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量子コンピュータとはの検索結果121 - 160 件 / 644件

  • グーグルの量子コンピューター発表は、要するに何がすごいのか

    Close Up 激動する世界経済の流れに、日本も無縁ではいられない。政治・経済、企業・産業、社会の注目テーマをクローズアップし、独自の視点、切り口で「詳説」する。 バックナンバー一覧 米グーグルは23日、量子コンピューターを使って、最先端のスーパーコンピューターよりも高速で計算する成果を出したと発表した。社内の研究チームによる論文は同日の英学術誌ネイチャー(電子版)に掲載され、学術的実績としても高い評価を受けている。一体この発表、何がすごいのか? サイエンスに縁遠いビジネス層にも分かるように、量子コンピューター分野の若手起業家2人に解説してもらった。(聞き手/ダイヤモンド編集部 杉本りうこ) 計算速度でついに スパコンを超えた 文系記者の素朴すぎる質問に答えてくれたのは、QunaSysの楊天任代表と、Jijの山城悠代表だ。いずれも1994生まれで昨年起業した。楊氏は東京大学大学院修士課程

      グーグルの量子コンピューター発表は、要するに何がすごいのか
    • 理研、国産量子コンピュータ初号機の愛称募集 結果は7月末に発表予定

      理化学研究所は4月7日、3月に稼働を始めた国産超電導量子コンピュータ初号機の愛称を募集すると発表した。多くの人たちに親しみを持ってもらうことが目的。応募期間は5月31日までで、結果は7月末に発表する。 募集するのは愛称と読み仮名、解説。愛称は日本語とアルファベットのどちらでもよく、1人で複数応募できる。採用者には記念品を贈呈する他、愛称と併せて採用者の名前や在住都道府県もWebサイト上で公開するという。なお、愛称の全ての権利は理研に譲渡される。 理研は愛称に期待することとして「国産として初めてクラウド公開した量子コンピュータであることを知っていただけること」「日本発の量子コンピュータ実機として、国際的な発信にふさわしい名前であること」「日本国内のみならず、世界中の方々にとっても親しみやすい名前であること」を3つを挙げている。 審査基準については「応募数が多い愛称が採用されるわけではない。寄

        理研、国産量子コンピュータ初号機の愛称募集 結果は7月末に発表予定
      • 富士通とトヨタ、物流コストを最大5%削減か 量子コンピュータ技術活用で | Ledge.ai

        富士通株式会社と株式会社トヨタシステムズは9月10日、富士通の組合せ最適化問題を高速に解く量子コンピューティング技術「デジタルアニーラ」を活用し、自動車製造に必要な部品の物流ネットワークを最適化する共同実証を実施したと発表。 本共同実証では、数百を超える仕入れ先から部品を仕入れ、数か所の中継倉庫を通り、数十の工場へ配送する300万以上のルートを探索する問題に対して「デジタルアニーラ」で計算し、トラック数、総走行距離、仕分け作業などを含めた物流コストを最適化した。 その結果、300万以上のルート候補から、全体の物流コストが削減する新たなルートを30分以内で計算できるとわかった。これまで見つけられなかった有効な物流ルートの発見、積載効率の向上、トラック数や総走行距離の効率化などにより、物流に関わるコストを約2%~5%削減できる可能性があるとする。 物流は効率化とコスト削減が求められる近年、物流

          富士通とトヨタ、物流コストを最大5%削減か 量子コンピュータ技術活用で | Ledge.ai
        • 国産量子コンピュータ初号機の愛称募集を開始しました

          理化学研究所 量子コンピュータ研究センター(RQC)では、2023年3月27日にクラウド利用を開始した国産超伝導量子コンピュータ初号機(64量子ビット)について、より多くの皆様に親しみを持っていただけるように、愛称をつけることと致しました。ついては、広く皆様から愛称を募集いたします。 その愛称については以下のようなことを期待しています。 国産として初めてクラウド公開した量子コンピュータであることを知っていただけること 日本発の量子コンピュータ実機として、国際的な発信にふさわしい名前であること 日本国内のみならず、世界中の方々にとっても親しみやすい名前であること どうぞ、奮ってご応募ください! 募集要項 応募資格 個人であればどなたでも応募可能。お一人で複数ご応募いただいても結構です。 応募期間 2023年4月7日(金)から5月31日(水)23時まで (結果は、2023年7月末ごろに公表予定

            国産量子コンピュータ初号機の愛称募集を開始しました
          • 日本IBMと東大、日本初のゲート型商用量子コンピュータを新川崎に設置

              日本IBMと東大、日本初のゲート型商用量子コンピュータを新川崎に設置
            • 2023年に1000量子ビット超えのIBM製量子コンピュータが登場か 並行して「巨大な冷凍庫」も開発中

