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books_eに関するエントリは42件あります。 blog社会book などが関連タグです。 人気エントリには 『東浩紀「TwitterやYouTubeで『知の観客』をつくることはできない」 いまのネットにある「違和感」の正体』などがあります。
  • 東浩紀「TwitterやYouTubeで『知の観客』をつくることはできない」 いまのネットにある「違和感」の正体

    「これでいいんですか?」って何回も何回も何回も何回も言った 【東】吉田さんの取材は緊張しますね。 ——雑談するだけなので大丈夫ですよ! とりあえず今回の本は、ライバルが『鬼滅の刃』ってぐらいに売れてるらしいじゃないですか。 【東】初速は。でも、どれくらい広がってるのかわからないですよ。そもそもゲンロンってなんだってことですからね。『ゲンロン戦記』ってタイトル自体、「これでいいんですか?」って何回も何回も何回も何回も言ったんだけど、「いや、これがいいんだ」ということで。 ——東さんがゲンロンという会社を作って大変なことになった話だから正解ではあるんですよね。なんでこれを出そうと思ったんですか? 【東】中公さんから企画が来て、「『ゲンロン戦記』って本を出しませんか?」って。これは仮題でそのうち変わるのかと思ってたら変わらないまま最後までいっちゃったっていう感じです。 ——最初からそこまで決まっ

      東浩紀「TwitterやYouTubeで『知の観客』をつくることはできない」 いまのネットにある「違和感」の正体
    • サンデル教授が語る「大卒による無意識の差別」

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        サンデル教授が語る「大卒による無意識の差別」
      • 人類史上最悪…犠牲者3000万人「独ソ戦」で出現した、この世の地獄(週刊現代) @gendai_biz

        人類史上全ての戦争の中で最大の死者数を計上した独ソ戦。血で血を洗う戦場ではいったい何が起きていたのか。これまで日本で語られることのなかった絶滅戦争の惨禍を、最新研究をもとに振り返る。 わが子にわが子を食わせる 1941年、ドイツ軍に包囲されたソ連第2の都市・レニングラードの街角は死体で溢れていた。 ヒトラーは、「革命の聖地」であるレニングラードを軍隊で奪取するのではなく、包囲したうえで飢餓地獄に陥れ、市民もろとも守備隊を全滅させることを狙ったのだ。 冬が到来すると、死体から人肉を食らう凄惨なありさまとなった。ソ連の内務人民委員部(秘密警察)の文書には以下のような記録まで残っている。 「ある母親は、上の子どもたちを生き延びさせるために、末の赤ん坊を殺して食べさせた」 日本では第二次世界大戦といえば太平洋戦争がイメージされやすく、これまで独ソ戦についてはほとんど語られてこなかった。 しかし、7

          人類史上最悪…犠牲者3000万人「独ソ戦」で出現した、この世の地獄(週刊現代) @gendai_biz
        • 「女性」さんの短評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

          以前、桝本純さんのオーラルヒストリーに関心を持って「今世紀最高の本」とまで絶賛していた「女性」さんという方(一人称「俺」のこの方の生物学的な雌雄の別は存じ上げませんが)が、『ジョブ型雇用社会とは何か』について、あまりほかの方がつっこまないところで、しかし私としては秘かにつっこんで欲しいなと思っていたところに、うまい具合につっこんでいただいています。 https://twitter.com/ssig33/status/1447750147375435778 濱口桂一郎さんの新刊読みました。一番よかったの国がハイエンド外人を水増しする話で、もしメンバーシップ雇用のOJTでハイエンドになれるなら、そこに後からハイエンド外人でもはまるはずだけどそうなってない、つまり日本の労働者はほぼ全てノースキルローエンドであることが示唆されている。 では日本のハイエンド人材がどこに消えてるかというと、これは学位

            「女性」さんの短評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
          • 今年の10冊 - 備忘録

            恒例のエントリーです。以下、順不同で。 ジェイン・ジェイコブス(香西泰訳)『市場の倫理 統治の倫理』 市場の倫理 統治の倫理 (ちくま学芸文庫) 作者:ジェイン ジェイコブズ発売日: 2016/02/09メディア: 文庫 traindusoir.hatenablog.jp ケネス・アロー(村上泰亮訳)『組織の限界』 組織の限界 (ちくま学芸文庫) 作者:アロー,ケネス・J.発売日: 2017/03/08メディア: 文庫 アローといえば、一般均衡理論におけるアロー=ドブルー・モデルや「アローの不可能性定理」によって知られるが、本書では、(サイモンやウィリアムソンにみられるような)組織の経済学について主に論じられる。組織の経済学では取引費用の概念が中心を占めることが多いが、本書の議論で中心を占めるのは情報の不完全性やシグナルである。また、ジェイコブス『市場の倫理 統治の倫理』にある取引を可能に

