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学問の検索結果361 - 400 件 / 1244件

  • <独自>不適正大学への留学停止へ、政府が省令改正方針 所在不明問題で

    大学や専門学校で受け入れた留学生が就労目的などで所在不明となることを防ぐため、政府が外国人の在留資格付与基準を定めた「上陸基準省令」を改正する方針を固めたことが16日、政府関係者への取材で分かった。政府が学生管理の不適切な大学などに対し、留学生の受け入れを停止させることができるようにする。近くパブリックコメント(意見公募)を行い、早期改正を目指す。 留学生を巡っては平成31年、一部の大学などで日本語学習などの名目で受け入れた研究生を中心に、正規の学部生ではない多数の学生らが行方不明となり、一部は就労目的だったことが発覚。政府が令和元年6月に対策方針を定め、対策の具体化を進めていた。 出入国在留管理庁が16日、自民党の法務部会に示した資料などによると、留学生の在籍管理に問題のある大学などへの留学希望者には留学資格を付与しないと明記。受け入れ先の在籍管理体制整備を要件に追加する。 また、所在不

      <独自>不適正大学への留学停止へ、政府が省令改正方針 所在不明問題で
    • 未来予測コミュニティ「サモツヴェティ」はどうやって精度の高い未来予測を発信しているのか?

      予測困難な未来を確率で占う「スーパーフォアキャスティング」という学問分野があります。歴史的傾向や数学的・統計的モデル、AIトレーニング、死亡リスクの尺度として用いられるマイクロモートなど、さまざまな専門領域やアプローチで未来を分析して予測する学問であり、特に分野を問わず未来を予測する能力に優れた人物を「スーパーフォアキャスター」と呼称します。フォアキャスターとして未来予測を行うグループ「サモツヴェティ」は、専門的な研究を行うチームではないにもかかわらずさまざまな分野で高い的中率を誇っており、そんなサモツヴェティの謎についてオンラインメディアのVoxが解説しています。 How do you predict the future? Ask Samotsvety. - Vox https://www.vox.com/future-perfect/2024/2/13/24070864/samots

        未来予測コミュニティ「サモツヴェティ」はどうやって精度の高い未来予測を発信しているのか?
      • 最先端テクノロジーを哲学する『技術哲学講義』

        「セックスロボットは悪なのか」 という議論がある。 精巧につくられた等身大のドールで、触れると温かい。センサーとAIにより、ユーザーが望む反応を学習して応答する、ロボット工学と人工知能の粋を集めたアンドロイドだ。 愛情を深め合うコミュニケーション手段としてのセックスが蔑ろにされ、女性蔑視や暴力へつながるかもしれない。一方で、感染症の心配もなく安心して愛情を注げるパートナーに救われる人もいるだろう。 あるいは、 「アンドロイドが運転する車が事故を起こしたら、誰に責任を問うべきか?」 という議論がある。 AIは人間よりも安全運転できるだろうから、自動運転をベースとした車社会を設計すべきだという意見がある。一方で、プログラムや学習データの不具合によってAIが暴走する可能性は残されており、その影響は計り知れないという人もいる。 こうした議論は、論点が噛み合わないか、漠然とした話になりがちだ。意識と

          最先端テクノロジーを哲学する『技術哲学講義』
        • 韓国最高裁で「逆転無罪」判決、名誉毀損罪に問われた『帝国の慰安婦』の著者・朴裕河氏に聞いた 「学術的な議論を刑事裁判に問うのはおかしい」 | 47NEWS

          旧日本軍の従軍慰安婦問題を扱った著書「帝国の慰安婦」で元慰安婦の名誉を傷つけたとして名誉毀損罪に問われた朴裕河・世宗大名誉教授(66)に対し、韓国最高裁が10月26日、有罪としたソウル高裁の判決を「無罪の趣旨」により破棄し、差し戻すとした。事実上の逆転無罪判決で、学問や表現の自由を重視する姿勢を示した。 2017年の二審ソウル高裁判決は、罰金1千万ウォン(約110万円)の有罪判決を下していた。最高裁は、学問的な表現への評価は刑事裁判ではなく「公開の討論や批判の過程を通じて行うべきだ」としている。 判決への受け止めや、日韓間の懸案として残っている歴史問題への対応などについて、朴氏に話を聞いた。(共同通信=佐藤大介) ―韓国最高裁の「無罪の趣旨」とする判決を、どう受け止めましたか。 「無罪の方向という正当な判決が出たことに安堵しています。(高裁判決は)先入観だけで出した不当なものでした。日本を

            韓国最高裁で「逆転無罪」判決、名誉毀損罪に問われた『帝国の慰安婦』の著者・朴裕河氏に聞いた 「学術的な議論を刑事裁判に問うのはおかしい」 | 47NEWS
          • 掛け算の順序問題(超算数)論争にSNSで参加してみた~なぜ炎上するのか、その理由と決着に関する考察 | スモビュ!

