Oracle データベースの内部構造に着目して、さらなるチューニングを行うために必要な基礎知識をまとめた資料です。
これは何か 筆者について なぜ大学院に入ったのか 日本の大学院という場所について 大学院での研究内容について 自分の発表実績 大学院生活について おわりに これは何か 2018年3月に仕事を辞めて,2018年4月に筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻博士前期課程(修士課程)に入学した.それから早くも2年弱が経ち,もうすぐ修了なので大学院生活を忘れないうちにまとめておくだけのエントリである. 修了自体は2020年3月だが,あとは修論を仕上げて提出すれば終了なので研究自体はもう実質終わっている状態である*1. 筆者について 2009年3月に岩手大学農学部を卒業.新卒で上流系SIerに就職して2年半ぐらい勤務した後に,コード書きたくてwebアプリエンジニアに転向.その後,6年半ぐらいweb受託,webサービス運営企業などでソフトウェアエンジニアとして勤務.2018年3月
先に境地を 個人開発の場合、少ないコード・最低限のシステム構成は正義。 なぜなら、時間やお金に制限がある個人開発者にとってサービスの継続に関わる問題だからです。 例えば、自分のサービスを世に広めたいとか、一発当てたいとか、作ったサービスで生活をしたいとか、 なにか目標があるなら達成する方法は、達成するまでやめないことです。 なのでサービスを提供し続けることは最も大切なことです。 これまで個人開発者としては↓の気持ちで開発を進めてきました。 しかし、この経験の後にこの↓の名言の大切さを改めて感じることができました。 シンプルにしておけ愚か者 また、本記事本文より たくさんプラグインやモジュールを入れたシステムはメンテナンスがしんどいです。「デフォルトで使う」ということの魅力を改めて実感しています。リソースが限られている個人開発の場合、このような時間の消費は極力なくす方向にしていくべきです。
自社ソフトウェアプロダクトを内製する組織であっても、開発チームがそれをどうやって作り上げているか、開発者ら以外にとってはブラックボックスであり、不可視です。それだけに、開発チームのパフォーマンスや内部状況の良し悪しは、各々の主観や興味によって、不統一な認識を持ってしまうことも多いでしょう。そしてそのような認識のばらつきは、開発する当人たちにとっても実は同じです。 しかし、例えブラックボックスであっても、自動車のダッシュボードのように様々な指標によってその内部が数値化され、可視化されていれば、チームのパフォーマンスに統一的な認識を持たせやすくなります。 本記事では、どのような指標を可視化すべきか、その代表的なものについて取り上げます。 リードタイム(開発、製造)リードタイムは、開発項目ごとの作業期間を計測したもので、短いほど優れていることを示す指標です。計測対象となるプロセス全体を「開発」と
ABEMA で Web フロントデベロッパーとして活動している 宮代 @3846masa です。CyberAgent Advent Calendar 2021 4 日目は、Web パフォーマンス改善のコンテストについてお話します。 TL;DR Web パフォーマンス改善コンテスト “Web Speed Hackathon 2021 mini” を開催します! 改善する対象は https://web-speed-hackathon-2021.herokuapp.com/ です オンライン開催で、12 月 4 日から 1 月 3 日までの 1 ヶ月間、好きなときに誰でも参加できます 記事の後半は、課題となる「重たい短文投稿サイト」を作るまでの開催記です はじめに CyberAgent では、Web パフォーマンス改善を競うコンテスト “Web Speed Hackathon 2020” を昨年
お近づきになりたい人向けシリーズです。 いろいろなトピックを詰め込みましたが、「これら全部を知らないといけない」のようなつもりではなく、いろいろなことを知るきっかけになったらいいなという気持ちなので、あまり身構えずにちょっとずつ読んでもらえたらうれしい気がします。 まえがき 予備知識 規格 用語 精度という語について 記法 表現について 有限値の表現について エンコードについて 丸めについて よくある誤差や勘違いの例 0.1 = 1 / 10? 0.1 + 0.2 = 0.3? 整数の誤差 Rump’s Example 基本的な誤差評価 用語に関して 実数の丸め 有理数の丸め 基本演算の丸め 差について 複数回の演算 補題たち 桁落ちについて Re: Rump’s example 融合積和 数学関数に関する式の計算 誤差の削減に関して 総和計算 数学関数の精度について 比較演算について 雑
