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  • 量子コンピューティングの今--「量子の冬」への警戒と実用化に向けた着実な進化

    量子コンピューティングの進歩は間もなく行き詰まり、大企業は開発計画を凍結し、投資家は新興企業への投資をしぶる「量子の冬」がやって来るという説がある。 「冬は近づいている」と言うのは、ドイツのミュンヘン数理哲学センター(MCMP)の物理学者で、複数の著書を持つSabine Hassenfelder氏だ。同氏は11月に公開された動画の中で、「過大な期待が生み出したバブルはいずれはじける。遅いか早いかの違いだけだ」と述べた。 この言葉が正しいことを示す兆候もある。2022年に量子コンピューティングの市場は大きく混乱し、有望な技術を持つとされる上場企業3社の株価が急落した。新興各社は生き残るために統合の道を選んだ。Global Quantum Intelligenceのアナリストによれば、これまでに8件の合併が行われ、企業統合の流れは確実に存在するという。 しかし、12月に開催された量子コンピュー

      量子コンピューティングの今--「量子の冬」への警戒と実用化に向けた着実な進化
    • 量子コンピュータのエラーを前提とした計算手法を開発、実用化に向けた“一歩”

      グリッドは、量子コンピュータの中でもノイズの影響を受けやすいNISQデバイス上で、実用的な問題を解くのに有効なアルゴリズム「ハイブリッド量子古典動的計画法(QDP)」を開発した。NISQデバイスのノイズの多さを前提とした計算手法であり、開発に成功したのは「世界初」(グリッド)の事例。 グリッドは2020年12月17日、量子コンピュータの中でもノイズの影響を受けやすい「NISQ(Noisy Intermediate-Scale Quantum Computer)」デバイス上で、実用的な問題を解くのに有効なアルゴリズム「ハイブリッド量子古典動的計画法(QDP)」を開発したと発表した。 AI(人工知能)技術の1つである強化学習の計算手法にQDPを用いて、その有用性を証明した。NISQデバイスのノイズの多さを前提とした計算手法であり、開発に成功したのは「世界初」(グリッド)の事例だという。 量子ゲ

        量子コンピュータのエラーを前提とした計算手法を開発、実用化に向けた“一歩”
      • 「IBMは有言実行」。2025年までの量子コンピューティングロードマップを解説。新型は六角形に

          「IBMは有言実行」。2025年までの量子コンピューティングロードマップを解説。新型は六角形に
        • 「Googleの次世代コンピューターは見た目からしてすさまじい…」未来を感じる量子コンピューターの外観 : らばQ

          「Googleの次世代コンピューターは見た目からしてすさまじい…」未来を感じる量子コンピューターの外観 Google社が2029年頃の実用化を目指している「量子コンピューター」。 カリフォルニア州サンタバーバラの研究拠点に設置された、量子コンピューターの写真が海外掲示板で人気を集めていました。 Reddit/VAMSI_BEUNO (credit : Google Quantum AI) まるでSF映画のワンシーンのよう。 70量子ビットコンピューターチップの周囲をマイクロ波ケーブルで覆い、0度近くまで冷却しているとのこと。 海外掲示板のコメントをご紹介します。 ●Quoraの裏計算によると、それは8000万ドルだな。 ↑それは量子コンピューターにふさわしい価格だな(量子コンピューターに何ができるのか、いくらかかるのか、私には見当もつかないが)。 ↑それは何をしようとしているかによる。 ほ

            「Googleの次世代コンピューターは見た目からしてすさまじい…」未来を感じる量子コンピューターの外観 : らばQ
          • 量子機械学習とは何か?「量子技術」と「AI技術」の可能性をグッと広げる理由とは

            AI技術の開発と普及が加速し、その中心で大きな役割を担う機械学習は社会になくてはならない技術となりました。一方、既存のIT技術を大きく変えると言われている量子コンピューティングでも大きな進歩があり、商用量子コンピューターの提供も始まっています。しかし、現代の量子コンピュータは商用であっても大きな欠点があり、まだまだ普通のコンピュータのようには使えません。そこで注目されるのが「量子コンピューティング」と「機械学習」を組み合わせた「量子機械学習」の分野です。これにより、量子コンピュータはその欠点を克服できるだけではなく、古典的な機械学習アルゴリズムが抱える欠点を量子アルゴリズムで克服することができるようになります。互いを補い合うことで、可能性を広げる量子機械学習に関連する基本用語とその特性について簡単に解説していきます。 合同会社Noteip代表。ライター。米国の大学でコンピューターサイエンス