            前提 掛け算の順序問題とは何かについては論じない(wikipedia[1]に歴史や用語がよくまとまっている) 本内容は実際にSNSで論争に参加して得た知見である 著者は順序あり派に属する(でも順序強制はやり過ぎというのも分かる) 順序あり派にも間違っている方がいるし、順序なし派にも正しい方がいる 本記事を理解するのに大学数学などの高度な知識は不要 教育的にどうあるべきか、児童の発達具合や経験値にどう配慮すべきか等を論じる立場にない 結論(というか要約) 掛け算の順序問題に関する論争がTwitter(現X.com)にて泥沼のように続いている。私はこの論争に首を突っ込み、様々な主張を現場で把握した。 この論争のほとんどは掛け算の順序(=掛け順)の存在を認めることが数学的に正しいか否かを示せれば決着できる。論点のほとんどはここから派生したものだからだ。 そこで、順序なし派の「掛け算の順序の一方だ

              掛け算の順序問題(超算数)論争にSNSで参加してみた~なぜ炎上するのか、その理由と決着に関する考察 | スモビュ!
            • 2023年『第33回イグノーベル賞』10賞全部解説! - Lab BRAINS

              みなさんこんにちは! サイエンスライターな妖精の彩恵りりだよ! 今回は、今年もあの問題の賞がやってきた!2023年9月14日 (日本時間15日) に公開された『第33回イグノーベル賞』について、10賞全部をたっぷり解説するよ! そもそもイグノーベル賞って何? さて本題に入る前に、そもそも「イグノーベル賞」を知らないか、どういう主旨で贈られるのかを知らない人は多いんじゃないかな?もし知っている人がいたら、この部分は読み飛ばしてもらって構わないからね! 世界的な権威と知名度のある学問的な賞と言えばノーベル賞だけど、イグノーベル賞はそのパロディとして、1991年に『風変わりな研究の年報』誌のマーク・エイブラハムズ編集長によって創設された賞だよ。 イグノーベル賞は例年、本家ノーベル賞の1ヶ月くらい前に先んじて発表されるものだよ。受賞の対象となるものは「人々を笑わせ、考えさせた業績」で、1年に10賞

                2023年『第33回イグノーベル賞』10賞全部解説! - Lab BRAINS
              • もしも、アリストテレスとニートがディベートしたらどうなる?『人生に目的は必要か?』哲学者と現代人がガチバトル! | GetNavi web ゲットナビ

                もしも、アリストテレスとニートがディベートしたらどうなる?『人生に目的は必要か?』哲学者と現代人がガチバトル! 現代人の気になるテーマを哲学者とディベートしたらどう答えるのか? そんな全く新しい哲学入門書『21世紀を生きる現代人のための哲学入門2.0』(富増章成・著/GAKKEN・刊)。今回は本書から抜粋して『人生に目的は必要か?』をテーマに、ニートとアリストテレスのディベートを紹介します。 機械的に流されるか、目的をもって生きるかニート 人生に目的なんか不要ですよ。今の時代、将来には希望がもてそうにないので、目的なんて掲げるだけ損です。 アリストテレス いやいや、今こそ人生に目的を定めて生きる必要があるんだよ。そもそも、この世界は『~のため』という目的の連鎖でつながっている。コップは水を飲むため、椅子は座るためというようにな。人間も『~のため』という目的をもった生き方が必要なんだ。 ニー

                  もしも、アリストテレスとニートがディベートしたらどうなる?『人生に目的は必要か?』哲学者と現代人がガチバトル! | GetNavi web ゲットナビ
                • 奈良県立大、寄贈された植物標本1万点を誤廃棄 「県内絶滅種」含む:朝日新聞デジタル

                  奈良県と同県立大学は22日、主に県内で採取され、寄贈を受けた約1万点の植物標本を昨年10月に誤って廃棄したと明らかにした。研究者らでつくる「奈良植物研究会」によると、今は県内で絶滅したとされる種も含まれていたという。 同大によると、廃棄されたのは県内の植物研究家の岩田重夫氏(1916~1988)が1950~80年代に採集した標本。岩田氏が亡くなった後に同研究会が預かり、2001年から同大が保管していた。 大学の建物の取り壊しの際に、所有者がわからない荷物として学内で引き取りが呼びかけられ、誰も応じなかったために廃棄されたという。尾久土(おきゅうど)正己学長は、担当者は古新聞に植物が挟まっていると認識していたが、価値がわからなかったと説明した。 同研究会によると、同県天川村で採集されたミヤマホツツジなど現在はその土地で確認できなくなった植物や、県レッドリストで「絶滅」とされた種も含まれるとい

                    奈良県立大、寄贈された植物標本1万点を誤廃棄 「県内絶滅種」含む:朝日新聞デジタル
                  • 理研雇い止め「不適切ではない」と調査委 元卓越研究員の採用手続き:朝日新聞デジタル

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                    • 酸湯魚の暖かいスープを飲みながら、遥か彼方のモン族たちに思いを馳せ、もっと遥か彼方にある宇宙と昔ながらのアニミズムについて考えたこと - 失われた世界を探して

                      2023/12/09 「酸湯魚」という料理があって、貴州料理だけどもともとは中国の少数民族であるモン族の伝統料理と言われている。見た目がちょっと辛そうだが、赤いのは発酵したトマトが使われているからであり、極端に辛いという訳ではなく、冬の寒い日に食べると体の芯から温まるそんな素敵な料理だ。 ソウギョとかライギョとかの川魚の白身が入っているけど、ちゃんと泥抜きしてあるから別に臭みはなく、むしろその魚の出汁(だし)がいい感じにトマトベースのスープに絡んでいて、味が絶品なのである。 モン族はもともと揚子江あたりに住んでいたが、国が興亡する戦乱の歴史のなかで少しずつ南下し、インドシナ半島の方も含めてあっちこっちに散らばって定住した。今も貴州あたりで大規模に纏まって生活していて、集落が観光地になっている。僕は映像で見ただけでその観光地に実際に行ったことないけど、先日、寒さに震えて外からとある料理店に入

