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Biologyの検索結果361 - 400 件 / 414件

  • 寄生虫がハイエナを「操作」、ライオンに襲われやすくなると判明

    「トキソプラズマに感染した個体とそうでない個体で、ライオンに近づく距離に大きな違いがあることを目の当たりにして愕然としました」と、米ミシガン州立大学の行動生態学者で、論文の共著者であるケイ・ホールキャンプ氏は語る。 トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)は単細胞の寄生性原虫で、ネコ科動物を終宿主とするが、ヒトを含む哺乳類や鳥類を中間宿主とし、世界人口の少なくとも3分の1が感染していると言われている。この寄生虫はネズミなどの宿主を操り、イエネコなどのネコ科動物の近くで大胆な行動を取らせてネコに寄生することが知られる。しかし、野生の大型哺乳類に同じような効果を及ぼすことが研究者によって確認されたのは、今回が初めてだ。(参照記事:「トキソプラズマが人の脳を操る仕組み」) 加えて、トキソプラズマのように致命的な疾患は引き起こさない原虫が、野生動物の行動にこれまで考えられていたよりも大

      寄生虫がハイエナを「操作」、ライオンに襲われやすくなると判明
    • これ全部「○○鯛」!一番タイっぽくないタイはどれだ!?

      世の中には名前に「タイ(鯛)」とつく魚がたくさん存在する。 しかしその中にはあまり「鯛っぽくない」ものも少なからず含まれるのだ。今日はいろんな「⚪︎⚪︎ダイ(鯛)」を羅列し、鯛として認定されるための境界を探ってみタイ。 そしてタイとしての特徴を備えていない「名ばかり鯛」たちの面白さを知らしめタイ。 海水魚界の超メジャーどころ はい!突然ですが海の魚の代表格といえばなんでしょうか。いちばんのメジャーどころといえばなんでしょうか。 マグロ?あー、悪くないけどちょっとね。外洋性であんまり身近な感じしないのがちょっとね? じゃあ身近でおいしいイワシ?…はぁ。あんたもし国対抗国際魚選手権があったらイワシを我が国代表に選ぶか?選ばないだろ? アジ?マジで言ってる? いやいやいや。公平な目で見りゃあここはもうあの魚一択でしょ。 これよ!タイよ。マダイよ。 タイでしょ。鯛。タイしかないっしょ。 これはあく

        これ全部「○○鯛」!一番タイっぽくないタイはどれだ!?
      • 浜名湖の奇跡、流れてくるクルマエビを船上から網ですくう『えびすき漁』体験

        趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:キノコの女王キヌガサタケは美しいけど臭い、でもうまい > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 エビをすくいに夜中の浜名湖へやってきた 当サイトではホタルイカ、トビウオなどを網ですくってきたが、クルマエビはさすがに初めて。夢ですら見ないようなエビすくい体験ができるのは、浜名湖の南部にある弁天島だ。 予約した漁師さんから指定された集合時間は、なんと夜中の12時半。絶対に遅刻しまいと予定よりだいぶ早くに浜松入りしたので、今や静岡名物となった『さわやか』というファミレスでハンバーグを食べ、近くの温浴施設でゆっくりしてから到着した。 これが出張だったら今日の最終目的地はビジネスホテルで、さてビールでも飲んで寝るかというタイミングだが、私は今

          浜名湖の奇跡、流れてくるクルマエビを船上から網ですくう『えびすき漁』体験
        • 「雨漏りでこんなキノコが育った!」フォトコンテスト グランプリ発表 – 日本防水協会 日本防水協会は漏水・防水に関する皆様のお悩みを解決します

          たくさんのご応募、誠にありがとうございました。 応募作品数75作品から厳正な審査の結果、入賞作品が決定いたしました。 また準グランプリを3作品とさせて頂いておりましたが多数のご応募をいただいたことから急遽5作品にさせていただきました。 <コンテストを終えて> 当コンテストを通じ、生命の力強さとともに、雨漏りや湿気が建物に及ぼす影響の一端にも触れていただけたかと思います。 本来、できることであれば未然に防ぎたい、または発生しても迅速に解決したい雨漏り。一般社団法人日本防水協会には雨漏り対策の様々なノウハウがあり、当協会のHPにおいてもそれらを公開しています。ぜひ、この機会に閲覧いただき、雨漏りに対する知見を高めていただければ嬉しく思います。 そして、雨漏りの被害にあった、もしくは雨漏りを未然に防ぎたいと思われた方は、ぜひ当協会までご連絡をいただければ幸いです。 1.コンテスト概要 ・募集内容

          • 南インドのピンクウォーター、パティムガムを飲んでみた

            趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:ロマネスコを拡大してみる > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 これが南インドのPATHIMUKAM(パティムガム)だ 下の写真は友人が南インドで撮影したもので、左上のグラスに入っているのがパティムガム。別名ピンクウォーター、見た目そのままだ。 どうやら食堂で水やお茶の代わりに出てくるサービスドリンクの一種らしい。その派手な見た目に反して、なんと味はほぼないのだとか。 味がないというか、まったく記憶に残らない味らしい。こんな色なのに。 この色で無味ということはないと思うのだが。写真提供:ケララの風モーニング パティムガム、すごく気になる。新大久保あたりのインド食材店にいけば買えるかなと数件回ったが、まったく見つけることができなか

