeman’s diary
                                                                        • 再び、尾田栄一郎『ONE PIECE』 - 紙屋研究所

                                                                          『ONE PIECE』について書いたらSBMやコメントがどっときた。こ、これが炎上というやつですか。お前ら、ホント『ONE PIECE』好きなのなw このブログのコメントもSBMのコメントも、あとツイッターでのコメントもいろいろ見させてもらった。まあ、もうあんまし何度もエントリを重ねるつもりはないけど、もう1回だけ考えたことを書いておこうか。 「バトルマンガ」である以上、バトルをなぜスポーツとして描ききらないかという疑問 もともとぼくが海賊冒険のマンガ『ONE PIECE』に違和感をもったのは、このマンガの主要な側面を「戦闘(バトル)マンガ」だととらえたからだ。バトルとは勝敗という形での優劣の決定だから、本質的にスポーツであり、スポーツである以上、勝つための努力があり、そうであれば科学的な努力というものが見せられて然るべきだという気持ちがぼくにはあったのだ。 言うまでもなくスポーツマンガと

                                                                            再び、尾田栄一郎『ONE PIECE』 - 紙屋研究所
                                                                          • テンプレを踏んでいることに気づかないテンプレ通りの人たち - Close To The Wall

                                                                            東浩紀の発言から始まった年末南京事件騒ぎだけれども、このパターンほとんど年始のフロムダ氏の南京論争とそっくりで、わたしとしては以下の一年前の記事を再掲するだけで終わらせても良いくらいだ(この騒ぎでにわかにリバイバルしてアクセス数が増えている)。 「なにが歴史修正主義の問題なのか」についての私見 - Close to the Wall 続・「なにが歴史修正主義の問題なのか」についての私見 - Close to the Wall 南京事件否定論は基本的にトンデモ - Close to the Wall 論争傍観者を自称する人間についての二つの問題 - Close to the Wall ただ、東のいっていることは単純に歴史修正主義容認論とみなしていいのかどうかはやや判断に迷うところなのでさておくが、ゼロアカ門下生藤田直哉id:naoya_fujitaの発言はひどいのを通り越してもはや犯罪的だと

                                                                              テンプレを踏んでいることに気づかないテンプレ通りの人たち - Close To The Wall
                                                                            • 「早川由紀夫氏訓告問題」について

                                                                              たとえ更新が遅くても気長に見てください。また、ここの特徴として、一旦書いた記事を修正して再投稿する事もあります。 コメントは承認制です。コメントを書いてもなかなか反映されない時には「コメントを見ている暇が無いのだな」と思ってやってください。 ===コメントされる方は、節度を守る様お願い致します。名無しやダブハン、マルチポストは御遠慮ください。頂いたコメントは、私の気まぐれにより無警告で削除したりしなかったりします。予めご了承ください。=== 初回公開日:2011年12月25日 最終更新日:2012年03月10日 (2012/12/26追記:「6.余談その2」について、黒猫亭さん本人からTwitter経由で御意見を頂いておりますので、今後内容を変更する可能性があります。現在の記述は暫定的なものとしてお読みください。) (2011/12/29追記:「6.余談その2」に関しては、内容の削除や書き

                                                                              • 鎌倉幕府否定論再論 - 我が九条

                                                                                鎌倉幕府の成立年代には大きく分けて7つある。数少ないこのブログの読者ならば何回か読んでいらっしゃると思うし、新たな読者がいるともあまり思えないが、再び。 鎌倉幕府の成立については一一八〇年、一一八三年、一一八四年、一一八五年、一一八九年、一一九〇年、一一九二年の諸説がある。これは例えば学問研究が進んで、新たな史料が発見されればどれか一つに収斂されるのか、と言えば、それはない。何故かといえば、鎌倉幕府の開設年代のズレは、「鎌倉幕府とは何か」という問いに対する解答が異なるからだ。 一一八〇年説を支える史実は「源頼朝が鎌倉に邸宅を構えた」ということである。頼朝の邸宅は単に頼朝が居住するだけではない。頼朝に従う「侍」を管理する機能も持っている。「侍所」というのはある程度の権門勢家ならば備えている機構であって、侍所を備えた邸宅を構える事は、頼朝が鎌倉を中心とする南関東を実力で支配しようとする意思を明

                                                                                  鎌倉幕府否定論再論 - 我が九条
                                                                                • 合成の誤謬が招く就活の悪循環:日経ビジネスオンライン

                                                                                  「就活問題がこれほど深刻化したのは就活の三大プレーヤーである学生、大学、企業の皆さんがそれぞれ、『互いに変わらない』という前提に立ち、合成の誤謬による悪循環を起こしてきたからです」。10月31日、都内の慶應義塾大学で開かれた「リアル熟議・今、就活のあり方を問い直す」というイベントで鈴木寛文部科学副大臣はこう挨拶した。学生や企業、大学関係者ら70人が集まったこの会合において、鈴木さんは具体的には説明しなかったが、この言葉は「歪んだ就活」を簡潔に表現していると思う。 どういうことか。私なりの解説を加えよう。 企業は優秀な人材を他社より早く確保するため採用活動を前倒ししている。しかも「採用選考では勉強よりも熱意や積極性を重視している」というメッセージを学生に送り続けている。 ↓ 学生は勉強(就活が始まる3年生は学問・研究にエンジンをかける最も重要な時期)よりも就活を優先 ↓ 学生が授業に出ない、

                                                                                    合成の誤謬が招く就活の悪循環:日経ビジネスオンライン