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  • G7でLGBT法案が議論の俎上にあげられなかった訳(千田有紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    いわゆるLGBT法案が、なんと各党から国会に3案も提出されている。現状としては膠着状況であり、近日の解散総選挙でそのまま終わるかとも思っていた。しかし、首相の親族の「公的スペースでの撮影事件」が起こり、選挙の先行きも不透明である。個人的には、この法案は、一般に思われているよりずっと、選挙の行く末を左右する「裏テーマ」であると思っている。 なぜなら、前回のアメリカの大統領選における一つの大きな要因も、このLGBT、特にTであるトランスの対応をめぐる方針であった。朝日新聞に掲載された、アメリカの主婦のコメント――オバマの登場で政治に興味を持ったが、女子トイレに男性が入ってくるのをみて行き過ぎを感じ、今度はトランプに票を投じるといった内容だったと記憶しているが、「いかにも」という感じがした。 アメリカでは、トイレや更衣室のみならず、女子スポーツへのトランス選手の参加などをめぐって、国が2分される

      G7でLGBT法案が議論の俎上にあげられなかった訳(千田有紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    • 【2022年9月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

      今月は歴史専門書の数が多いです 2022年7月~9月の世界史関連新刊紹介です。 本記事はざっと流し読みをして気になる本をメモしていただくか、ブックマークして書店を訪れた際に見返すかして使っていただけるといいかと思います。今回も50冊あります。 今回は日本軍や太平洋戦争に関する書籍が多い印象です。 いつも多いんですが、今回は諸外国と絡めたアジア・太平洋地域の歴史として太平洋戦争を見るという視点があります。ウクライナ戦争や台湾海峡危機で改めて日本のすぐ近くに戦争があることが誰の目にも明らかになり、軍事費拡大や予防的な敵基地攻撃を容認するかという議論が盛んになり、改めてかつての戦争について問い直したいという思いが高まっているのかもしれません。 新書・文庫・選書 安価に楽しめる新書、文庫、選書。今期はかなりバリエーション豊かなです。個人的な注目は以下です。(すべて買いました) アメリカとは何か 自

        【2022年9月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
      • 吉野家の元常務の方法論について。(1)|橘川幸夫

        吉野家「生娘をシャブ漬け戦略」抗議した受講生が詳細語る。「教室で笑い起きた」 1.量の拡大の時代 私も長年マーケティングの仕事をしてきたので、自分なりに、何が問題だったのか、整理して考えてみたい。 戦後から始まる昭和の高度成長の時代は、企業にとって「量の拡大」が最大のテーマであった。売上を毎年拡大し、業界内シェアを拡大し、組織を大きくしていくことが企業の至上命題であった。たくさん生産して、たくさん販売することが目的であった。それは戦後が、モノがなかったところからスタートしたのだから、誰もが当然のこととして認識していたのだと思う。 たくさん売るにはどうしたらよいのか。最初はまず商品をたくさん作って単価コストを下げて「リーズナブルな商品」を販売することだった。生産システムが出来たら、次にそれを効果的に販売するプロモーション戦略が大事になり、広告戦略をはじめ、さまざまな販売促進のための技術が発達

          吉野家の元常務の方法論について。(1)|橘川幸夫
        • 2022年と、AI戦争の歴史

          youkoseki.com 2022年と、AI戦争の歴史 いま思えば2022年の終わりには、大半の人類はすでに140文字より長い文章を書く能力を失っていた。140文字より長い文章を読む力も失っていた。だから、かつて栄華を誇った多くのブログサービスが表舞台から去って行った。ネットメディアの存在意義もなくなってしまった。誰も長文を書けず、読めないとしたら、誰のためのブログやメディアなのか? ツイートを連投するくらいならなぜブログを書かないのだろう? とあるブログサービスの経営者は、サービス終了にあたってそう嘆いたが、思いの込もったその長文を誰も読もうとはしなかった。後世の歴史家はこの時代を「TLDR」と呼んだ。トゥー・ロング、ドント・リード(長すぎて読めません)。 そんな中、ある海外のブログサービスが共著機能をリリースした。共著とはうまいネーミングで、実際はブログのタイトルだけ決めれば、残りを

            2022年と、AI戦争の歴史
          • トランプ氏がついた「致命的に危険な嘘」 共和・民主両党失墜のリスクも 対話集会(飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

            バイデン氏と同時刻に行われたトランプ氏の対話集会は、NBCテレビが中継した。(写真:ロイター/アフロ) 10月15日、トランプ氏の対話集会がフロリダ州マイアミで行われた。 対話集会を見ようと、全米ネットワーク局のNBCテレビにチャンネルを合わせたが、なぜか、筆者が住むロサンゼルスのローカル・ニュースが放送されていたので、ケーブルチャンネルのMSNBCにチャンネルを変えてみると、そこで対話集会が中継されていた。 一方、バイデン氏の対話集会は全米ネットワークのABCテレビで中継されていた。 同時刻に、トランプ氏とバイデン氏の両候補が異なる全米ネットワーク局に登場した場合、トランプ氏が出る局の方が全米的には視聴率が上がることが懸念されていたことから、反トランプの民主党支持者が圧倒的に多いロサンゼルスでは、対話集会は視聴者がサブスクライバーに限定されるケーブル局でしか流されなかったのだろうか? そ

              トランプ氏がついた「致命的に危険な嘘」 共和・民主両党失墜のリスクも 対話集会(飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
            • テレビとネットとYouTube:舞台芸人からテレビ芸人、YouTuber芸人へ 〜素人から大御所へと実力を身につけたかつての若者たちと新しい今の若者、更新されていく芸道の基準と旧世界の実力者の壁 - 日々是〆〆吟味

