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宇宙開発の検索結果521 - 560 件 / 1071件

  • ボーイング 新有人宇宙船打ち上げ あす国際宇宙ステーションへ | NHK

    アメリカの航空機大手、ボーイングが開発を進めてきた新しい宇宙船が、試験飛行として、初めて宇宙飛行士を乗せた状態で打ち上げられました。このまま順調に飛行を続ければ、日本時間の7日、国際宇宙ステーションにドッキングする予定です。 アメリカ南部のフロリダ州にある発射施設から打ち上げられたのは、ボーイングが開発を進めてきた新しい宇宙船「スターライナー」です。 宇宙船はロケットの先端に搭載され、NASA=アメリカ航空宇宙局の宇宙飛行士2人を乗せて、日本時間の5日午後11時52分に打ち上げられました。 およそ15分後にロケットから分離し、その後、宇宙船が、予定どおりの軌道にのると、管制室では拍手して喜ぶ様子もみられました。 このまま順調に飛行を続ければ、日本時間の7日、国際宇宙ステーションにドッキングする予定です。 今回は、実用化に向けた最終段階の試験飛行で、2人の宇宙飛行士は1週間ほど国際宇宙ステー

      ボーイング 新有人宇宙船打ち上げ あす国際宇宙ステーションへ | NHK
    • 地球と月の時間を同期させる方法を発見、重心を基準とした複雑な方程式

      アメリカの研究者によって、地球と月の時計をシンクロさせる方法が考案されたそうだ。 それは論文の本文だけで55もの方程式があり、さらに付録として67もの方程式が記された、きわめて複雑な計算だ。だがこれを利用することで、地球と月の時間のズレをうまく調和させることができる。 だが、なぜあえてそんな面倒な計算を? と思うかもしれないが、宇宙時代の時間を管理するのに必要なことなのだそうだ。 宇宙時代の時間管理 今日の世界において、時間の管理は非常に重要だ。と言うのも、通信やGPSネットワークをきちんと機能させるには、信号のタイミングを正確に把握する必要があるからだ。 そしてそのためには、一般相対性理論の影響も考慮せねばならない。同理論によれば、重力が強いところでは、時間の流れが遅くなる。 それゆえにGPS衛星が飛び回る高さでは、時間が地上よりも速く進む。さらにややこしいことに、人工衛星は高速で移動し

        地球と月の時間を同期させる方法を発見、重心を基準とした複雑な方程式
      • 1,600万kmの宇宙の彼方からレーザーで送信されたメッセージの受信に成功

        NASAは、1600万kmの彼方から送信されたレーザー通信を受信することに成功したそうだ。 小惑星探査機「サイキ」は、カリフォルニア州にある光通信望遠鏡研究所から送信されたアップリンク・レーザーにロックオン。次にこれを参照してパロマー天文台にある「ヘール望遠鏡」にダウンリンク・レーザー通信を行った。 その通信距離は、月との距離の40倍に相当。史上最長の光を使った通信に成功した瞬間だ。 NASAがこのような長距離通信を実験しているのは、従来の電波による宇宙通信よりずっと高性能な光データ通信を可能にするためだ。 それが完成すれば、ほぼライブの火星の映像を地球でストリーミング配信する、なんてことができるようになる。 深宇宙との光通信 今回の送受信テストは、NASAが進める「DSOC(深宇宙光通信)」開発計画の一環として行われたもの。それは既存の電波通信よりも10~100倍高性能なレーザー宇宙通信

          1,600万kmの宇宙の彼方からレーザーで送信されたメッセージの受信に成功
        • 空から飛んできて民家を破壊した謎の物体が「国際宇宙ステーションが捨てたゴミだった」とNASAが公式に認める

          2024年3月、アメリカのフロリダ州に円筒形の謎の物体が飛来し、民家の屋根を突き破るという事故が発生しました。この物体を回収して調査したアメリカ航空宇宙局(NASA)が4月15日の声明で、「民家を破壊した物体は国際宇宙ステーション(ISS)が廃棄した宇宙ゴミだった」と公式に認めました。 NASA Completes Analysis of Recovered Space Object – Space Station https://blogs.nasa.gov/spacestation/2024/04/15/nasa-completes-analysis-of-recovered-space-object/ Object that slammed into Florida home was indeed space junk from ISS, NASA confirms | Space

            空から飛んできて民家を破壊した謎の物体が「国際宇宙ステーションが捨てたゴミだった」とNASAが公式に認める
          • 銀河の中心にある超巨大ブラックホールが突然「覚醒」したのを天文学者が初観測

            銀河の中心部で休眠していたブラックホールが突如活動を開始し、銀河がそれまでになく明るい光を放ち始めたと、ヨーロッパ南天天文台(ESO)を中心とした天文学チームが発表しました。これは、銀河の核が周囲をはるかに上回るエネルギーを放つ「活動銀河核(AGN)」の成り立ちが初めて記録されたケースではないかと注目されています。 SDSS1335+0728: The awakening of a ~10^6 M_sun black hole | Astronomy & Astrophysics (A&A) https://www.aanda.org/component/article?access=doi&doi=10.1051/0004-6361/202347957 Astronomers see a massive black hole awaken in real time | ESO https