              米IBMは9月15日(現地時間)、量子力学の原理を利用して効率的に計算できる「量子コンピュータ」の開発ロードマップを公開した。2023年末を目標に、1000量子ビットの大型量子コンピュータの開発を目指すとしている。 量子コンピュータの計算性能は、量子ビット数、エラー率、計算可能時間(コヒーレンス時間)などが指標とされる。IBMは2000年代半ばから量子コンピュータの研究を始め、19年には27量子ビット、20年9月には65量子ビットの量子プロセッサ「Hummingbird」を公開している。 Hummingbirdでは8つの量子ビットの状態を読み出す配線を1本にまとめることで、配線を効率化。これにより、より多くの量子ビットを搭載するに当たって必要な配線数も減らせるとしている。同年には27量子ビットながら、同社が提唱する量子コンピュータの計算指標「量子ボリューム」(QV)で過去最高の64を達成し

                2023年に1000量子ビット超えのIBM製量子コンピュータが登場か 並行して「巨大な冷凍庫」も開発中
              • 東大、新しい量子コンピュータを導入 搭載量子ビット数が27→127に

                東京大学と日本IBMは4月21日、127量子ビットのプロセッサ「Eagle」搭載の量子コンピュータ「IBM Quantum System One with Eagleプロセッサー」を導入すると発表した。北米以外で同機種が稼働するのは初という。

                  東大、新しい量子コンピュータを導入 搭載量子ビット数が27→127に
                • グーグルが「万能量子コンピューター」の開発に自信、強気の理由は

                  米グーグルは今回の量子超越性の実証を「ライト兄弟による1903年の有人初飛行」になぞらえた。その背景には、同社の強烈な野望がある。飛行機の性能はライト兄弟が有人飛行に成功すると急激に向上し、有用性を世に知らしめた。それと同じことが量子コンピューターにも起こると同社は主張しているのだ。 実際にグーグルは野心的なプランを2つ発表している。 1つは10年以内での万能量子コンピューターの開発だ。グーグルはNatureに掲載した今回の論文で、量子コンピューターの計算能力は今後「Double-exponential rate(二重の指数関数的速度)」で向上するとの見方を示している。この成長速度に従うと、量子コンピューターの性能を決める量子ビットの数はSycamoreの54個から、10年以内に100万量子ビットにまで増えるのだという。 グーグルの量子コンピューター開発の責任者とカリフォルニア大学サンタバ

                    グーグルが「万能量子コンピューター」の開発に自信、強気の理由は
                  • Googleの量子コンピュータ解説に感じた「テクノロジーの真髄」

                    Googleの量子コンピュータ解説に感じた「テクノロジーの真髄」2021.05.21 18:3013,469 西谷茂リチャード さまざまな先端テクノロジーがお披露目されたGoogle I/O 2021の基調講演。 Google CEO サンダ―は、「これまでの古典コンピューティングでは適当な時間内に解決できないタイプの問題がある」とし、量子コンピューティングの重要性を訴えました。そして実用的な量子コンピュータを2029年までに完成させるロードマップを解説しのち、実際に開発・製造・運用を行なう新キャンパス(Quantum AI Campus)のツアー動画にバトンタッチ(29:28〜33:21)。 Video: Google/YouTubeMichael Peñaが量子のことを「頭がいいけど仕事環境にうるさいヤツ」にたとえるのは秀逸ですよね。で、このツアー中に映るボブ・ロス風の絵が映るんですが

                      Googleの量子コンピュータ解説に感じた「テクノロジーの真髄」
                    • 量子コンピュータの攻撃に備えるための4つの暗号化アルゴリズムをアメリカ国立標準技術研究所が採択

                      既存の強固なセキュリティを突破する可能性がある量子コンピュータの登場に備え、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)が4つの暗号化アルゴリズムを採択し、安全性を強化したアルゴリズム「ポスト量子暗号」として標準化に向けて調整を図っていくことを明らかにしました。 NIST Announces First Four Quantum-Resistant Cryptographic Algorithms | NIST https://www.nist.gov/news-events/news/2022/07/nist-announces-first-four-quantum-resistant-cryptographic-algorithms Announcing PQC Candidates to be Standardized, Plus Fourth Round Candidates | CSR

                        量子コンピュータの攻撃に備えるための4つの暗号化アルゴリズムをアメリカ国立標準技術研究所が採択
                      • 量子コンピューター開発支える職人技 - 日本経済新聞