              今年の10冊 - 備忘録
            • 「確実に文化を貧しくする」SNSによる負の影響と戦い続けた10年間を東浩紀が振り返る | 文春オンライン

              Twitter、Facebook、Instagram……2010年代はSNSが爆発的に普及し、さまざまな分野で大きな影響力を持つようになった。中東で行われた民主化運動「アラブの春」もSNSが大きな役割を果たしたといえるだろう。 しかし、SNSの隆盛は、しっかりとした主張のうえで地道に活動するよりも、瞬間的に耳目を集める話題を打ち出した方が賢く有効だという風潮ももたらしたと語る作家・思想家の東浩紀氏。ここでは、同氏の新著『ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる』を引用し、わかりやすさばかりが求められる風潮に抗い、「べつの可能性」を生み出してきた悪戦苦闘の日々を振り返る。 ◇◇◇ SNSが社会に大きな影響力を与えるようになったテン年代 なぜゲンロンという会社を立ち上げたのか。それは時代と無関係ではありません。まずは大きく時代から振り返ってみます。 株式会社ゲンロンは2010年4月に創業しました(正

                「確実に文化を貧しくする」SNSによる負の影響と戦い続けた10年間を東浩紀が振り返る | 文春オンライン
              • 安倍晋三元首相の回顧録発売 「習近平氏は強烈なリアリスト」 「トランプ氏は、とにかく型破り」 - 日本経済新聞

                安倍晋三元首相が歴代最長の通算8年8カ月の政権をインタビューで振り返った「安倍晋三回顧録」(中央公論新社)が8日発売された。首脳会談でトランプ前米大統領や中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席らと交わした会話などが語られている。トランプ氏については「とにかく型破りだった」と評した。ゴルフ外交を含む関係づくりの狙いでは「現実問題として、日本が(トランプ氏の)標的になったら国全体が厳しい状況に陥る

                  安倍晋三元首相の回顧録発売 「習近平氏は強烈なリアリスト」 「トランプ氏は、とにかく型破り」 - 日本経済新聞
                • 角栄が恐れ、中曽根が泣きついた…戦後「最恐のフィクサー」児玉誉士夫の正体(春名 幹男) @gendai_biz

                  1976年、ロッキード事件が発覚し田中角栄元首相らが逮捕された。ロッキード社や丸紅、全日空を仲介し、賄賂受け渡しの「ハブ」になったのが右翼の大物、児玉誉士夫だ。「戦後最大のフィクサー」と呼ばれた児玉は、いったいどんな男だったのだろうか? 新刊『ロッキード疑獄』から、一部編集のうえで紹介する。 事件の背後にはCIAがいた… ロッキード事件は旅客機販売の商戦で起きた。ロッキード社はマクダネル・ダグラス社(MD)を抑えて全日空から受注を獲得し、勝利した。だが、ロッキード社から5億円のわいろを受け取り、「巨悪」とされた田中角栄がロッキード社を勝たせた最大の功労者というわけではなかった。 ロッキード社が危うくダグラス社に敗北しそうになった「最大の危機」で、ロッキード社のために大きく貢献したキーマンは、実は当時の通産相、中曽根康弘(後に首相)だった。ロッキード社元副会長カール・コーチャンが、回想録と嘱

                    角栄が恐れ、中曽根が泣きついた…戦後「最恐のフィクサー」児玉誉士夫の正体(春名 幹男) @gendai_biz
                  • 『計量経済学』(末石本)はエコノメトリクスのエッセンスを「オールインクルーシブ」で簡潔にまとめた必読の一冊 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

                    計量経済学 ミクロデータ分析へのいざない 作者:末石 直也日本評論社Amazon データ分析業界の友人から「読んでみたら物凄く良かった」と勧められて買ったのが、こちらの一冊。同名の書籍は沢山あるので、ここでは著者の末石先生のお名前を取って「末石本」と呼ばせていただきますが、これが本当に物凄く良くて感嘆させられるばかりでした。 ということで、門外漢が書いて良いものかどうか迷うところですが簡単に書評をまとめてみました。特に操作変数法を中心とする因果推論・自然実験まわりの確かな知識を得たい人にはお薦めだということを最初に書き添えておきます。なお、いつもながらですが僕の理解があやふやなため書評の中には怪しい箇所もあるかと思いますので、お気付きの方はコメント欄なりでご指摘くださると幸いです。 本書の内容 第1章 線形回帰とOLS 第2章 操作変数法 第3章 プログラム評価 第4章 行列表記と漸近理論

