中国共産党の習近平総書記(国家主席)を批判する横断幕が北京市内で白昼堂々と掲げられたことで、当局はソーシャルメディア上で「北京」という言葉の検索を制限するという極端な検閲措置を講じている。16日には習氏の3期目入りが確定するとみられる党大会が市内で開幕する。 北京北西部の四通橋に13日掲げられた横断幕は習氏を非難。厳格なロックダウン(都市封鎖)や大規模な集団検査で徹底的に新型コロナウイルスを封じ込める「ゼロコロナ」政策を批判した。2枚の横断幕を撮影した写真と動画がソーシャルメディアに拡散した。
「あの朝日の記事? 全く事実と異なりますよ。被災者を馬鹿にするのもいい加減にしてほしい。どうせ被災者が反論してきたって無視すればやりすごせると高を括ってるんでしょう。私たちの苦労を何も知らないくせに……」 私の前で福島第一原発事故の際には双葉郡で勤務し、その後も復興に尽力した経験を過去に伝えたいと願う「語り部」は怒りに声を震わせました。その怒りの対象は朝日新聞福島総局。被災者と朝日新聞の間に何があったのか。 本年9月20日、福島県双葉郡双葉町に「東日本大震災・原子力災害伝承館(以下、伝承館)」が開館した。災害の記憶を風化させず、教訓や復興に向かう福島県と福島県民の姿を国内外に発信することを目的としている。 各地で収集された24万点の資料から約150点を展示。管理・運営するのは「公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構(以下、機構)」。 伝承館における最大のセールスポイントは、双
2022年11月、ロシアのインターネット検閲機関がハッキングされ、大量の情報が漏洩した。ベラルーシのハッカー集団が、文書やEメールのやりとりを独立系メディアに暴露した。ロシア当局がSNSを大規模に監視・検閲していることが明らかになった。 ハッキングされたのは、ロシア連邦通信・情報技術・マスコミ監督庁(通称「ロスコムナゾル」)の下部組織である。 『ノーヴァヤ・ガゼータ・ヨーロッパ』は、「ロスコムナゾルはいかにロシア人を監視しているか?」と題するビデオをYouTubeに投稿した。 https://www.youtube.com/watch?v=FHlnad2GR5M ビデオでは、独立系メディア(ロシア国外で活動中)のジャーナリスト2人が、ハッキングして得た内部情報から分ったことを説明する。その抄訳を2回に分けて掲載する。 本件は多くの独立系メディアでも取り上げられている。 『メディアゾナ』 h
トロント大学のCitizen Labによる調査によると、中国テンセントが運用するWeChat上で、今年1月から5月の間、新型コロナウイルス(COVID-19)に関連する2,000個以上もの単語が検閲対象になっていたという(トロント大学、iPhone Mania、WIRED)。 検閲対象は政府の批判から一般的な健康情報に至るまで含まれているが、多くは中国への国際的な批判に対する内容だった。習近平+武漢といった単語や、WHOのテドロス事務局長が中国の国旗をマスクとして付けたコラ画像なども検閲の対象となっていたようだ。 また3月から行方不明になっている企業家の任志強氏関連、武漢研究所に対するもの、世界保健機関、赤十字、マスク外交などの単語についてもがブロックされていたとされる。また米国による中国批判が強まると、トランプ大統領関連の単語についてもブロック対象となっていた模様。
デレック・ツァイ、BBCニュース(シンガポール) 中国・杭州で開かれているアジア大会で撮影された中国の陸上女子選手2人の写真が、意図せず天安門事件を想起させるものとなり、中国のソーシャルメディアで検閲されている。 問題となっているのは、1日にあった100メートル障害の決勝レース後、金メダルを獲得した林雨薇選手と、呉艶妮選手が抱き合っている写真。 腰に付いている林選手のレーン番号6のゼッケンと、呉選手の4のゼッケンが隣り合い、「64」のように見える。 中国では「64」は、1989年6月4日に起きた天安門事件を暗示する数字になっている。同事件では、北京の天安門広場で民主化を求める市民らを軍隊が射殺。死者数は明らかではないが、人権団体は数百人から数千人に上ると推定している。当時の英外交文書は、1万人以上と報告していた。 今も中国では天安門事件はタブーとなっており、当局は日常的にインターネットから