              南インドのピンクウォーター、パティムガムを飲んでみた
            • 我々の食卓はアブラナ科で溢れているからアブラナ科丼を作る

              1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:ほぼ加工せずに足が長く見える写真を撮る方法 > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 我々はアブラナ科 分類というものがある。人間は「ヒト科」ということになる。その上にも「門」とか「綱」とかあるし、下には「属」とか「種」とかあるのだけれど、「ヒト科」なのである。同じように野菜にも科が存在する。 大根 レタス キャベツ 上記の3つの野菜に1つだけ仲間はずれがある。いろいろな考え方があると思う。大根だけ白いみたいな仲間はずれの探し方もあるし、個人的にキャベツが嫌いというのもあるだろう。ただ今回は「科」で考えて欲しい。すると仲間はずれがわかる。 レタスが仲間はずれ! キャベツと大根は「アブラナ科」。しかし、レタスは「キ

                我々の食卓はアブラナ科で溢れているからアブラナ科丼を作る
              • 昆虫で初、「よろい」着たアリ発見 炭酸カルシウム製:朝日新聞デジタル

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                • 「彼の自由研究はすでに科学論文」“カブトムシは夜行性”の常識覆した小6男子、共同研究の大学講師も脱帽|まいどなニュース

                    「彼の自由研究はすでに科学論文」“カブトムシは夜行性”の常識覆した小6男子、共同研究の大学講師も脱帽|まいどなニュース
                  • 日本感染症学会

                    対応についてNEW 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)特集号(感染症学雑誌第94巻第4号) 学会からのお願い COVID-19に関連した論文 症例報告 関連情報(リンク)NEW 公開している内容については、作成時点での情報をもとにしております。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について この冬のCOVID-19とインフルエンザ同時流行の際の注意点(2022年10月20日)NEW 感染蔓延期における医療体制の在り方とお願い―新型コロナウイルス感染症患者を診療される先生方へ―(2020年4月24日) 新型コロナウイルス感染症に対する臨床対応の考え方―医療現場の混乱を回避し、重症例を救命するために―(2020年4月2日) 新型コロナウイルス感染症の現状と対策 水際対策から感染蔓延期に移行するときの注意点(2020年2月28日) 新型コロナウイルス感染症(COVID-

                    • 孤立した湖や池に魚はどうやって移動する? ようやくプロセスが明らかに

                      <孤立した湖や池に、魚はどのように入植するのだろうか。これまでその証拠ははっきりしていなかった......> 極乾燥地域に囲まれた孤立した湖や池に、魚はどのように入植するのだろうか。「魚の卵が鳥の足やくちばし、羽に付着し、鳥によって遠方に運ばれるのではないか」との仮説が長年唱えられているが、2018年に発表されたスイス・バーゼル大学の文献レビューでは「この仮説を示す証拠はこれまでに見つかっていない」とされていた。 植物の種は、鳥獣に食べられ運ばれるが...... ハンガリー・ドナウ研究所(DRI)生態学研究センター(CER)の研究チームは、外来種として広く知られるコイとギベリオブナの卵をマガモに与える実験を行い、「マガモに与えた魚卵のうち0.2%が消化器内で生き残り、糞として排泄され、さらにその一部は孵化した」との研究結果を2020年6月22日に「米国科学アカデミー紀要(米国科学アカデミー

                        孤立した湖や池に魚はどうやって移動する? ようやくプロセスが明らかに
                      • イナゴの群れが中国に到達! というクソみたいなデマが流れていたので、バッタの進行の見方を解説する

                        まとめサイトや東スポなどが「サバクトビバッタの大群が中国へ!」というどうしようもないデマを流していて、えぇ…マジかよ…と頭を抱えたバッタウォッチャーの中の人ですこんばんは。 いや、冗談抜きに、人知れずもう10年くらい毎年春の時期になるとサバクトビバッタの発生をウォッチしてますからね。 え、何でそんなヒマなことしてるのかって? たまにエジプトにバッタが襲来するからです。 さて、最初に言っておきますが サバクトビバッタの群れはイラン高原とヒマラヤを越えられません。 これは毎年見てれば判ります。過去履歴も追えます。なので中国にはそもそも到達できません! そして 中国・日本で発生する「蝗害」はトノサマバッタで、サバクトビバッタではありません。 もし中国で蝗害が発生するならトノサマバッタです。 デマを流した人も引っかかった人も、地図見てないし過去事例も見てないんだよなあ。 本当のところはどうなのか調

                          イナゴの群れが中国に到達! というクソみたいなデマが流れていたので、バッタの進行の見方を解説する
                        • アメーバのように動く細菌見つかる “従来の概念変える発見” | NHKニュース