              銀河の中心にある超巨大ブラックホールが突然「覚醒」したのを天文学者が初観測
            • 金星探査機「あかつき」との通信状況について | 宇宙科学研究所

              宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2010年に打ち上げた金星探査機「あかつき」については、2015年の金星周回軌道投入を経て、約14年間に渡り運用を続け、高い科学的成果を挙げてまいりました。「あかつき」は、2018年のプロジェクト終了審査を踏まえ定常運用を終え、後期運用として観測を行っておりましたが、今般、2024年4月末の運用において、姿勢維持の精度が高くない制御モードが長く続いたことを発端として通信を確立できなくなりました。 その後、復旧へ向けて各種対策を行っておりましたが、現時点で通信は回復しておりません。現在、通信の回復へ向けて、復旧運用を行っております。 既に探査機として打上げ後4年半の設計寿命を超えており、後期運用の段階に入っていることも踏まえ、今後の対応について検討しております。JAXAとしての方針が決定され次第、お知らせいたします。 以上

                金星探査機「あかつき」との通信状況について | 宇宙科学研究所
              • 痛くない「針なし注射器」 名古屋大学の航空宇宙工学、実用化に挑む LBSローカルビジネスサテライト - 日本経済新聞

                名古屋大学で「針のない注射器」の研究が進んでいる。開発したのは航空宇宙工学の研究者で、ロケットの打ち上げ時などに発生する衝撃波を応用。痛み

                  痛くない「針なし注射器」 名古屋大学の航空宇宙工学、実用化に挑む LBSローカルビジネスサテライト - 日本経済新聞
                • JAXAに複数回サイバー攻撃、機密流出か NASA、トヨタ情報も:朝日新聞デジタル

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                    JAXAに複数回サイバー攻撃、機密流出か NASA、トヨタ情報も:朝日新聞デジタル
                  • 東京大学のチームが反物質でできたエキゾチック原子「ポジトロニウム」を絶対零度近くまで冷却することに成功

                    レーザー光を使って物体の温度を下げる技術により、反粒子でできたエキゾチック原子であるポジトロニウムを冷却することに成功したとの研究結果を、東京大学と欧州原子核研究機構(CERN)の研究チームが相次いで発表しました。反物質系の速度を落としてより詳細に研究できるようになるこの成果は、宇宙の始まりに関する壮大な探究から、ミクロの世界を明らかにする量子力学まで、幅広い分野の研究に役立つ可能性があると期待されています。 [2310.08761] Laser cooling of positronium https://arxiv.org/abs/2310.08761 Phys. Rev. Lett. 132, 083402 (2024) - Positronium Laser Cooling via the 13S−23P Transition with a Broadband Laser Puls

                      東京大学のチームが反物質でできたエキゾチック原子「ポジトロニウム」を絶対零度近くまで冷却することに成功
                    • 天の川銀河と合体した銀河の痕跡を新たに発見 「シャクティ」と「シヴァ」と命名

                      初期の天の川銀河は、複数の小さな銀河が合体して誕生したと言われています。近年、恒星の位置や運動方向に関する大規模なデータが揃ったことにより、合体した銀河の痕跡を具体的に知ることができるようになりました。 マックス・プランク天文学研究所のKhyati Malhan氏とHans-Walter Rix氏の研究チームは、大量の恒星が記録されている「ガイア」と「スローン・デジタル・スカイサーベイ」のデータを組み合わせて分析し、合体した銀河の痕跡を探りました。その結果、今から約120~130億年前という極めて初期の時代に天の川銀河と合体したと推定される、2つの銀河の痕跡を発見することに成功しました。両氏はこれらの銀河をヒンドゥー教の神話に因み「シャクティ(Shakti)」と「シヴァ(Shiva)」と名付けています。 【▲ 図1: 天の川銀河におけるシャクティ (ピンク色) とシヴァ (緑色) に属する

                        天の川銀河と合体した銀河の痕跡を新たに発見 「シャクティ」と「シヴァ」と命名
                      • 数百を超えるバーチャル空間ならではの展示で宇宙を学べるVRChatワールド「VR宇宙博物館コスモリア」が無料で公開中。現実の博物館には真似できない巨大展示や体験コーナーを楽しもう

                        数百を超えるバーチャル空間ならではの展示で宇宙を学べるVRChatワールド「VR宇宙博物館コスモリア」が無料で公開中。現実の博物館には真似できない巨大展示や体験コーナーを楽しもう ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」を中心に活動する任意団体「天文仮想研究所」は、数百点におよぶバーチャル空間ならではの天文学・宇宙開発に関する資料展示を通して体験と学びを提供するワールドVRChat「VR宇宙博物館コスモリア」を9月1日(金)から無料で公開している。本ワールドはPC単体でのデスクトップモードもしくはVRヘッドセット併用のPCVRモードで利用可能だ。 開館にともなうプロジェクトメンバーによる解説会も開催されており、9月29日(金)21時からは第4回の解説会が開かれる予定。また、9月1日(金)に開かれた開館の記念式典では、会場に招かれた国立天文台 台長特別補佐の平松正顕氏もコメントを寄せて