                      『計量経済学』(末石本)はエコノメトリクスのエッセンスを「オールインクルーシブ」で簡潔にまとめた必読の一冊 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ
                    • [書評] 英語独習法(今井むつみ): 極東ブログ

                      正直なところ、この手の本は読まないことにしている。英語と限らず外国語、しかも日本語からかけ離れた異言語を簡易に習得する方法はないし、死んだ言語でもなければ独習というのもほぼ不可能だからだ。とはいえ、本書『英語独習法』(今井むつみ)は、表題の含意とは異なり、むしろ、そのような私の持論のような内容だと聞き、それではと、読んでみた。ベストセラーともなっているらしく、しばらく在庫切れだった。ふとアマゾンを見たら在庫があるのでポチった。 読んでみて、予想通りだった。論旨としてはほとんど異論がなく、僭越ながら、自分が書いた本のような錯覚すらした。その意味では、悪意で言うのではないが、やや退屈な本でもあった。書店で見たら買っただろうかと問い直して、まあ、買っただろうとは思った。コーパス関連の部分は購入してじっくり読んでみたい印象があった。が、実際にその部分を精読してみると内容は薄い感じはした。というか、

                      • 柄谷行人さん『力と交換様式』インタビュー 絶望の先にある「希望」|じんぶん堂

                        記事:じんぶん堂企画室 柄谷行人さん 書籍情報はこちら 「これ以上ないところまで書いた」 柄谷さんは、四半世紀にわたって、〈交換〉から社会の歴史を見る仕事に取り組んできた。今作は、その〈交換様式〉がもたらす〈観念的な力〉に着目した到達点といえる一冊だ。 「私は、これ以上ないというところまで書きました。だから、今後どうすればいいんですか、なんてことを聞かないでもらいたい(笑)」 その仕事に取りかかったきっかけの一つは1991年のソビエト連邦崩壊だった。 「やはり、すごく大きな事件だったんですね。このとき、〈歴史の終焉〉ということが大々的に言われましたが、私は反対でした。なぜなら、何も終わっていなかったからです」 当時、米国の政治学者フランシス・フクヤマが、イデオロギーの対立は自由・民主主義の勝利に終わったという仮説を示して注目を集めた。根本的な革命はもう起こらないとも言われた。しかし、柄谷さ

                          柄谷行人さん『力と交換様式』インタビュー 絶望の先にある「希望」|じんぶん堂
                        • 酒井正『日本のセーフティーネット格差』 - 西東京日記 IN はてな

                          副題は「労働市場の変容と社会保険」。この書名と副題から「非正規雇用が増える中で社会保険がセーフティーネットの役割を果たせなくなってきたことを指摘している本なのだな」と想像する人も多いでしょう。 これは間違いではないのですが、本書は多くの人の想像とは少し違っています。「日本の社会保険の不備を告発する本」とも言えませんし(不備は指摘している)、「非正規雇用の格差を問題視し日本的雇用の打破を目指す」といった本でもありません。 本書はさまざまな実証分析を積み重ねることで、この問題の難しさと、改革の方向性を探ったものであり、単純明快さはないものの非常に丁寧な議論がなされています。特に仕事と子育ての両立支援を扱った第3章と、若年層への就労支援などを論じた第6章、最近流行のEBPMについて語った第7章は読み応えがあります。 目次は以下の通り 序章 日本の労働市場と社会保険制度との関係 第1章 雇用の流動

                            酒井正『日本のセーフティーネット格差』 - 西東京日記 IN はてな
                          • ディープラーニングを支える技術 ——「正解」を導くメカニズム[技術基礎]