                        米国のグーグルやIBM、中国のアリババ集団――。世界の名だたる企業がスーパーコンピューターの計算能力をはるかにしのぐ量子コンピューターの開発に躍起になっている。実現までに10~20年はかかるとみられるが、スパコンで1万年かかる計算を3分20秒で終えたとする研究成果を2019年秋にグーグルが発表して世界を驚かせた。「夢の計算機」というだけあって、内部の機器は一級品ばかり。研究現場からの引き合いに

                          量子コンピューター開発支える職人技 - 日本経済新聞
                        • 量子コンピューターを知る人が圧倒的に利する訳

                          量子コンピュータの実用化が現実味帯びる 2019年10月にグーグルが「量子超越性」を達成したことで、現在のテクノロジーの先に描かれている未来、すなわち量子コンピュータの実用化が、これまで以上に現実味を帯びるようになりました。 ただし、そうはいっても、普段「量子」などに触れない人は、量子コンピュータが登場したとして、どのような変化が私たちの生活に訪れうるのか、予想もできないことと思います。 そこでここでは、ごく簡単ではありますが、量子コンピュータ実用化によってもたらされるであろう進歩をご紹介します。 その1つ目が、既存のコンピュータにはなしえない「スピード」です。 量子デジタルコンピュータの高速性への期待は、1994 年のアメリカ・ベル研究所の、ショアによる整数の因数分解のアルゴリズムの発見によって一気に高まりました。 アルゴリズムとは、「ある目的の状態へ達するための有限回の手続き」と考えて

                            量子コンピューターを知る人が圧倒的に利する訳
                          • 東京医科歯科大ら、量子干渉で量子ビットを長寿命化する技術 ~量子コンピュータの性能向上に期待

                              東京医科歯科大ら、量子干渉で量子ビットを長寿命化する技術 ~量子コンピュータの性能向上に期待
                            • 小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) on Twitter: "とうとうきた。「従来スパコンでは10,000年かかる特定の計算タスクを、グーグルの量子コンピュータが200秒で計算できた(1,576,800,000倍高速)」と主張している論文が出てきた(量子超越性) Quantum suprem… https://t.co/r86kHGdZO6"

                              とうとうきた。「従来スパコンでは10,000年かかる特定の計算タスクを、グーグルの量子コンピュータが200秒で計算できた(1,576,800,000倍高速)」と主張している論文が出てきた(量子超越性) Quantum suprem… https://t.co/r86kHGdZO6

                                小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) on Twitter: "とうとうきた。「従来スパコンでは10,000年かかる特定の計算タスクを、グーグルの量子コンピュータが200秒で計算できた(1,576,800,000倍高速)」と主張している論文が出てきた(量子超越性) Quantum suprem… https://t.co/r86kHGdZO6"
                              • IBMと東大、量子コンピューターで連携 日本に設置へ - 日本経済新聞

                                米IBMと東京大学は19日、次世代の超高速計算機「量子コンピューター」の研究開発で協力すると発表した。新薬や素材の探索から物流、金融サービスなどの幅広い分野で革新をもたらすとみられ、世界で開発競争が激しい。IBMは開発中の機種を日本に設置し、ハードとソフトの両面から実用的な機能を高めていく考えだ。IBMは2016年から量子コンピューターをクラウド経由で開放し、世界で利用者は20万人にのぼる。提

                                  IBMと東大、量子コンピューターで連携 日本に設置へ - 日本経済新聞
                                • IBMが100量子ビット超え量子コンピュータ 1000量子ビット向け次世代システムも23年に予定

                                  米IBMが、127量子ビットの量子コンピューティングプロセッサ「Eagle」を発表し、実用的な大規模量子コンピュータの開発に向けてロードマップ通りの量子ビット数を達成した。さらなる大規模化に向けた次世代システム「IBM Quantum System Two」の計画も明かした。 米IBMは11月16日(米国時間)、127量子ビットの量子コンピューティングプロセッサ「Eagle」を発表した。実用的な大規模量子コンピュータの開発に向け、ロードマップ通りの量子ビット数を達成した。さらなる大規模化に向け、次世代システムとなる「IBM Quantum System Two」の計画も明かした。 同社は2019年に27量子ビットの「Falcon」、20年に65量子ビットの「Hummingbird」を発表済み。Falconは、21年7月に川崎市で稼働を始めた商用量子コンピュータ「IBM Quantum Sy

                                    IBMが100量子ビット超え量子コンピュータ 1000量子ビット向け次世代システムも23年に予定
                                  • 量子コンピュータは「過学習」しにくい グリッドが量子AIの研究結果を「ACM」で発表 量⼦機械学習器のVC次元を初めて確立 - ロボスタ ロボスタ - ロボット情報WEBマガジン