                        酸湯魚の暖かいスープを飲みながら、遥か彼方のモン族たちに思いを馳せ、もっと遥か彼方にある宇宙と昔ながらのアニミズムについて考えたこと - 失われた世界を探して
                      • 令和6年度東京大学学部入学式 総長式辞 | 東京大学

                        新入生のみなさん。ご入学おめでとうございます。みなさんの新たなスタートを、ここで共に祝えることをたいへん嬉しく思います。 これから始まる大学生活でみなさんが獲得するものは、これまでの学校での学習とは性質の異なるものになるでしょう。大学は、確立した知識をただ学ぶところではありません。なぜなら学問は、未知なるものに挑む試みだからです。過去に遡って世界と人類の歴史を明らかにする、現在の社会・文化を分析する、過去から未来にもつながっていく生命の仕組み、宇宙や物質の真理を探究するなど、東京大学はさまざまな未知に取り組んでいます。 人類はその長い歴史の中で、ものごとの観察を通して、知見を蓄積し共有する、学問の手法を進歩させてきました。たとえば、ニュートリノの存在は、1930年にはじめて理論として提唱され、1956年に原子炉から、1970年には太陽からのニュートリノが観測されます。1987年に、東京大学

                          令和6年度東京大学学部入学式 総長式辞 | 東京大学
                        • 自然言語の研究者でも、生成系AIの中でなにが起こっているのかがわからない (1/3)

                          今回のひとこと 「自然言語の研究者でも、生成AIの中でなにが起こっているのかがわからない。そこで、2023年秋には130億パラメータ、2023年度中には1750億パラメータの日本語に強い大規模言語モデルを構築し、原理解明に取り組む」 研究と事業を密接に考えていく 国立情報学研究所(NII)の5代目所長に黒橋禎夫氏が就任した。 黒橋所長は、1994年に京都大学大学院工学研究科博士課程修了。2006年4 月から京都大学大学院 情報学研究科教授として、長年に渡り、自然言語処理、知識情報処理の研究に従事。2023年4月に国立情報学研究所長に就いた。 現在も、京都大学大学院情報学研究科特定教授を併任しており、NIIで8割、京都大学で2割という勤務体系だ。 生成AI分野に精通しており、「ChatGPTの仕組みと社会へのインパクト」と題した黒橋所長のYouTube動画は、すでに3万回以上が再生されている

                            自然言語の研究者でも、生成系AIの中でなにが起こっているのかがわからない (1/3)
                          • どんなトピックでも常識チェック!『ニャンでも常識テスト』をGPT Storeに公開しました - Taste of Tech Topics

                            こんにちは、安部です。 まだまだ寒い日が続きますが、皆さま元気にお過ごしでしょうか。 以前このブログで、作成したGPTのご紹介をしましたが、今回はその第二弾として新たに作成したGPTの紹介をしたいと思います。 第一弾で紹介したGPTについては、以下のブログ記事を参照してください。 acro-engineer.hatenablog.com 『ニャンでも常識テスト』とは? 概要 今回作成したのは、『ニャンでも常識テスト』。 こちらからテーマを与えれば、どんなテーマでも基本的知識を問う問題を10問出題してくれます。 また、採点もしてくれて、不明点があれば当然質問して補足説明・解説をしてもらうことができます。 自分の常識を試してみてもよし、ちょっとした集まりでお遊びに使ってもよし、学習中の分野に関して 腕試しに使ってみてもよしと、様々な使い方ができると思います。 chat.openai.com 使

                              どんなトピックでも常識チェック!『ニャンでも常識テスト』をGPT Storeに公開しました - Taste of Tech Topics
                            • 論文の生産性を上げるための環境づくり: 効果的なガジェット&ツール|genkAIjokyo|ChatGPTで論文作成と科研費申請

                              私が使っている論文の生産性を向上させる(と勝手に思っている)環境構築ついて紹介したいと思います。私の生産性の大半はChatGPTから来ているため他はオマケ程度の可能性があります笑。あと私はケチなのでサブスクは極力最低限にするために有料サービスは価値があると判断したものしか使わない方針です。 本記事にはAmazonアソシエイトのリンクを含んでいます ガジェット類MacBook Pro(2画面出力できるモデル): 別にMacでなくてもよいのですがラップトップで4kの27インチモニターを2画面出力が可能なモデルが良いと思っています。(MacBookProでも4kを2画面出力できないものもあり注意が必要)2画面出力は、複数のタスクを同時に表示したり、情報を比較したりするのに便利です。例えば、一方の画面で論文を書き、もう一方の画面でChatGPTや参考にする論文を表示することができます。私は職場でも

                                論文の生産性を上げるための環境づくり: 効果的なガジェット&ツール|genkAIjokyo|ChatGPTで論文作成と科研費申請
                              • 【映画感想】オッペンハイマー ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

                                第2次世界大戦中、才能にあふれた物理学者のロバート・オッペンハイマーは、核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、原爆開発プロジェクトの委員長に任命される。しかし、実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが実戦で投下され、恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けたオッペンハイマーは、戦後、さらなる威力をもった水素爆弾の開発に反対するようになるが……。 www.oppenheimermovie.jp アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞など7部門を受賞。 クリストファー・ノーラン監督の作品ということもあり、アメリカでの公開時から、日本でも話題にはなっていましたが「原爆開発」という題材、「原爆の被害者たちが描かれていない」ことから、日本での公開はずっと躊躇されていた作品です。 2024年映画館での鑑賞4作目。 公開初週の平日のレイトショーで、観客は20人くらい