              量子機械学習とは何か?「量子技術」と「AI技術」の可能性をグッと広げる理由とは
            • 固体なのに液体のように流れる不思議な状態「超固体」を「二次元化」することに成功

              我々が認識する世界では、物質には「固体」「液体」「気体」の3種の状態が存在するというのが常識ですが、極低温かつ高圧という特殊な環境下では固体でありながら液体のようにも振る舞う「超固体」という状態が存在することが確認されていました。この超固体状態について、オーストリア科学アカデミー量子光学・量子情報研究所の研究チームが新たに「超固体状態を二次元化することに成功した」と報告しました。 Supersolids go two-dimensional https://www.nature.com/articles/d41586-021-02191-5 Supersolid in a new dimension - Institute for Quantum Optics and Quantum Information - Austrian Academy of Sciences https://iq

                固体なのに液体のように流れる不思議な状態「超固体」を「二次元化」することに成功
              • Googleの量子コンピュータ「Sycamore」が最速のスパコンで半世紀かかる計算を瞬時に完了させることに成功 | TEXAL

                Googleの研究者らは、現在最速のスーパーコンピューターでも47年かかる計算を、同社の量子コンピューター「Sycamore」が瞬時に完了させることに成功したと報じた。彼らは、この研究成果をプレプリントサーバーのarXivで発表している。 研究チームはGoogleの量子コンピューターの最新バージョンを使用した。2019年、Sycamoreと名付けられた53量子ビットのマシンが、量子超越性を達成したことが報告された。量子超越性とは、量子コンピューターが古典的なコンピューターやスーパーコンピューターの能力をはるかに超えるタスクを実行する理論的なポイントのことである。 今回の研究では、科学者たちは70量子ビットを搭載したSycamoreのアップグレード版を使用した。ビットが古典的な情報の基本単位であるのと同様に、量子ビットは量子情報の基本単位と考えることができる。 Telegraph紙によれば、

                • NEC、量子アニーリングマシンで高精度計算と多ビット化を両立する技術

                    NEC、量子アニーリングマシンで高精度計算と多ビット化を両立する技術
                  • AKIBA.AWS 第15回で「Amazon Braketのすごさを知ろう~量子コンピュータことはじめ~」について話しました #akibaaws | DevelopersIO

                    気付いたら2020年が訪れてもう半月が過ぎていました。時の流れ、早すぎる。 ▲ 明けましておめでとうございます こんにちは、AWS事業本部のShirotaです。今年もどうぞよろしくお願いします。 本日は、AKIBA.AWSの第15回でお話しさせて頂きました、「 Amazon Braketのすごさを知ろう�~量子コンピュータことはじめ~ 」についてのまとめと時間があったらお話ししたかった事についてお話しさせて頂きたいと思います。 本イベントに関する概要は以下リンクからも併せてどうぞ。 【1/15(水)東京】「AKIBA.AWS #15 ガチ編〜re:Invent振り返り その1〜」を開催します AKIBA.AWSについて AKIBA.AWSは、AWSを利用しているエンジニアを対象とした勉強会です。 日々進化を続けるAWSの技術動向を追い、参加者が相互に情報交換し、スキルを高めていくことができ

                      AKIBA.AWS 第15回で「Amazon Braketのすごさを知ろう~量子コンピュータことはじめ~」について話しました #akibaaws | DevelopersIO
                    • 富士通が量子コンピューターを稼働、日本企業で初 米国勢追撃へ - 日本経済新聞

                      富士通が日本企業として初めて次世代の高速計算機、量子コンピューターの実機を稼働させた。「富岳(ふがく)」の開発などで培ったスーパーコンピューターの技術と組み合わせ、早期の産業応用につなげる戦略を描く。東京エレクトロンや三菱ケミカルグループなど4社と連携し、先行する米国勢を追い上げる。「大きなアチーブメント(成果)だ」。外部の企業や研究機関への提供開始にあわせて5日に埼玉県和光市で開いた記者会見