                                    株式会社グリッドの量子アルゴリズム研究チームは、量子機械学習器は過学習しにくいという性質を、詳細な数値実験と統計的機械学習の理論を通して示すことに成功した。また、この成果を論文として発表し、世界的に権威ある学術雑誌に掲載されたことを発表した。 今回の発表のポイントは大きく2点。ひとつは「量子コンピューティングではニューラルネットワークで課題となっている過学習が発生しにくい」ことを実験で実証したこと。もうひとつは、従来コンピュータでは過学習を防ぐためのVC理論の公式があるが「量子コンピューティングにおけるVC次元境界の計算方法(公式)」を初めて提示して発表したこと。 掲載された学術雑誌は「ACM Transactions on Quantum Computing」で、世界最大の国際コンピュータサイエンス学会 ACM(Association for Computing Machinery)が発

                                      量子コンピュータは「過学習」しにくい グリッドが量子AIの研究結果を「ACM」で発表 量⼦機械学習器のVC次元を初めて確立 - ロボスタ ロボスタ - ロボット情報WEBマガジン
                                    • 国産量子コンピュータ3号機稼働 部品は「できるだけ国産」 クラウドサービスも始動

                                      大阪大学量子情報・量子生命研究センターの北川勝浩センター長などからなる研究チームは12月20日、国産第3号機となる量子コンピュータの稼働を始めたと発表した。22日には、同コンピュータの性能をクラウド経由で使えるサービスも始める。 3号機は、理研が3月に公開した初号機に対し、部品をできるだけ国産部品に置き換える「テストベッド」(試験機、実証機)の役割を持つ。チップは初号機と同じく、理研が提供した64量子ビットチップを利用。電源など初号機で海外産の部品を使っていた箇所は、できるだけ国産の部品に置き換えたという。 一方で、制御装置やシステムは改善しており「冷凍機(動作に必要な低温環境を実現する機器)を除く多くの部品を置き換えても十分高い性能を引き出せることを確認した」(研究チーム)としている。 クラウドサービスは、まず阪大などが参加するコンソーシアムによるグループワークの受講者に向け提供。小規模

                                        国産量子コンピュータ3号機稼働 部品は「できるだけ国産」 クラウドサービスも始動
                                      • 2026年にビットコイン大暴落説、「量子コンピュータ」普及で | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                        時価総額で世界最大の暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの価格は、数カ月に及ぶ低迷を脱し、8月23日に5万ドルを回復した。しかし、暗号化テクノロジーの専門家たちは、量子コンピュータの進歩により、早ければ2026年にはビットコインを支える暗号化技術が、「根本的に損なわれる可能性がある」と警告している。 英国に本拠を置く量子暗号化テクノロジー企業「Arqit(アーキット)」の創業者のデビッド・ウィリアムズは、「2026年頃に広範囲な実用化が進む見通しの量子コンピュータは、そのパワーによって、どんなブロックチェーンのセキュリティシステムも簡単に突破してしまうだろう」と述べている。 Arqitは、5月にSPAC(特別買収目的会社)との合併を発表し、9月のニューヨーク市場への上場に備えている。同社は、住友商事とThe Heritage Group、ヴァージン・オービットの3社から資金調達を実施した

                                          2026年にビットコイン大暴落説、「量子コンピュータ」普及で | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                        • 最初に量子コンピューターを本格応用するのは「あの業界」、世界の専門家が予測

                                          「量子コンピューターの実機は既にある。我々は次の段階として、量子コンピューターの有用なアプリケーション(用途)を真剣に探索するときだ」 カリフォルニア工科大学で理論物理学を教えるジョン・プレスキル(John Preskill)教授は2019年12月11日(米国時間)、米サンノゼで開催された量子コンピューターの国際会議「Q2B」の講演でこのように述べた。 米グーグルは2019年10月、既存の古典コンピューターをはるかに超える計算能力を持つと示す「量子超越性」を実証したとする量子プロセッサー「Sycamore(シカモア)」を発表した。2019年はこうしたハードウエアの進化に加え、量子コンピューティングのアルゴリズム開発や実応用への検討が急速に進んだ年でもあった。 現行の暗号を解読できるとされる「万能量子コンピューター」ではなく、現在入手可能な「NISQ(ノイズがありスケールしない量子コンピュー

                                            最初に量子コンピューターを本格応用するのは「あの業界」、世界の専門家が予測
                                          • 驚異の量子コンピュータ - 岩波書店