Intro 従来の History API を改善する Navigation API の仕様策定と実装が進んでいる。 これは、 History API の使いにくかった部分を補うだけではなく、「JS で画面遷移をする」という現状のミッシングピースに取り組み、 SPA が抱える多くの問題だけでなく MPA すら改善する可能性がある。 この API の目的と仕様を解説しつつ、実装のメモを残す。 画面遷移と SPA の軌跡 Web は HTML の取得と描画を繰り返す、画面遷移(Navigation)を前提としたアーキテクチャ(のちに SPA からの逆算で MPA と呼ばれる)が基本であり、ブラウザなどの実装もそれに最適化されている。 一方「アプリケーション」の設計手法をそのまま Web に持ち込んだ SPA は、この Navigation によってもたらされる UX の低下を防ぐ部分がある一方
静的サイトジェネレータ「Astro 3.0」正式リリース。JavaScriptなしでSPAのようなアニメーションの画面遷移など新機能 オープンソースで開発されている静的サイトジェネレータ「Astro」の最新バージョンとなる「Astro 3.0」が正式にリリースされました。 Astro 3.0 is out now! 30% faster and more powerful than ever. View Transitions, Image Optimization, JSX Fast Refresh, and so much more. https://t.co/vOi44246Hg — Astro (@astrodotbuild) August 30, 2023 Astroは、ReactやVue、Svelte、Alpine.js、TypeScriptなどのさまざまなフレームワークやライ
概要 Web ブラウザではすっかりお馴染みの Google Chrome ですが、開発者ツール(DevTools)だけでなく、拡張機能にも導入すると非常に便利なものがたくさんあります。 その中でも、Web系の開発をするエンジニアなら、是非入れておきたいオススメの Google Chrome 拡張機能について紹介します。 尚、いずれも無料で利用可能です。 IT エンジニア界隈では、既にどれも有名なものばかりですが、これから Web 系の開発をする方は是非お試しください。 本当はもっとたくさんオススメしたい拡張機能がありますが、ひとまず今回は3つ紹介します。 Wappalyzer(ワッパライザー) 「Wappalyzer(ワッパライザー)」は、現在表示している Web ページで使われている技術(言語、フレームワーク、プラットフォーム、分析ツール、その他のサービス)を一覧表示してくれる拡張機能で
はじめに 基盤チームでバックエンドエンジニアをやっている松田( @tadamatu )です。 以前にCTO川口が当ブログ内で公開した以下の記事があります。 devblog.thebase.in 新規接続の限界 BASE のアクセス量の伸びは凄まじくこの構成でも接続エラーが発生するようになってしまいました。 ピーク時に秒間 2 万もの新規接続が primary インスタンスへ行われているといった状態です。 この記事が公開されたのが約2年前で、当時100万程度 だったショップ数は170万を超え、我々はまだまだ伸ばしたいと考えています。 これは、ショップ数の伸びとともに、指数関数的に増えていくユーザのアクセスを捌く必要があることを意味します。 ブログ公開当時、我々はさまざまな検討の末、以下のような対策を取りました。 残された手段は primary のインスタンスに対しての接続数を如何にして減らす