                          アメーバのように動き、ほかの微生物を丸ごと飲み込むように食べてしまう細菌を筑波大学の研究グループが発見しました。細菌の仲間はこうした動きはできないと考えられてきたことから、従来の細菌の概念を変える発見だとして注目されています。 筑波大学の石田健一郎教授の研究グループが、南太平洋の海水の中に生息する微生物を調べていたところ、藻類などの微生物を次々と食べる未知の生物がいることに気付き、分析しました。 その生物は、遺伝子の解析から、新種の細菌であることがわかりましたが、アメーバのように細胞の形を変形させながら動く特徴があることがわかりました。 ほかの微生物を食べる瞬間を電子顕微鏡で調べたところ、細菌の中央部をくぼませて、丸飲みするように取り込む様子も観察されました。 筑波大学の石田健一郎教授は「細菌だとわかった時は驚いた。これまで知られていない方法で細胞の形を大きく変える事ができるとみられ、従来

                            アメーバのように動く細菌見つかる “従来の概念変える発見” | NHKニュース
                          • セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ、秋の季語に

                            秋に黄色い花を咲かせるセイタカアワダチソウに寄生するアブラムシの一種「セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ」が、秋の季語として『令和歳時記』に収録されることがわかった。近年の俳句ブームを背景に、アブラムシ愛好家の間からは「セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシをもっと身近に感じてもらえれば」と期待する声があがっている。 セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシは、北米原産の外来種で体長は3ミリほど。セイタカアワダチソウが日本全土に分布したことに伴い、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシも帰化が確認されている。 ススキとともに秋風になびく姿が日本の風景として定着したことから、「背高泡立草」は秋の季語として収録されているが、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシは未収録。19文字の長い和名を持つアブラムシとして、愛好家の間ではよく知られる存在だが、セイタカアワダチソウに比べて知名度が低いため

                              セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ、秋の季語に
                            • 産総研:ウナギやワカサギの減少の一因として殺虫剤が浮上

                              島根県宍道湖におけるウナギやワカサギの漁獲量激減の原因を調査 水田から流出するネオニコチノイド系殺虫剤が川や湖の生態系に与える影響を世界で初めて検証 淡水と海水が混合した汽水域での毒性物質の影響評価の重要性を指摘 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)地質情報研究部門【研究部門長 田中 裕一郎】山室 真澄 特定フェロー(東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授)と、東京大学、島根県保健環境科学研究所、名古屋市環境科学調査センター、千葉工業大学は、島根県の宍道湖を対象とした調査により、水田などで利用されるネオニコチノイド系殺虫剤が、ウナギやワカサギの餌となる生物を殺傷することで、間接的にウナギやワカサギを激減させていた可能性を指摘した。 ネオニコチノイド系殺虫剤はミツバチの大量失踪を招いた可能性が報告されており、欧米では規制を強化する傾向にあるが、

                              • 「子どもは二人まで」国やメディアが「少子化を推進していた」という歴史的事実(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                「国難」と報道される少子化問題だが?「あったのに知られていない事実」というものがある。正確には「知らされていない事実」というべきか。 テレビや新聞などのメディアは、こぞって「少子化」や「人口減少」に対する危機を訴えている。たとえば、以下は、今年の1月12日付の産経新聞のコラムからの引用である。 「政府与党は、突破すべき国難に日本の少子化を掲げたことを今一度思い出してもらいたい。(中略)少子化による人口減少という現実に正面から向き合い、官民を挙げて対策を講じていかねばならないはずだ」 特に、報道では、少子化や人口減少に対して、「未曾有の危機」や「国難」などという言葉とともに、まるで打開可能な課題であるかのように語られることが多い。「がんばればなんとかなる」「努力すれば克服できる」というものではないにもかかわらず、である。 「日本の少子化が不可避である」理由については、今までも当連載で何度か書

                                  「子どもは二人まで」国やメディアが「少子化を推進していた」という歴史的事実(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                • シマウマに乗りたい人々の歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                  シマウマを家畜化したいという人々のチャレンジ 歴史上、数多くの人がシマウマを家畜化しとようと試みてきました。 記録には全く残ってませんが、アフリカ牧畜民はおそらくシマウマを飼い慣らそうと相当な努力をしてきたと思われます。しかし現在シマウマを飼い慣らせてないということは、その試みが失敗に終わったということです。野生のシマウマが人に懐かないのは、アフリカ牧畜民があまりにしつこかったため、人を恐れる習性がシマウマに組み込まれてしまったのではという説すらあります。 19世紀以降、アフリカを植民地としたヨーロッパの人々は、大量にいる野生のシマウマをなんとか家畜化して活用しようとして、いくつかの成功事例が出ますが、おおよそ失敗に終わっています。 1. なぜシマウマを家畜化しようとしたのか シマウマは見た目はウマに似ているし、シマ「ウマ」と言うのでウマと似ているような誤解を与えるのですが、実はロバの近縁