                                            ひと昔前まで実現不可能とされてきた量子コンピュータを取り囲む環境は短期間のうちに激変した.従来の古典コンピュータを超越しうる不思議なからくりとは何か.いかなる歴史を経て現在に至り,どんな未来が待ち受けているのか.気鋭の若手研究者として体感している興奮をもって,わかりやすくかつ科学的な正確さを期して解説する. はじめに 第Ⅰ部 物理学とコンピュータの歴史 1章 量子力学の誕生 古典物理学の限界/電子の奇妙なふるまい/物質(粒子)と波の統一/量子の性質 2章 コンピュータと物理法則 コンピュータの父バベッジ/アナログとデジタル/チューリングマシンの登場/情報科学の発展/デジタルコンピュータの発展/ムーアの法則とその限界 3章 量子コンピュータの夜明け前 情報科学と物理学の再会/計算にエネルギーは必要か?/古典万能計算/量子力学の可逆性に着目/量子コンピュータの登場 第Ⅱ部 量子コンピュータの仕

                                              驚異の量子コンピュータ - 岩波書店
                                            • 量子コンピューターとスパコン「富岳」融合、文科省が世界に先駆ける ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                                              文部科学省は世界に先駆けて「量子古典ハイブリッドコンピューティング(用語参照)」の基盤技術を開発する。量子コンピューターとスパコン「富岳」を組み合わせて計算可能領域を拡大する。並行して次世代シリコン半導体なども開発。経済安全保障の強化や地球規模の生態系予測など社会課題の解決につなげる。理化学研究所の新事業として2023年度の概算要求に盛り込む。 文科省は「量子古典ハイブリッドコンピューティング」と「未来の予測制御の科学」を掲げ、新事業を立ち上げる。量子コンピューターは22年度中に理研で国産初号機が開発される計画。これらを用いてハイブリッドコンピューティングの基盤や利用環境を整える。 同時に現行スパコンの高度化のために、次世代シリコン半導体や極端紫外線(EUV)リソグラフィー光源などの技術を開発する。こうした国家的、社会的に重要な先端技術を集中的に研究するため、理研の管理体制を強化する。 理

                                                量子コンピューターとスパコン「富岳」融合、文科省が世界に先駆ける ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                                              • ハッキング不可能な通信を実現する暗号化技術が登場! 量子コンピュータにも耐性 | Techable(テッカブル)

                                                汎用量子コンピュータが開発されれば、現在普及している公開鍵暗号は簡単に破られてしまうことから、同暗号技術を置き換える耐量子暗号技術の開発がさかんに行われている。 今回サウジアラビアのキング・アブドラ科学技術大学、CUP Sciencesらが開発した技術もその候補となりそうだ。 CUP Sciencesのプレスリリースによると、同技術により暗号化した通信は、絶対にハッキングされないとのこと。汎用性が高く、実装コストも低く抑えられそうな新暗号化技術について見ていこう。 ・ワンタイムキー発行でチップの構造が変化研究チームが開発した暗号化技術では、特殊な光学チップを用いる。ワンタイムキーを発行するとチップの構造が不可逆的に変化。情報そのものを暗号化する同技術では、ワンタイムキーは情報とともに送信され、暗号化の解除に使われる仕組みだ。 ワンタイムキーは一時的に保存されることもなく、悪意ある第三者はお

                                                  ハッキング不可能な通信を実現する暗号化技術が登場! 量子コンピュータにも耐性 | Techable(テッカブル)
                                                • インテル・理研、量子コンピューターで提携 共同で技術開発 - 日本経済新聞

                                                  米インテルが理化学研究所と提携し、量子コンピューター技術などの共同研究に乗り出す。パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)が18日、都内で日本経済新聞とテレビ東京の単独取材に応じ、明らかにした。最先端の半導体を手掛けるインテルと連携することで、日本の量子コンピューターの研究開発が加速しそうだ。同日、共同研究の覚書を結んだ。ゲルシンガー氏は「日本のシステムやソフトウエアは非常に有益だ」と述べ

                                                    インテル・理研、量子コンピューターで提携 共同で技術開発 - 日本経済新聞
                                                  • Googleが実証し量子コンピューターが大きく前進したという「量子超越性」とは何を意味するのか?