              テレビとネットとYouTube 〜素人の築いた圧倒的な実力のTV世界=芸の本道と、新たな素人の場たるYouTuber。もしくは古い素人の時代と、新しい素人の時代 大御所となった、素人と呼ばれたかつての若者たち 【吉本隆明『情況としての画像』】 虚名ではなく、確固たる実力を身につけたかつての素人たち 芸道の新たな基準となった、かつての素人たちの築いたTV世界 【筑紫哲也『若者たちの神々』】 学校(NSC)とお笑い帝国 【常松 裕明『よしもと血風録』】 新しく作られていった、TVでの芸の本道 確固たるものとして成立された、新しい芸道世界 師弟関係からTVへと移動した芸の本道 圧倒的な層の厚さによって維持されているTVの芸道世界 実力の壁の前に立ち尽くす、新しい素人たち 新しい素人の時代 〜YouTuberの活躍 【吉本隆明『ハイ・イメージ論』】 前回のお話 https://www.waka-r

                テレビとネットとYouTube:舞台芸人からテレビ芸人、YouTuber芸人へ 〜素人から大御所へと実力を身につけたかつての若者たちと新しい今の若者、更新されていく芸道の基準と旧世界の実力者の壁 - 日々是〆〆吟味
              • コーヒーはいかにしてオスマン帝国を崩壊に導いたのか?

                by Couleur コーヒー豆を水から煮立てて上澄みを飲むトルコ・コーヒーは、トルコ語で「kahve(カフウェ)」と呼ばれ、今日の「コーヒー」の直接的な語源となりました。そんなコーヒーが、強大なオスマン帝国の崩壊の一因になったと指摘されています。 How Turkish coffee destroyed an empire | 1843 https://www.1843magazine.com/food-drink/world-in-a-dish/how-turkish-coffee-destroyed-an-empire コーヒーがオスマン帝国に入って来たのは16世紀前半ごろ、スレイマン1世の治世です。イエメン総督としてオスマン帝国から派遣されたオズデミル・パシャは、現地で「qahwah」と呼ばれる元気が出る飲み物に出会い、それをスレイマン1世に献上しました。この時のコーヒーの淹れ方は

                  コーヒーはいかにしてオスマン帝国を崩壊に導いたのか?
                • ベルギーの死亡率が世界一高いといわれる理由、ポルトガルが低い理由......

                  <世界一死亡率が高いとされるベルギー、また欧州の中で死亡率がかなり低いポルトガル、その理由は何なのか......> 新型コロナウィルスに関して、ポルトガルの人口100万人あたりの死亡率は約89で(27日現在)、ヨーロッパの中ではかなり低い。国境を接するのは、欧州で最悪の被害を受けているスペインだ。距離的にも文化的にも近しい両国で何が明暗を分ける原因となったのだろうか。 一方、18日に米ホワイトハウスより「死亡率が世界一高い国」と名指しされたベルギーは、介護施設での原因不明の死亡なども件数に含めるなど他国とは異なるアプローチをとっているため、このような比較は公平ではないと抗議している。 早期アクションには与野党間合意が必須 ポルトガルの人口はスペインの約4分の1だ。スペインの感染者数は世界で2番目、ヨーロッパで最多の22万6千人以上(27日現在)だが、ポルトガルは2万3千人ほどでその10%、

                    ベルギーの死亡率が世界一高いといわれる理由、ポルトガルが低い理由......
                  • ヤバいやつのヤバい発言はどこまで「表現の自由」のうちか? 言論空間と自由な発言とヤバいやつを巡るヤバい山本一郎の老婆心 | JBpress (ジェイビープレス)

                    (山本一郎:投資家、作家) 世の中には、思った以上にヤバいやつがいっぱいいる。ヤバいやつである私が言うんだから間違いない。 いきなり結論を書いてしまったので、以下駄文。 何が起きているのかというと、一言で言えば、世界的な大規模「2ちゃんねる」との呼び声も高いTwitterが提供している「Space」という、ユーザーなら誰でも音声生配信が可能というサービスの話です。このプラットフォームを使って、レイシストやイスラム主義組織タリバンの皆さんが、大勢のネット民に向けて熱弁をふるっています。 【関連記事】 ◎Racists and Taliban supporters have flocked to Twitter’s new audio service after executives ignored warnings(https://www.washingtonpost.com/technol

                      ヤバいやつのヤバい発言はどこまで「表現の自由」のうちか? 言論空間と自由な発言とヤバいやつを巡るヤバい山本一郎の老婆心 | JBpress (ジェイビープレス)
                    • 阿古智子氏による『草の根の中国』書評についての覚書

                      この春、小著『草の根の中国:村落ガバナンスと資源循環』(東京大学出版会、2019年)に対する阿古智子氏の書評がオンライン・ジャーナル『地域研究JCAS Review』(第21巻第1号)に掲載された。 https://www.jcas-review.net/_files/ugd/8c0ee7_fa9bc4cedfad4584b4c43cf74645dd67.pdf 阿古氏(以下、敬称略)とは旧知の仲でもあり、個人的にメールを出して御礼と若干のフィード・バックを行い、それに対するお返事もいただいた。フィード・バックでは小著に関して批判を受けたポイントにつき、8つほどに絞って著者の見解を述べた。せっかく書いたし、私的なメールとして葬り去るのも勿体無い気がするので、ここで文面を修正し、「覚書」としてブログに公開しておきたいと考えた。 (1)メディアによる中国論に向き合う姿勢について 小著の序論で筆

