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戦後史の検索結果201 - 240 件 / 374件

  • 山田善二郎 「鹿地亘事件」生き証人:あの人に迫る:中日新聞(CHUNICHI Web)

    戦後の占領下にあった一九五一年十一月、神奈川県藤沢市で一人の日本人作家が拉致された。連合国軍総司令部(GHQ)直属の秘密工作機関「キャノン機関」による事件は、翌年十二月に被害者の鹿地亘(一九〇三~八二年)が解放され、国会でも取り上げられるなどして世に知られた。その救出を導いたのが当時二十代前半の日本人青年。川崎市の監禁先で働いていた山田善二郎さん(91)だった。

      山田善二郎 「鹿地亘事件」生き証人:あの人に迫る:中日新聞(CHUNICHI Web)
    • なぜ米軍車両に火を…「戦後最大の民衆蜂起」深層を探る <女性たちのコザ騒動>(上) - 琉球新報デジタル

      50年前、米統治下の沖縄で人々が怒りを爆発させた。約80台の米軍関係の車両を焼き打ちした「コザ騒動」から今年で50年。当時米軍からも「おとなしい」「従順」と見られていた沖縄人がこのような行為に出た背景には、沖縄戦から続く哀しみの歴史や、米軍人・軍属による犯罪を罪に問うことができない不条理の蓄積があった。なぜあの事件が起きたのか、その後何が起きたのか、主に女性たちの証言から見つめ直す。 (玉城江梨子) 燃える車 50年前の「コザ騒動」 群衆に襲われ、炎上する米人車両=1970年12月20日、コザ市中の町 真夜中の空が真っ赤に染まっていた。外国人車両であることを示すイエローナンバーの車が倒され火柱が上がっている。「たっくるせー(こらしめろ)」「やな(嫌な)アメリカーや」「燃やせ、燃やせ」と叫ぶ人々の声。よくやったと称賛するかのような指笛の音も聞こえる。沖縄で祝いの席で踊る「カチャーシー」を踊っ

        なぜ米軍車両に火を…「戦後最大の民衆蜂起」深層を探る <女性たちのコザ騒動>(上) - 琉球新報デジタル
      • 日本における 飛行機から自動車へ 航空技術者たちの戦後史

        HIROKI HONJO @sdkfz01 【飛行機から自動車へ 航空技術者たちの戦後史】 1945年、日本は戦争に敗れました。それは、戦時下にあって世界水準の航空機をいくつも開発してきた航空技術者たちの努力が潰えたことを意味していました。 やがてGHQが航空機の製造を禁じると、彼らの多くが未だ揺籃期にあった自動車産業へ移ります。 pic.twitter.com/FqKdUc6FhP 2020-04-18 15:30:23 HIROKI HONJO @sdkfz01 そこで彼らが目にしたのは、幼稚な技術、貧弱な設備、不足する資金、多発する不具合でした。これだけでも大変な逆境ですが、更なる脅威がありました。欧米の巨大自動車会社が日本市場を狙っていたのです。 日本の再建を賭け、彼らは再び日の丸を背負い、技術の戦いの最前線に立つのです。 pic.twitter.com/fe7RYXNeDU 20

          日本における 飛行機から自動車へ 航空技術者たちの戦後史
        • 『シン・ウルトラマン』の55年以上前から「ウルトラマン」は社会問題を描いていた──「特撮」から見る戦後史|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

          <若い肉体を求める誘拐犯から、避難民のエイリアン、化学物質を過剰摂取した猿まで――。環境問題や東西冷戦、核開発、人口問題など、さまざまな現実の社会問題をウルトラマンシリーズは描いてきた> 『シン・ゴジラ』は、震災や原発、安全保障、政治システムといったさまざまな社会問題の暗喩としても読み取れる作品であった。『シン・ウルトラマン』ではどんな問題が提起されるのか気になるところだが、そもそもウルトラマンシリーズは子ども向け番組でありながら、「特撮」というフィルターを通して、現実の社会問題も描いてきた。物語を俯瞰すると、もうひとつの戦後史、昭和史が見えてくる。現在発売中のPen 6月号『ウルトラマンを見よ』特集から抜粋してお届けしよう。 【環境汚染】 第二次世界大戦後、日本は科学によって急激に発展を遂げた。しかし同時に失ったものも大きい。自然環境である。アメリカでは1962年、生物学者レイチェル・カ

            『シン・ウルトラマン』の55年以上前から「ウルトラマン」は社会問題を描いていた──「特撮」から見る戦後史|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
          • (社説)ヒアリ対策 定着阻止の正念場だ:朝日新聞デジタル

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              (社説)ヒアリ対策 定着阻止の正念場だ:朝日新聞デジタル
            • 1970年2月、北海道でひとつの街が消滅した

              <戦後復興期まで日本の基幹産業だった石炭産業。だが、政府が石炭企業の撤退を推進し、全国で炭鉱の閉山が相次いでいく。その後、そこに暮らしていた人々はどうなったか。「故郷喪失」が過去の出来事と切り捨てられない理由とは> かつて国内に1000以上もあった炭鉱も、現在では北海道釧路市のただ1鉱を残すのみとなった。それゆえ「終わった産業」だと思われがちだが、実はそうではない――という記事を以前掲載したところ、予想を遥かに超える反響があった(日本の炭鉱は「廃墟」「終わった産業」──とも限らない)。 これは、日本の炭鉱とそこで生きた人々の歴史的意義、そして今日における可能性に光を当てた『炭鉱と「日本の奇跡」――石炭の多面性を掘り直す』(中澤秀雄/嶋﨑尚子・編著、青弓社)を取り上げた記事で、炭鉱という存在が、今なお人々の関心を呼ぶことを窺わせた。 2020年、これと対をなす本が新たに刊行された。 前作とも