                                                    by geralt NASAがうっかりウェブサイトにGoogle研究者による論文を掲載したことをきっかけに、「Googleが量子超越性を実証した」というニュースを、2019年9月20日多くのメディアが報じました。当該論文はすでに削除されていますが、これを受けてコンピューター科学者のスコット・アーロンソン氏が「量子超越性とはなにか?」というFAQに答えています。 Shtetl-Optimized » Blog Archive » Scott’s Supreme Quantum Supremacy FAQ! https://www.scottaaronson.com/blog/?p=4317 ◆量子超越性とは? 量子超越性とは、量子コンピューターが従来型のコンピューターでは実現不可能な計算能力を備えていることを示す言葉。量子超越性という言葉を使う際に注意すべきなのは、まず問題が「量子的に」「確

                                                      Googleが実証し量子コンピューターが大きく前進したという「量子超越性」とは何を意味するのか?
                                                    • D-Wave、量子ビット数5,000超の一般向け次世代量子コンピュータ「Advantage」

                                                        D-Wave、量子ビット数5,000超の一般向け次世代量子コンピュータ「Advantage」
                                                      • グーグル量子コンピューターは何を達成したのか 量子ゲート計算素子と演算装置の世代交代 | JBpress (ジェイビープレス)

                                                        米カリフォルニア州のカリフォルニア大学サンタバーバラ校で量子コンピューターを開発するグーグルの研究チーム(提供:Google/ロイター/アフロ) カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校に拠点を置くグーグルの量子コンピューター開発チームが「量子超越性(Quantum Supremacy)を実現した!」との報道が流れ、世界的に大きな反響がありました。 まず9月中にNASAから間違ってペーパーが公開され、ついで10月23日にネイチャー(Nature)誌に正規の公刊(https://www.nature.com/articles/s41586-019-1666-5)があったものです。 どれくらい中身が理解されているかは別として、ビットコインなど仮想通貨価格が上下するなど、影響が見られました。 しかし、いったいそこで何が実現したのでしょう? 原著を理解するのには、量子ゲート計算の数理と計算可能性の情報

                                                          グーグル量子コンピューターは何を達成したのか 量子ゲート計算素子と演算装置の世代交代 | JBpress (ジェイビープレス)
                                                        • 米グーグルが「量子超越性」を実証、量子コンピューターの実用化に弾み

                                                          米グーグル(Google)は2019年10月23日(米国時間)、量子コンピューターが既存方式のコンピューターでは到達し得ない能力を持つことを示す「量子超越性」を実証したと発表した。54量子ビットを搭載する新量子プロセッサー「Sycamore(シカモア)」が、世界最高のスーパーコンピューターで1万年かかる計算を200秒で解いたとする。 グーグルの研究者が執筆した論文が同日、英「Nature」に掲載された。グーグルのスンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)CEO(最高経営責任者)は発表文で「今回のブレイクスルーによって、効率的なバッテリーの開発や、少ない消費エネルギーで肥料を化学合成する手法の開発、新しい医薬品の開発など、量子コンピューターの実用化に一歩近づくことになった」と述べている。 グーグルは2006年から機械学習に量子コンピューターを適用する研究を開始し、2014年からは米カリ

                                                            米グーグルが「量子超越性」を実証、量子コンピューターの実用化に弾み
                                                          • IBMが開発 最新型「量子コンピューター」 秋めどに国内導入へ | NHK

                                                            桁違いの計算能力の高さから次世代のコンピューターとして研究開発が進められている「量子コンピューター」についてアメリカのIT大手「IBM」が開発した最新型が、この秋をめどに国内に導入されることになりました。商業用のタイプとしては国内では最高性能となります。 これは21日、IBMのジェイ・ガンベッタフェローと東京大学の相原博昭理事が東京都内で会見を開いて発表しました。 会見で2人は、IBMが開発した商業用としては最新の量子コンピューターをこの秋をめどに導入し、東京大学などが利用することを明らかにしました。 最新型は量子コンピューターの頭脳にあたる集積回路を構成する「量子ビット」の数が127とこれまでのおよそ5倍あり、商業用としては国内で最高性能だとしています。 この量子コンピューターは川崎市内の施設に置かれ、使用権を持つ東京大学が国内の自動車メーカーや金融機関などと作る協議会と共同で利用し、経

                                                              IBMが開発 最新型「量子コンピューター」 秋めどに国内導入へ | NHK
                                                            • 富士通と理研、新型超伝導量子コンピュータを開発

                                                                富士通と理研、新型超伝導量子コンピュータを開発
                                                              • 今から初心者で最先端に追いつきたい人が量子コンピュータを学ぶ順番 - Qiita

                                                                はじめに 量子コンピュータを学ぶというのは大事ですが、基本的にどの書籍も基礎から学びます。もちろんベストですが、一方でツールは発達し、量子コンピュータや量子計算の教科書は少し古くなりつつあります。 そもそも話題になっている組み合わせ最適化問題などは当初考慮されていない分野なので教科書などに記載はありません。しかし、現実にgoogle社などの先端企業は組合せ最適を取り扱っていますし、大事なテクニックがたくさんあいります。 ここでは、MDR社に参加したい人も含めて、やるべきことをちょっとまとめてみたいと思います。 youtubeでちょっと話し合ったりもしました。 アプリケーションは4種類 アプリケーションは主に4種類あります。 1、組み合わせ最適化問題 2、量子化学計算 3、機械学習 4、暗号 5、その他 現在のコンピュータは様々なアプリがありますが、今の量子コンピュータの分野ではそんなにたく