                      • コロナで変わる世界:中国社会のゆがみ 経済成長が止まったら…根気よく付き合わざるを得ない隣人 阿古智子・東大教授 | 毎日新聞

                        新型コロナウイルスをいち早く「封じ込めた」中国だが、情報統制の強化などによって、社会にゆがみが生じている。中国の現状と、中国への向き合い方について、東京大学の阿古智子教授に聞いた。【聞き手・岡崎英遠】 ――中国の新型コロナ対策をどう評価しますか。 ◆中国の強みは、(携帯電話の位置情報などの)ビッグデータを国が管理していることだ。それに加え、人々の行動を細かく把握する監視技術を持っている。学校や居住区などコミュニティー単位での管理も強化し、コロナという感染症を何とか制御することに成功した。国全体で対応しなければいけない非常事態では、中国の体制は大きな力を発揮する。だがデジタルの監視技術は、機械的に人間をコントロールするものだ。人々の感情や意見などは抑え込まれて、ますます無機質な社会へと進んでいく。今の中国からはそのような未来を想像してしまう。 ――中国で、情報統制は強まっているのでしょうか。

                          コロナで変わる世界:中国社会のゆがみ 経済成長が止まったら…根気よく付き合わざるを得ない隣人 阿古智子・東大教授 | 毎日新聞
                        • RIETI - 行動経済学の光と影 期待過剰は信頼失墜もたらす

                          2002年にノーベル経済学賞を共同受賞した心理学者で米プリンストン大学名誉教授だったダニエル・カーネマン氏が3月27日、90歳で亡くなった。行動経済学を切り開いたことで世界的に著名な研究者だった。 米ジャーナリストのマイケル・ルイス氏は、カーネマン氏を世界的な「人間の間違いについての権威」と表現する(1)。米国で行動経済学のコンサルティングに携わる研究者、相良奈美香氏がたたえるように、その研究は人の意思決定に対する社会の理解を根本から大きく変えた(2)。 ルイス氏によると、ユダヤ人であるカーネマン氏は、第2次世界大戦時の壮絶なホロコーストを命からがら生き延び、幼い頃から誰も信じてはいけないと教えられていた。自分の記憶さえ信じなかった。「14歳という年齢にして、ダニエルは少年というよりも、少年の体に閉じ込められた知識人だった」。ルイス氏は、カーネマン氏の友人のこんなコメントを紹介している。

                          • アメリカ民主的社会主義者(DSA)の討論サイトに掲載された「陣営主義」批判記事和訳|松尾 匡

                            著者がDSAの人かどうかは知りませんが(アメリカの人ではある)、"Social Europe" に出た陣営主義についての記事について、濱口圭一郎先生が紹介しておられます。 以下でご紹介したいのは、著者の素性は全く知らないのですが、アメリカ民主的社会主義者(DSA)の討論サイト "Socialist Forum" に掲載されていた次の記事で、今の所私が見つけた中では最も詳しい陣営主義批判の文章です。 これは、おととし書かれたもので、当然ながらまだウクライナ戦争は起こっていない頃の文章ですが、今日読むと大変示唆的です。 日本の運動にとっても有益な文献になると思いますので下記に拙訳しました。英語に不自由な私の訳ですので、間違いがあったらご指摘ください。 訳のご紹介の前に若干私からコメントしておきたいと思います。 著者たちは、ソ連があるころからの陣営主義の歴史をたどって批判しています。たしかに、い

                              アメリカ民主的社会主義者(DSA)の討論サイトに掲載された「陣営主義」批判記事和訳|松尾 匡
                            • 「21世紀版『歴史とは何か』(E・H・カー)」なる本が出版されていたので読んでみた|本ノ猪

                              「"歴史学"の入門書でお薦めの本はありますか?」 後輩さんからこのような質問を投げかけられるたびに、私は「少し分かりにくい所もあるだろうけど……」と注意書きを付せて、E・H・カーの『歴史とは何か』(清水幾太郎訳、岩波新書、1962年)を薦めてきた。 なぜこの本を薦めるのかといえば、理由は単純で、私が幾人もの教授、講師、先輩方に「読むべし!」と薦められてきたからである。内容的な面を考えれば、「歴史」(及び歴史学)の入門書としては、事前に抑えておかなければならない基礎知識が多すぎるため、まだ大学で学び始めたばかりの後輩さんには積極的に薦めることができないでいた。 「『歴史とは何か』の代わりとなる歴史学の入門書はないかなー」 私は本屋に足を運ぶたびに、上記の悩みを頭の片隅に留めながら、棚に並ぶ本を眺めていた。 すると先日、ある本の帯に面白い一文を見出し、「おお!」と思わず手に取った。 その一文と

                                「21世紀版『歴史とは何か』(E・H・カー)」なる本が出版されていたので読んでみた|本ノ猪
                              • フランス誌が異例のインタビュー「日本社会はコロナでどう変わるのか」 | 水林章「パンデミックで変わるとは思いません…福島を見てください」

                                新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行という特異な状況を前に、哲学者や歴史学者、経済学者などさまざまな知識人が考察を発信している。 そんななか、フランスの週刊誌「ロプス」は上智大学名誉教授であり、フランス語で表現をする作家でもある水林章氏(68)のインタビューを掲載した。 日本の知識人が仏メディアのインタビューで取りあげられることはきわめてまれだ。全訳でお届けする。 ──コロナ流行のなか、あなたはどのように暮らしていますか。 フランスで1ヵ月過ごした後、私は東京の自宅に戻っています。多くの文学イベントに参加するために、4月13日までフランスに残るはずでしたが、コロナウイルスの影響ですべて中止になりました。 開催された唯一の文学イベントは、3月6日〜8日に南仏エクス=アン=プロヴァンスで開催された「南フランス作家フェスティヴァル」でした。快晴に恵まれ、今となってはまるで夢の

                                  フランス誌が異例のインタビュー「日本社会はコロナでどう変わるのか」 | 水林章「パンデミックで変わるとは思いません…福島を見てください」
                                • 朝鮮人追悼式の許可求める声明 知識人117人、3万人署名も | 共同通信