                                    シマウマに乗りたい人々の歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                  • 『死んだ魚を水流にいれると,まるで生きているかのような動きをする』 → 哲学的ゾンビのあのマンガを思い出した

                                    Yuichi Kurita/栗田雄一 @mykurita 大阪大学細田先生@KohHosoda が紹介されていた,死んだ魚を乱流を起こした流れにいれると,まるで生きているかのような動きをする,という論文.動作において身体性がいかに支配的かを示していて,とてもおもしろい. pic.twitter.com/AxYn2l5O5q 2020-01-25 14:29:39 Yuichi Kurita/栗田雄一 @mykurita 死んだ魚の動きの話,おもしろいポイントがどこかを,無粋かつ多少不正確かもしれないことを承知で説明すれば, 1.魚の遊泳動作は,複雑かつ優雅で,脳がものすごくがんばって動かしているように見える 2.でも死んだ魚でも流れにつっこめば同じ動作ができてしまう 2020-01-26 12:09:11 Yuichi Kurita/栗田雄一 @mykurita 3.つまり,脳はなにもして

                                      『死んだ魚を水流にいれると,まるで生きているかのような動きをする』 → 哲学的ゾンビのあのマンガを思い出した
                                    • 「これほど訳しつつわくわくさせられる本もなかなかなかったのも事実だ」『スケール:生命、都市、経済をめぐる普遍的法則』山形浩生氏、訳者解説|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                      「これほど訳しつつわくわくさせられる本もなかなかなかったのも事実だ」『スケール:生命、都市、経済をめぐる普遍的法則』山形浩生氏、訳者解説 ヒトとほぼ同じ要素でできているのに、なぜネズミは3年しか生きられないのか。企業は死を免れることができないのに、なぜ都市は成長を続けることができるのか――。 理論物理学者であるジョフリー・ウェストはこれらの問題について、物理学の方法論を応用することで、『スケール:生命、都市、経済をめぐる普遍的法則』で解き明かしました。 この記事では、本書の訳者のひとりである山形浩生氏の解説を全文公開し、著者ウェストの思考に迫ります! 『スケール』解説 本書はGeoffrey West, Scale: The Universal Laws of Life and Death in Organisms, Cities and Companies(Weidenfeld & Ni

                                        「これほど訳しつつわくわくさせられる本もなかなかなかったのも事実だ」『スケール:生命、都市、経済をめぐる普遍的法則』山形浩生氏、訳者解説|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                      • マウスに薬物を投与する人の「性別」が実験結果に影響していることが判明

                                        研究者は何かしらの実験を行う際、調べたいこと以外の要因が実験結果に影響しないよう慎重に実験手法を検討していますが、時には予期せぬ要因で結果が左右されてしまうことがあります。新たにアメリカ・メリーランド大学の研究チームは、「マウスに薬物を投与する人の『性別』が実験結果に影響していた」ことを発見しました。 Experimenters’ sex modulates mouse behaviors and neural responses to ketamine via corticotropin releasing factor | Nature Neuroscience https://dx.doi.org/10.1038/s41593-022-01146-x 2022 News - Effects of Drugs in Mice can Depend on the Sex of the H

                                          マウスに薬物を投与する人の「性別」が実験結果に影響していることが判明
                                        • 【解説】最大級の淡水魚ハシナガチョウザメが絶滅

                                          生きたハシナガチョウザメ(Psephurus gladius)は2003年を最後に目撃されておらず、絶滅したと考えられる。捕獲や目撃例が少なく、写真をほとんど残さないまま早すぎる死を迎えた。(PHOTOGRAPH BY QIWEI WEI) ハシナガチョウザメ(Psephurus gladius)や近い仲間が地球上に登場してから2億年以上になる。中国、長江(揚子江)を生息域とし、体長7m以上になるこの魚は、想像を絶する大変動を生き抜いてきた。恐竜や首長竜などが大量絶滅した時代にも耐えた。顕花植物(花を咲かせる植物)が進化したのも彼らの登場以後であり、長江の川岸にも繁茂するようになった。 それから竹が、もっと後にはジャイアントパンダが登場した。さらにここ数千年で(進化の歴史ではほんの一瞬だ)陸地は人間であふれ、中国の人口は世界一になった。一方、ハシナガチョウザメは太古の昔と変わらず、長江の濁

                                            【解説】最大級の淡水魚ハシナガチョウザメが絶滅
                                          • 老化細胞を選択的に除去するGLS1阻害剤が 加齢現象・老年病・生活習慣病を改善させることを証明|東京大学医科学研究所