                                  【映画感想】オッペンハイマー ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
                                • 月刊日本インタビュー「ウクライナとパレスチナ」 - 内田樹の研究室

                                  ― ウクライナ戦争に続いてイスラエル・ハマス戦争が起こりました。この事態をどう受け止めていますか。 内田 強い衝撃を受けました。これまでもイスラエルとパレスチナは衝突を繰り返してきましたが、今回は暴力性の次元が違うと感じます。イスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザから攻撃を仕掛け、イスラエルは「戦争状態」を宣言して以来、徹底的な報復攻撃を行っています。欧米はイスラエルの自衛権を支持していますが、「これは自衛の範囲を超えている」と批判している国も多くあります。 でも、今回の事態を何と表現すればいいのか、私にも実はよく分からないのです。これは近代的な国民国家間の戦争ではありません。かといって、ポストモダン的な非国家アクターによるテロではないし、単なる民族抗争、宗教戦争とも言い切れない。そのどれでもなく、そのどれでもあるような、複合的な戦いが起きている。このような事態を適切に表現する言葉を私た

                                  • 【書評】訂正する力 東浩紀 朝日新書 - 京都のリーマンメモリーズ

                                    今週のお題「あんこ」 あんこといえば饅頭ですね。幼いころはあんこが苦手で、食べられませんでした。だから、大人になるまでは、ずっと、あんこは苦手だと言っていました。しかし、大人になると、しらない間に食べることができるようになっていました。不思議ですね。でも、食べられるようになったのであれば、苦手だというのは訂正しないといけません。人間はずっと一貫したものではなく、変わるというか、変化した後、訂正していくべきものなのかもしれません。今回は、訂正することを肯定するすんごい本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 訂正するというと、負けたという感じがしませんか? 人間は、どうしても一度言ったことを変えたくない。 つまり、一度言ったことを変えると、ウソをついたように感じるので、発言を訂正したくないモノだと思いま

                                      【書評】訂正する力 東浩紀 朝日新書 - 京都のリーマンメモリーズ
                                    • ブクマカの特徴

                                      ・大して勉強してこなかったくせに、慣用句みたいな「程よく知的好奇心を満たしてくれるけど学問や実用性からは程遠いコンテンツ」を好む。

                                        ブクマカの特徴
                                      • 家計限界、国立大学費「値上げする環境にない」 駒込武京都大大学院教授

                                        駒込武氏伊藤公平・慶応義塾長が中央教育審議会(中教審)に提起した国立大の「学費値上げ」が波紋を広げている。国の定めた標準額をもとに決められている授業料を、約3倍の年間150万円程度にしてはどうか、という提案だ。私立大との公平な競争環境を整えることが目的だが、学生や家族の負担増や、進学率への影響といった懸念もある。現状や課題について、京都大大学院教授の駒込武氏に話を聞いた。(聞き手 玉崎栄次) 東大生世帯のかなりが高収入 島田了輔氏 ◇ 私にも大学生の子供がいる。物価上昇によって賃金が実質的に下がっている中、一般的な家庭が支出できる授業料は、現状でもぎりぎりというところだと感じている。 国立大と私立大の授業料に大きな差があることで、競争力の側面で私立側の経営が厳しいというロジックは、その限りではもっともだと思う。しかし、どうして、私立大の経営費補助金の増額を求めて私立大の授業料を下げる方向に

                                          家計限界、国立大学費「値上げする環境にない」 駒込武京都大大学院教授
                                        • ハマス“快楽殺人”テロリズムを礼讃する日共“党員”学者が突然、なりふり構わず、大嘘・奇論・狂説・中傷誹謗を大量に新聞TVネットに垂れ流している。どうして?──篠田英朗(東京外大)&池内恵(東大)の解剖(Ⅰ)  – 中川八洋ゼミ講義

                                          筑波大学名誉教授  中 川 八 洋 (本稿は11月18日に上梓。19日から「まぐまぐ17号」の原稿執筆などで忙しく、気付いたら十日間もブログupを忘れていた。この間に、ガザ情勢に変化と進展が起きた。修正するのが通常だが、論旨に変りがないので無修正でupする。御容赦)。 本論に入る前に、禁治産者より劣悪な“異常なお門違いばかり”イスラエル情報宣伝戦に対し苦言を呈しておきたい。15日、イスラエル軍は、シファ病院に百人ほど兵士を突入させた。が、この小部隊の目的の筆頭は、シファ病院に強制避難させられている“人間の盾”偽装避難民約2000人をガザ南部に退避させることではなかった(備考1)。二番目であるべき院内捜索が筆頭だった、お門違いの順番に、私は呆れ果てた。シファ病院を900㎏爆弾投下で粉々にし、地下司令部をむき出しにするのが優先すべき軍事作戦だろう。 (備考1)イスラエル軍が、シファ病院のスタッ