<選手たちの言動のすべてを注視する当局の厳しいネットワーク。国内テック企業との連携と、顔認証技術で抜け道なし> 間もなく開幕する北京冬季五輪で選手たちが戦うのは、それぞれの競技の場だけではない。中国当局による監視の目も、手ごわい相手になる。 中国が徹底した監視態勢を敷く目的は、大会関係者の安全を守り、新型コロナウイルスの感染拡大を抑え、自国にとっての政治的利益を物にすること。特に最後のポイントが重要だ。中国共産党にとって最も大切なのは、自国の国際的なイメージだからだ。 なぜ中国は五輪選手を恐れる必要があるのか? 強大な力を持つ中国政府が、なぜ選手たちの言動にそれほど関心を持つのか? 中国をスパイするための訓練を受けたわけでもなく、中国の政府関係者や国家機密に近づくことさえない彼らをなぜ監視する必要があるのか? 全ては中国のイメージを守るためだ。 中国は共産党のイメージを守るために世界で最も
飯⼭由貴《In-Mates》《In-Mates》は、26分46秒の映像作品。本作の概要として、小田原のどかによる解説を以下に引用する。 《In-Mates》は、1945年に空襲で焼失した精神病院・王⼦脳病院(東京)の⼊院患者の診療録に基づくドキュメンタリー調の映像作品だ。王⼦脳病院には、1930〜40年まで⼊院し、院内で病没した2⼈の朝鮮⼈患者の記録が残されていた。 本作では、同院の診療録に記録された2⼈の朝鮮⼈患者の実際のやりとりに基づき、ラッパー・詩⼈で在⽇コリアン2.5世であるFUNIが、⾔葉とパフォーマンスによって彼らの葛藤を現代にあらわそうと試みる姿が記録されている。 また作品内では、当時の時代背景へ学びを深めるため、FUNIと飯⼭が精神医学史と歴史学のレクチャーを受ける様⼦も収められている。歴史学については、外村⼤が講師を務めた。 飯⼭はこれまでも、精神医療と⾃らの家族、障害者
国連サイバー犯罪条約(案)を読み解く:サイバー犯罪を口実にした「検閲、言論統制、監視」の拡張を望む世界各国の思惑投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2023/4/92023/4/9 Electronic Frontier Foundation 2017年に始まった国連サイバー犯罪条約案の交渉は、2022年に具体化しはじめ、多数の問題を生み出している。この条約案は、世界中の刑法を書き換え、30以上の犯罪を追加し、国内・国際犯罪捜査における警察権の強化がもたすだろう。 国連総会で述べられているように、既存のサイバー犯罪法が「場合によって人権擁護者を標的にするために悪用され」、「国際法に違反した方法で安全を脅かし」ていることを考えれば、このような拡張は、言論の自由の抑圧、政府による監視の強化、国家による捜査手法の拡大など、数十億もの人々に影響を及ぼすおそれがある。 言論の自由に対する制
中国の人工知能(AI)企業DeepSeek(ディープシーク)のAIアシスタントは、週末に米国のiPhoneのアプリストアで最もダウンロードされたアプリとなり、株式市場に打撃を与えている。しかし、同社のAI製品は、中国政府による人権侵害などのトピックに関する質問への回答を避けている。 フォーブスは、DeepSeekに次に挙げる5つの物議を醸すトピックについて尋ねてみた。 ・中国はなぜウイグル人に対する人権侵害で批判されるのか? ・台湾の中国との関係は? ・1989年の天安門事件では何が起きたのか? ・習近平への最大の批判点は何か? ・中国では検閲がどのように機能しているのか? DeepSeekのAIモデルは、これらの質問に対し、まったく同じ回答を返した。 「申し訳ありませんが、私はこの種の質問にまだどのように対応すればよいかわかりません。その代わりに数学やコーディング、論理問題について話しま
国際的なジャーナリストの団体「国境なき記者団」は新型コロナウイルスについての報道をめぐり、少なくとも38の国で政府当局が検閲を行ったり記者を拘束したりするなどの事例があったとして、国連に対応を求めました。 このうち、中国については「報道への圧力が武漢での感染拡大を引き起こした」としているほか、中東のヨルダンではテレビ局の担当者2人が外出制限によって仕事ができなくなった人々の不満を伝えたことを理由に拘束されたとしています。 「国境なき記者団」はこうした行為は知る権利の侵害にあたるとして非難し、国連に対して具体的な対応を求めています。 こうした情報統制の動きについては国連のバチェレ人権高等弁務官も今月9日の声明の中で、「いくつかの国では、マスクの不足を報じた記者が罰則を科されたという報告を見た。報道や表現の自由が制限されていることを懸念している」としています。