                                            老化細胞はリソソーム(注1)膜に損傷が生じることで細胞内pHが低下すること、その結果としてグルタミン代謝酵素GLS1(注2)の阻害剤に感受性を示すことを明らかにしました。 老齢マウスや加齢関連疾患モデルマウスへのGLS1阻害剤の投与により、さまざまな臓器・組織の加齢現象や老年病、生活習慣病を改善できることも見いだしました。 本研究成果により、老化細胞の代謝特異性を標的とした老化細胞の除去による新たな抗加齢療法の開発に貢献することが期待されます。 発表概要 細胞はさまざまなストレスを受けると、不可逆的な増殖停止を示す老化細胞に誘導されることが知られています。これまでに、老化細胞は加齢に伴い生体内に蓄積することや、老齢マウスから遺伝子工学的に老化細胞を除去すると、動脈硬化や腎障害などの老年病の発症が有意に遅れ、健康寿命も延伸することが示されていました。しかし、組織・臓器により老化細胞は多様性を

                                            • 植物由来のコロナワクチンが最終治験に、まもなく実現か

                                              カナダ、ケベック市にあるメディカゴ社の温室で、ワクチンをつくるタバコ属の植物をチェックするスタッフ。(PHOTOGRAPH BY MATHIEU BELANGER, REUTERS) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)によって、世界各国のワクチン生産能力の大きな格差が明らかになった。現在のワクチン生産方法は、高額で複雑だ。そのため、ワクチンを生産できるのはひと握りの国々に限られるうえ、そのような国々でさえ、頻発する汚染と品質管理の課題に直面してきた。 既存のワクチンには、マイナス60℃もの超低温で輸送、保管しなければならないものもある。こうしたワクチンの低温流通システム(コールドチェーン)は、高コストなだけでなく、へき地のコミュニティやインフラが不十分な国々にとって流通の大きな障壁になっている。 その打開策は、ワクチン生産に植物を利用することだ、と考

                                                植物由来のコロナワクチンが最終治験に、まもなく実現か
                                              • 昆虫の持つ驚異の知能を技術で生かす――生物が進化で獲得した能力を活用して、持続可能な地球を | Think Blog Japan

                                                オスのガ(蛾)が、メスの出すフェロモンの匂いをどこまでも追って行く――ファーブル「昆虫記」の中の有名な実験である。 それから120年。東京大学先端科学技術研究センター所長の神崎亮平教授のチームは、昆虫が進化により獲得した知能(生物知能)を再現して活用するため、カイコガの脳の精密な神経回路モデルをスーパーコンピューターに再現した。そして昆虫自身が操縦するロボットや、脳が作り出す信号でフェロモンを追うロボット「サイボーグ昆虫」を作り出した。 昆虫の脳は、人の100万分の1しかない。にもかかわらず、何kmも離れた匂いに向かってまっしぐらに素早く行動する。移動中に衝突をすることもない。その驚きの能力を生かそうというわけだ。神崎教授らはさらに、昆虫が持つ匂いを検出する触角のしくみを再現することにより、特定の化学物質を検出しそれを探し出すカイコガ「警察昆虫」や、特定の匂いを検出するとピカッと光る細胞「

                                                  昆虫の持つ驚異の知能を技術で生かす――生物が進化で獲得した能力を活用して、持続可能な地球を | Think Blog Japan
                                                • 5億年以上前の地球に存在、『ほぼ全ての動物の祖先』の化石が発見される | VAIENCE

                                                    5億年以上前の地球に存在、『ほぼ全ての動物の祖先』の化石が発見される | VAIENCE
                                                  • 新型コロナウイルス、モノの表面にはどのくらい残り続ける?──実験結果

                                                    医療用マスクの外側表面からは7日経ってもウイルスが検出された NEXU Science Communication/via REUTERS <香港大学の研究チームは、モノの表面に付着した新型コロナウイルスは、一体どのくらいの時間、感染力を維持するのかを調べた......> 印刷物やティッシュは3時間、プラスチックは7日 終息が見えない新型コロナウイルス感染症の流行拡大だが、感染しないよう人との距離を取っても、どうしても心配になるのが、モノに付着したウイルスを介して感染しないか?ということだ。 香港大学のレオ・プーン教授率いる研究チームはこのほど、「モノの表面に付着した新型コロナウイルスは、一体どのくらいの時間、感染力を維持するのか」を調べた。この結果をまとめた論文は、微生物に関する専門医学誌「ランセット・マイクローブ」に掲載されている。 研究チームはまず、さまざまな温度でのウイルスの安定度

                                                      新型コロナウイルス、モノの表面にはどのくらい残り続ける?──実験結果
                                                    • ロマネスコを拡大してみる :: デイリーポータルZ

                                                      趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:山田うどんのそばが生タイプになった > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 ロマネスコの先端を確認しよう ブロッコリーに混ざってカリフラワーとして売られていた、持つと痛そうな謎の野菜。ロマ……なんとか。 確かロマネスクだったかな。いやロマネコスだっけ。 調べたらロマネスコだった。ロマネス湖と覚えよう。 ロマネスクは西ヨーロッパに広まった中世の様式だった。 前にTwitterかなんかで、ロマネスコの先端部分は、どこまでも螺旋状の構造が繰り返されているため、どんなに拡大しても延々と同じ模様に見えるのだという説を見かけた。フラクタル構造というそうだ。 そんな訳ないだろうと思いつつ、そういうものなのかなという気もした。本当なのか確認してみ