                          数百を超えるバーチャル空間ならではの展示で宇宙を学べるVRChatワールド「VR宇宙博物館コスモリア」が無料で公開中。現実の博物館には真似できない巨大展示や体験コーナーを楽しもう
                        • 「宇宙ゴミ」放置でアメリカ企業に初の制裁金 2200万円余り | NHK

                          アメリカの通信当局は、運用が終わった人工衛星を軌道上から適切に移動させて廃棄しなかったとして、アメリカの民間企業に日本円で2200万円余りの制裁金を科しました。 いわゆる「宇宙ゴミ」への対応で制裁金を科すのは初めてだということで、深刻化する問題に歯止めをかけようというねらいがあるとみられます。 アメリカの通信当局、FCC=連邦通信委員会は今月2日、運用が終わった人工衛星を軌道から適切に移動させて廃棄しなかったとしてアメリカの民間企業「ディッシュ」に対し、15万ドル、日本円で2200万円余りの制裁金を科しました。 FCCによりますと、ロケットの部品や運用が終わった人工衛星などのスペースデブリ、いわゆる「宇宙ゴミ」の処理を怠ったことで企業に制裁金が科されるのは今回が初めてだということです。 企業側は「対象の人工衛星は古く、FCCのルールから明確に除外されてきたものだ。さらに当局は安全上、特定の

                            「宇宙ゴミ」放置でアメリカ企業に初の制裁金 2200万円余り | NHK
                          • 【宇推くりあ×佐々木亮 特別対談】 JAXAのSLIMが世界初のピンポイント月面着陸成功! 宇宙はこれからもっと近くなる!? 未来の探査の可能性を語る | 特集

                            【宇推くりあ×佐々木亮 特別対談】 JAXAのSLIMが世界初のピンポイント月面着陸成功! 宇宙はこれからもっと近くなる!? 未来の探査の可能性を語る 2024年1月20日、「小型月着陸実証機 SLIM」が日本初の月面着陸を達成。しかも、ただの着陸ではなく世界初のピンポイント着陸という快挙です! これまで行くことができなかった月面の場所にダイレクトに到達できるようになれば、探査の可能性が飛躍的に広がるはず。 今回はよみタイで「酒のつまみは、宇宙のはなし」を連載中の佐々木亮さんと、ロケットアイドルVTuberで内閣府宇宙開発利用大賞PRキャラクター、YouTube チャンネルも人気の宇推くりあさんの対談を実施。 専門的な視点から宇宙に関する情報を配信する二人が、今回のSLIMプロジェクトの意義を語ります。 取材・文/よみタイ編集部 世界初となる「ピンポイント着陸成功」の意義 佐々木 ついにS

                              【宇推くりあ×佐々木亮 特別対談】 JAXAのSLIMが世界初のピンポイント月面着陸成功! 宇宙はこれからもっと近くなる!? 未来の探査の可能性を語る | 特集
                            • ダークマターの起源は物質が形成されなかったもうひとつの世界「ダークミラー宇宙」との理論が発表される

                              銀河の形成など宇宙の在り方に多大な影響を及ぼしているのに、他の物質と相互作用せず目にも見えないダークマターは謎に包まれており、その正体に関する議論の中には「異次元の粒子」であるという説や、「そもそも存在しない」という説まであります。新しく発表された研究で、ダークマターの正体はこの世界と鏡写しになっているもうひとつの宇宙であるとの理論が提唱されました。 [2401.12286] A Closer Look in the Mirror: Reflections on the Matter/Dark Matter Coincidence https://arxiv.org/abs/2401.12286 There may be a 'dark mirror' universe within ours where atoms failed to form, new study suggests |

                                ダークマターの起源は物質が形成されなかったもうひとつの世界「ダークミラー宇宙」との理論が発表される
                              • カイロス初号機の失敗原因が判明、対策した2号機は12月の打ち上げを予定!

                                スペースワンは8月25日、「カイロス」ロケットに関する記者説明会を開催し、初号機と2号機についての最新情報を明らかにした。2024年3月13日に打ち上げた初号機は、点火から約5秒で爆発し、失敗。その後の調査によってこの原因が明らかになり、対策を施したことで、2号機の打ち上げが可能と判断、12月に実施する予定だという。 カイロス初号機の打ち上げ。見学場からは爆発の様子が見えた カイロスは、高さ約18m、重量約23トンの小型固体ロケット。固体の3段と、軌道調整用のPBS(液体推進系キックステージ)という機体構成で、初号機には政府の「短期打上型小型衛星」を搭載、日本初の民間ロケットによる軌道投入に挑戦していた。 失敗当日の記者会見では、機体に搭載した自律飛行安全システムが作動した可能性が高い、ということのみ分かっており、それがなぜ作動したのかという、詳細は一切不明だった。同社はその後、宇宙航空研