                1970年2月、北海道でひとつの街が消滅した
              • 日本近・現代史研究入門 - 岩波書店

                日本近代史・現代史の論文を書く、すべての初学者のために――。テーマの決めかた、史料について、調査の方法、目次のつくりかたなど歴史研究の基盤を、論文執筆の作業フローに即して基本から解説。第一線の研究者たちが提供する大きな見取り図が、研究史と向き合うあなたを助けてくれる。必要なことは、この一冊で分かる! はじめに 何が悲しくて研究するのか? この本は何のために書かれているのか なぜこんな本が必要なのか それでも研究するのか? 第Ⅰ部 研究を始めよう 論文を書き終えるまで……松沢裕作・高嶋修一 1 とりあえずテーマを決める テーマとは何か 最初は思いつきでもよい 史料の有無 たいていのことは誰かが研究している ──先行研究の有無 なぜその研究対象・研究テーマを思いついたのか 何も思いつかない場合 テーマの見直し 2 先行研究をつくる 何がどう「先行」するというのか とりあえず検索してみよう 入門

                  日本近・現代史研究入門 - 岩波書店
                • 来たるべき民主主義の位置を手繰り寄せる

                  ――真壁仁編『詩の中にめざめる日本』論 岡和田晃 ※10月20日に復刊した『詩の中にめざめる日本』。長らく復刊リクエストが寄せられてきた本書の魅力と意義について、文芸評論家で現代詩作家の岡和田晃さんにエッセイを寄せていただきました。 いまの社会がもっとも顧みていない領域へのいざない 真壁仁編『詩の中にめざめる日本』(岩波新書、以下、「本書」)が復刊した。初版は1966年で、広い層に親しまれていたロングセラーであるものの、いつの間にか品切れとなり、アクセスが困難になってしまっていた一冊である。それだけならば、凡百の“良書”と変わらない。さらに言うと、まったく予備知識がない人がこのタイトルを耳にすれば、“美しいニッポン”を謳う自画自賛本の一種と誤解してしまうかもしれない。悲しいかな、そんな状況が続いている。 だが、本書の内実は、嫌な「空気」に楔を打ち込むことを目したという意味で、今なお有効性を

                    来たるべき民主主義の位置を手繰り寄せる
                  • 有田芳生氏 旧統一教会へ無責任発言の自民・福田総務会長をバッサリ「政治家失格ですね」 | 東スポWEB

                    ジャーナリストの有田芳生氏が29日、自身のツイッターで「何が問題なのか、僕はよく分からない」発言で炎上中の自民党・福田達夫総務会長をバッサリと斬り捨てた。 福田総務会長は、自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との結びつきが指摘され、批判されていることに対し、党に対する強い影響を否定した上で、「正直に言います。何が問題なのか、僕はよく分からない」と言い放った。あまりにも無責任な言い草にネット上は大荒れで、批判の雨アラレだ。 有田氏も「戦後史のなかの統一教会を知らなくても仕方ないともいえるが、1970年代以降に社会問題となった霊感商法=統一教会を知らないとは、政治家失格ですね」とツイートして呆れるばかり。さらに福田総務会長が福田赳夫元首相の孫ということから「福田赳夫大蔵大臣は、1974年に文鮮明教祖を絶賛していた」と指摘した。 さまざまな疑惑が浮上しているにもかかわらず、26日には茂木敏

                      有田芳生氏 旧統一教会へ無責任発言の自民・福田総務会長をバッサリ「政治家失格ですね」 | 東スポWEB
                    • 放送研究と調査

                      今回、報告するのはTBSラジオ・崎山敏也氏の実践である。彼は記者であり、同社の過去音源など、アーカイブの整備も兼務している。その立場を生かして、過去のニュース音源を活用した番組の制作や番組内での解説を手がけてきた。アーカイブのラジオ活用のケースはさまざまあるが、長年、ジャーナリズムの現場での実践にこだわってきた人物は少ない。 崎山の実践には、狙いが2つある。 1つは、社会的出来事は時間がたつと、特定のイメージを帯びて人々の記憶の中に固定化する。一般的に、固定化の過程で、出来事本来の複雑な実情は削り落とされる。そこでアーカイブ音源を使って「記憶の固まり」を解きほぐし、複雑さを取り戻すことで、いまの時代において出来事を検討しやすくすることだ。 もう1つは、社会的出来事に対して思い込み(特定のイメージ)を植えつけ、人々に記憶させることにメディアは加担する場合があり、その深刻さに気づくことである。

                        放送研究と調査
                      • 沖縄自民が擁立する参院選候補に、現地メディアも驚いた画期的な事情

                        沖縄政界で起きる新しい潮流に注目する篠原氏の連載 今回は自民が参院選に若手キャリア官僚を擁立するのが画期的なワケ 「正義の人」イメージの翁長前知事も旧体制の人。政治風土は変わるか? ここ2、3週間のあいだに沖縄政界には大きな出来事がふたつあった。ひとつは、7月に行われる参院選沖縄選挙区の自民党公認候補が決まったことだ。もうひとつは、この秋に行われる那覇市長選に、無所属の若手新人が名乗りをあげたことだ。 「たかが候補の話じゃないか」というなかれ。当落の帰趨とは別に、このふたつの出来事は沖縄政治に新しい潮流を生みだす可能性を秘めた「事件」であるというのが、筆者の認識である。今回はまず、参院選沖縄選挙区の自民党公認候補について考えてみたいと思う。 自民の連敗が続く参院選 参院選沖縄選挙区は、2013年の第23回参院通常選挙以来、自民党は負け続きである。2013年は国政野党系(後のオール沖縄系)の