                                          • 司馬遼太郎人気を支えた「大衆歴史ブーム」はなぜ生まれたのか?福間良明『司馬遼太郎の時代 歴史と大衆教養主義』 - 明晰夢工房

                                            司馬遼太郎の時代-歴史と大衆教養主義 (中公新書 2720) 作者:福間 良明 中央公論新社 Amazon 「司馬さんの書かれるものは日本外史とでも呼ぶべき種類の史書ではあるまいか」とは、有吉佐和子の『坂の上の雲』評だ。このように、司馬遼太郎作品はたんなる歴史小説の枠をこえ、一種の教養本として読まれている。司馬作品は物語中にしばしば「余談」がさしはさまれ、そこでは司馬の政治や軍事、世論などへの見解が自在に語られる。こうした特徴は吉川英治や山岡荘八といった、それまでの歴史作家の作品にはないもので、読者の歴史への知的関心をかきたてるものだった。なぜ司馬の「歴史教養本」は時代に求められたのか。『司馬遼太郎の時代 歴史と大衆教養主義』によれば、司馬作品の人気を支えていたのは、昭和50年代に起きた「大衆歴史ブーム」だという。 昭和50年代に司馬作品を愛読していたのはおもに中年男性だが、かれらは教養主

                                              司馬遼太郎人気を支えた「大衆歴史ブーム」はなぜ生まれたのか?福間良明『司馬遼太郎の時代 歴史と大衆教養主義』 - 明晰夢工房
                                            • 遺伝子の突然変異が数学に支配されている事が明らかになった | TEXAL

                                              数学は人類が自然を理解するために生み出した学問であるが、自然を注意深く観察すると、そこには我々自身が考えている以上に数学の美しさが隠されている事に気付かされ、改めて驚かされる。 例えば、フラクタルは抽象的な数学の概念であるが、実は自然界に広くみられることがわかっているし、フィボナッチ数列の美しさは「花びらの枚数」や「松ぼっくりの鱗模様の列数」、「ひまわりの種の列数」、「ウサギの増え方」など、多くの場面で見られる。 フラクタルの例、野菜のロマネスコ (Credit: Bouba at French Wikipedia)そんな数学と自然の新たな驚くべき関係を、今回オックスフォード大学、ハーバード大学、ケンブリッジ大学、GUST、マサチューセッツ工科大学(MIT)、インペリアル大学、アラン・チューリング研究所の研究者チームの著名な研究機関からなる学際的な科学者チームが発見し、『Journal o

                                                遺伝子の突然変異が数学に支配されている事が明らかになった | TEXAL
                                              • 「ナチス」について少しでもポジティヴなことを語れば、いきなり異端審問されても文句は言えないのか【仲正昌樹】 仲正 昌樹

                                                • 「質問に答えるAIではなく、質問をするAIを作りたい」 ChatGPTを“論文のツッコミ役”にするためのプロンプト

                                                  「ChatGPT Meetup」は、プロンプティングからOpenAI API、さらには周辺のライブラリやHubのエコシステムまで広く活用の助けになる知見を共有し、みんなで手を動かして楽しむためのコミュニティです。1回目に登壇したのは、合同会社Georepublic Japanの田島逸郎 氏。ChatGPTを聞き手にするための取り組みについて発表しました。 リスキリングで自然言語処理を学んだ 田島逸郎氏:それでは、「ChatGPTを聞き手にしよう」という表題で、田島が発表いたします。 まず、私の自己紹介をすると、5月25日生まれの38歳です。Georepublic Japanという会社で、地理空間情報の研究開発をしています。 少し前まで社会人博士をやっていました。博士を取りたいと思っていて、コンピューターによって知識のやり取りがどう変わっていくのかみたいなことを社会学的に分析しています。 3

                                                    「質問に答えるAIではなく、質問をするAIを作りたい」 ChatGPTを“論文のツッコミ役”にするためのプロンプト
                                                  • 人文書とTwitter - 道徳的動物日記

                                                    Twitterは辞めたけれど、気になる話題があったら、いまだに外部サイトを経由して検索などはしてしまったりしている。 すこし前になるが、いろいろと気になったのはKADOKAWAによる『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』の刊行告知および刊行中止告知に関する話題。 www.kadokawa.co.jp この件に関しては、わたしは津田大介氏とほぼ同じ意見を持っている。 KADOKAWAのゲラ送付の件、担当編集者(あるいは営業担当?)と、中止の判断を行った現場責任者(経営幹部)が実名で詳細な経緯説明をするべき案件でしょう。それが文化に携わる業者としての最低限の責任では。送付先リストから見える意図が明確でSNSを使ったステルスな世論工作と大差ないですよこれ。 — 津田大介 (@tsuda) 2023年12月8日 前述しましたが僕は原則的にこの本は出版されるべきだ

                                                      人文書とTwitter - 道徳的動物日記
                                                    • 生成系AIの次は「ALIFE(人工生命)」へ――「生命とは何か」を探る研究の最先端レポート:フォーサイト編集部 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト

                                                      AIの次に注目を集める「ALIFE(人工生命)」。哲学、物理、工学など学問領域を横断しながら「生命とは何か?」を探るこの研究分野で、日本はヨーロッパと並ぶ一大拠点になっている。7月に札幌で開催された人工生命国際会議「ALIFE2023」の様子をレポート。 *** 人工生命(artificial life、ALIFE)の研究が、日本でいま熱い。 ChatGPTで話題が集まるAI(人工知能)と混同されがちだが、人工生命は「ALIFE」。「ディープラーニング(深層学習)」という機械学習の技術が世間に広がり、注目度が一躍高くなった人工知能に対して、ALIFEは「beyond AI」(AIを超えていく)とも言われ、生命的な自律性を持たせる点でAIと表裏一体でありつつも、大きく異なる。進化から意識まで、さまざまな形での「ありえたかもしれない生命」を研究対象とし、「生命とは何か?」を探る分野だ。 人工生