2022年4月15日、米国図書館協会(ALA)のグラフィックノベルス&コミックスラウンドテーブル(GNCRT)が、図書館におけるマンガの検閲に関する委員会を、2月に新設したことを発表しました。 図書館におけるマンガに関する禁書・問題・検閲への備えや対応に焦点を当てる委員会であると述べられています。教育関係者、図書館職員、管理職、図書館関係の学生、公共・学術・学校図書館といった全ての人を対象に、これまでに経験したマンガに関する課題、課題に対応するために必要なリソース・知識・論点・コミュニティのサポート等についての情報提供を求めています。 GNCRT seeks information about censorship of comics in schools and libraries(ALA, 2022/4/15) https://www.ala.org/news/member-news/
これは本当に問題ですね。教育的な動画でも、アダルトサイトへの誘導は避けるべきです。YouTubeは子どもたちも利用しているので、配慮が必要です。 拝見したところ、男性が 恥ずかしいと思うけど などと促していたりアダルト要素を感じてしまう人がいるかもしれないと思いました。 搾乳機の使い方を解説するYouTube動画が再生回数380万回のヒットを記録しています。 搾乳機の解説動画 *にモザイク無し 動画は「子育てガジェット通信」(登録者数6万人)というチャンネルによって投稿されたものです。「子育てに役立つガジェットを先輩ママ達の実際の使用方法を交えながら分かりやすくご紹介」するという触れ込みのこのチャンネルは、今年3月に開設。これまで2本のみ投稿されており、どちらも手動搾乳機の使い方を女性が解説するという内容です。 使い方を教えるのは「先輩ママ」こと香奈さんと香澄さん。ラッパのような搾乳機の吸
「ソーシャルメディアによるファクトチェックは検閲である」と主張するトランプ大統領への対応を巡って、Facebook社員とマーク・ザッカーバーグCEOとの間で対立が生じています。上級職を含む複数のFacebook社員が、SNS上でザッカーバーグCEOの決定を公然と批判しました。 Facebook Employees Revolt Over Zuckerberg's Hands-Off Approach To Trump : NPR https://www.npr.org/2020/06/01/867215427/facebook-employees-revolt-over-zuckerbergs-hands-off-approach-to-trump Facebook employees share anger and frustration after Mark Zuckerberg re
アマゾンやグーグル、ティックトック、メタといった大手テクノロジー企業が、自社の運営するプラットフォーム上で女性の健康に関するコンテンツを制限しつつある。画像はフェイスブックとインスタグラムのアプリ。2023年2月、ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニカ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic) [ロンドン 18日 トムソン・ロイター財団] - アマゾンやグーグル、ティックトック、メタといった大手テクノロジー企業が、自社の運営するプラットフォーム上で女性の健康に関するコンテンツを制限しつつある。これを指摘した慈善団体や事業者は、コンテンツの制限や削除は、多様性に関するポリシーや生殖に関する権利をますます後退させることを懸念している。 女性の健康を使命とするスタートアップから生殖関連医療に関する団体まで、多くの関係者が、ソーシャルメディアでの投稿が検閲されたり、有料のネット広告が拒
暴動や抗議デモに対し軍の力で抑圧することを示唆したトランプ大統領のSNS投稿に対し、Twitterは「暴力を賛美している」と警告した一方で、Facebookは何の警告を行わなかったとして、Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOの決断に対して非難が起こっています。ザッカーバーグCEOの姿勢は役員を始め多くのFacebook従業員から批判され、仮想ストライキが起こったほか、エンジニア2名が退職することになりました。これに対し、ザッカーバーグCEOは自身の決断が正しいものだったと弁明を行いました。 Mark Zuckerberg defends hands-off Trump policy to employees after walkout - The Verge https://www.theverge.com/2020/6/2/21278601/mark-zuckerberg-fa