                                                        ロマネスコを拡大してみる :: デイリーポータルZ
                                                      • 生物の寿命はDNAに書き込まれている。それによると人間の寿命は38年

                                                        Lifespan of Animals Is Written in Their DNA: For Humans It's Just 38 Years 自然のままなら、人間の寿命は約38年──DNAの解析でさまざまな種の寿命を推測する新手法で導き出された数字だ。 すでにだいたいの寿命がわかっている種の遺伝子研究から推定したところ、絶滅したケナガマンモスの寿命はおそらく60年ほど、シロナガスクジラに次いで大きいホッキョククジラは2世紀半以上長生きできることが判明した。 12月12日付の科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表された論文で、研究者たちは動物が年を取るにつれてDNAがどのように変化するかを調べた。そして、このDNAの変化は寿命と関連していることを突き止めた。 老化の謎 老化のプロセスは、生物医学や生態学の分野で非常に重要なテーマだ。動物は年と取るにつれ、生体機能が衰えていき、やが

                                                          生物の寿命はDNAに書き込まれている。それによると人間の寿命は38年
                                                        • Reverse Engineering the source code of the BioNTech/Pfizer SARS-CoV-2 Vaccine - Bert Hubert's writings

                                                          Reverse Engineering the source code of the BioNTech/Pfizer SARS-CoV-2 Vaccine Translations: ελληνικά / عربى / 中文 (Weixin video, Youtube video) / 粵文 / bahasa Indonesia / český / Català / český / Deutsch / Español / 2فارسی / فارسی / Français / עִברִית / Hrvatski / Italiano / Magyar / Nederlands / 日本語 / 日本語 2 / नेपाली / Polskie / русский / Português / Română / Slovensky / Slovenščina / Srpski / Türk

                                                            Reverse Engineering the source code of the BioNTech/Pfizer SARS-CoV-2 Vaccine - Bert Hubert's writings
                                                          • 米NY市の新型コロナは「欧州由来」、2月から感染拡大 米研究

                                                            3Dプリンターで作成した新型コロナウイルス「2019-nCoV」の模型。米国立衛生研究所提供(2020年3月16日提供)。(c)Handout / National Institutes of Health / AFP 【4月9日 AFP】米ニューヨーク市における新型コロナウイルスの感染拡大が大規模検査実施前の2月から始まり、同市でこれまでに採取された検体から分離されたウイルス株は、欧州由来であることが分かった。米ニューヨーク大学(New York University)グロスマン医学部(Grossman School of Medicine)の遺伝学者、アドリアナ・ヘギー(Adriana Heguy)氏が明らかにした。 ヘギー氏はAFPに対し、新型ウイルスの感染経路をさかのぼることは、政策立案者らが将来、より確かな情報に基づいて社会的介入を行うのに役立つとした上で、「これまでのところ、(

                                                              米NY市の新型コロナは「欧州由来」、2月から感染拡大 米研究
                                                            • ホホジロザメが人間を噛む理由判明か

                                                              (CNN) ホホジロザメが人間を噛(か)むのは、アザラシやアシカと間違えているから――。そんな説が長年唱えられてきたが、サメが世界をどのように見ているかをシミュレーションした新たな研究の結果、これが事実である可能性が示された。 研究を行ったのは豪シドニーにあるマッコーリー大学のチーム。若いホホジロザメの目から見ると、遊泳中もしくはパドリング中の人間はアザラシやアシカに良く似ていることを突き止めた。 研究チームの27日の声明によると、ホホジロザメはオオメジロザメやイタチザメと並び、サメが人間を噛むケースの大半を占めるという。 世界自然保護基金(WWF)によれば、ホホジロザメは世界最大の捕食性の魚で、獲物の体を噛みちぎり、それを丸のみすることで知られる。 サメが人を噛む事例はまれだが、マッコーリー大の研究者は2019年、過去20年でこうしたケースが「大幅に」増えていることがわかったと報告してい

                                                                ホホジロザメが人間を噛む理由判明か
                                                              • 『ヒトの目、驚異の進化』(早川書房) - 著者:マーク・チャンギージー 翻訳:柴田 裕之 - マーク・チャンギージーによる前書き | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                                                                著者:マーク・チャンギージー翻訳:柴田 裕之出版社:早川書房装丁:文庫(326ページ)発売日:2020-03-06 ISBN-10:4150505551 ISBN-13:978-4150505554 「ヤバそうな 目の本 が爆誕した」――Twitterで書影が公開されるや大きな反響を呼び即座に発売前重版が決定した、マーク・チャンギージー『ヒトの目、驚異の進化――視覚革命が文明を生んだ』(柴田裕之訳)。東浩紀氏(哲学者)、石田英敬氏(東京大学名誉教授)、円城塔氏(作家)、下條信輔氏(カリフォルニア工科大学教授)、養老孟司氏(解剖学者)が激賞、各界で注目を集める「目の本」とは、一体何なのか? ここでは刊行に先立ち、本書の「はじめに 超人的な視覚能力」を抜粋公開します。 人類の目が前向きなのは「透視」するためだった⁉︎私たちは科学のおかげで、生物学的構造の目的、すなわちその能力は何のためにあるの