                                  カイロス初号機の失敗原因が判明、対策した2号機は12月の打ち上げを予定!
                                • 土星の衛星エンケラドゥスには生命の構成要素がそろっていると科学者が提唱

                                  by NASA's Marshall Space Flight Center 土星の衛星であるエンケラドゥスでは、生命にとって重要な水、有機化合物、水素などが存在することが判明しており、地球外生命体が存在する可能性を持つ星として有望視されています。新しい研究により、エンケラドゥスには生命の生息に適した環境が備わっている可能性があることがわかりました。 Observations of Elemental Composition of Enceladus Consistent with Generalized Models of Theoretical Ecosystems | bioRxiv https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2023.10.29.564608v1.full Enceladus has All the Raw Materials

                                    土星の衛星エンケラドゥスには生命の構成要素がそろっていると科学者が提唱
                                  • 万物に質量……「ヒッグス粒子」予想のヒッグス教授死去 94歳 - BBCニュース

                                    宇宙の万物に質量を与える粒子の存在を理論的に予想したイギリスの物理学者、ピーター・ヒッグス博士が8日、死去した。94歳だった。

                                      万物に質量……「ヒッグス粒子」予想のヒッグス教授死去 94歳 - BBCニュース
                                    • H3スペシャルサイト

                                      H3プロジェクトへの応援メッセージ大募集 「一点の曇りもなくH3を打ち上げる」その信念を持って2023年3月7日に試験機1号機を打ち上げました。 結果は、2段エンジンの不着火により搭載衛星を所定の軌道に投入できる見込みがないことから指令破壊信号を送出、打上げに失敗しました。 現在総力を結集して打上げ失敗の原因究明とその対策に取り組んでいます。プロジェクトに関わる全ての人に。皆様からのメッセージをお待ちしております。 応募方法 次のいずれかの方法でご応募ください。 ① X(旧Twitter)に #がんばれH3TF2 をつけて投稿する ② 専用フォームから応援メッセージを送る ※応募に際し、ご一読ください※ ・メッセージは50文字程度でお願いします ・フルネーム、住所、電話番号、メールアドレス等の個人を特定/推定できる情報の投稿はお控えください ・個人を特定/推定できる情報や公序良俗に反する情

                                      • 2400年前の「世界最古の星図」を発見!現在は存在しない星の姿も… - ナゾロジー

                                        人類は遠い昔から夜空を見上げ、そこに並ぶ星々を見てきました。 そして星の配置を理解した人類は、そこから神話や天文学を生み出されていきます。 こうした星の観測には、星の位置をマップ化した「星図」の存在が欠かせません。では人類はいつ頃から正確な星図を持つようになったのでしょうか? イタリア国立天体物理学研究所(INAF)は、イタリア北東部トリエステにある遺跡にて29個の星の位置を正確に記した約2400年前の石板を発見したと発表しました。 これは星図として史上最古の可能性があるとのことです。 研究の詳細は、2023年11月22日付で学術誌『Astronomische Nachrichten』に掲載されています。 A 2,500-year-old celestial map carved on the surface of a circular stone found in Italy https

                                          2400年前の「世界最古の星図」を発見!現在は存在しない星の姿も… - ナゾロジー
                                        • この宇宙は「ブラックホールの中」にあるのかもしれないという説

                                          ブラックホールは宇宙空間に存在する超高密度かつ大質量の天体で、物質どころか光すら脱出できないといわれています。恐るべき存在としてブラックホールを捉えている人も多いはずですが、なんと「この宇宙自体がブラックホールの中にある」という奇妙な説があるとのことで、科学系YouTubeチャンネルのKurzgesagtが解説しています。 This Black Hole Could be Bigger Than The Universe - YouTube この宇宙はブラックホールの中にあるのかもしれません。 さらに、この宇宙があるブラックホールがまた別のブラックホールの中にあり、そのブラックホールがさらに大きなブラックホールの中にある……という入れ子構造になっている可能性もあるとのこと。 「ブラックホールは一般的に説明されているよりもはるかに奇妙で、時間と空間を破壊し、その過程で無限の宇宙を生み出す可能

                                            この宇宙は「ブラックホールの中」にあるのかもしれないという説
                                          • 太陽フレア 観測史上初の「3日で7回」 GPSにも影響 オーロラも各地で(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