                                  黒枠のラベルは、コンテンツホルダー自身が付与したものです。グレー枠のラベルは本文解析で自動付与されたものです。 関東大震災の混乱の中で虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼式を主催している団体に、会場となる都立横網町公園の使用許可を、東京都が例年通り出さないのはおかしいとして11日、知識人117人が連名で声明を出した。別の個人も、使用許可を出すべきだとしてインターネットで集めた3万人の署名を都に提出した。 日朝協会東京都連合会などの実行委員会は、震災が起きた9月1日に毎年追悼式を実施している。実行委によると、都は今年初めて、許可を出すに当たり「公園管理上支障となる行為は行わない」などとする誓約書を書くよう要求。提出が行われていないとして、使用許可申請を受け付けていない。

                                    朝鮮人追悼式の許可求める声明 知識人117人、3万人署名も | 共同通信
                                  • 田中真紀子氏、松野博一官房長官に「答弁控えるなら議員になるの控えて」

                                    田中角栄元首相の長女、真紀子元外相(79)が8日、国会内で政治改革を巡る会合で講演し、自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー券収入を巡る裏金疑惑を巡り、説明を避ける松野博一官房長官らを念頭に「答弁は差し控えるくらいなら議員になるのを差し控えた方がいい」と語り、久々の〝真紀子節〟を炸裂させた。 真紀子氏は世襲政治批判を展開した上で、「政治家は活力充実、夢を実現したい人になってほしい」と訴えた。会合には夫の田中直紀元防衛相や弁護士の郷原信郎氏らが同席した。真紀子氏の発言要旨は以下の通り。 ◇ 11年ぶりに永田町の土を踏んだが、空気はよどんでいるし、きな臭いし、暗い感じがする。(平成5年衆院選で旧新潟3区から)初当選した時は古い議員会館だったが、(会場の参院議員会館は)こんな立派な議員会館になった。でも、住人は小粒。議員にふさわしくないほどの立派な議員会館という印象を持った。 第2次安倍晋三

                                      田中真紀子氏、松野博一官房長官に「答弁控えるなら議員になるの控えて」
                                    • 「日本人感」とは何だったのか 水原希子さんへの中傷が映し出すアイデンティティの暴力性(ケイン樹里安) - 個人 - Yahoo!ニュース

                                      「私がいつ日本人感出しましたか? 日本国籍じゃなかったら何か問題ありますか?29年間、日本で育って、日本で教育を受けてきました。何が問題なのか全く分かりません」 6月16日、モデルで女優の水原希子さんはTwitterで、ある匿名ユーザーに対して上記のようなコメントを投稿した。「日本人感」という見慣れない言い回しは、一時Twitterのトレンドにまでランクインした。元となる匿名ツイートでは、水原さんに対して「日本人感を出すのはやめてほしい」などと書き込まれた。現在は削除され、投稿主はプロフィール欄で「ご本人様とファンの皆様にご不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした」としている。 「日本人感」――この言葉遣いには、「日本人」といった「集合的アイデンティティ」をめぐる諸問題が折り重なって立ち現れている。なぜそうした言葉遣いや投稿がなされたのか。本稿では先のツイートをめぐる一連の流れを整理

                                        「日本人感」とは何だったのか 水原希子さんへの中傷が映し出すアイデンティティの暴力性(ケイン樹里安) - 個人 - Yahoo!ニュース
                                      • 「山口組と香港マフィアの意外な共通点」現代中国を読み解く"東洋史"の視点 中国がらみの陰謀論がよく出るワケ

                                        日本にないものを日本語で表現すると「ひとり歩き」する 【安田】日本の地盤沈下やコロナ禍による社会不安もあってか、近年ではフェイクニュースや「トンデモ歴史学」が従来に増して盛んです。なかでも「新型コロナは人民解放軍の生物兵器」といった、中国がらみのデマは特に多い。そこで「東洋史学はいかにトンデモに立ち向かえるか?」というのを今日の隠れたテーマにしたいのですが……。 【岡本】それは大きい話だなあ(笑)。わが「東洋史学」のありかたは追い追い語り合うとして、まずは「トンデモ」説の一つとして、中国がらみの陰謀論について話しましょうか。安田さんの著書『現代中国の秘密結社』(中公新書ラクレ)の副題「マフィア、政党、カルト」も、ぱっと聞くといかにも陰謀論的な臭いの単語が並んでいます。日本語で説明するとこういう言葉を使わざるを得ないわけですが……。 【安田】そうなのです。実際のところ、中国の民間組織である「

                                          「山口組と香港マフィアの意外な共通点」現代中国を読み解く"東洋史"の視点 中国がらみの陰謀論がよく出るワケ
                                        • ユヴァル・ノア・ハラリ「民主主義には自己修正できる素晴らしい仕組みがある」 | なぜ現代で独裁制がこれほど幅をきかせているのか?

                                          『サピエンス全史』や『ホモ・デウス』などの著作累計が3500万部を突破し、世界的に人気のある知識人となった歴史学者・哲学者のユヴァル・ノア・ハラリ。世界が大きく分断され、民主制を機能させるのが難しく感じられるいま、私たち個人が国や世界のためにできることとは何なのか? 仏誌「ル・ポワン」がインタビューした。 「被害者として物事を語る人があまりにも多い」 ──「いかなるときも決して絶望しないことを選ぶ」という標語には賛成ですか。 いかなるときも人類の愚かさを見くびってはならない、というのが私の考えです。人間の愚かさこそ、人類史を動かしてきた大きな力の一つですからね。 しかし、絶望してしまい、叡智や共感を求めるのをあきらめるのもよくありません。気候変動といった大問題に対処するとき、そういった叡智や共感がとりわけ必要になります。絶望に浸るのは危険かつ無責任です。なぜなら人は、絶望すると何も試さなく