                            2022年1月8日紙版発売 2021年12月24日電子版発売 岡野原大輔 著 A5判/304ページ 定価2,948円(本体2,680円+税10%) ISBN 978-4-297-12560-8 Gihyo Direct Amazon 楽天ブックス ヨドバシ.com 電子版 Gihyo Digital Publishing Amazon Kindle ブックライブ 楽天kobo honto 本書のサポートページサンプルファイルのダウンロードや正誤表など この本の概要 初学者の方々に向けた,ディープラーニングの技術解説書。 2012年に一般画像分類コンテスト(ILSVRC)で衝撃的な性能を達成したAlexNetの登場以来,急速な進化を遂げているディープラーニング。現在の人工知能/AIの発展の中核を担っており,スマートフォンからIoT,クラウドに至るまで幅広い領域で,画像,音声,言語処理をはじめ

                              ディープラーニングを支える技術 ——「正解」を導くメカニズム[技術基礎]
                            • 【本棚を探索】マイケル・サンデル『実力主義も運のうち 能力主義は正義か?』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                              月1回の割で回ってくる『労働新聞』の書評コラム「本棚を探索」、今回私が取り上げるのはマイケル・サンデル『実力主義も運のうち 能力主義は正義か?』(早川書房)です。すでにベストセラーになっている本書ですが、私の切り口はちょっと斜め方面からになります。 https://www.rodo.co.jp/column/131006/ 2019年度の東大入学式の祝辞で、上野千鶴子は2つのことを語った。前半では「大学に入る時点ですでに隠れた性差別が始まっています。社会に出れば、もっとあからさまな性差別が横行しています」と、将来待ち受けるであろう女性差別への闘いを呼びかけ、後半では「がんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください」と受験優等生たちのエリート意識を戒めた。 後者の理路をフルに展開したのが本書だ。刊行1年

                                【本棚を探索】マイケル・サンデル『実力主義も運のうち 能力主義は正義か?』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                              • 給料はあなたの価値なのか | 賃金と経済にまつわる神話を解く | みすず書房

                                私たちが労働の対価として受けとる給料。では、その額は、あなたの市場価値の反映なのだろうか? 私たちはみずからの生産性と職種によって、給料の額は客観的に決まると考えがちだ。だが、果たしてそれは本当だろうか? ならば、弁護士のほうが教師より価値ある仕事なのか? 警官や大学教授、記者の仕事を公平な基準で正しく評価できるのだろうか? じつは、多くの人が「誰がいくらをなぜもらうのか」を知らないまま、神話にとらわれていると著者は述べる。 本書は、アメリカの社会学者がさまざまな企業・業界の実態調査に基づき、常識への反論を試みる書である。給料を決定する4つの要因(「権力」「慣性」「模倣」「公平性」)を手がかりに広く信じられている誤解を解き、給料を上げるための方策と真に公平な賃金制度への道筋を示す。コロナ危機を踏まえた「エピローグ」を収録。 パート1 給与についての疑問 第1章 何が給与を決めるのか? 権力

                                  給料はあなたの価値なのか | 賃金と経済にまつわる神話を解く | みすず書房
                                • Amazon.co.jp: 物価とは何か (講談社選書メチエ): 渡辺努: 本

                                    Amazon.co.jp: 物価とは何か (講談社選書メチエ): 渡辺努: 本
                                  • ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』  - 西東京日記 IN はてな

                                    それぞれ数多くの論文を発表し高い評価を得ているアセモグルとロビンソンが「経済成長はどのような条件で起こるのか?」という大テーマについて論じた本。読もうと思いつつも今まで手が伸びていなかったのですが、授業でこの本と似たようなテーマを扱うことになったので、文庫版を手に入れて読んでみました。 目次は以下の通り。(第1章〜第8章までが上巻、第9章以降が下巻) 第1章 こんなに近いのに、こんなに違う 第2章 役に立たない理論 第3章 繁栄と貧困の形成過程 第4章 小さな相違と決定的な岐路―歴史の重み 第5章 「私は未来を見た。うまくいっている未来を」―収奪的制度のもとでの成長 第6章 乖離 第7章 転換点 第8章 領域外―発展の障壁 第9章 後退する発展 第10章 繁栄の広がり 第11章 好循環 第12章 悪循環 第13章 こんにち国家はなぜ衰退するのか 第14章 旧弊を打破する 第15章 繁栄と貧

                                      ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』  - 西東京日記 IN はてな
                                    • RとStanではじめる ベイズ統計モデリングによるデータ分析入門:サポートページ | Logics of Blue