                          沖縄自民が擁立する参院選候補に、現地メディアも驚いた画期的な事情
                        • 推理小説の愉しみ|ProPara

                          推理小説(ミステリ)は、大衆小説の一ジャンルとして。最も広く親しまれているものである。その推理小説の読み方と愉しみ方を、具体的な実例を通して考えてみたい。 推理小説の代表的な例となると、「ミステリの女王」とも呼ばれる、アガサ・クリスティーの作品を選ぶことに異論は出ないだろう。世界中のミステリ愛読者から今なお愛されつづけている、クリスティーの数多い作品群の中から、ここでは有名な『オリエント急行の殺人』(一九三四)を取り上げて考察することにする。古典的探偵小説に属するこの名作は、雪で動かなくなった国際寝台列車の中で殺人事件が発生し、世界各国からやってきた乗客の中に混じっていた名探偵エルキュール・ポアロがその謎を解くという筋書きである。この講義では真相を完全に明らかにすることはしないが、かなり内容に立ち入った話をするので、必ず『オリエント急行の殺人』を読み終わってから講義を読んでほしい。 なお、

                            推理小説の愉しみ|ProPara
                          • 京都最大の被差別部落、最後の光景を描いたベストセラー『同和のドン』の最も悲痛な箇所とは《伊藤彰彦寄稿》(伊藤 彰彦) @gendai_biz

                            聖と穢、政と暴を背負った男の肖像 昨年、「全国水平社」が結成100周年を迎えた。それを機に部落解放運動のこれまでの道程と現在の状況を明らかにするさまざまな書物が出版され、イベントが催されたが、もっとも見応えがあったのが、被差別部落出身者にキャメラを向け、差別の始原に迫るドキュメンタリー映画『私のはなし 部落のはなし』(満若勇咲監督)であり、もっとも読み応えがあった書物が、自由同和会京都府本部会長上田藤兵衞を扇の要にしながら部落解放史の光と闇を描いたノンフィクション『同和のドン 上田藤兵衞「人権」と「暴力」の戦後史』(伊藤博敏)であった。 2つの作品にともに登場するのが、京都駅の北東に隣接する、京都で最大の被差別部落「崇仁(すうじん)地区」である。 『同和のドン』では、アメリカ資本やサラ金「武富士」や、それらのバックに付いた中野会や会津小鉄会など地上げする側からこの地区の歴史が語られ、『私の

                              京都最大の被差別部落、最後の光景を描いたベストセラー『同和のドン』の最も悲痛な箇所とは《伊藤彰彦寄稿》(伊藤 彰彦) @gendai_biz
                            • 常夏通信:その68 戦没者遺骨の戦後史(14) 〝地獄〟硫黄島からの生還者「戦場に聖人君子はいない」 | 毎日新聞

                              その元海軍中尉は、私の目をまっすぐに見ながら言った。「むごい、と思いますか? では1週間、いや3日でもいい。飲まず食わずの生活をしてみてください。少しは当時の状況が想像できるかもしれません」。第二次世界大戦末期、硫黄島(東京都小笠原村)の日本軍守備隊は米軍と激戦、2万人が戦死した。生還した大曲覚さん(故人)が、私のインタビューに戦場の地獄を振り返ってくれた。「戦場に聖人君子はいません」 ペリリューにサイパン、フィリピン、沖縄と旧満州(現中国東北部)。一年中「8月ジャーナリズム」=戦争報道をしている常夏記者こと私は、第二次世界大戦の激戦地から生還した人たちから話を聞いてきた。行軍の途中で歩けなくなった戦友を助けることができなかった。自分のことで精いっぱいだった。逃げ惑う途中、母親が爆撃で倒れた。「あなたたちは逃げなさい」とうながされ、母を置いて現場を離れざるを得なかった。「戦友が死にそうにな

                                常夏通信:その68 戦没者遺骨の戦後史(14) 〝地獄〟硫黄島からの生還者「戦場に聖人君子はいない」 | 毎日新聞
                              • 保革問わず流れる沖縄の通奏低音 本土に伝わりにくい意思表示の感覚:朝日新聞デジタル

                                沖縄が日本に復帰して、15日で51年が経った。過酷な沖縄戦の経験と戦後の米軍基地の過重負担から、沖縄の人々の心中には、政治的な立場を超えた通奏低音のような思いが流れているという。それは一体何なのか。この島の戦後史を研究する沖縄国際大学准教授の秋山道宏さんに聞いた。 ◇ 沖縄での戦争体験の語りを調べると、戦後間もない1950年代ごろまでは軍隊の視点が前面に出ていたことが分かります。日本軍関係者による戦闘記録や軍記が多く書かれ、日本本土とのつながりを意識した慰霊のあり方が広がった。当時の沖縄は貧しく、戦傷病者戦没者遺族等援護法の適用による経済的補償を求めて琉球遺家族会が結成され、「日本軍への協力」が強調された面もありました。 今では日本軍が民間人を壕(ごう)から追い出したと証言されていますが、当時はそれを「壕や食料を供出した」と表現せざるを得ない事情があったのです。また、米軍統治を脱するために

                                  保革問わず流れる沖縄の通奏低音 本土に伝わりにくい意思表示の感覚:朝日新聞デジタル
                                • 青土社 ||歴史/ドキュメント:西暦一年