                                            ユヴァル・ノア・ハラリ「民主主義には自己修正できる素晴らしい仕組みがある」 | なぜ現代で独裁制がこれほど幅をきかせているのか?
                                          • nix in desertis:2020受験世界史悪問・難問・奇問集(おまけ)

                                            以下はおまけ。良問と思った問題か,紹介・コメントしたくなった問題,コメントしておいた方がいい問題を並べておいた。書くのが遅れた分,ちょっと長めに。 〔おまけ1〕慶大・経済学部 <問題>1 問3 下線部Cに関連して,ポルトガル商人が日本と明との貿易を中継するようになった背景について,取引された主な商品と,明の貿易政策に振れながら,〔解答欄B〕の所定の欄の範囲内で説明しなさい。(編註:90〜100字程度) <コメント> この問題は日本史との共通問題で,確かにそれが可能なテーマである。しかし,どちらの科目であってもいつの間にかポルトガルが出現していて南蛮貿易をやっていることになっているので,説明を要求されると盲点である上に,それだけなら単なる難問だが,ちゃんと説明をつけようとするとその材料自体は基本事項として学習していることに気づくという,非常に良いところを突いていると思う。これは私自身も解いて

                                            • 米国の「核の傘」、韓国から信頼を失いつつある理由

                                              ソウル(CNN) あちらが持っているのだから、こちらにも必要だ。 それが自国の核兵器開発を望む韓国人の根本的な言い分だ。自分たちの身は自分たちで守る。好戦的な北の隣国はすでに事実上の核保有国となり、国の指導者の金正恩(キムジョンウン)総書記が核兵器備蓄の「飛躍的な増加」を宣言している。 これに対する反論は想定される結果をふまえたもので、長らく韓国が核に向かうのを阻止してきた。核を開発すれば米韓関係にひびが入るだけでなく、制裁を招いて韓国の原子力発電の利用を止めざるを得ない可能性もある。言うまでもなく、この地域で軍拡競争が引き起こされることはほぼ避けられないだろう。 だが、韓国世論が付いている側は変わってきているようだ。 10年前、韓国の核兵器保有を求める声は非主流派で、メディアでもまともに取り上げられることはほとんどなかった。だが今日では議論の中心になっている。 最近の世論調査によると、韓

                                                米国の「核の傘」、韓国から信頼を失いつつある理由
                                              • 新米小坊主の小話 お大師さまがめっちゃ怒る!? - 作業療法士20年、義足で30年の私が語る、人生を幸せにする方法。

                                                前回のブログでは、数々の超人伝説で語られたり、様々な奇跡を起こしたとされるお大師さまにあって、どこか不器用で人間味があったのではないかといったことをお伝えしました。 ↓ ↓ ↓ そこには、お大師さまが仏教における先輩でもある伝教大師最澄(でんきょうだいしさいちょう)や時の天皇である淳和天皇(じゅんなてんのう)に対して、見方によっては とても失礼 (;・д・Aソリャシツレイ… とも捉えられるような対応をされていることが書いています。 そんなお大師さまですが 家族や親族に対しても結構言いたいことを言っている ことも記録に残っています。 お大師さまの父親・母親に関しては、以前ブログでも紹介した『女人高野(にょにんこうや)』以外での関わりについての記録はほとんどありません。 ↓ ↓ ↓ 数少ない資料の中では、産まれた時から神仏の御加護をご両親が感じていたことや、お大師さまが幼い頃には、才能が極めて

                                                  新米小坊主の小話 お大師さまがめっちゃ怒る!? - 作業療法士20年、義足で30年の私が語る、人生を幸せにする方法。
                                                • 第25回:ITベンダーからの転職が増えたひとり情シスの姿

                                                  印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 火傷したミーティング ひとり情シスに対するステレオタイプとして、「ITに関する知識が低い」「社内での発言力が低い」「ブラックな職場や経営者に関心を持たれない」といった悲惨な状況をイメージする人も多いかもしれません。しかし、そのような認識をしているITベンダーの営業担当者が実際にひとり情シスとミーティングをすると、痛い目に遭うことがあります。実は、筆者もそのような経験をしたことがあります。 ある製造業の中堅企業の社長を表敬訪問したときのことです。ひとり情シスの方も同席していました。50歳前後で物腰柔らかい控え目な印象の方で、「総務部門出身の方かな?」「ITを担当させられて大変だな」と最初は感じていました。しかし、この方は話が理路整然として

                                                    第25回:ITベンダーからの転職が増えたひとり情シスの姿
                                                  • 「日本の最低な態度にゾッとしたわ」 人種差別発言「#中国人は日本に来るな」米紙報道 【新型肺炎】 (飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                    新型肺炎の感染者数や死者数が激増し、ヒトヒト感染も増える中、世界各地で中国人に対するヘイトが高まっている。 日本も例外ではないようだ。米紙ニューヨーク・タイムズが、日本では、#中国人は日本に来るな(#ChineseDontComeToJapan)というハッシュタグがツイッターのトレンディングになったと伝えている。 新型コロナウイルスに対して恐怖を感じているのはわかる。日本の安全を守りたい思いから吐いた暴言もあるだろう。しかし、「#中国人は日本に来るな」という言葉はヘイトスピーチ以外の何ものでもない。あからさまな人種差別発言だ。「桜を見る会」の公文書廃棄問題や障害者言及問題に続いて、世界にまた日本の恥が晒されてしまった。 顔に唾を吐きかける このハッシュタグに対する批判のツイートもあがっている。 「"#中国人は日本に来るな"は中国人に対する不必要な人種差別であり、ヘイトよ。日本の最低な態度に

                                                      「日本の最低な態度にゾッとしたわ」 人種差別発言「#中国人は日本に来るな」米紙報道 【新型肺炎】 (飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                    • [CEDEC+KYUSHU]TRIGGERの演出家が語る「実は業界人もよく分かっていないアニメーション演出の仕事」