爆速のアイコン検索サイトを作ったので、遊んでみてください。 (1) まずは自分が使いやすいアイコン検索サイトを作りたかったので作りました。(2) 様々なアイコンを爆速で横断検索し、サクッとアイコンをコピーできるようにしました。単純ながら意外とその部分が面倒なサイトは多い気がします。(3) また応用とメンテがしやすい実装にして、非常にサポート範囲の広い DB を GitHub Pages 上で構築しました。公開時点では 120+ のアイコンセットと、130,000+ のアイコンをサポートしており、サポート数も観測範囲では No.1 です。 開発動機 アプリ/サイト開発ではまずお世話になるであろうアイコン。私はこれまで Material Icons と Bootstrap Icons ばかり使っていました。これは検索が面倒だったからです。検索が面倒だと知名度の高いものだけに閉じてしまうので、良
※この投稿は米国時間 2021 年 10 月 27 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。 ポケモンを捕まえたことはありますか?Pokémon GO は何百万人もの人がプレイする人気ゲームですが、非常に優れたスケーラビリティを実現しています。このブログでは、Pokémon GO のエンジニアリング チームがどのようにこの大規模なサービスを管理し、維持しているのか、その舞台裏を紹介しています。Niantic Labs のシニア エンジニアリング マネージャーで、 Pokémon GO のサーバー インフラストラクチャ チームを率いる James Prompanya 氏に、この大人気ゲームを支える アーキテクチャについてお話を伺いました。動画をご覧ください。 Priyanka: Pokémon GO とは? James: これは典型的なモバイルゲームではあ
小西秀和です。 Amazon Web Services(AWS)に関する情報や魅力を様々な観点から記事にしてみていますが、技術史が好きなこともあって今回はAWSサービスの発表の歴史を年表でまとめました。 AWSからもWhat's Newとして公式アナウンスは発表されていますが、アナウンス日、GA日(一般提供開始日)、サービス名、サービス概要といった情報に圧縮して時系列でAWSサービス一覧を一枚もので確認できる記事が今まで欲しかったので自分で作成してみることにしました。 AWS全サービスの歴史年表の作成方法 AWS全サービスの歴史年表の対象となるAWSサービスは次の手順で選定しました。 AWSサービス・製品一覧「Cloud Products(英語版)」にあるサービスのうち「~ on AWS」といったサードパーティー製品がメインとなるサービスを除いたリストを作成 AWSサービス・製品一覧に記載
コマンドラインツールのcurlを用いてHTTPによる通信のパフォーマンスを調べる方法を考えていこうと思います。 curlとは curlはURLを用いてデータをやりとりするためのコマンドラインツールもしくはライブラリです。 コマンドラインツールとしてはcurl、ライブラリとしてはlibcurlがあります。 HTTPだけではなくFTPやSMTPなど様々なプロトコルに対応しています。 自分は主にCLIからHTTPリクエストを送りたい時などに使っています。 使ってみたい方は以下の方法でインストールできると思います brew install curl apt install curl --write-outを使ってパフォーマンス測定 curlには様々なオプションが用意されていますが、今回、主に用いるのはこの-w, --write-outオプションです。 このオプションは指定したフォーマットを用いてコ
1. はじめに 仕事の都合で DB/SQL の性能問題を調査する機会が少なくありませんが(決してメインの仕事ではないですが)、その中でよく出くわす問題の1つに「ぐるぐるSQL」(もしくは「ぐるぐる系」)といわれる、ループで大量の SQL 文を呼び出しているものがあります。 感覚ですが、私の周りでは OLTP 系システムの DB/SQL の性能問題の原因の割合は以下のように感じています。 30%:ぐるぐる SQL 20%:SQL 文の書き方が不適切 15%:索引がない or 不適切 15%:パーズが遅い 10%:データモデルがおかしい 10%:その他 (大昔は2番目 / 3番目がほとんどだったのですが、最近はなぜがぐるぐる SQL が多い…) ぐるぐる SQL の実装では、ネットワーク通信や、アプリ側のクエリ生成 / 結果データ構築、DB 側のクエリ受信 / 結果送信といった、処理の本質的で