                                  分断の起源を問い直す 近代の作り上げた概念の多くは一世紀に起源を持つとされ、西暦一年はさまざまな分断の起点とされてきた。しかし、宗教と政治、理性と信仰、西洋と東洋といった分断の概念は、後世からあてはめたものである。 『ユダヤ戦記』を記したフラウィウス・ヨセフス、七十人訳聖書の注釈を記したアレクサンドリアのフィロン、「ヨハネの黙示録」を記したパトモスのヨハネ。ディアスポラとされる三人のユダヤ人思想家に光を当て、デカルト、カント、ヘーゲル、ホッブス、ベンヤミン、デリダといった哲学者たちの思想を援用し、まったくあたらしい一世紀像を描き出す。 読者の方からお知らせいただき、本書に以下の誤りがありましたことをご報告いたします。 122頁5行目と6行目で注の79が重複しておりました。 122頁6行目の注の79は、注の80の誤りです。 またその後の、「3 歴史と形而上学――アレクサンドリアのフィロンにつ

                                  • 東京・高円寺、風俗店やガールズバーが多い歴史的背景

                                    高円寺というと一昔前は大槻ケンジに象徴されるパンクロックの街だったが、今は金髪、長髪、黒革に銀の鋲といった出で立ちのパンク野郎を見かけることもなくなった。昔より普通で静かになり、古着屋巡りをするために結構遠くから若者がやってくる街になった。 JR中央線高円寺駅ができたのは1922年のことであり、もうすぐ100周年である。23年に関東大震災が起こると、下町や都心部に住んでいた人々が山手線の西側に移住するようになり、それで高円寺も人口が急増した。 また隣の中野に陸軍があったので、軍人も多く住んだ。高円寺は少尉、中尉、大尉といった尉官、阿佐ヶ谷は少佐、中佐、大佐といった佐官、荻窪は少将、中将、大将といった将官が住むといわれた。サラリーマンでいうと、係長くらいか。だから阿佐ヶ谷や荻窪よりも庶民的である。震災後、高円寺には中央区の佃島の労働者が移住してきたという話もあり、それもあってますます庶民的な

                                      東京・高円寺、風俗店やガールズバーが多い歴史的背景
                                    • デイヴィッド・ガーランド『福祉国家』 - 西東京日記 IN はてな

                                      ミュデ+カルトワッセル『ポピュリズム』やエリカ・フランツ『権威主義』と同じくオックスフォード大学出版会のA Very Short Introductionsシリーズの一冊で、同じ白水社からの出版になります(『ポピュリズム』はハードカバーで『権威主義』と本書はソフトカバー)。 著者は、スコットランドに生まれ現在はアメリカのニューヨーク大学で教えている犯罪や刑罰の歴史を研究する社会学者です。 「なぜ、そのような人が福祉国家について論じるのか?」と思う人も多いでしょうが、本書を読むと、著者が福祉国家をかなり広いもの、現代の社会を安定させる上で必要不可欠なものだと考えていることがわかり、その疑問もとけてくると思います。 目次は以下の通り。 第1章 福祉国家とは何か 第2章 福祉国家以前 第3章 福祉国家の誕生 第4章 福祉国家1.0 第5章 多様性 第6章 問題点 第7章 新自由主義と福祉国家2.

                                        デイヴィッド・ガーランド『福祉国家』 - 西東京日記 IN はてな
                                      • 【島倉千代子の生き方】巨額の借金度重なる事件 - 「和子の日記」

                                        自ら命を絶とうと思い詰めたことも・・・ 地方公演に出かけるとき、 小さな茶碗を3つ持って出た理由 《和子は又々こんな記事を見た~》 💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦 「人生いろいろ、男もいろいろ」 軽妙なテンポながら、意味深い歌詞が 続きます。「女だっていろいろ 咲き乱れるの」。まさに、 島倉千代子さん(1938~2013)の人生を歌い上げたかのような名曲 「人生いろいろ」。歌詞の主人公は女性ですが、自身の人生に被せて 聴き入ってしまう男性も多いそうです。朝日新聞の編集委員・ 小泉信一さんが様々なジャンルで活躍した人たちの人生の幕引きを 前に抱いた諦念、世代を超えて愛されたお千代さんの人生に迫ります。 夢に出てきた島倉さん 「昭和」という激動の時代をひたむきに誠実に生きた。豊かな愛と ぬくもりで私たちを包み込んだ人でもあった。 「東京だョおっ

                                          【島倉千代子の生き方】巨額の借金度重なる事件 - 「和子の日記」
                                        •  ざっくり読みました - でくのぼうちゃんのブログ

                                          出会えてよかった! まいどです。でくのぼうちゃんです。 貧困の戦後史をざっくり読みました ざっくりと。電子書籍で購入したので紙のものも再度購入したほうがよいな。 昭和歌謡にいろいろ関わってますと、歌詞を読み解く必要がでてきます。 で、いろいろ書物を読み漁るわけですが戦後から今までの庶民(主に生活に苦しんでいる方々)の生活が見えない。 日本残酷物語1 (平凡社ライブラリー) 作者:宮本 常一,山本 周五郎,揖西 高速,山代 巴 平凡社 Amazon この辺も読みましたが、個の話なので流れが見えない。 学校の歴史なんてのは、英雄史なわけですから庶民の暮らしぶりはわからず、民俗学も主に伝承なので見えない。 だいたいは釜ヶ崎のおっちゃんたちからのヒアリングですが、自己責任論で話すのでみえない部分もある。 貧困の戦後史 (筑摩選書) 作者:正美, 岩田 筑摩書房 Amazon 戦争が終わった1945

                                             ざっくり読みました - でくのぼうちゃんのブログ
                                          • 【企画展】「つながる!復帰50年と琉球大学」特設ページ | 琉球大学附属図書館