                                            太陽の表面で起きる爆発現象「太陽フレア」が観測史上、初めての規模で発生しました。世界各地でオーロラが観測されたほか、GPSに影響が出ています。 ■大規模「太陽フレア」各地でオーロラ NASAが撮影した太陽の表面が爆発する「太陽フレア」です。今、前代未聞の巨大な爆発が複数回発生しています。この影響で、普段は北極圏でしか見られない「オーロラ」が世界各地で観測されています。 スペインでは、円形に流れる星とオーロラのコラボが息を飲むほどの美しさに。ドイツでは、紫色の光のカーテンが夜空を包み込んでいました。アメリカでは木々や湖の上空に出現し、幻想的な夜空になっていました。中国・新疆ウイグル自治区では、空が真っ赤に染まる現象が見られました。 北海道でも広い範囲で観測されました。 ■観測史上初「3日で7回」GPSにも影響 太陽フレアが起こるとX線などの強い電磁波や高エネルギーの粒子、電気を帯びた巨大な「

                                              太陽フレア 観測史上初の「3日で7回」 GPSにも影響 オーロラも各地で(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
                                            • SLIMが成功した「月での越夜」はなぜ難しいのか–月面着陸の歴史から紐解く(秋山文野)

                                              #JAXA#SLIM 2024年2月26日に開催された文部科学省の宇宙開発利用部会の冒頭、JAXA 宇宙科学研究所の國中均所長は「良い知らせ」と前置きしてから「小型月着陸実証機(SLIM)、超小型月面探査ローバ(LEV-1)、及び変形型月面ロボット(LEV-2)の月面着陸結果について」の報告を始めた。 そして坂井真一郎プロジェクトマネージャから「2月25日夜7時ごろ、コマンドを送信したところSLIMから応答がありました」との報告があった。SLIMは月面着陸に続いて、月面での越夜に成功したのだ。 越夜とは、月面で約14日間の夜(月の1日は地球時間で27.321 661日)を超えて宇宙機が活動を再開することだ。月面は日中と夜間で270度以上の温度変化があり、高温と極低温が繰り返す、宇宙機にとって過酷すぎる環境だ。SLIMはこうした温度環境を乗り越える設計ではなく、月の夜を越えての活動再開は、試

                                                SLIMが成功した「月での越夜」はなぜ難しいのか–月面着陸の歴史から紐解く(秋山文野)
                                              • 東工大の卒業式で祝辞、述べてみた|ina111 / 稲川貴大

                                                母校の東京工業大学の卒業式(正式には学位授与式、学部および大学院の2回)で来賓として祝辞を読む機会を頂いた。2024年3月26日。 東工大は24年10月には東京医科歯科大学と合併して東京科学大学となるので、「東京工業大学」としては最後の春の卒業式だった。 そんな大事な機会に、もっと王道的に凄い卒業生がアボガドロ定数ほどいる中で、私を推薦してくれた益学長には感謝です。 聞いてる卒業生・親御さんたちに、眠くならない時間を提供出来たので良かった。加えて、なにか新しいことやろうという気持ちの人が一人でも出てきたら嬉しい。 祝辞国内屈指の大学の卒業式に同席できて光栄です。 最初に、自己紹介します。 私は10年ちょっと前に機械系で学部、修士と東工大を出ました。 今は宇宙開発、民間でのロケット開発を行うベンチャー、スタートアップ企業の社長をしています。 創業時の11年前は数人で始めた会社は、今では170

                                                  東工大の卒業式で祝辞、述べてみた|ina111 / 稲川貴大
                                                • 歳差運動するM87ジェットの噴出口―巨大ブラックホールの「自転」を示す新たな証拠―|国立天文台(NAOJ)

                                                  自転する巨大ブラックホールの周りで歳差運動する円盤とジェットの想像図。ブラックホールの自転軸は図の上下方向で固定している。ブラックホールの自転軸に対して円盤の回転軸が傾いていると、一般相対性理論の効果によってジェットの歳差運動が生じる。(クレジット:Cui et al. (2023), Intouchable Lab@Openverse and Zhejiang Lab) 画像(1.8MB) 楕円(だえん)銀河M87は中心に巨大ブラックホールを持つことで知られています。このM87の中心から噴出するジェットについて、過去20年以上にわたる観測で得られた多数の画像を分析した結果、ジェットが噴出する方向が約11年周期で変化していることが分かりました。さらに観測結果を理論シミュレーションと比較した結果、巨大ブラックホールの自転が引き起こすジェットの歳差運動(首振り運動)に起因する現象であることが明

                                                    歳差運動するM87ジェットの噴出口―巨大ブラックホールの「自転」を示す新たな証拠―|国立天文台(NAOJ)
                                                  • ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が2023年に撮影した劇的な画像トップ15、最も遠いブラックホールや超新星残骸「かに星雲」など

                                                    by NASA's James Webb Space Telescope NASAが2021年に打ち上げた超高性能宇宙望遠鏡の「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」は、2022年7月に各種調整が完了して本格的な運用が開始され、2023年は1年丸ごと稼働した最初の年になりました。そこで科学系メディアのBig Thinkが、「2023年にジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した劇的な画像トップ15」を紹介しています。 The top 15 JWST images of 2023 - Big Think https://bigthink.com/starts-with-a-bang/top-jwst-images-2023/ ◆1:観測史上最も遠いブラックホール ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の赤外線画像とチャンドラのX線データを組み合わせることで、研究者らはパンドラ銀河団(Abell 2744)の