概要 ファイル名のリストだけ高速に欲しいみたいな場合に大量にファイルがあるディレクトリでlsを打って返ってこないみたいなのが地味にストレスになったりするので高速に済ませる手段が無いかを調べてみた。 1ディレクトリに100万ファイル程度 計測前にecho 3 > /proc/sys/vm/drop_cachesを都度実行し10回程度計測 計測 ls -l めっちゃ遅い real 0m24.052s user 0m5.668s sys 0m8.071s straceをしてみるとこんな感じ。-lをつけるとメタデータを取りに行くのでこれが遅いらしい。sysが長い % time seconds usecs/call calls errors syscall ------ ----------- ----------- --------- --------- ---------------- 44.6
大いなる流れには逆らえない あるAI研究者が言っていた、私の仕事もいつか AI に奪われるという言葉が非常に印象的だった。 私は一時期自分のキャリアに危機感を覚えAIに関する情報を集めていた。そのとき見つけたYoutube動画でこのようなことが語られていたのである。 ではなぜ彼らは研究を続けるのかと思うかもしれないが、個人や一団体がそれを放棄したところで世の中のイノベーションの流れを止めることは不可能だろう。 平和を望む国々も兵器開発をやめられないのと似たようなものだ。 私がこの記事のタイトルを思いついたとき、つい溜息が出た。あまり楽しくない思い出があるからだ。 ただ、思いついてしまった以上これを世に出さないわけにもいかず、血の涙を流しながらこの記事を書いている。 私というちっぽけな存在では、この大宇宙の大いなる流れには逆らえないのだ。 申し遅れました。私、YadaYadaKonnanYa
こんにちは!小田島です。さくらのナレッジで初めて記事を書きます。よろしくお願いします! 先日5月13日、Deno 1.0がリリースされました。Denoについては後日記事を書きますが、今回はDenoが生まれるきっかけとなったNode.jsについて、いまさら聞けないことを色々書いていきます。 対象者 本記事は、Node.jsについて以下のような疑問を持っている人が対象です。 Node.jsって何? Node.jsを使うと何がうれしいの? Node.jsを使うときに何を注意すればいいの? なお、本記事はNode.jsのイメージを掴んでもらうのが目的であり、ハンズオンではありません。そのためコードは1行も出てきませんのでご了承ください。 そもそもNode.jsとは? 超ざっくり説明すると、JavaScriptの実行環境です。 それまではJavaScriptといえばウェブブラウザー上で動かすのが普通
西川善司の3DGE:「ストリートファイターV」にまつわる遅延の謎を,遅延計測システムを使って検証してみた ライター:西川善司 コアゲーマーなら,誰もが一度は意識したことがあるに違いない“遅延”の問題。ただ,この遅延というキーワード,人によって「イメージしている現象」が違っていて,テーマとして語り合うにはなかなか難しい話題だったりする。 例えば,ゲーマー同士の会話でしばしば耳にする「液晶って遅延が大きいよね」というフレーズ。これは「(入力/表示)遅延」と「応答速度」を曖昧に解釈した発言と思われる。まあそこは大目にみて“一緒くた”にするのを許容したとしても,昨今の事情を鑑みればやはり正しいとは言い難い。 少なくともゲーム用途を謳うディスプレイに搭載されている液晶パネルなら応答速度はひと桁msだし,遅延も同じく数msだ。むしろ低遅延なイメージがある有機ELパネルのほうが,焼き付き防止や倍速駆動と
ブラウザで長いループや、重い処理をともなうループを回したいとき、同期的にJavaScriptを実行するとメインスレッドがブロックしてしまうので、ちょっとずつ細切れに分割して実行したい、ということがある。 昨日久しぶりに書いたら新たなパターンと出会ったので、これまでにどう書いてて今回どうなったかメモ。 setTimeoutする 以前(10年前とか)はこんなのをよく書いていた。 itemsがでかいArrayで、console.logがすごく重い処理だとして読んでください。 function iterateHeavyTask(items) { const startAt = new Date(); while (items.length > 0 && new Date().getTime() - startAt < 10) { console.log(items.shift()); } if (
