夏の部屋着として定着したステテコ。カラフルなものが増えたが、従来通り「ズボン下」としてのはき方も見直されている=東武百貨店池袋店(戸谷真美撮影)(写真:産経新聞) かつては「おじさん専用」のイメージが強かったステテコ。だが、節電・クールビズ意識の浸透で吸汗機能に加え、さまざまな素材や色が登場。若い世代にも人気が高まっている。(戸谷真美) 「今や夏のアイテムの一つとして定着している。市民権を得た感じです」と話すのは、東武百貨店池袋店(東京都豊島区)の担当バイヤー、黒沢利昭さん。同店では2年前からステテコの取り扱いを増やしており、昨年は1万2千枚が売れた。若い世代には、動物のプリント柄などポップなものが人気。黒沢さんは「部屋着や近所の外出もできるものが増えた。値段も手頃で、家族やパートナーに買っていく女性も多い」。 伊勢丹新宿店(新宿区)でも今年、ステテコの取り扱いを昨年比で3割増やした。