正確には戦車ではありませんが、戦車よりもさらに小型で、履帯を装着した「豆戦車」と呼ばれた車両が、かつて流行しました。このような小型な車両が出来たのは当時の状況も関係しています。 安価でそこそこの性能であることが魅力! 正確には戦車の分類ではありませんが、戦車よりもさらに小型で、履帯(キャタピラ)を装着した「豆戦車」と呼ばれた車両が、1920年代後半から、第二次世界大戦の初期まで存在していました。いわゆる「戦間期」と呼ばれる第一次、第二次世界大戦の合間の時代、軍縮の気運のなかで開発された車種でした。 拡大画像 第二次大戦初期に活躍したポーランドのTKシリーズ(パブリックドメイン)。 豆戦車の元祖といわれているのが、イギリスでトラクター製造を行っていたカーデンロイドが製造した「カーデンロイドMk.VI」という機銃運搬車です。同社は、1920年代後半に履帯式の牽引車を元に超小型の戦車を開発しまし