概要 Partytownというプロジェクトが先月発表された。このプロジェクト自体はWebのパフォーマンス向上(3rd Party Scriptによるブロッキングの低減)を主目的としているが、実質ブラウザにおけるJavaScript Sandboxの方向性に一石を投じるものであるとして自分は理解した。本稿ではこちらについて背景とともに解説を試みる。 WebブラウザにおけるJavaScript Sandbox JavaScriptで記述されたWebアプリケーションにおいて、たとえばプラグイン機構を実現したいなど、他Partyが提供あるいはユーザ自身が記述したスクリプトを、ホストとなるアプリケーションに影響を与えることなく実行することを許可したい、というケースはままある。2000年代に跋扈したブログパーツの類はWebコンテンツに対するプラグインの代表例とも言えるが、埋め込み先ページに対しての全権
新しい高性能で汎用的なシステムコールフックの仕組みを作ってみました。 モチベーションとして、システムコールをフックしてユーザー空間でエミュレートしたくなったのですが、現状、性能と汎用性を両立する仕組みがなさそうだったので、新しい方法を考えました。 今回のシステムコールフックの仕組みは以下のような特徴があります。 ptrace より 100 倍以上高速 LD_PRELOAD や既存のバイナリ書き換えツールより確実 カーネルへの変更なし、かつカーネルモジュールを使わない プログラムのソースコード、プログラムの再コンパイル不要 eBPF でトレーシングをしているけれど、できれば制約が少ないユーザー空間でトレーシングツールを作りたい。もしくは、gVisor のようなサンドボックスを作りたいけれど、ptrace による性能劣化が大きいので、他の高速なシステムコールフックの仕組みが使いたい、というよう
ターゲット 巨大なSPAを作ってしまった人へ 巨大なSPAを作らないように気をつけたい人へ 今回はJSだけにフォーカスするが、もっというと、 超速本 を読んでください。 注意:本資料は、webpack チャンクの挙動を概念的に説明することを重視しているので、 webpack の詳細な設定や、出力ファイル名などは実際の処理と一致しない。適宜自分の手元にある設定とすり合わせるように。 昨今のJSビルド問題と、その解決のためのゴール設定 巨大なJS(+最近は in JS された各種SVGやCSS)はダウンロードだけではなく、UIスレッドのCPUをブロックする。 これはとくにCPUが貧弱な端末で体験が悪化する。そしてビルド時間で開発者体験を阻害する。 できれば webpack 推奨の 144kb 以内にしたい…が現実的に難しいので、 せめて 350kb ぐらいに抑えたい。 SPAなら (ローディン
こんにちは。ソフトウェアエンジニアの坂井 (@manabusakai) です。 カミナシではマルチプロダクト化に向けて、認証・認可の切り出しを進めています。その対応を進める中で、既存テーブルへのカラム追加が必要になりました。 先日、そのリリースのために本番データベースにマイグレーションの ALTER 文を実行したところ、クエリが詰まって危うく障害になるところでした(幸いすぐにキャンセルして事なきを得ました)。 原因を調べたところ、オンライン DDL は複数の条件が関係することがわかりました。オンライン DDL に対する知識不足と事前検証の甘さゆえのミスでしたが、結果的には良い学びが得られました。 カミナシのバリューのひとつである「全開オープン」の気持ちで、事の顛末やそこから得た学びを公開します。 なお、今回の話は MySQL 5.7 互換の Amazon Aurora MySQL 2 で確
H(uman-friendly) な grep コマンド hgrep をつくりました. github.com '\w+ で検索した時の出力 ファイルを特定のパターンで検索し,マッチした箇所を構文ハイライトしたコード片で表示します.超ざっくり言うと,ripgrep で検索して bat でマッチ箇所付近を表示するような感じです. grep -C によるコンテキスト表示に似ていますが,マッチ行が近い時は1つのコード片にまとめる,周囲何行を表示するかをヒューリスティックに少し賢く決めているなど,ちょっと出力は工夫しています. 動機 手元のリポジトリでコードを検索する時は 単純に grep で検索してマッチ結果を眺める grep | fzf のように検索結果を fzf で絞り込んだりプレビューする vim $(grep -l ...) のように検索結果をエディタで開く あたりを使い分けているのですが