                                      『RとStanではじめる ベイズ統計モデリングによるデータ分析入門』のサポートページです。 この記事では、書籍の特徴などの紹介をしています。 本書に使用したサンプルデータとR,Stanのコードは、すべてGitHubから参照できます。 ソフトウェアのインストール方法や実行方法の補足事項なども記しています。 パッケージのバージョンが上がったことによる変更点などは『発行後の補足情報』を参照してください。 RとStanではじめる ベイズ統計モデリングによるデータ分析入門 2019年07月:初版第1刷発行 2019年10月:初版第2刷発行 2020年02月:初版第3刷発行 2020年04月:初版第4刷発行 2020年07月:初版第5刷発行 ・・・中略・・・ 2023年07月:初版第10刷発行 出版社の書籍紹介ページはこちらです。 (2020年7月14日追記)正誤表は出版社の書籍紹介ページにあります。

                                      • 稲葉振一郎『AI時代の労働の哲学』 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

                                        『キャリアデザインマガジン』12月号(通巻145号)に寄稿した書評を転載します。内閣府の「人間中心のAI社会原則」は(タイトルどおり)「AIは道具」と断言していますし、最近人工知能学会などが発表した「機械学習と公平性に関する声明」も「機械学習は道具にすぎません」と言い切っているわけですが、しかし現実には「人でも物でもないAI」といったものが登場しないという保証もありません。想像をたくましくすれば、選挙以外の方法で指導者が選ばれている一党独裁国家なんかだと一定以上の国家指導者層が軒並みAIになってもあまり違和感なく世間は動くのではないかなどと妄想しなくもない(本当に人間並みAIができて選挙権を持つようになれば選挙で選んでもそうなるかも?)。 なお本書では「人でも物でもないAI」を考える補助線として動物倫理学が参照されており、私は動物倫理学については「まあクジラやイルカは人間と同じだと考える人

                                          稲葉振一郎『AI時代の労働の哲学』 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
                                        • Amazon.co.jp: 理論疫学者・西浦博の挑戦-新型コロナからいのちを守れ! (単行本): 西浦博 (著), 川端裕人 (著), 川端裕人 (その他): 本

                                            Amazon.co.jp: 理論疫学者・西浦博の挑戦-新型コロナからいのちを守れ! (単行本): 西浦博 (著), 川端裕人 (著), 川端裕人 (その他): 本
                                          • [書評] カール・シュミット ナチスと例外状況の政治学(蔭山宏): 極東ブログ

                                            なぜ、カール・シュミットなのか? この問いは、自明な人にとっては自明すぎるが、他方、まったく問い自体が成立しない人もいる。 むしろ、この状況(カール・シュミットの意義が問われない)がなぜ、あるのか? 逆に言えば、なぜ、現在の日本でカール・シュミットが問われなくてはならないのか、という問題意識がそれほど生じていないかに見えるのか。もちろん、カール・シュミットの思想にアクチュアリティがないというのなら、それでいいだろう。ビザンチン帝国についての諸研究にアクチュアリティがないというのは、普通に納得できる。 つまり、カール・シュミットがアクチュアルな問題であるという前提が、現在の日本の知的状況ではほとんど成立していない。 そうした状況では、知は2つの路を取るしかない。①思想をコンテクスト化してアクチュアリティを問うこと、②いずれアクチュアリティが問われるときのために基礎を用意しておくこと。 本書は

                                            • Amazon.co.jp: 暗黒の啓蒙書: ニックランド (著), 五井健太郎 (解説), 木澤佐登志 (解説), 五井健太郎 (翻訳): 本

                                                Amazon.co.jp: 暗黒の啓蒙書: ニックランド (著), 五井健太郎 (解説), 木澤佐登志 (解説), 五井健太郎 (翻訳): 本
                                              • 「現実」はすべて統計的 - hiroyukikojima’s blog

                                                今回は、『現代思想』の最新号「統計学/データサイエンス」で巻頭対談しているので、そのことを宣伝するとともに、少しだけ統計学についてエントリーしようと思う。 現代思想 2020年9月号 特集◎統計学/データサイエンス 作者:小島寛之,三中信宏,赤平昌文,稲葉肇,神林博史,喜多千草,北中淳子 発売日: 2020/08/27 メディア: ムック 対談は、生物統計学者の三中信宏先生と。対談内容は、統計学の理解の仕方から、その思想的背景、利用の限界まで多岐に及んで討議している。 ぼく自身は統計学者ではないし、経済学の中でも実証分析を専門としているわけではないので、統計学とは一定の隔たりがある。とは言っても、経済学の中の「意思決定理論」という分野を研究しており、なかでも「ベイジアン意思決定理論」の論文を書いているので、統計学と近接的ではある。 ぼくは経済学者の立場と数学科出身者の立場の両面から、統計学