                                                                  『ヒトの目、驚異の進化』(早川書房) - 著者:マーク・チャンギージー 翻訳:柴田 裕之 - マーク・チャンギージーによる前書き | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                                                                • ほうれん草やチンゲンサイに含まれる「硝酸塩」が筋力をブーストするという研究結果

                                                                  ほうれん草やチンゲンサイなどの葉物野菜に豊富に含まれている硝酸塩という化学物質に、筋肉に作用して筋力をブーストする作用があるという研究結果が報告されました。 15N‐labeled dietary nitrate supplementation increases human skeletal muscle nitrate concentration and improves muscle torque production - Kadach - 2023 - Acta Physiologica - Wiley Online Library https://doi.org/10.1111/apha.13924 Supercharge Your Workouts: Active Molecule of Beetroot Juice Significantly Increases Muscle

                                                                    ほうれん草やチンゲンサイに含まれる「硝酸塩」が筋力をブーストするという研究結果
                                                                  • 旦那に足を組んでもらったら、男性には「やりやすい足組みと面倒くさい足組み」があると知った→アイツのポジションが原因

                                                                    SEIRAさんじゅういっさい、 @erisajp2002 つまり勢いよくドカッと座って即座に足を組むみたいな一連の動作は座る時の勢いでちんちんが慣性の法則で上に上がってる隙に足を組んでる…ってコト?! twitter.com/yama_no_yoko/s… 2022-06-22 12:12:31

                                                                      旦那に足を組んでもらったら、男性には「やりやすい足組みと面倒くさい足組み」があると知った→アイツのポジションが原因
                                                                    • 放流マンボウ クラゲを捕食 回収したカメラに映る 鹿児島 | NHKニュース

                                                                      鹿児島市の水族館がマンボウにカメラをつけて海に戻し、その後カメラを回収したところ、マンボウがクラゲを食べる珍しい様子が映っていました。 「かごしま水族館」は屋外の水路でマンボウを飼育していましたが、水温が高くなってマンボウが衰弱するのを避けるため、先月20日に鹿児島湾に放流しました。 その際、長崎大学の研究チームとともにマンボウに小型カメラや水深を計る機器などを取り付けていました。 これらは自動的に外れる仕組みで、先月25日に鹿児島湾内で回収されました。 このうち、カメラにはマンボウがミズクラゲを食べる様子などが映っていました。 マンボウの捕食シーンは珍しいということです。 また、ほとんどの映像は光が届かない海の深い場所で撮影されたと見られ、マンボウが水温が低いところを好む性質と関係があるのではないかということです。 「かごしま水族館」の吉田明彦係長は「マンボウがどのような所を泳いでいるの

                                                                        放流マンボウ クラゲを捕食 回収したカメラに映る 鹿児島 | NHKニュース
                                                                      • 手がしわしわになる「漂母皮化」はなぜ起きるのか?

                                                                        flickr photo by meddygarnet shared under a Creative Commons (BY) license 長時間、温泉やプールに入っていたり、皿洗いなどをすると手がしわしわになった経験があるだろう。この現象は「漂母皮化(ひょうぼひか)」と呼ばれる現象だ。漂母とは洗濯業務を行う使用人の女性、または綿を水で叩き洗いして白くする「漂」という作業に携わる女性のことだ。漂母の多くは高齢であり、手がしわしわであったことも理由の一端なのだろうが、おそらくは長時間水に晒されながら作業をしていたため漂母皮化が起きていたことに由来しているのだろう。 漂母皮化がどのようにして発生するのかについては、これまで様々な説が提唱され活発に議論が行われてきた。その中の一つに「浸透圧によって水分が吸収されてふやけたため」という説がある。 浸透圧が生じる例としては、野菜を塩もみしたとき

                                                                          手がしわしわになる「漂母皮化」はなぜ起きるのか?
                                                                        • 『現代思想』誌「進化論の現在」は看板倒れ - まとまり日記

                                                                          『現代思想』誌2021年10月号は「現代思想 2021年10月号 特集=進化論の現在 ―ポスト・ヒューマン時代の人類と地球の未来―」と題された特集だった。わたしはこの特集全体の企画意図に問題があると考えるので、手短に述べたい。 わたしの不満は一言で言うと「この号の中身は『進化論の現在』という題名と釣り合っていない、とくにこの題名で生物学の哲学の成果をほぼ無視するのは問題ではないか」ということだ。 まず前半からいこう。哲学・思想系の雑誌が「進化論の現在」という特集を組むときにどういうことを扱うべきか。もちろん決まったルールがあるわけではないが、次のようなトピックが扱われると考えるのが自然だろう: 進化論(進化生物学)の研究の現状 進化論の種々の側面についての哲学的論争の現状(たとえばやや古い話だがここで触れられているような議論) 進化論からの哲学研究へのインプリケーション(たとえば意識の進化