                                                        生成系AIの次は「ALIFE(人工生命)」へ――「生命とは何か」を探る研究の最先端レポート:フォーサイト編集部 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
                                                      • 資料2-1:豊田先生御講演資料

                                                        鈴鹿医療科学大学 豊田長康 2024/04/22 日本学術会議 「研究力強化と学術会議への期待」 2024/04/22 1 日本の研究競争力低下の因果推論 (事前配布資料) 資料2-1 論文データ Clarivate社の文献データベース(以下DB)であるWeb of Science Core Collection のデータを、分析ツール InCites Benchmarking & Analytics(以下InCites)を 用いて分析 なお、発表者はInCitesとSciValの両方を利用できる環境にある が、所期の目的の分析はSciValでは困難なため、InCitesで分析 した。 文部科学省 科学技術・学術政策研究所(以下NISTEP) の分析データ 他のデータ OECD.Statの公開データ 文部科学省、国立大学法人等のデータ 2 本発表のデータの入手元 2024/0

                                                        • ジョージア工科大学でコンピュータサイエンスを学び始める話 - Qiita

                                                          目次 はじめに 何故出願したか 何故ジョージア工科大学か どうやって準備したか おわりに はじめに 既に先人たちが書かれている記事も多々ありますが、2023年3月にジョージア工科大学のコンピュータサイエンス修士過程に出願して合格しました。8月から授業が始まるので忘れない内に何故出願したのか、どのように出願準備したのかについてまとめようと思います。働きながら米国のコンピュータサイエンス大学院進学を考えている方々の参考になりますと幸いです。 Acceptance Letter ー 合格証 何故大学院に出願したか ジョージア工科大学に出願した理由をざっくりまとめると、下記の3点です。 「Data&AI周辺への理解を深めて顧客からの技術的信頼度を上げたい」 「学問を続けられる環境に身を置きたい。加えて学位が欲しい」 「世界中どこでも働けるポータブルスキルを持った人材になりたい」 詳細は下記にプロフ

                                                            ジョージア工科大学でコンピュータサイエンスを学び始める話 - Qiita
                                                          • 「自然の価値」を論じなおす:関係価値と自然の代替不可能性――環境経済学と環境倫理学の対話/篭橋一輝×吉永明弘 - SYNODOS

                                                            シリーズ「環境倫理学のフロンティア」では、環境倫理学の隣接分野の研究者との対話を行っています。今回は「環境経済学×環境倫理学」として、「クリティカル自然資本」をキーワードに研究されている環境経済学者の篭橋一輝さんと対話を行います。篭橋さんは、最近では自然の価値に関する論考を書かれており、これは環境倫理学に親和性のあるものになっています。今回は、これらの内容をふまえて、環境経済学と環境倫理学の観点から、現代における自然の価値について議論していきます。 吉永 篭橋さんは環境経済学がご専門で、南山大学社会倫理研究所で第二種研究員としてお勤めになり、以前(2019年3月)には同研究所で『未来の環境倫理学』の書評会を開いていただきました。このように、以前から環境経済学の観点から環境倫理学の研究を見守っていただいておりましたが、2020年にお書きになった論考「〈関係価値〉は新しい価値カテゴリなのか――

                                                              「自然の価値」を論じなおす:関係価値と自然の代替不可能性――環境経済学と環境倫理学の対話/篭橋一輝×吉永明弘 - SYNODOS
                                                            • SNSは私たちの「適応度標示」の見せびらかしの場である~進化心理学とSNSマーケティング | ウェブ電通報

                                                              本連載では、電通メディアイノベーションラボ・天野彬氏が、自身の近著や業務で得た知見などから、ショート動画を中心としたSNSマーケティングについての知見を発信していきます。 前回は、ショート動画が流行する理由をTikTokに代表されるサービスの特性や生活者の行動心理から読み解きました。今回はやや角度を変えて、筆者がいま注目する進化心理学(※1)について取り上げつつ、それがソーシャルメディアマーケティングにどう関係するのかを論じます。 実は私たちの根源的なつながりの欲求や「見せびらかし(誇示的消費)」のモチベーションこそが、SNSを駆動していると言えるのかもしれない──そんな仮説に迫ります。 ※1 人間の心的活動の基盤が、その生物学的進化の過程で形成されてきたとする心理学の一分野。人類学・社会生物学・認知科学など多くの領域にまたがる学問分野。 ソーシャルメディアと進化心理学 そもそも、人々はな

                                                                SNSは私たちの「適応度標示」の見せびらかしの場である~進化心理学とSNSマーケティング | ウェブ電通報
                                                              • 「枝の太さの合計は幹の太さと同じ」ダヴィンチが見つけた『木の法則』 - ナゾロジー

                                                                芸術史に燦然と輝く『モナ・リザ』や『最後の晩餐』の作者である絵画の巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519)は、あらゆる学問に精通した科学者としても有名です。 そんな芸術家であり科学者でもあったダ・ヴィンチは、樹木を描く上で”ある法則”を見出していました。 それは「一本の樹木において、すべての枝を合計した太さは枝分かれする前の幹の太さに等しい」というものです。 これは現在の植物学でも広く受け入れられる法則となっています。 そんな中、英バンガー大学(Bangor University)とスウェーデン農業科学大学(SLU)は、ダヴィンチが目を向けなかった木の内側で新たな発見をしました。 それによると、水や養分を通す「維管束システム」にはダヴィンチの法則が当てはまらなかったのです。 研究の詳細は、2023年9月18日付で科学雑誌『PNAS』に掲載されています。 Leonardo Da V