ルーマニアからスゴイ映画がやってきた 日本には表現の自由があると思いますか? どこぞの「日本スゴイ」論者は日本の表現の自由を誇るかもしれませんが、残念ながら映画で言えば、日本では一定の自主規制があります。 とくにそれを思い出せてくれるような映画が2022年に公開されました。 それが本作『アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版』です。 この映画はルーマニアの作品で、2021年のベルリン国際映画祭のコンペティション部門で最高賞である金熊賞を獲得しました。私も普段はあまりルーマニア映画なんて見ないので(でも本作のプロデューサーの“アダ・ソロモン”はインタビューでルーマニア人もルーマニア映画は観ないと皮肉交じりに語っていましたが)、これはルーマニア映画に触れるときが来たなと身構えていました。 ところがここで問題点がひとつ。本作の邦題を目にすれば察せるのですが、「監督〈自己検
戦前戦時期には、内務省や警視庁によって、文化芸術に対する検閲が広く行われていました。しかし、その実態には、「無理解な当局による一方的な弾圧」という一般的なイメージとは異なる側面もあったと言います。検閲はどのように行われていたのか? 日本近現代史研究者・金子龍司氏による寄稿です。 戦前の日本人は今よりも映画を見ていた? 戦前戦時期を生きた人の娯楽といえば映画であり、舞台興行であり、ラジオであり、レコードであり、読書であった。これらマス・メディアを媒介とする大衆娯楽は、都市化・産業化の進展を背景に1920年代に出現した。 受け手はサラリーマンなど当時勃興した都市部の新中間層が核となっていたが、次第に地方やより低い階層へも人気を拡大していった。 たとえば映画館は、日中戦争開戦前年の1936年時点で全国に1600超あり、映画館入場者数は2億人を超え、国民1人あたり年間鑑賞回数は3回強だったという(
中国で、男性同士の恋愛を描いたボーイズ・ラブ(BL)作品が人気を集めている。どのように検閲を潜り抜けているのか。『BLと中国』(ひつじ書房)を書いた立命館大学政策科学部の周密助教に、ジャーナリストの高口康太さんが聞いた――。(後編/全2回) 中国BLは「ネットの掲示板」から生まれた 中国BLの起点は1990年代にさかのぼる。 CLAMPの『聖伝』『東京BABYLON』などのマンガが中国に入り、1999年には雑誌『耽美季節』が創刊された。この雑誌は日本のBL作品を翻訳、紹介する内容だったが、同じく1999年に中国のBL作品も誕生している。 ネット掲示板で発表された「世紀末,最後的流星雨」(世紀末、最後の流星雨)が初の作品と言われる。「スラムダンク」の流川楓と仙道彰を主人公とした二次創作作品だ。 『BLと中国 耽美(Danmei)をめぐる社会情勢と魅力』(ひつじ書房、2024年。以下、『BLと
本当に時々ではありますが、「検閲とは公権力が主体となって行うものであり、民間機関や個人が行うものは検閲ではない」とした言説を見かけることがあります。 これがどうにも気になります。 それは一種の責任逃れになっていないでしょうか。 検閲の定義 たしかに狭義の意味での「検閲」は「公権力が書籍・新聞・雑誌・映画・放送や信書などの表現内容を強制的に調べること」を意味しており、民間機関や個人が行うものは検閲とは認定されません。実際に最高裁判所は検閲を行政機関が行うものに限定すると判断しています。 ただ、それは日本語の定義云々で言葉遊びをしているような行為に過ぎないと思っています。 Human rights(人権)の一つであるFreedom of speech(言論の自由)やFreedom of expression(表現の自由)を阻害する可能性のあるCensorship(検閲)は政府のような公権力に限
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by Aleksandr Litreev ロシアの人々のために弁護士と素早くコンタクトを取るアプリや、インターネット検閲を回避するシステムを作成した1996年生まれのソフトウェアエンジニア、アレクサンドル・リトレフ氏について、技術系メディアのTechRadarが解説しました。 The Russian exile who found a way past Putin's internet firewall | TechRadar https://www.techradar.com/news/the-russian-exile-who-found-a-way-past-putins-internet-firewall リトレフ氏はロシアで2番目に大きい都市であるサンクトペテルブルクに生まれ、地元の大学でソフトウェアエンジニアリングを学んだとのこと。リトレフ氏が大学を卒業する間際の2017年12