                                                      ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が2023年に撮影した劇的な画像トップ15、最も遠いブラックホールや超新星残骸「かに星雲」など
                                                    • 相対性理論では絶対的な何かが存在するのか? | TEXAL

                                                      相対性理論は、シンプルでエレガントであると同時に、気の遠くなるような非直感的な理論でもある。しかし、Einsteinの研究の中で、中心的な役割を果たし、やがてNewtonの重力を完全に再構築し、宇宙の構造に関する私たちの概念そのものを変えることになる一つの特徴がある。 その特異な特徴とは、まさにその名の通り「相対」である。Einsteinは、私たちがかつて不変だと思っていたものが、そうではなかったことを発見したのだ。しかし、EinsteinがNewtonの洞察をどのように書き換えたかを理解するには、まず時計の針を少し巻き戻してNewtonの洞察を理解する必要がある。Newtonは、すべての物体から発せられ、すべての物体につながる力である重力の概念を思いつくと、その力を普遍的なものにするために宇宙を必要とした。太陽がその重力をもって手を伸ばし、すべての惑星に、たとえ強大な木星であっても、次に

                                                        相対性理論では絶対的な何かが存在するのか? | TEXAL
                                                      • 太陽が起こす宇宙の嵐「スーパーフレア」現代文明を突然終わらせる! - ナゾロジー

                                                        2024年5月8日から、太陽は巨大黒点からXクラスフレアを連発。地球を襲った強い太陽風は激しい磁気嵐を起こし、世界中で低緯度オーロラ観測フィーバーが巻き起こりました。 恒星では太陽の100倍、1000倍という巨大な磁気嵐を引き起こすスーパーフレアが観測されていますが、天文学者によりそれは太陽でも起きる可能性が指摘されています。 もしスーパーフレア級の太陽フレアが地球を直撃すると現代文明は突然終焉を迎えます。 衛星は落ち、通信は途絶え、電気系統は全て使えなくなることにより文明は一時的に18世紀レベルまで後退するとも言われています。 今回はそんな、SF映画の導入にされそうな大規模な太陽フレアの可能性について解説していきます。

                                                          太陽が起こす宇宙の嵐「スーパーフレア」現代文明を突然終わらせる! - ナゾロジー
                                                        • スペースX、新型ロケット「スターシップ」打ち上げ 宇宙船帰還に成功 - 日本経済新聞

                                                          米起業家イーロン・マスク氏が率いる宇宙会社スペースXは米国中部時間6日午前7時50分(日本時間同日午後9時50分)、米南部テキサス州ボカチカから史上最大のロケット「スターシップ」を打ち上げた。地球への宇宙船の帰還に成功した。大型ブースター(推進装置)も洋上への「軟着陸」に成功した。スターシップは米航空宇宙局(NASA)の月面開発計画に参加する予定で、実用化に向け前進した。宇宙船は打ち上げの約1

                                                            スペースX、新型ロケット「スターシップ」打ち上げ 宇宙船帰還に成功 - 日本経済新聞
                                                          • 「宇宙の最後」には一体どんなことが起きるのか?

                                                            現在の宇宙には数え切れないほどの星や銀河が広がっており、いつまでもこの状態が続くかのように思われますが、いつの日か宇宙にも終わりがやってきます。そんな「宇宙の最後」には一体何が起きるのかついて、科学系YouTubeチャンネルのKurzgesagtがアニメーションで解説しています。 The Last Thing To Ever Happen In The Universe - YouTube ビッグバンによって始まったとされる宇宙は、水素やヘリウムのガスで満たされた非常に高温の場所でした。 その後、宇宙にはガスを元にして無数の星が形成されました。星を形成するガスは循環し、星が消滅しても新たな星の形成に使われます。 しかし、新たな星が形成されるたびに、赤色矮星と呼ばれるタイプの何兆年もかけてゆっくりと燃える星も増えてきます。 赤色矮星は死ぬと白色矮星という形態に移行し、ガスの循環をストップさせ

                                                              「宇宙の最後」には一体どんなことが起きるのか?
                                                            • 文豪スイング 江戸川乱歩『宇宙怪人』 - 素振り文武両道

                                                              皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【190】バットを振りました。 最近、宇宙人のようなミイラがメキシコで発見されました。 なので、 江戸川乱歩の『宇宙怪人』を読みながら、バットを振りました。 青空文庫より。 江戸川乱歩『宇宙怪人』 空とぶ円盤 空とぶ円盤は、アメリカからはじまって、世界じゅうの空にあらわれました。日本にもあらわれたことが、ずっとまえの新聞にのっていましたが、そのお話のはじまるころには、それが日本の空に、しきりにあらわれるようになったのです。大きなおさらのような丸いものが、ひじょうな早さで、高い空を飛んでいくのです。どこかの国の新がたの偵察飛行機ではないかという人もありました。いや、ひょっとしたら、宇宙のどこかの星から、地球のようすを、さぐりにきたのかもしれない、という人もありました。 12行にして、5本ずつ繰り返し【言って振り】ました。60スイングです。 空とぶ円盤は、