                                                                  今から初心者で最先端に追いつきたい人が量子コンピュータを学ぶ順番 - Qiita
                                                                • 東芝、“疑似量子トンネル効果”で組合せ最適化計算を高速・高精度化 「世界最速・最大規模」うたう独自の量子コンピュータ発アルゴリズムを開発

                                                                  東芝は2月4日、一部の量子コンピュータが得意とする「組合せ最適化問題」を、従来のコンピュータでより高速に計算するアルゴリズムの改良版を発表した。現状の量子コンピュータを含む他の計算方式よりも速度で上回り、より大規模な問題も解けるとして「世界最速・最大規模」(同社)をうたう。2021年中に、同アルゴリズムを搭載したハードウェアやクラウドサービスの提供を目指す。 2019年に発表した、同社が研究中の独自の量子コンピュータから着想を得た「シミュレーテッド分岐アルゴリズム」(SB)を改良したもの。“疑似量子トンネル効果”を取り入れたことで、大規模な問題でも最適解を経験的に計算できるようになったという。 GPUやFPGAへの実装が可能で、GPU16台を接続した環境では100万変数という大きな問題でも約30分で事実上の最適解に到達できたという。同様の問題を解く一般的な手法として知られる「シミュレーテッ

                                                                    東芝、“疑似量子トンネル効果”で組合せ最適化計算を高速・高精度化 「世界最速・最大規模」うたう独自の量子コンピュータ発アルゴリズムを開発
                                                                  • 中国が量子コンピュータで「暗号の壁」を破る? | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                                    サイバーセキュリティの専門家にとって究極の悪夢は、銀行や金融市場から世界中のデータベースへの安全なアクセスに至るまで、既存の暗号化システムの根底にある大きな数字を因数分解するのに何者かが量子を使うことだ。 従来のハッキングと違い、このような攻撃はステルス性があり、事実上検知できない。一方で1つの暗号化システムを解読することは本質的にすべての暗号化システムを同時に解読することを意味する。 つまり、あらゆる秘密や機密データが細部に至るまで米国の最悪の敵にさらされる世界になってしまう。 こうしたシナリオを念頭に、米政府は2022年にすべての連邦機関に量子に対する安全性を確保するためのタイムラインを策定するよう働きかけた。一方、シンクタンクのハドソン研究所はQuantum Alliance Initiative(QAI)で調査会社オックスフォード・エコノミクスと提携し、このような攻撃が国の電力網、

                                                                      中国が量子コンピュータで「暗号の壁」を破る? | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                                    • 現時点の量子コンピューターの技術ではRSA暗号の解読は困難、富士通検証 | スラド セキュリティ

                                                                      富士通は1月23日、開発中の量子コンピュータのシミュレーターを使い、公開鍵暗号方式の一つであるRSA暗号の安全性を評価する実験を実施したそうだ。量子コンピュータは高速に素因数分解できることが知られており、これが登場するとRSAの安全性が大きく損なわれる可能性が懸念されていた(日経クロステック)。 同社が2048ビット合成数の素因数分解に必要な量子回路の計算リソースを見積もった結果、約1万量子ビットに加え、ゲート数が約2兆2300億、量子計算を行うために必要なステップ数が約1兆8000億の量子回路が必要なことが判明したとのこと。このため、現時点での量子コンピュータの技術ではRSAの解読はまだ困難であるとの結論になったようだ。

                                                                      • 量子コンピューターの論文に玉木雄一郎氏が一言:『少なくとも、ペンタゴンを含む世界中の組織の現在のセキュリティーシステムはすべて無力化する。暗号通貨(仮装通貨)は、当然、暴落だわな』

                                                                        日本経済新聞 電子版(日経電子版) @nikkei 暗号化して安全に送金する仮想通貨の基幹技術が崩れるのではないか――。Google(グーグル)が量子コンピューターで複雑な計算問題を短時間で解いたとの発表を受け、ビットコインの価格が急落しています。 s.nikkei.com/32NO4qw 2019-10-24 07:46:25 加納裕三 ⚡️(Yuzo Kano) @YuzoKano まずはじめに、量子コンピュータによってビットコインのセキュリティーが破られる日が来たら、インターネットバンキングも同様に破られ、預金者は財産を失うことになるでしょう。そしてhttpsの通信は丸見えになり、全... #NewsPicks npx.me/zhm6/wKv?from=… 2019-10-24 02:50:36 小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1 とうとうきた。「従来スパコンで