SNSのポルノ検閲にうんざり…ウィーンの美術館、有料サイトに活路 2021年11月10日12時44分 【ウィーンAFP=時事】大手ソーシャルメディアはさまざまな画像を検閲し、わいせつと見なしたものを削除しているが、その中には旧石器時代の裸体のビーナス像など、数々の芸術作品も含まれている。こうした動きに芸術の都ウィーンの美術館・博物館は業を煮やし、際どいコンテンツで知られる有料サイトの利用にかじを切った。(写真はウィーンのアルベルティーナ美術館) ウィーン観光局は大胆なPR戦略として9月、有料ソーシャルメディア「オンリーファンズ」にアカウントを開設した。10月中旬の時点ですでに数百人のユーザーが登録している。 ノルベルト・ケトナー局長によると、「芸術における検閲およびアルゴリズムやソーシャルネットワークの役割について議論を立ち上げること」が主な狙いだという。 美術館や博物館は「展覧会を宣伝し
米最高裁判所は米国時間5月31日、テキサス州の州法「HB20」を一時的に差し止めた。同法は、TwitterやMeta Platformsなどの大手ソーシャルメディア企業が政治的見解を理由に、ユーザーのアカウントを停止することや、コンテンツをブロックすることを禁じている。 HB20は、Greg Abbott州知事(共和党所属)の知事室が、「ソーシャルメディアプラットフォーム上の不当な検閲」からテキサス州民を保護するとして提出したものだ。米国内に5000万人以上の月間利用者を抱える企業を対象に、停止されたアカウントの回復を求めて州民が企業を提訴できるようにするとしていた。 最高裁の判事らは、5月初めにHB20の発効を許可した控訴裁判所の決定を5対4で無効にした。控訴裁の判決は、連邦裁判事が2021年12月に出した仮差し止め命令を阻止するものだった。この判事は判決文の中で、ソーシャルメディア企業
香港の著名な映画俳優で、『男たちの挽歌』などで知られる周潤發(チョウ・ユンファ)氏(68)が10月初旬、韓国の釜山市で開催された第28回釜山国際映画祭の記者会見に出席。「香港の映画界は現在、全盛期から衰退しつつある。1997年の中国返還後、香港の映画産業には自由がなく、その創造性は中国の検閲によって翻弄されている」などと語り、中国の検閲によって香港の映画産業が斜陽化していると批判した。周氏が公の場で、中国の検閲に言及するのは初めて。香港各紙が報じた。 周氏は今回の映画祭で「アジア・フィルムメーカー・オブ・ザ・イヤー(アジア映画人賞)」を受賞するため釜山入りし、記者会見に出席した。周氏は「香港映画は1980年代から90年代にかけて脚光を浴びていたが、いまは韓国映画にスポットライトが当たっており、ハリウッドにも評価されている」と述べた。 そのうえで、「われわれの作品は政府部門の多くの審査に合格
戦車の列の前に立ちはだかる「戦車男(Tank Man)」は、1989年の天安門事件の象徴する写真になった。 AP Photo/Jeff Widener リンクトインは、ユーザーである作家のジョジー・オルソンに対し、プロフィールに「禁止されている内容」が含まれているため、中国ではブロックされる可能性があると伝えた。 彼はプロフィールに、中国が葬り去ろうとしている天安門事件について記載していた。 リンクトインは、中国のユーザーに「価値」を提供するためには、中国が課す検閲を実施しなければならないとInsiderに述べている。 ある中国の専門家は、リンクトイン(LinkedIn)のプロフィールに「禁止されている内容」が含まれているとして、編集するか、中国のユーザーから見えない設定にするよう言われたという。 中国に関する5冊の本を執筆している作家で写真家のジョジー・オルソン(Jojje Olsso
中国でネットのコンテンツ規制をユーザーのコメントにまで拡大する新たな規制案が検討されている。「すべてのコメントを公開前に審査せよ」との要請はどこまで現実的か。 by Zeyi Yang2022.06.21 3 6 中国政府が検閲機構の手直しに取り組んでいる。毎日数十億件が投稿されるネット上のコメントの規制を強化する方針だ。 6月17日、インターネット規制当局である中国サイバースペース管理局(CAC)は、ネット上のコメントに対するプラットフォームとコンテンツ制作者の管理責任に関する改訂案の最新版を発表した。改訂案の中で際立っているのが、「すべてのネット上のコメントは公開前に事前審査を受けなければならない」という一文だ。ネットユーザーや観測筋は、この動きが中国における表現の自由をさらに締め付けるのに利用されるのではないかと懸念している。 今回変更されるのは、「インターネット投稿コメント・サービ
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