                                                                            『現代思想』誌「進化論の現在」は看板倒れ - まとまり日記
                                                                          • マイクロ波兵器ではない?ハバナ症候群の原因、機密解除の報告書が指摘した意外な結論:朝日新聞GLOBE+

                                                                            「ハバナ症候群」という謎の症状を訴える職員が相次いだキューバのアメリカ大使館=2016年11月、ハバナ アメリカのネットメディアBuzzFeed Newsが2021年9月、機密解除になったアメリカ国務省による科学報告書を情報公開制度で入手し、報じた。その内容が驚きをもって受け止められている。 これまで原因不明の「怪現象」として注目されていたハバナ症候群は、コオロギによる可能性が高いというのだ。加えて「心因性」による集団心理の影響も指摘している。 このコオロギは学名をAnurogryllis celerinictusといい、非常に特徴的な高い鳴き声だ。アメリカのウェブサイト「Singing Insects of North America」が録音データを公開している。 注目すべきは、この調査が実施された2018年時点で、現在までアメリカ政府が有力視してきた「マイクロ波」や「超音波」による攻撃

                                                                              マイクロ波兵器ではない?ハバナ症候群の原因、機密解除の報告書が指摘した意外な結論:朝日新聞GLOBE+
                                                                            • 日本産トキとともに、トキウモウダニが絶滅していたことが明らかに

                                                                              法政大学 日本産トキとともに、トキウモウダニが絶滅していたことが明らかに 大学ニュース / 先端研究 2020.04.15 17:00 鳥にとっては良い働きをするウモウダニは、鳥と相利共生していると考えられています。法政大学島野智之教授と東邦大学の脇 司講師は、国内で400羽程度に増え野性復帰した中国由来のトキについて、調査可能な限りのウモウダニ(約1万7000個体)を調査しました。その結果、すべてトキエンバンウモウダニで、トキウモウダニは全くみつかりませんでした。トキウモウダニは、日本では(おそらく地球上からも)絶滅したと結論づけました(5月発行の学術誌に受理済・掲載予定)。 これをうけて、2020年3月27日公開された環境省レッドリスト2020でのトキウモウダニのランクは「野生絶滅(EW)」から「絶滅(EX)」に変更されました。宿主である中国の個体を始祖として繁殖したトキは日本の空によ

                                                                                日本産トキとともに、トキウモウダニが絶滅していたことが明らかに
                                                                              • 【研究成果】太古の昔、生物がどのように増殖する能力を獲得したかを実験で解明~生命起源における「化学」と「生物学」の溝をうめる世界初の成果~

                                                                                太古の地球で、原始生物につながったとされる分子の集合体がどのように増殖するようになったかという生命起源の長年のなぞを世界ではじめて実験的に解明 新たに設計・合成されたアミノ酸誘導体(エサ)からペプチドの集合体(コアセルベート液滴)が自発的に形成 エサと刺激を繰り返し与えたところ、コアセルベート液滴が増殖を開始 ペプチド材料の大量生産に応用できると期待 肝生命起源において生物の先祖がどのように増殖能力を獲得したのかという長年の謎を、新規アミノ酸誘導体をエサとして増殖するペプチド液滴(コアセルベート液滴)を創製することで実験的に解明しました。 新規に設計・合成したアミノ酸誘導体を水中に添加すると、アミノ酸が縮合しペプチドが生成されました。生成されたペプチドはコアセルベート液滴を自発的に形成し、これにエサと刺激を繰り返し与えると、液滴は増殖し続けました。さらにこの増殖コアセルベート液滴はRNAや

                                                                                  【研究成果】太古の昔、生物がどのように増殖する能力を獲得したかを実験で解明~生命起源における「化学」と「生物学」の溝をうめる世界初の成果~
                                                                                • 新型コロナウイルス、ヘビが感染源の可能性 武漢の市場で販売

                                                                                  (CNN) 中国湖北省の武漢市で発生した新型コロナウイルスについて、中国に生息するアマガサヘビやタイワンコブラが感染源だった可能性を指摘する論文が、このほど学会誌に発表された。 アマガサヘビは猛毒をもつコブラの仲間で、中国中部と南部および東南アジアに生息する。 新型コロナウイルスによる肺炎は、昨年12月に武漢市で報告され、旅行者を通じて中国国内や海外にも広がった。世界保健機関(WHO)はこの新型コロナウイルスを「2019-nCoV」と命名している。 報道によると、同ウイルスに感染して最初に入院したのは、武漢市の海産物卸売市場の従業員や利用客だった。同市場では食用の動物や爬虫類(はちゅうるい)も販売しているが、水産物のコロナウイルス感染は報告されていないことから、市場で売られていたそれ以外の動物から感染したとする説が有力視されている。 ウイルス学会誌にこのほど発表された論文では、2019-n

                                                                                    新型コロナウイルス、ヘビが感染源の可能性 武漢の市場で販売