                                            タイトル:つながる!復帰50年と琉球大学 開催期間:2022年5月10日(火)~2022年6月30日(木) 場  所:図書館本館3階 ホール ※この企画展は学外者の方もご見学いただけます。見学希望の方はご来館の際、カウンターにて職員にお申し出ください。 2022年は、沖縄が1972年に日本へ「復帰」してから50年の節目の年です。また米軍統治下の1950年に産声を上げた琉球大学にとっても、「復帰」は重要な節目のひとつでした。国立大学への移管をはじめ、沖縄の「復帰」に至るまでのプロセスと連動しながら、当時の琉球大学内でもさまざまな動きが見られます。 沖縄の戦後史と琉球大学が経験した「復帰」の歴史を豊富な写真資料や解説パネルで展示し、現在にもつながる沖縄社会の課題や「復帰」に対する人々の複雑な想いを学ぶことで、次の50年へとつなげる企画展となっています。 なお本企画展では、写真資料を豊富に用いて

                                            • ヒトラーの予言(完全バージョン)

                                              ■■第1章:ヒトラーは遥か未来を透視していた!? ■三島由紀夫がヒトラーについて語った言葉 「ところでヒトラーね。彼がやったことは世界中の人が知ってる。だけど、彼がほんとは何者だったのか誰も知っちゃいない。ナチの独裁者、第二次世界大戦の最大戦犯、アウシュヴィッツの虐殺者、悪魔……。これがいままでのヒトラー観だけど、ほんとはそれどころじゃない。 彼のほんとの恐ろしさは別のところにある。 それは彼が、ある途方もない秘密を知っていたってことだ。人類が結局どうなるかっていう秘密だ。彼は未来を見通す目を持っていて、それを通じて、その途方もない未来の秘密に到達しちゃった」 「だから五島君。もしきみが10年後でも20年後でも、ヒトラーのことをやる機会があったら、そこんところをよく掘り下げてみることだ。もしきみにいくらかでも追求能力があれば、とんでもないことが見つかるぜ。ほんとの人類の未来が見つかる。やつ

                                              • 自民党が「国民政党」だったのは今は昔。今では「新自由主義右翼」の「階級政党」だよ - kojitakenの日記

                                                某所でふと見かけたツイートより。 今、手元で出ないのですが、数日前、早稲田の教授が二万以上のケースをメタ解析した結果、ネオリベ・ネトウヨ的な傾向が最も強いのが、40代正社員高学歴と出て、これが全体の10%の強固な自民、維新支持者。90%は穏健保守とリベラルだが支持政党無しが多い、という分析結果でした。→ — ネコと和解せよの三代目。親フェミ・ANTIFA・反自公維🧷🌻🎀🐱🐶 (@ANTIFA79850528) 2020年11月3日 この「早稲田の教授」って橋本健二氏っぽいな。昨日まで何度かに分けて公開した記事で紹介した通り、氏は自民党支持の傾向が非常に強い10%の「新自由主義右翼」と、比率では90%を占めるものの無党派層が多い「穏健保守」(40%)と「リベラル」(50%)からなり、今の日本の政治は少数派の「新自由主義右翼」の影響力が支配的になっていると指摘している。 →同様の分析

                                                  自民党が「国民政党」だったのは今は昔。今では「新自由主義右翼」の「階級政党」だよ - kojitakenの日記
                                                • KATOHDB: 中間文化論

                                                  発行年月: 19570301 掲載  : 中央公論 発行元 : 中央公論社 中間文化論                (「中央公論」1957・3・1) (政治思想の形態は、根元的には生産手段と関係する。しかし、いちばんさいしょには、それはコミュニケイションメディアの内容と関係する。         W・ミルス) 一、戦後文化の三段階 私の考えでは、戦後の日本文化はすでに二つの段階を経過して、いまや第三期にはいつてきている。その三つの段階とは何か。私はこれを假に高級文化中心の段階(High-brow dominant)、大衆文化中心の段階(Low-brow dominant)および中間文化中心の段階(Middle-brow dominant)として区別ができるように思う。つまり、現代は中間文化の時代である。この小論はその中間文化をめぐるいくつかの問題に照明をあてる一つの試みである。 そもそも

                                                  • 忘れられた戦後補償 - NHKスペシャル

                                                    忘れられた戦後補償初回放送日:2020年8月15日 国家総動員体制で遂行された日本の戦争。310万の日本人が命を落としたが、そのうち80万は様々な形で戦争への協力を求められた民間人だった。しかし、これまで国は民間被害者への補償を避け続けてきた。一方、戦前、軍事同盟を結んでいたドイツやイタリアは、軍人と民間人を区別することなく補償の対象とする政策を選択してきた。国家が遂行した戦争の責任とは何なのか。膨大な資料と当事者の証言から検証する。

                                                      忘れられた戦後補償 - NHKスペシャル
                                                    • 日本近現代史のWEB講座

                                                      日本近現代史を学ぶWEB講座 ※「日本近現代史を学ぶWEB講座」とは 100万アクセスを機に、これまでの「日本近現代史(日本史A)の授業中継」を大幅にリニューアルします。 まだ工事中のところが多くご迷惑をおかけします。<m(__)m> 「日本近現代史を学ぶ」WEB講座0、日本近現代史の全体像をつかむ1,日本近現代史を大雑把につかもう 2,(シリーズ)近代日本をどうとらえるのか Ⅰ、日本近現代史の前提、近世を学ぶ1,基本的な流れを知る 1)織豊政権:①戦国時代・②信長・③天下統一・④太閤検地 2)幕藩体制の成立:①大坂の陣・②幕藩体制・③朝廷と外交 ④江戸期の社会・経済 2,<さらに学ぶ・考える> 幕藩体制と「国民」の萌芽的形成 3,「村」から近世を知る ①近世百姓の成立、②展開、③幕末から明治に 4,百姓像を見直す ①「百姓」とはなにか ②年貢は重かったのか ③稲作の数字と仕事 ④江戸末期