みなさん、監視作ってますか? システムを作ったら、そのシステムを監視していく必要がありますよね。どうやったら「いい監視」が作れるのでしょうか。「いい監視」とそうでない監視との違いとは、いったいなんでしょうか。 今の時代、「監視」ではなくて「可観測性」、 Observability (o11y) の時代になっていて、良いプラクティスや考え方が色々とあります。 この記事は、監視や o11y についての考え方を社内に共有するため書いたものを、社外共有用に調整し直したものです。新しい Observability の時代を、一緒に生きていきましょう。 監視を作ろう あなたはシステムを作りました。そのシステムに「監視」をつけようと思ったとき、最初にすることはなんでしょうか? まずは、システムを何らかのツールで監視するところから始めましょう。やらなきゃはじまらない。 Nagios, Cacti, Mun
最近、MySQLのパラメータの調整をする機会があったのですが、特定のパラメータを変更した際に、メモリの消費量にどう影響するのか、というのを調査する際に、インターネッツを彷徨ったところ、サイトによって書いてあることにバラつきがあったので、自分でもまとめてみることにした。 結論から書くと、参考にしたのは以下のオライリーの書籍「MySQLトラブルシューティング」で、記述が一番わかりやすく書かれていた。 このエントリは、この書籍の 「3.9.3 オプションの安全値を計算する」 にて記載がある内容をまとめたものになる。 MySQLトラブルシューティング 作者:Sveta SmirnovaオライリージャパンAmazon 著者について Sveta Smirnova(スヴェータ・スミルノヴァ): Oracle社MySQLサポートグループ・バグ検証グループの主席テクニカルサポートエンジニアとして毎日MySQ
『ファイナルファンタジーXVI』(以下、FF16)は、発売初週でパッケージ出荷本数とダウンロード販売数の合計が300万本を突破したことが伝えられている。一方で海外メディアBloombergは「本作の初動売上は過去作と比べてペースが遅いのではないか」と報道。これに反論するようなかたちで、スクウェア・エニックスが米IGNを通して声明を発表している。 『FF16』は、『ファイナルファンタジー』シリーズ最新作。舞台となるのは、クリスタルの加護を受けし大地ヴァリスゼア。この地では、クリスタルの巨塊“マザークリスタル”によってエーテルが供給され、剣と魔法の世界で人々は安息に暮らしていた。ロザリア公国、ザンブレク皇国、ウォールード王国。それぞれの国がマザークリスタルを保有することで均衡が保たれていたが、世界が“黒の一帯”に蝕まれることで、そのバランスが崩れつつあった。主人公となるのは、クライヴ・ロズフィ
これはなに ども、レバテック開発部のもりたです。 今回はMySQLでのスロークエリログについて調査してまとめました。 スロークエリログといえば古くからパフォーマンスチューニングの力強い味方といったふうに語られることも多いですが、最近はクラウドで使える便利なツールも生まれています。この記事ではスロークエリログの一般的な使い方を紹介するとともに、他のツールとの比較や、どんな場面でスロークエリログが役に立つのか、また役に立たない場合はどんなツールを利用することができるのかについてまとめました。 足りないところなどあればおおいにマサカリ投げていただけると幸いです。 記事の流れ 記事の流れ この記事はそこそこ長いので、初めに記事の流れを解説します。適宜読み飛ばしてください。 なぜスロークエリログなのか ここではそもそもスロークエリログをなぜ確認したいのかみたいなところを説明します スロークエリログの