                                                                文豪スイング 江戸川乱歩『宇宙怪人』 - 素振り文武両道
                                                              • NASA、巨額投じた月面ローバー運用計画を断念

                                                                米航空宇宙局(NASA)が計画中止を発表した無人探査車「VIPER」(撮影日不明、2024年7月17日提供)。(c)HANDOUT / NASA / AFP 【7月18日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は17日、コスト超過と遅延のため、これまですでに4億5000万ドル(約700億円)を費やした月面ローバー(探査車)の運用計画を中止すると発表した。 無人探査車「VIPER」は、月の南極を探査し、氷やその他の資源を探すことを目指していた。「アルテミス(Artemis)」計画の一環として、今後数年以内に予定されている米有人ミッションへの道を開くことが目的とされた。 当初は2023年の打ち上げと運用開始が予定されていたが、計画は24年に延期され、さらに25年へと延期された。予想されるコストも6億960万ドル(約950億円)にまで増大した。 計画の中止についてNASA科学ミッション局のジョエル・カ

                                                                  NASA、巨額投じた月面ローバー運用計画を断念
                                                                • ワープ航法は重力波を出す? 「アルクビエレ・ドライブ」の解析で判明

                                                                  宇宙をテーマとするSF作品には光の速さを越えて遠くへと移動するワープ航法(超光速航法)が登場するものがありますが、実際の宇宙においては禁止されているというのが現代物理学の一般的な見解です。その一方で、現代物理学の枠組みでも可能なワープ方法の考察も存在します。 ロンドン大学クイーン・メアリーのKaty Clough氏、ポツダム大学のTim Dietrich氏、およびカーディフ大学のSebastian Khan氏らの研究チームは、比較的現実味のあるワープ航法として考案された「アルクビエレ・ドライブ(Alcubierre drive)」を対象に計算を行ったところ、ワープする宇宙船が加速や減速をした時、およびワープに “失敗” した場合において、時空の波である「重力波」が生じることが分かったとする研究成果をプレプリントサーバー「arXiv」(※1)に投稿しました。 想定された重力波は現在の観測体制

                                                                    ワープ航法は重力波を出す? 「アルクビエレ・ドライブ」の解析で判明
                                                                  • 中国の再利用可能な宇宙飛行機「神龍」が6つの謎の物体を地球周回軌道に投入か

                                                                    中国が2023年12月14日に打ち上げた再利用可能な宇宙飛行機「Shenlong(神龍)」が、6つの謎の物体を地球周回軌道に投入したことが報じられました。これらの物体はアマチュアの宇宙船観測者やアメリカ宇宙軍によって追跡されており、さまざまな信号を発しているとのことです。 China's space plane apparently deployed 6 'mysterious wingmen' in orbit | Space https://www.space.com/china-space-plane-depoyed-mystery-objects China’s Spaceplane Just Released Six Mysterious Objects in Orbit https://gizmodo.com/china-shenlong-space-plane-6-myste

                                                                      中国の再利用可能な宇宙飛行機「神龍」が6つの謎の物体を地球周回軌道に投入か
                                                                    • Crafting a 13KB Game: The Story of Space Huggers

                                                                      One of my favorite game jams is the legendary Js13kGames competition, where participants have one month to make a web browser game that fits in a 13 kilobyte zip file. To put that into perspective, a floppy disk from the before times could hold 1.44 MB, enough to fit over 100 JS13K games! In 2021 the contest celebrated its 10th annual event. The theme was “Space” and there were an impressive 223 g

                                                                        Crafting a 13KB Game: The Story of Space Huggers
                                                                      • 「H3ロケット」3号機、打ち上げ成功 JAXA生配信で7万人超が地上からエール

                                                                        宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月1日、次期主力ロケット「H3」3号機の打ち上げに成功した。YouTubeのJAXA公式チャンネルで行った生配信は、お昼時ということもあってか、一時7万2000人以上が視聴した。 打ち上げから1分57秒後、ブースターの「SRB-3」を切り離したH3ロケット3号機は、その後も第1段エンジンの分離、第2段エンジンの燃焼と順調に推移。予定通り、打ち上げからおよそ16分後に先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)の切り離しが確認された。 だいち4号は、「だいち2号」の後継機となる、Lバンド合成開口レーダー搭載の“先進レーダー衛星”。新たに採用したデジタル・ビーム・フォーミング技術により、だいち2号の高い空間分解能(3m)を維持しつつ、観測幅を4倍(200km)に拡大する。 これにより、地殻・地盤変動などの観測頻度が向上。震災などが発生した際の状況把握など、

                                                                          「H3ロケット」3号機、打ち上げ成功 JAXA生配信で7万人超が地上からエール
                                                                        • ボイジャー1号は1ビット当たり何個の光子を送信しそのうち何個が受信されるのか?