                                                      [CEDEC+KYUSHU]TRIGGERの演出家が語る「実は業界人もよく分かっていないアニメーション演出の仕事」 ライター:箭本進一 (C)2022 CD PROJEKT S.A. アニメの制作にはさまざまな専門スタッフが関わっている。シナリオを書く「脚本家」,複数の原画を合わせて動きを作り出す「アニメーター」,シーンに合ったBGMや効果音を加える「音響」,これら全体をまとめる「監督」など,いずれも名前だけで仕事の内容が分かるだろう。 では「演出」はどうだろうか。物語の展開をデザインするのは「脚本家」の仕事だし,音作りをするのは「音響」の仕事だ。実際,演出が何をしているのかを明確に語れる人は,アニメ業界人にも多くはないらしい。 CEDEC+KYUSHU 2023では,そんな演出の仕事に焦点を当てた講演「実は業界人もよく分かっていないアニメーション演出の仕事」が行われた。登壇したのは,アニ

                                                        [CEDEC+KYUSHU]TRIGGERの演出家が語る「実は業界人もよく分かっていないアニメーション演出の仕事」
                                                      • SEALDsを潰したのは 名前を呼んではいけないあの人

                                                        馬の眼🐴 @ishtarist 僕の認識では、つい数年前までは、ここまで野党支持者とフェミニストが一体化していなかった気がするんだよな。 SEALDsは徹底して個人に定位した社会運動だった訳だけど、フェミニストによる集団バッシングを受けたこと、そこできちんと対決姿勢を見せなかったことが、分水嶺になってるように感じる。 2020-02-15 09:08:19 馬の眼🐴 @ishtarist 知らない人のために経緯を箇条書きにすると。 ・「SEALDsが若い綺麗な女の子を前面に立たせて客寄せしてる」とツイフェミたちが事実無根の集団バッシングを展開。 ・PAPSJPがSEALDsに潜入し、「男女差別の実態はなかった」と報告したところフェミ界隈からハブられる。 (続 2020-02-15 09:14:34 馬の眼🐴 @ishtarist ・SEALDsの女子学生が、「帰省時に自分のお母さんが

                                                          SEALDsを潰したのは 名前を呼んではいけないあの人
                                                        • 日本学術会議のこと(3)

                                                          このタイトルで書くのはこれで最後にしたいと思います。前記事の最後に書いたように、日本学術会議の会員任命拒否に関しては、その理由の開示についてはしつこく求めていくべきだけれども、それは現在この国が直面している最重要問題ではないからです。けれども過去2つの記事が数日間で10万回近く読まれ、様々な反応が来ているので、それについてまとめてお答えしておきたいと思います。 全体としては賛同を示していただいた方が圧倒的に多いのですが、もちろんネガティブな意見もありました。それも大切だと思っています。ネガティブな意見の大半は、今まさに権力によって学問の自由が侵害されようとしているのに、あなたは何を呑気なこと言ってるんだ! というようなお叱りです。これをきっかけに今こそ政権に打撃を与えるチャンスなのに、学術会議の人文系会員であるいわば当事者が、なんで水をさすようなことを言うのか? と。 それは言論の自由があ

                                                          • 「イランは爆撃する米国の52の文化遺産を挙げるべき」発言の教授がクビに 「表現の自由」論争(飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                            あわや第3次世界大戦かという危機感を世界に与えたアメリカとイランの対立。その元凶となったのは、トランプ氏がした「イランが報復したら、文化遺産を含む52の施設を攻撃する」という警告だった。 そして、トランプ氏のこの警告はアメリカで、新たなる波紋を生み出している。 トランプ氏の警告を批判するかのように、マサチューセッツ州にあるバブソン大学の非常勤教授アシーン・ファンジー氏がFacebookにこんな投稿をしたのだ。 「報復として、ハメネイ師(イランの最高指導者)は爆撃する米国の52の文化遺産を挙げるべきだ。うーん、モール・オブ・アメリカ?、カーダシアン家の住まい?」 ちなみに、モール・オブ・アメリカはミネソタ州にある全米最大のショッピングモールで、カーダシアン家はアメリカの人気番組「カーダシアン家のお騒がせライフ」で著名になったセレブ一家だ。 ファンジー氏がFacebookにした問題の投稿。出典

                                                              「イランは爆撃する米国の52の文化遺産を挙げるべき」発言の教授がクビに 「表現の自由」論争(飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                            • 中国の反米ブロガー、米大使館の独立記念パーティー出席で嘲笑の的に

                                                              米独立記念日の祝典に出席した司馬南氏=4日、中国北京の米国大使館/Embassy of the United States in Beijing (CNN) 扇動的な米国批判を展開している中国の著名ブロガーが、北京の米大使館で開かれた米独立記念日の祝賀パーティーに出席し、ネットで嘲笑の的になっている。 司馬南氏(67)は中国の愛国主義が先鋭化する中で影響力を強めたブロガーで、SNSを通じて4000万人以上がフォロー。米政府に対する激しい攻撃から「反米の闘士」とも呼ばれる。 同氏はこれまで、米国と北大西洋条約機構(NATO)がロシアを挑発してウクライナの戦争を引き起こしたと主張し、米国による台湾支援を非難、銃暴力や新型コロナウイルスを制御できなかったとして米政府を揶揄(やゆ)していた。 さらに、中国の知識人や起業家、学者などにも矛先を向け、中国に対する「裏切り」や西側との「共謀」を非難してい

                                                                中国の反米ブロガー、米大使館の独立記念パーティー出席で嘲笑の的に
                                                              • 「親ガチャ」論争で気になる上から目線、真に語るべき貧困再生産の深刻