                                                                          量子コンピューターの論文に玉木雄一郎氏が一言:『少なくとも、ペンタゴンを含む世界中の組織の現在のセキュリティーシステムはすべて無力化する。暗号通貨(仮装通貨)は、当然、暴落だわな』
                                                                        • 理研とIntel、AIや量子コンピュータ開発で協業

                                                                            理研とIntel、AIや量子コンピュータ開発で協業
                                                                          • 国産量子コンピュータ初号機「叡」ロゴ公表 希釈冷凍機や集積回路をイメージ

                                                                            理化学研究所は12月14日、3月に稼働を始めた国産超伝導量子コンピュータ初号機「叡」(えい、英語表記は“A”)のロゴマークを公表した。希釈冷凍機をイメージしたオレンジ部分と、制御システムと配線を表すブルーの「A」を融合させ、量子ビット集積回路チップの正方形を構成したという。 「『叡』を印象付けるとともに、量子コンピュータのさらなる発展とそれのもたらす未来への希望を表現した」としている。

                                                                              国産量子コンピュータ初号機「叡」ロゴ公表 希釈冷凍機や集積回路をイメージ
                                                                            • 量子コンピュータのエラーを前提とした計算手法を開発、実用化に向けた“一歩”

                                                                              グリッドは、量子コンピュータの中でもノイズの影響を受けやすいNISQデバイス上で、実用的な問題を解くのに有効なアルゴリズム「ハイブリッド量子古典動的計画法(QDP)」を開発した。NISQデバイスのノイズの多さを前提とした計算手法であり、開発に成功したのは「世界初」(グリッド)の事例。 グリッドは2020年12月17日、量子コンピュータの中でもノイズの影響を受けやすい「NISQ(Noisy Intermediate-Scale Quantum Computer)」デバイス上で、実用的な問題を解くのに有効なアルゴリズム「ハイブリッド量子古典動的計画法(QDP)」を開発したと発表した。 AI(人工知能)技術の1つである強化学習の計算手法にQDPを用いて、その有用性を証明した。NISQデバイスのノイズの多さを前提とした計算手法であり、開発に成功したのは「世界初」(グリッド)の事例だという。 量子ゲ

                                                                                量子コンピュータのエラーを前提とした計算手法を開発、実用化に向けた“一歩”
                                                                              • 仮想通貨ビットコインはピンチ?グーグルが”初の”量子コンピューターを発表

                                                                                グーグルが現在の最もパワフルなスーパーコンピューターの計算能力を超える量子コンピューターを「初めて」開発した。フィナンシャル・タイムズがグーグルの研究者の論文を確認した。量子コンピューターが誕生すればビットコインは終わるという研究者もいる。 この研究者の論文は、今週、NASAのウェブサイトに一時的に掲載されたが、すぐに削除されたという。 グーグルの量子コンピューターは、現在最も強力なスーパーコンピューターである「サミット(Summit)」が約1万年かけて行う計算をたった3分と20秒で計算できるという。 研究者たちは、「量子超越性」とし、次のようにコメントした。 「現在知られているすべての古典的なアルゴリズムと比較して劇的にスピードアップしたことで、量子の優位性が実験的によって明らかになった。これは、長い間期待されていたコンピューターのパラダイム転換を先駆けるものだ」 この実験は「量子プロセ

                                                                                  仮想通貨ビットコインはピンチ?グーグルが”初の”量子コンピューターを発表
                                                                                • 第3の量子コンピューター、日本勢が快挙 世界最速の2量子ビットゲートを実現

                                                                                  量子コンピューターの性能向上につながる技術開発が進んでいる。分子科学研究所(愛知県岡崎市)教授の大森賢治氏らの研究グループは、「第3の量子コンピューター」として注目される冷却原子型で、ノイズの影響を抑える技術を確立した。日本勢は冷却原子型でレーザー技術を強みに先行しており、大森氏らは2030年にも事業化を目指す。 大森氏らは、冷却原子型で世界最速の2量子ビットゲート(基本演算要素)操作を実現した(図1)。長年の課題だったノイズに影響されにくい量子コンピューターの開発につながる技術だという。同氏らが開発した冷却原子型量子コンピューターは、極低温に冷却した2つの原子をµm(マイクロメートル)レベルに近づけ、特殊なレーザーを当てて操作するもの。10ピコ秒(1000億分の1秒)だけ光る超高速のパルスレーザーを使うことで、6.5ナノ秒で動作する世界最速の2量子ビットゲート(制御ゲート)を実現できる。

                                                                                    第3の量子コンピューター、日本勢が快挙 世界最速の2量子ビットゲートを実現