                                                                          2024年6月1日、Q&AサービスのStack Exchangeへ「ボイジャー1号」に関する質問が投稿されました。この質問に、物理学の専門家が回答しています。 electromagnetic radiation - How many photons are received per bit transmitted from Voyager 1? - Physics Stack Exchange https://physics.stackexchange.com/questions/816698/how-many-photons-are-received-per-bit-transmitted-from-voyager-1 投稿された質問は「2024年現在、ボイジャー1号は地球から約1光日の距離にあり、まだ無線交信を続けています。ボイジャー1号が地球にメッセージを送信するとき、1ビットあたり

                                                                            ボイジャー1号は1ビット当たり何個の光子を送信しそのうち何個が受信されるのか?
                                                                          • 史上初めて撮影されたブラックホール、1年後の姿でわかったこと

                                                                            史上初めて撮影に成功し注目されたブラックホールを1年後、改めて撮影したところ、大きさは変わらないが、周囲でリング状に輝くガスの明るい部分の位置が移動していた。こうした観測結果を新潟大学、国立天文台、台湾中央研究院などの国際研究グループが発表した。一般相対性理論の説明通りで、またブラックホールや周辺の現象の理解を深める成果となった。 2017年に史上初めて撮影に成功した、楕円銀河M87の中心にある巨大ブラックホール(左)と、新たに発表された翌年の姿(EHTコラボレーション提供) ブラックホールの初撮影は2019年に発表した。日本が主導する南米チリのアルマ望遠鏡など世界6カ所、計8基(当時)の電波望遠鏡を連携させ、仮想的に直径1万キロに匹敵する高性能の望遠鏡「イベント・ホライズン・テレスコープ(事象の地平面の望遠鏡、EHT)」を構築。国際研究グループ「EHTコラボレーション」として地球から55

                                                                              史上初めて撮影されたブラックホール、1年後の姿でわかったこと
                                                                            • NTTが挑む型破りの宇宙太陽光発電、レーザーに直接変換し地上へ

                                                                              昼夜を問わずに発電でき、大気による減衰がないことから、単位面積当たりで地上の約10倍の太陽光エネルギーを利用できる、とされている宇宙太陽光発電(SSPS:Space Solar Power Systems)。最初に提唱されたのが1968年と研究の歴史が長い技術だが、欧米ではここ数年、1億米ドル(約140億円)規模の予算をかけた大規模研究開発プロジェクトが複数開始されるなど、研究ブームが再燃している。 商用化の目標時期は2050年ごろとまだかなり先で、現時点においては実現の可能性を含め、不透明な要素も多い。実際、「カーボンニュートラル」(温暖化ガス排出量実質ゼロ)の達成などに貢献する“夢の発電”と期待する声がある一方で、「技術的にも経済的にも実現は難しい」と疑問を呈する声も多い。 最大の課題とされるのが、構造物が巨大になる点だ。例えば、高度3万6000kmの静止軌道に太陽電池アレイを搭載した

                                                                                NTTが挑む型破りの宇宙太陽光発電、レーザーに直接変換し地上へ
                                                                              • 月面着陸に成功した「SLIM」はミッションの主目的を果たして「満点」評価も着陸姿勢が話題に

                                                                                2024年1月20日、日本の月着陸実証機「SLIM」が月面への着陸に成功しました。狙いの場所にピンポイントで機体を降下させるという主目的は果たしていますが、着陸時の姿勢が計画とは異なり、まるで逆さになったかのような姿になって目を引いたことで、海外のフォーラムでも話題となっています。 Japan's precision moon lander has hit its target, but it appears to be upside-down https://phys.org/news/2024-01-japan-craft-successful-pin-moon.html Japan's precision moon lander has hit its target, but appears to be upside-down | Hacker News https://news.y

                                                                                  月面着陸に成功した「SLIM」はミッションの主目的を果たして「満点」評価も着陸姿勢が話題に
                                                                                • 月の年齢、定説より4千万年古いことが判明 アポロ17号の試料を新たに解析

                                                                                  (CNN) 1972年に月面着陸した米航空宇宙局(NASA)のアポロ17号で収集された粉塵(ふんじん)を新たに解析した結果、月はこれまでの定説よりも4000万年古かったことが分かったとして、米シカゴにあるフィールド自然史博物館の研究チームが23日の学術誌に論文を発表した。 72年12月11日、アポロ17号で月に降り立った2人の宇宙飛行士は、月面の岩石や粉塵を採集した。今回、この試料の分析でジルコンの結晶が検出され、年代測定を行った結果、44億6000万年前のものだったことが分かった。 これまで月は、44億2500万年前の巨大天体衝突によって形成されたと考えられていた。 「こうした結晶は、巨大衝突後に形成された既知の固体の中で最も古い。その結晶は年代も分かることから、月の年代測定の手がかりとなる」。論文を発表したフィールド自然史博物館の研究員はそう解説している。 研究チームによると、地球がま

                                                                                    月の年齢、定説より4千万年古いことが判明 アポロ17号の試料を新たに解析