                                                                1995年生まれ。地方の貧困家庭で育つ。"無い物にされる痛みに想像力を"をモットーに弱者の声を可視化するライターとして活動中。 Twitterアカウントは@kusuboku35 note:https://note.com/kusuburuboku News&Analysis 刻々と動く、国内外の経済動向・業界情報・政治や時事など、注目のテーマを徹底取材し、独自に分析。内外のネットワークを駆使し、「今」を伝えるニュース&解説コーナー。 バックナンバー一覧 最近ではテレビでも取り上げられるようになったネット発の言葉「親ガチャ」。どんな親の元に生まれるかによって当然ではあるが子どもの人生は変わる。それをゲームの「コンプガチャ」(ゲーム内で使用するアイテムをくじ引きのような仕組みで当てること)に唱えた言葉だが、ワイドショーのコメンテーターらが「親になってから親のありがたみがわかった」などと、ありき

                                                                  「親ガチャ」論争で気になる上から目線、真に語るべき貧困再生産の深刻
                                                                • 2021年出版関連の動向予想 | HON.jp News Blog

                                                                  《この記事は約 23 分で読めます(1分で600字計算)》 新年あけましておめでとうございます。 2021年も HON.jp News Blog をどうぞよろしくお願いいたします。 毎年恒例、編集長 鷹野凌による出版関連の動向予想です。 2020年の予想と検証 2020年正月の予想は、以下の5つでした。自己採点の結果を右端に付けておきます。 出版社系ウェブメディアの逆襲 → ○ 書き手争奪競争の激化 → ○ マンガの輸出入がより活発に → ○ 児童生徒向けの電書供給が本格化 → △ 音声コンテンツ市場の拡大 → ○ コロナ禍という想定外の事態が起こったわりに、おおむね予想通りでした。いつも先読みし過ぎているので、むしろコロナ禍を受け世の中の変化が加速したことにより、正答率が上がったのかもしれません。唯一「△」を付けた「児童生徒向けの電書供給」は、2020年の時点で「本格化」まではちょっと言

                                                                    2021年出版関連の動向予想 | HON.jp News Blog
                                                                  • エッセイと小説における観点/視点の違いと論述における世界の理解の違い 〜エッセイは私が主人公の小説だ(ちょっとちゃうやろ…)(付:モンテーニュ『エセー』/パスカル『パンセ』) - 日々是〆〆吟味

                                                                    エッセイと小説や論述 小説と論述 〜世界への理解の仕方の違い エッセイの違いは? エッセイは書き手の視点で綴られる 参考となる本 【モンターニュ『エセー』】 【パスカル『パンセ』】 エッセイと小説や論述 ついでに小説とエッセイの違いについても少し考えてみましょうか。 小説と論述 〜世界への理解の仕方の違い 小説と論述の違いは、世界に対する理解の仕方の違いだ、ととりあえず考えてみました。草原を前にしてその光景を描写するのが小説ならば、その植物相や風土を記述・分析するのが論述だ、ということになるでしょうか。世界を普通に見えるままに捉えるか、本質的に捉えようとするかの違いと考えたわけですね。 エッセイの違いは? ではエッセイではどうでしょうか。 エッセイでは周りの世界に対しては小説とあまり変わらない気がしますね。書き手に受け取れる形で捉えていくことになりそうです。しかし論述のように本質的に捉えて

                                                                      エッセイと小説における観点/視点の違いと論述における世界の理解の違い 〜エッセイは私が主人公の小説だ(ちょっとちゃうやろ…)(付:モンテーニュ『エセー』/パスカル『パンセ』) - 日々是〆〆吟味
                                                                    • Confessions of an Ex Philosopher - リーファトロジーの哲学 / Philosophy of Lifatology

                                                                      Confessions of an Ex Philosopher 元哲学者の告白 To begin with, I have yet to ask the author for the translation permission as the article was written anonymously. If any request arises to retract this translation by the author or anyone concerned, I hereby promise that I will do so as immediately as possible. 初めに、私はこの記事の著者に翻訳許可を得ていません。記事が匿名で書かれていたためです。もしも、著者及びその関係者からこの翻訳を取り下げるよう要請があれば、可能な限りすぐにそうすると、ここに私は

                                                                        Confessions of an Ex Philosopher - リーファトロジーの哲学 / Philosophy of Lifatology
                                                                      • 中近世ヨーロッパ史のフロンティア - 株式会社昭和堂

                                                                        ■第I部 地域のネットワークとコミュニケーション 第1章 中世後期ドイツの政治的コミュニケーションと秩序(服部良久) 第2章 スティーヴン王期のチェスター伯と北部ウェールズ(中村敦子) 第3章 中世盛期スコットランドにおける教皇特任裁判官による紛争解決(西岡健司) 第4章 一三世紀半ば北イタリアにおける河川交通と紛争(高田京比子) 第5章 現下の悪だくみ、それはハプスブルクか(田中俊之) 第6章 ネットワーク上の学識者たち(中田恵理子) 第7章 近世ドイツ帝国最高法院における法曹のネットワーク形成(渋谷聡) ■第Ⅱ部 統治のダイナミクスと政治文化 第8章 異端者の情報にアクセスする(図師宣忠) 第9章 救霊から共通善へ(轟木広太郎) 第10章 聖人に囲まれた国王(藤井真生) 第11章 「暴君」リナルド・ダ・モンテヴェルデとフェルモの反乱(佐藤公美) 第12章 都市反乱と暴力の諸形態(青谷秀

                                                                          中近世ヨーロッパ史のフロンティア - 株式会社昭和堂
                                                                        • 一滴の雨だれで5ボルト以上を発電、名古屋大学と九州大学が技術開発