                                                                  「枝の太さの合計は幹の太さと同じ」ダヴィンチが見つけた『木の法則』 - ナゾロジー
                                                                • 『なぜ美』と『近代美学入門』への補足 - logical cypher scape2

                                                                  井奥陽子『近代美学入門』 - logical cypher scape2のブクマが急速に伸びている。本ブログのTOP3に入ってきた。 https://hatenablog.com/ に載ったので多分そのせいだと思う。普段、見かけないidからのブクマが多いし。 (なお、ブクマが増えるとブログを書いている身としては単純に嬉しいが、伸びるかどうかはわりと偶然の産物でしかないことも分かっている) それはそれでいいとして、同日にデビット・ライスさんがやはり同書を取り上げた記事を書いているのに気付いた。 ここから直接アクセス流入しているわけではないが、はてなブックマークのホットエントリに並んだので相乗効果はあったのかもしれない。 タイトルにあるとおり、『近代美学入門』だけでなく『なぜ美を気にかけるのか』も一緒に扱われている。 『なぜ美』の方は、当ブログでは以下で取り上げた。 さて、ライスさんの記事は、

                                                                    『なぜ美』と『近代美学入門』への補足 - logical cypher scape2
                                                                  • 【雲研究者が考察】天空の城ラピュタに登場する「竜の巣」の正体とは

                                                                    (あらき・けんたろう)。雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・博士(学術)。1984年生まれ、茨城県出身。慶應義塾大学経済学部を経て気象庁気象大学校卒業。地方気象台で予報・観測業務に従事したあと、現職に至る。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、気象災害をもたらす雲の仕組みの研究に取組んでいる。 映画『天気の子』(新海誠監督)気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』『もっとすごすぎる天気の図鑑』『雲の超図鑑』(以上、KADOKAWA)、『世界でいちばん素敵な雲の教室』(三才ブックス)、『雲を愛する技術』(光文社新書)、『雲の中では何が起こっているのか』(ベレ出版)などがある。 X(Twitter)・Instagram・YouTube:@arakencloud 読み終えた瞬間、空が美しく見える気象のはなし 空が青い理由、彩雲と出会う方法、豪雨はなぜ

                                                                      【雲研究者が考察】天空の城ラピュタに登場する「竜の巣」の正体とは
                                                                    • 《国立大学は貧困層のものなのか?》慶應義塾・伊藤公平君の「国立大学を学費3倍に」の波紋について | 文春オンライン

                                                                      学校教育の公平性とは何かって永遠の課題だと思うんですよ。 貧しくても優秀な子どもには、良い学問・勉強の機会を得られる良い環境を与えるべきだという議論は正しいんですが、一方で、勉強することが苦手でまともに掛け算もできない人々には学習の機会を与えなくてもよいのでしょうか。国が憲法で定めている無条件の子どもの学習権は義務教育(小学校と中学校)までであって、高校無償化や大学授業料減免など高等教育に関する政策も、ある一面ではばら撒きと変わりありません。 それでも必要と国民が思うのは「老人に対する年金や健康保険で、国や国民が負担する税金や社会保険料が教育費とは比較にならないほど重い」ことと「伸びやかな子どもへの投資は社会にとって豊かさを実現してくれる確実な手段」だからでしょう。 そして、技術が高度になり技術分野も多岐に渡る複雑な経済や社会になってくると、大人になって社会で生きていくために必要とされる専

                                                                        《国立大学は貧困層のものなのか?》慶應義塾・伊藤公平君の「国立大学を学費3倍に」の波紋について | 文春オンライン
                                                                      • 授業時間を含めて1日たった3.5時間しか勉強しない…小中学生より短い大学生の勉強時間が示す日本のヤバさ 学びを衰退させる「理系」「文系」の区別

                                                                        日本の受験制度が社会におよぼす実害はなにか。感染症医の岩田健太郎さんは「理系だの文系だのという不要な区別が、若者の学びを歪ませ知性を痩せさせていく」という――。 受験制度が特に苛烈な韓国と日本 なぜ、日本でだけ(あるいは日本で尖鋭的に)「理系」「文系」の区別をしたがるのか。 私はこの最大の遠因は受験制度にあると思っている。 世界的に見て、受験制度が特に苛烈で、かつ公平性にこだわるのが韓国と日本である。他国では大学入学のための受験にここまで学生が血道を上げることはない。学生選抜の方法も多様であり、一発試験のウエイトは相対的に低い。学生選抜の方法が多様であるのは、そもそも「大学入学」が学生の目標ではないからだ。 本来、大学入学は手段であり、目的ではないはずだ。 大学入学後に行う学問こそが、学生の行いたい目標であるべきだ。だから、アメリカなどでは学部での勉強では飽き足らず、大学院に進学する者も増

                                                                          授業時間を含めて1日たった3.5時間しか勉強しない…小中学生より短い大学生の勉強時間が示す日本のヤバさ 学びを衰退させる「理系」「文系」の区別
                                                                        • 時代が作った教師と学校は時代によって変わるのが当然だ - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Between Neuroscience and Marketing