                                                        日本近現代史のWEB講座
                                                      • 「沖縄に雪が降る?!」50年前に広まったうわさ話の真相追いかけたら"おばあ"にたどりつきました|NHK取材ノート

                                                        「沖縄が日本に戻ったら雪が降る!」 これ実際に今から50年前、沖縄がまだアメリカ統治下だったころに広まったうわさ話です。 SNSのない時代に、 どうしてこんな突拍子もないうわさ話が広まったのか? いったい誰が広めたのか? ふだんの取材では”ライバルどうし”の「NHK」と「沖縄タイムス」が今回はタッグを組んで、うわさの真相を追いかけました。 どうしてタッグを?うわさの真相を追いかけることになった経緯を、はじめにちょっと説明させてください。 沖縄は戦後27年の間、アメリカの統治下に置かれていました。 ことし5月15日で、アメリカの統治下から日本に復帰して50年の節目を迎えます。 「日本復帰」は沖縄の歴史上、まさに大転換期といえるものでした。 当時を知らない人はなかなか想像しにくいかもしれませんが、復帰前の沖縄では、通貨はドルで、車は右側通行だったんです。 復帰後、銀行ではドルから円の切り替え作

                                                          「沖縄に雪が降る?!」50年前に広まったうわさ話の真相追いかけたら"おばあ"にたどりつきました|NHK取材ノート
                                                        • いわゆる「進歩的文化人」たちのWikipediaページについて|Χαιατο Ιοσιντα

                                                          タイトルの通り、いわゆる「進歩的文化人」とみなされる作家・評論家・学者などのWikipediaページに関して、思うところがあったので記事にします。具体的に言えば、その人物の功績以上に、戦前戦中と戦後の言動の不一致や旧社会主義国およびその指導者への親和性の高さなど、糾弾の対象となるような記述が(恐らく右派のウィキペディアンによって)いささか不当なかたちで強調されていることです。 現状、ある人物について調べようとすればまず出てくるのがWikipediaであり、そのとき読者に功績や業績以上にマイナスイメージを植え付けるような記述を大きく取り上げているのは、あまりフェアではないというか、中立性を欠くことのように思います。また、それらの記述には出典の欠如や原典に当たっていない可能性など、単純にWikipediaに書き込むにあたって不適切と思われる内容も少なくありません。 以下に取り上げる「進歩的文化

                                                            いわゆる「進歩的文化人」たちのWikipediaページについて|Χαιατο Ιοσιντα
                                                          • 戦争は人の心も変えた…語られなかった「戦争孤児」の過酷な人生(栗原 俊雄) @gendai_biz

                                                            第二次世界大戦下、米軍は日本を執ように爆撃した。およそ50万人が殺されたとされる。生き残った人たちにも甚大な被害があった。たとえば戦災孤児だ。突然保護者を失った子どもたち、しかも平時ではなく戦時から敗戦直後で社会全体が困窮している状況下、子どもたちはどう生きていたのか。 孤児たちの多くが戦後長く沈黙を守る中、自らの体験のみならず他の孤児たちの証言を集め、発信している人がいる。金田茉莉さん(85)。近著『かくされてきた戦災孤児』(講談社)は、今も実態の見えにくい戦後史の闇に光を当てた労作だ。同書と、これまで私が金田さんにしてきたインタビューから、戦争孤児の戦後史を振り返ってみたい。 遠足気分の集団疎開 1935年、金田さんは東京・浅草で生まれた。野球のボールなどを卸す商店主だった父親は3歳のころ、病気で亡くなった。母親が商売を継いだ。妹と姉の4人家族には、楽しい団らんがあった。正月には着物を

                                                              戦争は人の心も変えた…語られなかった「戦争孤児」の過酷な人生(栗原 俊雄) @gendai_biz
                                                            • 自ら作りだした「虚構」に基づく「部落差別」を、なぜ「私」たちは乗りこえられないのか - 大島 新|論座アーカイブ

                                                              自ら作りだした「虚構」に基づく「部落差別」を、なぜ「私」たちは乗りこえられないのか ドキュメンタリー『私のはなし 部落のはなし』の複層的な「まなざし」と「語り」 大島 新 ドキュメンタリー監督・プロデューサー ここ数年で唯一「乗った」他者の企画 ここ数年、私のもとに映像制作会社のディレクター(監督)やプロデューサー、あるいはフリーの映像作家から、ドキュメンタリー映画の企画についての相談が寄せられた。きちんと数えたわけではないが、少なくとも10件は超えている。 しっかりした体裁の企画書を携えて熱弁をふるい「出資を検討してほしい」という提案もあれば、「テレビ番組として作った作品を映画化したいので、プロデューサーとして参加してもらえないか」という相談もあった。言うまでもなく、映画は博打の要素が強い。自分が心底からやりたい企画ならばともかく、他人の企画に「乗る」には、余程のことがない限り決断できな

                                                                自ら作りだした「虚構」に基づく「部落差別」を、なぜ「私」たちは乗りこえられないのか - 大島 新|論座アーカイブ
                                                              • 読書日記・レシピのお話 - クルルのおじさん 料理を楽しむ