Webページのレンダリングを妨げる要因、<head>タグ内でレンダリングをブロックしているCSSやJavaScript、サードパーティーのリソースなどを表示して、どこを修正すればよいか教えてくれるCSSのスニペットを紹介します。 ちなみに下記のグリーンは問題なし、レッドはエラーで対応が必要、オレンジは特定のシナリオで問題が発生する、です。 ct.css ct.css -GitHub ct.cssの特徴 ct.cssのデモ ct.cssの使い方 ct.cssの特徴 <head>内にあるタグは、ページのレンダリングを妨げる要因となる最大の箇所で、正しい形式であることは非常に重要です。ct.cssは、Webページの<head>タグ内に潜在するパフォーマンス上の問題を明らかにするCSSのスニペットです。 ct.css ct.cssの使用にあたっての制限事項は、下記の通りです。 一致しないmedia
1. Copyright 2019 DELiGHTWORKS Inc. All Rights Reserved. Fate/Grand Orderにおける 大規模なデータベース移行と負荷試験 2019年6月14日 今井 守生 2. Copyright 2019 DELiGHTWORKS Inc. All Rights Reserved. 資料は公開予定です 本セッションでは以下の内容をお話します AWS Database Migration Serviceを使った大規模なDB移行事例(垂直分割→水平分割) 移行後に想定トラフィックを捌けることを検証するための負荷試験手法 弊社エンジニアが過去に2回、DB移行を主なトピックとした講演を行っています のでこちらもご参照ください これで怖くない!?大規模環境で体験するDB負荷対策~垂直から水平の彼方へ~ /甲 https://www.slides
基調講演「30分でわかるデータ指向アプリケーションデザイン」 ・ スピーカー 斉藤 太郎氏 Twitter:@taroleo / Github:@xerial Principal Software Engineer , Treasure Data 東京大学理学部情報科学科卒。情報理工学 Ph.D。データベース、大規模ゲノムデータ処理の研究に従事。その後、スタートアップであるTreasure Dataに加わり、アメリカ、シリコンバレーを拠点に活動中。日本データベース学会上林奨励賞受賞。OSSを中心にプログラミングやデータ処理を簡単にするためのプロダクトを作成している。 「30分でわかるデータ指向アプリケーションデザイン」最新の論文にも触れながら、分散データシステムの世界の魅力を伝えていきます。後半、@tagomoris https://t.co/TQ2TnsFIOT… — Taro L.
2021-08-13 内容システム提供において、基本的に高速であればあるほど顧客は嬉しいものだが、実際のところ高速なシステムを提供して、どの程度の価値が発生するのかが気になったので、調べてみた。 2021/08/14 追記A/Bテスト実践ガイド 真のデータドリブンへ至る信用できる実験とは の書籍で同様な事例が紹介されているとのこと。情報提供ありがとうございます。実務でA/Bテストに向き合った人間であれば必ず一度は考えたことのあるトピックについて、アメリカのテックカンパニー(Airbnb, Google, LinkedInなど)勤務の著者らが国際会議で発表された研究もちゃんと引用して見解を述べており説得力がある。 従って、現時点における最高レベルの意思決定をデータ(A/Bテスト)に基づいて行いたいと思うなら、一度は目を通しておくべきであり関係者必携だと思う。 ※個人的には”Webサービスのレ
2023年2月7日のMicrosoft発表イベント、および同8日のGoogle発表イベントの内容をまとめています。いずれも検索エンジンに搭載されるAIサービスに関する新プロダクトが発表されました。 このページは随時更新しています。 Microsoft、AIを搭載した新しいBingと Edgeブラウザを発表 Microsoftイベントの発表内容(日本時間 2023年2月8日午前3時〜) 従来の検索サービスは複雑な質問の回答に適していない 従来の検索結果画面とAIチャットウインドウ GPT-4相当の技術を搭載 ChatGPTよりも自然で意図にあった回答をするデモを披露 違法行為を促進しないための安全システム 新しいBingのデモ画面 AIを搭載した新しいBingの概要(Microsoft公式発表資料より) Bing Webmaster Guidelines 会話型検索に関する記述 Google
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