                                                                          連合艦隊旗艦「三笠」の羅針儀@宗像大社 The compass of the flagship Mikasa of the Allied Fleet @ Munakata Taisha Shrine, Munakata, Japan 1.4/50 Summilux ASPH, Leica M10P, RAW 今月の頭、武蔵野台地の南西*1にある東京学芸大学(学芸大)で、『個別最適な学びに関する公開シンポジウム 第二回』に登壇した。学芸大は師範学校を4つ束ねて作られたthe教員育成学校であり、東京高等師範を前身とする東京教育大が筑波大学に改組され、総合大学化したこともあり、今の日本の教育研究のセンター的機関の一つと言える。現在も卒業生1000人の半分以上は教員になられるという。学芸大副学長の佐々木幸寿先生、気鋭の大村龍太郎先生に加え、国の教育(人づくり)に関する議論の中核をなす中教審(中央教

                                                                            時代が作った教師と学校は時代によって変わるのが当然だ - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Between Neuroscience and Marketing
                                                                          • ふたつのギフテッド|飯田泰之

                                                                            さて本日は本の紹介・感想にかこつけて,最近時々話題にしている.「凡庸な優秀さ」についてのお話です. 映画や,最近だとマンガやそのドラマ化などで話題の「ギフテッド(gifted)」ですが,今回紹介するのはこちらの書籍. 連載中にも何度か目にしたことがある,朝日新聞の連載をもとにした書籍.読後第一の感想は……「二人の著者(記者)は正直な人だな」です.その理由は後程. ギフテッドとは ギフテッド(gifted)という単語そのものは「与えられた人」...…ここから「天賦の才能を神からgiftされた人」という意味になる.talentedと似てるけど,talentedはスポーツや芸術・表現等の分野での特異な才能/giftedは知的な才能について用いられる傾向があるそうな――ただし,上の連載・書籍ではやや広い定義として, ・並外れた才能ゆえに高い実績をあげることが可能な子ども ・実際目に見えて優れた成果

                                                                              ふたつのギフテッド|飯田泰之
                                                                            • 生成AIを利用して書かれた第170回芥川賞受賞の九段理江「東京都同情塔」が海外でも話題に

                                                                              2024年1月17日、第170回芥川賞に九段理江さんの「東京都同情塔」が選ばれました。受賞の記者会見で、九段さんは「東京都同情塔」について「文書生成AIを駆使して書いた小説」であることを明かし話題となりましたが、このことは海外でも大きな話題を呼んでいます。 エンタメ系メディアのThe Daily Beastは、「文学賞を受賞した小説家が、ChatGPTを使用していたことを明らかにした」と報道。芥川賞の選考委員のひとりである吉田修一氏が「作品は完璧で、欠点を見つけるのは難しい」「非常に面白くて興味深い作品であり、どう考察するか議論を呼ぶ作品だ」とThe Timesに語ったことを紹介しています。また、記事の最後を「手抜き学生の諸君、心配は不要です。もしもあなたがAIを使用したことで学問的な非難にさらされているのなら、代わりに名誉ある芸術賞を獲得するためにAIを使用しましょう」と冗談を交えて締め

                                                                                生成AIを利用して書かれた第170回芥川賞受賞の九段理江「東京都同情塔」が海外でも話題に
                                                                              • 【書評】1秒で答えをつくる力 本多正識 ダイヤモンド社 - 京都のリーマンメモリーズ

                                                                                今週のお題「体調が悪いときの過ごし方」 体調が悪いなと思ったら、すぐ、サウナに行きます。サウナに行くと体温が上がるので、免疫力が上がるような気がします。今までは、完治するまで数日はかかっていた風邪も、一瞬で治るようになりました。今回は同じ一瞬でも、1秒で答えをつくる力をつける方法を教えてくれるというすんごい本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 芸人さんのすごいところの1つは、何かを言われた時に瞬間に返す回答の的確さと面白さですね。 どうしてあんなに面白いことを一瞬で返せるのか?不思議に思ったことはありませんでしょうか? 昔、笑点を見ていて、お題が出されてすぐに回答するというのを見た時、すごいな~と思った記憶があります。 こちらは、いきなりお題が出されるわけではないので、お題が出されてから考える時間

                                                                                  【書評】1秒で答えをつくる力 本多正識 ダイヤモンド社 - 京都のリーマンメモリーズ
                                                                                • 『らんまん』田邊彰久は朝ドラ史に残る人物に 要潤が演じきった“もうひとりの主人公”

                                                                                  朝ドラ『らんまん』(NHK総合)における田邊彰久とは一体何だったのか。 田邊教授(要潤)の登場時、彼がここまで人間の持つさまざまな面を体現し、主人公と複雑な関係を築くキャラクターになるとは思ってもいなかった。せいぜい、小学校中退ながら流暢に英語を操り、フィールドワークで得た植物の知識を有する万太郎(神木隆之介)のことを面白がって東大植物学教室への出入りを許し、のちに万太郎にとって大きな障害となる人物……程度としか認識できていなかったからである。 だが、そんな予想を大きく裏切り、田邊は本作中盤において、単純な悪役でも、主役を導く師でもなく、槙野万太郎と対をなす第二の主人公として物語に存在した。 日本で最初に米国・コーネル大学で植物学を学び、国内における植物学の始祖となった田邊教授。女子教育の必要性を訴え、クラシック音楽とシェイクスピアを愛し、文部大臣の覚えもめでたい超エリート。本来であれば他

                                                                                    『らんまん』田邊彰久は朝ドラ史に残る人物に 要潤が演じきった“もうひとりの主人公”