                                                  「現実」はすべて統計的 - hiroyukikojima’s blog
                                                • Amazon.co.jp: ビザンツ帝国-千年の興亡と皇帝たち (中公新書 2595): 中谷功治: 本

                                                    Amazon.co.jp: ビザンツ帝国-千年の興亡と皇帝たち (中公新書 2595): 中谷功治: 本
                                                  • 社会倫理学講義| 有斐閣

                                                    ロボット・AIとの共存,動物との権利闘争は,人間がいかなる存在なのかを私たち自身にあらためて突きつけている。哲学,そして倫理学はそうした多種多様な問いに応えるべく文明の歩みとともに長く議論を紡いできた。第一人者による,講義形式の,体系的な入門書。 ※電子書籍配信中!*電子書籍版を見る* ※著者のウェブサイトにて,「第9回 政治哲学」より「現代戦争論」の抜粋と,戦争倫理学への補注が公開されています。 本文イラスト:Eika 第1回 倫理学とは何か? ──どのようなことが論じられるのか? 第2回 規範倫理学Ⅰ 功利主義 第3回 規範倫理学Ⅱ 権利論 第4回 規範倫理学Ⅲ 徳倫理学 第5回 メタ倫理学Ⅰ 表出主義 第6回 メタ倫理学Ⅱ 実在論 第7回 メタ倫理学Ⅲ 錯誤説と逆転説 第8回 現代倫理学のコンテクスト 第9回 政治哲学 第10回 応用倫理学Ⅰ 生命医療倫理学 第11回 応用倫理学Ⅱ 

                                                    • ジェフリー・ケイン、濱野大道/訳 『AI監獄ウイグル』 | 新潮社

                                                      DNA採取、顔と声を記録する「健康検査」、移動・購入履歴ハッキング、密告アプリ――そしてAIが「信用できない人物」を選ぶ。「デジタルの牢獄」と化したウイグルの恐るべき実態は、人類全体の未来を暗示するものだった。少女の危険な逃避行を軸に、圧倒的な取材力で描き出す衝撃の告発。成毛眞氏、橘玲氏、驚愕!!

                                                        ジェフリー・ケイン、濱野大道/訳 『AI監獄ウイグル』 | 新潮社
                                                      • Amazon.co.jp: 21世紀の財政政策 低金利・高債務下の正しい経済戦略: オリヴィエ・ブランシャール (著), 田代毅 (翻訳): 本

                                                          Amazon.co.jp: 21世紀の財政政策 低金利・高債務下の正しい経済戦略: オリヴィエ・ブランシャール (著), 田代毅 (翻訳): 本
                                                        • 日本のセーフティネット格差の未来 - 経済を良くするって、どうすれば

                                                          「雇用が不安定な者ほどセーフティーネットも脆弱」を指摘するのが酒井正先生の『日本のセーフティネット格差』である。この問題を扱った本が日経・経済図書文化賞に選ばれたことは、長年、それを解決すべく具体策を提案してきた本コラムとしても、大変、喜ばしく思う。酒井先生が言われるように、「非正規への適用拡大は、ファーストステップではあっても、セーフティーネットを充実させるとは限らない」というのも正に然りである。しかし、それすらも遅々としているというのが辛い現実だ。 ……… 社会保険は、保険料と給付が対になっているので、納付の期間と総額が限られる非正規の給付が乏しいものになるのは、仕方のない面がある。したがって、この関係を無くせないにせよ、どれだけ緩められるかが、目指すべき未来の「第二のセーフティネット」の形ということになる。具体的には、保険料をどれくらい、どのような形で公的に補助するのが良いかが焦点と

                                                            日本のセーフティネット格差の未来 - 経済を良くするって、どうすれば
                                                          • Fiscal Policy Under Low Interest Rates

                                                            By Olivier BlanchardMIT PressApril 2022 Advanced economies find themselves in an unusual fiscal environment marked by high levels of debt and low interest rates. There is much debate about the appropriate policy response to this environment, and decisions made now will have significant impacts on economies for years to come. How can policymakers make sense of the current state of affairs? What is

                                                              Fiscal Policy Under Low Interest Rates
                                                            • Amazon.co.jp: 企業中心社会を超えて――現代日本を〈ジェンダー〉で読む (岩波現代文庫 学術 422): 大沢真理: 本