                                                                          名古屋大学のアジ・アドハ・スクマ研究員と大野雄高教授、九州大学の吾郷浩樹教授の研究グループは、一滴の水滴から5ボルト以上の発電をする技術を開発した。流体存在下での自己給電型IoTデバイスへの応用が期待される。 研究グループは今回、一滴の水滴から5ボルト以上の発電をする技術を開発。この発電装置は、プラスチックフィルム上に成膜された原子レベルで薄い二硫化モリブデンから構成されており、その表面を水滴が滑り落ちるときに発電する。 従来、原子層材料の一種であるグラフェンを用いて同様の発電現象が報告されていたが、出力電圧は0.1ボルト程度だった。研究では、半導体の原子層材料である二硫化モリブデンを用いて、センサデバイスを駆動するのに十分な高い出力電圧を得ることに成功した。 この発電技術は、流体の存在する様々な環境下で自己給電型IoTデバイスの電源として利用できる。発電装置はプラスチックフィルム上に形成

                                                                            一滴の雨だれで5ボルト以上を発電、名古屋大学と九州大学が技術開発
                                                                          • 「魔神は瓶に戻せない」D・グレーバー、コロナ禍を語る/片岡大右

                                                                            「魔神は瓶に戻せない」──デヴィッド・グレーバー、コロナ禍を語る 「ほんとうに自由な社会」へ デヴィッド・グレーバーは新型コロナ危機について、何を語っているのか? 本稿執筆現在、メディアを通してなされた最新の発言は、フランス発の動画ニュースサイト「ブリュット」の米国版に掲載されたインタヴューだ(2020年4月29日)。「Brut Japan」が翻訳字幕を付けて公開しているので、日本語世界のわたしたちはそれを見ることができる。 コロナ危機以降、医療、農業、小売など生活に必要不可欠な業種を「エッセンシャル・ワーカー」として見直す動きが広まっている。人類学者デヴィッド・グレーバーは、経済とは社会の一員である我々がお互いをケアし、ともに生存するための手段であるべきと主張する。 pic.twitter.com/aBUY5CzVpo — Brut Japan (@brutjapan) May 1, 2

                                                                              「魔神は瓶に戻せない」D・グレーバー、コロナ禍を語る/片岡大右
                                                                            • 【退任教員インタビュー】社会学研究科・吉田裕特任教授 | THE IKKYO SHIMBUN

                                                                              昨年(2019)度末で本学を退任した吉田裕元社会学研究科特任教授に話を聞いた。吉田元特任教授は、本学大学院の修士課程に入って以降、40年近くにわたり本学を一成員として見つめてきた。(1月17日取材) ―研究について。 近現代日本政治史、軍事史です。具体的には、アジア・太平洋戦争や日本の軍隊、戦前・戦後の天皇制を研究テーマとしてきました。現実に提起される問題に敏感に反応していくタイプだったので、教員になってからは、教科書問題の国際化や近隣諸国との歴史認識をめぐる摩擦、そして昭和の終焉といったさまざまな問題に焦点をあてて研究してきました。 ―なぜ研究をはじめ、そしてなぜそのテーマを専攻したのでしょうか。 高校で受けた世界史の授業が非常に面白く、歴史に関心を持ちました。そこで日本史の教員になろうと東京教育大学(現・筑波大)に入学しました。そこで、勉強をするうちに研究の面白さを感じ、本学の大学院に

                                                                                【退任教員インタビュー】社会学研究科・吉田裕特任教授 | THE IKKYO SHIMBUN
                                                                              • イェール大学助教 成田悠輔がおすすめする本まとめ - はーとぼいるどワンダフル。

                                                                                イェール大学助教、成田悠輔が認めておすすめする本をまとめてみた。 情報ソースはすべて明記しており、成田悠輔本人のおすすめコメントもできるだけ書き起こしています。 デジタル 『ゴースト・ワーク』(メアリー・L・グレイ (著)) 『デジタル空間とどう向き合うか』(鳥海不二夫・山本龍彦) 『コンピュータ科学者がめったに語らないこと』 社会 『銃・病原菌・鉄』(ジャレド・ダイアモンド) 『ウイルスの意味論』(山内一也) 『貧困の克服ーアジア発展の鍵は何か』(アマルティア・セン) 『狭山事件』 『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』(森川 嘉一郎) 経済・資本主義 『21世紀の資本』(トマ・ピケティ) 『暴力と不平等の人類史』(ウォルター・シャイデル) 『組織の経済学』(ポール・ミルグロム) 『非対称情報の経済学』(藪下史郎) 民主主義 『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』(東浩紀) 『統治

                                                                                  イェール大学助教 成田悠輔がおすすめする本まとめ - はーとぼいるどワンダフル。
                                                                                • 「NHKから国民を守る党」に投票した30代男性の言い分。「れいわと迷いました」 « ハーバー・ビジネス・オンライン

                                                                                  7月21日に投開票が行われた参院選で、「NHKから国民を守る党(N国)」が議席を獲得した。比例区で、政党名と個人名を合わせて98万7000票以上を集めた。 この結果には、知識人たちも衝撃を受けたようだ。ジャーナリストの津田大介さんは7月21日、「最後の最後でN国とかマジで冗談きついな……」とツイート。日本文学者のロバート・キャンベルさんも同党の立花孝志代表の当選後、「日本国民が選出して自らの税金から毎年3000万円、任期6年で合計1億8千万円をこの候補者に支給することを今日約束したという現実」とツイートしていた。 朝日すべての議席固めて最後はN国。最後の最後でN国とかマジで冗談きついな……。 pic.twitter.com/0G5W9FiwFo — 津田大介 (@tsuda) 2019年7月21日 日本国民が選出して自らの税金から毎年3000万円、任期6年で合計1億8千万円をこの候補者に支

                                                                                    「NHKから国民を守る党」に投票した30代男性の言い分。「れいわと迷いました」 « ハーバー・ビジネス・オンライン