                                                                12月12日に、京都トレイル・東山コースの残りのコース=伏見稲荷から蹴上までを歩きましたので「京都トレイル・東山コース、完結編!」を書こうかと思ったのですが、このところ同じパターンになっているので、「読書日記」を続けることにしました。千種図書館から「申し込みの本の貸し出し準備が出来ました」という通知が来るスピードが速くなっているように思います。有難いことなのですが、読むのが大変です。「早よう読まんかい!」とプレッシャーかけられているような。 貸出期間は2週間です。この期間に読み終えることが出来ずに続けて読みたいときには「延長」をお願い出来ます。他の利用者から「(借りたい旨の)申し込み」が入っていない場合は、その場で延長して貸してもらえます。2週間の延長でも読めない場合には「再延長」は認められません。いったん返却して、改めて「申し込み」を行う必要があります。他の利用者の「申し込み」が入ってい

                                                                  読書日記・レシピのお話 - クルルのおじさん 料理を楽しむ
                                                                • 非文字資料研究叢書2 「神国」の残影|国書刊行会

                                                                  発売日 2019/11 判型 A4横判   ISBN 978-4-336-06342-7 ページ数 186 頁   Cコード 0021 定価 8,580円 (本体価格7,800円) 大日本帝国時代に創建された「海外神社」のいま―― 公園で遊具となる鳥居、ジャングルに佇む鳥居、あるいは学校や教会にかわっても、その参道、石灯籠はかつて神社であったことを物語る……。これは日本の風景ではない。かつて大日本帝国がアジア地域を中心につくった「海外神社」である。その数1700余社が残り、いまだ全貌は明らかではない。 写真家・稲宮康人は台湾、中国、韓国、北朝鮮、ロシア、フィリピン、サイパン島、テニアン島等、14の国と地域、200社にのぼる海外神社跡地を10年をかけて撮影してきた。大判フィルムカメラによる80社82点の写真からは、現在に残る「神国」の記憶がたちのぼる。またあえて、明治以降に作られた国内神社も

                                                                    非文字資料研究叢書2 「神国」の残影|国書刊行会
                                                                  • なぜアメリカは新型コロナの犠牲者が世界最多となったのか

                                                                    代々木ゼミナール公民科で人気№1の講師。早稲田大学政治経済学部卒。指導科目は政経、倫理、現代社会、倫理政経で、4科目すべての講義がサテライン衛星授業として、全国の代ゼミ校舎および提携高校・提携塾に映像配信されている。語り口のテンポのよさ、板書の正確さ、講義内容の面白さとわかりやすさで、生徒たちから高い評価を受ける。また「新報道2001」をはじめ、テレビ解説や雑誌連載でも活躍中。主な著書は参考書類20冊以上に加え『やりなおす戦後史』(ダイヤモンド社)、『経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる』(KADOKAWA)、『マンガみたいにすらすら読める哲学入門』『マンガみたいにすらすら読める経済史入門』(大和書房)など。 ニュース3面鏡 インターネットの登場以来、以前にもまして巷にはニュースがあふれ返っています。そうしたニュースや出来事の中から、DOL編集部が気になる出来事を厳選し、正面のみならず右

                                                                      なぜアメリカは新型コロナの犠牲者が世界最多となったのか
                                                                    • 【2022年12月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                                      今月は歴史専門書の数が多いです 2022年10月~12月の世界史関連新刊紹介です。 本記事はざっと流し読みをして気になる本をメモしていただくか、ブックマークして書店を訪れた際に見返すかして使っていただけるといいかと思います。今回も50冊あります。 新書・文庫・選書 安価に楽しめる新書、文庫、選書。今期はかなりバリエーション豊かなです。個人的な注目は以下です。 古代オリエント全史-エジプト、メソポタミアからペルシアまで4000年の興亡 (中公新書 2727) 数学史入門 (講談社学術文庫) ウクライナ戦争 (ちくま新書 1697) 1. 『古代オリエント全史 エジプト、メソポタミアからペルシアまで4000年の興亡』 小林 登志子 著 中公新書 2022/11/21 税込1,210円 リンク 西はナイル河、北は黒海、東はインダス河、南はアラビア海に囲まれた地域がオリエントである。この地には人類

                                                                        【2022年12月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                                      • 皇族の不自由さを「気の毒」と思うなら解決策は一つ 「天皇制と人権」河西秀哉と木村草太が語る〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

                                                                        2016年8月8日、新宿街頭の大画面で流れる天皇陛下(当時)のビデオメッセージを見上げる人々 (c)朝日新聞社 国民主権の国家だが、天皇、皇族という例外的な身分制度がある。この制度をどう見るか。また、皇族の人権をどう考えるか。AERA 2021年11月1日号で、歴史学者の河西秀哉さんと憲法学者の木村草太さんが議論した。 【写真】祝賀式典で目元をぬぐう皇后さまと天皇陛下 *  *  * 河西:戦後史をテーマにしていますが、天皇、皇族の意思を国民がどう受け入れるかは難しい問題だと思っています。天皇、皇族の個人の権利は、憲法学からどう捉えられますか? 木村:一般的な見解では、天皇・皇族は憲法上の権利の保障対象ではありません。長谷部恭男先生は「身分制の飛び地」と表現します。憲法自身が、平等権をはじめとした近代的な人権保障規定を適用しない例外的な身分制を定めているということですね。 人権は保障される

                                                                          皇族の不自由さを「気の毒」と思うなら解決策は一つ 「天皇制と人権」河西秀哉と木村草太が語る〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
                                                                        • 常夏通信:その56 戦没者遺骨の戦後史(2) 遺族任せの硫黄島での収容 国の手抜きでは | 毎日新聞