                                                                Amazon.co.jp: 企業中心社会を超えて――現代日本を〈ジェンダー〉で読む (岩波現代文庫 学術 422): 大沢真理: 本
                                                              • 訂正可能性の哲学 特設ページ|東浩紀 著

                                                                ゲンロン叢書014 東浩紀『訂正可能性の哲学』 2023年9月1日刊行 2,860円(税込) 364頁/四六判/並製 ISBN:978-4-907188-50-4 ※正誤表はこちら 第1部 家族と訂正可能性 第1章 家族的なものとその敵 第2章 訂正可能性の共同体 第3章 家族と観光客 第4章 持続する公共性へ 第2部 一般意志再考 第5章 人工知能民主主義の誕生 第6章 一般意志という謎 第7章 ビッグデータと「私」の問題 第8章 自然と訂正可能性 第9章 対話、結社、民主主義 実践的理性とはこう使え、といえるような「役に立つ」哲学書である。(鹿島茂・フランス文学者) ──『週刊文春』9月28日号より 東がたどりついたのは[……]人間の複雑さを肯定し、実直で、地に足をつけて少しずつであっても変革に向かうための哲学である。(石戸諭・ノンフィクションライター) ──『週刊現代』9月30日・1

                                                                  訂正可能性の哲学 特設ページ|東浩紀 著
                                                                • 危機対応の社会科学 下 - 東京大学出版会

                                                                  社会のなかのさまざまな危機について、法学、政治学、経済学、社会学の研究成果に基づく考察を通じて、人びとが危機とその対応に対する不安に向き合うための新たな視座の提供を目指す。本巻では、危機対応のしくみを創ることに関わりのある、法律、制度、価値、行動にまつわる危機について考える。 ※UTokyoBiblioPlazaで自著解説が公開されています。 ※「危機対応学」全4巻のパンフレットをこちらからダウンロードできます(クリックするとPDFが開きます) はしがき(飯田 高) 第I部 危機と法律 第1章 憲法と危機――非常事態条項をめぐって 【事実・言説】(林 知更) 一 はじめに――「危機」という語り ニ 非常事態条項の規律モデル 三 法治国家と非常事態 四 おわりに――限界状況の手前で 第2章 契約上の危機と事情変更の法理――債権法改正審議の帰趨とその諸文脈 【事前・事後】(石川博康) 一 はじ

                                                                    危機対応の社会科学 下 - 東京大学出版会
                                                                  • 名著67 「高慢と偏見」

                                                                    「永続的かつ普遍的な魅力があり、英文学の最も偉大な作家の1人と認められる」と絶賛され、2017年から英国の新10ポンド札に肖像が印刷されると発表された、作家ジェイン・オースティン(1775 – 1817)。彼女の最高傑作とされる「高慢と偏見」は、人気映画「ブリジット・ジョーンズの日記」の元ネタになるなど今も世界中の人に愛されている小説です。「虚栄心」「偏見」といった人間が陥りがちな落とし穴がいかに人生を左右してしまうのかを、克明な人物描写、心理描写を通して見事に描き出したこの作品から、現代人にも通じるさまざまな問題を読み解いていきます。 厳しいイギリスの階層社会の中で、男子がいないベネット家では、娘たちがうまく結婚相手をみつけなければ、財産を受け継ぐことができません。一刻も早く婿を探そうとする母は、娘エリザベスに卑屈で尊大な牧師と結婚させようとしますが、知的で才気にあふれたエリザベスには到

                                                                      名著67 「高慢と偏見」
                                                                    • Amazon.co.jp: 深層学習の原理に迫る: 数学の挑戦 (岩波科学ライブラリー 303): 今泉允聡: 本

                                                                        Amazon.co.jp: 深層学習の原理に迫る: 数学の挑戦 (岩波科学ライブラリー 303): 今泉允聡: 本
                                                                      • 「意思決定」の科学 - ブルーバックスシリーズの特設ページ

                                                                        講談社ブルーバックスシリーズの特設ページ 「意思決定」の科学 ダウンロード 第1章の補論 第2章の補論 第3章の補論 「Scratch」の操作方法 実験の設問・回答用紙 参考文献 正誤表 正誤表 川越敏司先生のサイトはこちら https://www.fun.ac.jp/~kawagoe/DecisionTheory/

                                                                        • Amazon.co.jp: 効果検証入門〜正しい比較のための因果推論/計量経済学の基礎: 安井翔太 (著), 株式会社ホクソエム (読み手): Digital Ebook Purchas

                                                                            Amazon.co.jp: 効果検証入門〜正しい比較のための因果推論/計量経済学の基礎: 安井翔太 (著), 株式会社ホクソエム (読み手): Digital Ebook Purchas
                                                                          • 高頻度取引はなぜ減少したか

                                                                            「コンピュータがすべての決定をします。このため、市場で発生したことに対する責任は人間にはありません」と、フラッシュ・ボーイズの著者であるマイケル・ルイスは指摘しています。 米国で取引されている株式の半分以上は、人間ではなくスーパーコンピュータによって行われています。スーパーコンピュータは毎日数百万の注文を出し、ミリ秒単位の処理により取引を実行します。この高頻度取引はマーケットメーカーにより監視されます。そして大口投資家は僅差の利鞘を得るためにアルゴリズム(プログラム)やデータを駆使し、膨大な量の注文を出します。 しかし、近年スーパーコンピュータによる取引は減少傾向にあります。昨年は、10年前に高頻度取引がピークを迎えた時より約86%低下しています。 高頻度取引とは何か?そしてそれが低下した要因について考えます。 高頻度取引とは 高頻度取引とは、テクノロジーを利用し短時間で大量の取引を実行す

                                                                              高頻度取引はなぜ減少したか
                                                                            • 川口大三郎君追悼資料室

                                                                              管理人は1971年4月に早稲田大学第一文学部に入学、二年生の1972年11月8日、川口大三郎君虐殺に遭遇しました。それまで川口大三郎君と面識はなかったのですが、虐殺糾弾・自治会再建運動に参加する中で、その後の人生を決定する強い影響を受けました。このサイトを開設するに至ったいきさつ・心境は、「管理人の感想」の「『2013年川口大三郎さんを偲ぶ会』に参加して」「川口大三郎君の墓参り」をご覧ください。 このサイトは、管理人の視点に基づいて作成されます。別の人が作れば、また別の視点があるでしょう。運動の中にさまざまな要素があったように、資料収集にもさまざまな立場があっていいと思います。私以外にも、事件・運動の資料収集をめざす動きもあるようです。

                                                                              • 今年の10冊 - 備忘録

                                                                                恒例のエントリーです。以下、順不同で。 岡崎久彦『戦略的思考とは何か』 戦略的思考とは何か 改版 (中公新書) 作者:岡崎久彦中央公論新社Amazon 1983年刊。現在、ソ連は既になく、中国が著しく台頭しその核心的利益が明確になる中、日本の周囲の情勢は様変わりしているが、本書にある「思考の型」は今でも当てはまる。日本の地政学的、或いは米国の勢力圏としての位置付けに、今も何ら変わりはない。例えば、集団的自衛権の必要性、何故アメリカがそれに強く拘るのかも、本書の「思考の型」を当て嵌めればよく理解できる。デモクラシーの下での戦争、情報重視戦略など、頁を捲るごとに学ぶべきポイントが次々に現れる。日本がこれまで如何に恵まれた環境にあり、情勢判断も戦略もない「単純思考」でも生き残ることができたのは何故なのか、つくづく思い知らされる。日本の進路とは、主体性は持ちつつも、「決定」すべきものではなく、「発

                                                                                  今年の10冊 - 備忘録
                                                                                • 資本主義の方程式 - hiroyukikojima’s blog

                                                                                  今回は、前回に予告した通り小野善康『資本主義の方程式 経済停滞と格差拡大の謎を解く』中公新書の紹介をしよう。一回ではまとめきれないので、何回かに分けて紹介するつもりだ。 資本主義の方程式 経済停滞と格差拡大の謎を解く (中公新書) 作者:小野善康 中央公論新社 Amazon この本は、タイトルの通り、たった一つの基本方程式で、資本主義の二つの状態「成長経済」「成熟経済」における経済メカニズムのあり方の違いをはっきり区別するものである。端的にまとめれば、「成長経済」と「成熟経済」は、正反対の様相を持ち、したがって、経済政策の効果は真逆になる、ということである。日本の政治家(および指南役の経済学者やエコノミスト)はずっと、「成長経済」での景気後退に効く政策から頭が離れず、それを「成熟経済」に対して実施してきたので、日本経済は迷走を続けている、というのが小野さんのメインの主張だ。 小野さんはこれ

                                                                                    資本主義の方程式 - hiroyukikojima’s blog

                                                                                  新着記事