                                                                          東京都心からおよそ1250キロの南に、硫黄島(東京都小笠原村)はある。第二次世界大戦末期の1945年2~3月、日米両軍が死闘を展開した。 米軍は44年夏にサイパンなどマリアナ諸島を占領した。そこから大型爆撃機B29を飛ばし、日本本土を爆撃していた。ただB29は新鋭機であり、故障がままあった。また爆撃機には護衛の戦闘機をつけるのが望ましいが、戦闘機は航続距離が短く、マリアナからB29に同行し、往復することはできなかった。 硫黄島は、そのマリナア諸島と日本本土の中間地点で、飛行場があった。米軍としては故障や被弾などで飛行できなくなった爆撃機が着陸する場所として、また護衛の戦闘機の基地としても必要な島であった。日本軍としては、何としても守り抜くべき島だった。 45年2月19日。米軍が上陸した。およそ6万人。迎え撃つ日本軍は2万1000人とされる。米軍には兵士や武器弾薬、食料などの補充がある。それ

                                                                            常夏通信:その56 戦没者遺骨の戦後史(2) 遺族任せの硫黄島での収容 国の手抜きでは | 毎日新聞
                                                                          • 室井康成(Muroi Kosei) on Twitter: "1975年刊行の岩波新書『ひとり暮しの戦後史ー戦中世代の婦人たち』。戦争で未亡人となり、あるいは戦後の混乱期に家族を支えるために働いて婚期を逸した「一人暮らし」の女性たちが、サービス業や企業の事務担当者として熟練し、高度経済成長を… https://t.co/klqCizwUzK"

                                                                            1975年刊行の岩波新書『ひとり暮しの戦後史ー戦中世代の婦人たち』。戦争で未亡人となり、あるいは戦後の混乱期に家族を支えるために働いて婚期を逸した「一人暮らし」の女性たちが、サービス業や企業の事務担当者として熟練し、高度経済成長を… https://t.co/klqCizwUzK

                                                                              室井康成(Muroi Kosei) on Twitter: "1975年刊行の岩波新書『ひとり暮しの戦後史ー戦中世代の婦人たち』。戦争で未亡人となり、あるいは戦後の混乱期に家族を支えるために働いて婚期を逸した「一人暮らし」の女性たちが、サービス業や企業の事務担当者として熟練し、高度経済成長を… https://t.co/klqCizwUzK"
                                                                            • 【戦争秘話】人間爆弾「桜花」隊長が終戦後に受けた「謎の秘密指令」(神立 尚紀) @gendai_biz

                                                                              元号が令和と変わってほどない昨年(2019年)7月20日、一人の元海軍士官が世を去った。湯野川守正(1921-2019)。「人間爆弾」と呼ばれた特攻機「桜花」隊指揮官の、最後の生き残りだった。音楽評論家・湯川れい子氏の実兄でもある。 湯野川は戦後、航空自衛隊に入り空将補まで勤めたが、終戦間もない頃には海軍から密命を帯び、本籍地と名を変え別人として潜行していた時期がある。戦後史の空白とも言える海軍の密命と潜行の一部始終を、湯野川は生前、筆者に語り残していた――。 一機で一艦を屠る「帝国海軍の最終兵器」 格納庫に置かれた特攻機「桜花」を見て、第七二一海軍航空隊に着任した23歳の湯野川守正中尉(のち大尉)は、「ずいぶん単純な飛行機だな」と思った。と同時に、「しかし、敵艦に命中すれば威力は大きいだろう。いまの日本にこれしかできないのなら仕方がない。おもしろい、こいつで戦ってやろうじゃないか」と決心

                                                                                【戦争秘話】人間爆弾「桜花」隊長が終戦後に受けた「謎の秘密指令」(神立 尚紀) @gendai_biz
                                                                              • 【読書感想】ジャガー自伝 みんな元気かぁ~~い? ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

                                                                                ジャガー自伝 みんな元気かぁ~~い? 作者:ジャガーイースト・プレスAmazon Kindle版もあります。 ジャガー自伝 みんな元気かぁ~~い?【電子限定カラー版】【電子限定特典付】 作者:ジャガーイースト・プレスAmazon 何よりも千葉を愛し、誰よりも千葉に愛された男の一生。なんでも自分で作ってみる。やってみればできないことなどなにもない。大丈夫だよ、といつも歌っていた。「洋服直し村上」のおばちゃんたちを従えて、衣装もスタジオも住居も自ら作り、音楽も録音もライブもCD制作もPVもTV番組も、すべてDIYでやっていた男の人生は、千葉の戦後史そのものであった。 ジャガー星に帰還された、ジャガーさんの自伝(ライターによる聞き書きかもしれませんが、少なくとも本人の話が元になっていると思います)。 僕がジャガーさんをはじめて知ったのは、『コンプティーク』というマイコンゲームから特撮、アニメ、テ

                                                                                  【読書感想】ジャガー自伝 みんな元気かぁ~~い? ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
                                                                                • 「N国」とインターネットポピュリズムの現在|宇野常寛

                                                                                  ■はじめに これは僕らPLANETSが毎週放送しているインターネット番組 #ブループリント の9月3日放送分の準備のためにつくったメモを再構成したものだ。そしてこの文章は僕のオンラインサロン「PLANETSCLUB」で先行公開している。こうした放送の下準備のメモのような文章は、よくクラブ限定のFacebookに投稿しているので、もし興味があったら(と、いうか僕らの活動を面白いと思って、支援してくれる人がいたら)ぜひ、クラブにも加入して情報発信を支援して欲しい。 さて、今日のお題は「N国」だ。この文章を書いている9月9日の夕方、NHKから国民を守る党、通称「N国」の党首の立花孝志が脅迫の疑いで警察に事情聴取されるというニュースが飛び込んできた。僕は思わず、この記事の内容を最新の状況に合わせて更新しないといけないと考えたが、すぐにその必要はないことに気づいた。なぜならば、この文章の趣旨は「N国

                                                                                    「N国」とインターネットポピュリズムの現在|宇野常寛