                        富士通が量子コンピューターを稼働、日本企業で初 米国勢追撃へ - 日本経済新聞
                      • 新たな素材「Qシリコン」の発見で量子コンピューティングに弾みがつく可能性 | TEXAL

                        シリコンは1世紀以上にわたってエレクトロニクスの頂点に君臨してきた。ノースカロライナ州立大学(NCSU)のエンジニアは、量子コンピューターやスピントロニクスに重要な用途をもたらす新しい特性を持つ、Qシリコンと呼ばれる全く新しい形の材料を発見した。 NCSUの研究チームは、アモルファス・シリコンをわずかナノ秒のレーザーパルスでザッピングして溶かし、その後急速に冷却して再び固めることで発見した。これにより、研究チームはQ-シリコンと名づけた新しい形状を作り出した。 研究者たちは、Qシリコンの発見に極めて短いレーザーパルスを使用した。 (Credit: NCSU)Q-シリコンは、通常のシリコンにはない新しい特性をいくつか備えており、中でも最も重要なのは室温での強磁性である。この種の磁性は、データ・ストレージのいくつかの方法にとって不可欠であり、スピントロニクスとして知られる新興分野の解明に役立つ

                          新たな素材「Qシリコン」の発見で量子コンピューティングに弾みがつく可能性 | TEXAL
                        • TechCrunch

                          As data access becomes increasingly tied to business success, making data available to all business users, regardless of their data wrangling skills has grown in importance. The founders of Seam, an e

                            TechCrunch
                          • 「超高純度のシリコン」の量子ビットを搭載した強力な量子コンピュータ 英国と豪州の研究者らが発表

                            このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 英マンチェスター大学とオーストラリアのメルボルン大学の研究者らが発表した論文「Highly 28Si enriched silicon by localised focused ion beam implantation」は、天然シリコンに含まれる不純物を取り除いた超高純度のシリコンを用い、信頼性の高い量子ビットを製造する方法を提案した研究報告である。 量子コンピュータは、量子ビットと呼ばれる特殊な量子状態を利用して計算を行う。量子ビットは、古典ビットとは異なり、0と1の状態を同時に取ることができるため、膨大な量の情報を並列に処理できる可能性がある。し

                              「超高純度のシリコン」の量子ビットを搭載した強力な量子コンピュータ 英国と豪州の研究者らが発表
                            • 「量子コンピューターのロードマップ」をIBMが公開、2023年にはついに1000量子ビットの大台に乗る計画

                              by IBM Research 量子コンピューターとは、量子力学的な現象を用いて通常のコンピューターでは不可能な計算を行うことができるコンピューターです。量子コンピューターの分野をリードするIBMが、「量子コンピューター技術のロードマップ」を公開し、「2023年には1000量子ビット(Qubits)を超えた性能の量子コンピューターを実現する」といった長期的な目標を明らかにしています。 IBM's Roadmap For Scaling Quantum Technology | IBM Research Blog https://www.ibm.com/blogs/research/2020/09/ibm-quantum-roadmap/ IBM publishes its quantum roadmap, says it will have a 1,000-qubit machine in

                                「量子コンピューターのロードマップ」をIBMが公開、2023年にはついに1000量子ビットの大台に乗る計画
                              • TechCrunch | Startup and Technology News

                                The Series C funding, which brings its total raise to around $95 million, will go toward mass production of the startup’s inaugural products

                                  TechCrunch | Startup and Technology News
                                • 量子コンピューター関連ニュースの振り返り(2019年版) - Qiita

                                  こんにちは。量子ベンチャー Quemix の 竹澤です。 今年も「量子コンピュータ Advent Calendar 2019」に参加しています。 最近量子コンピューターに興味を持った方も多いことですし、初日の軽めの読み物として、この1年のニュースを振り返ってみたいと思います。 ただし、日本のニュースを書くと、どうしても自分に近い話になってややこしいので、グローバルなニュースを中心にしました。 2018年12月 2018年は3月にGoogleがBristleconeという72量子ビットの量子プロセッサーを発表1して、年内に量子超越(Quantum Supremacy)を証明すると言っていました。 時は過ぎ、12月になり、2日にAdvent Calendarを書いたあと、年内ってあと1ヶ月だよな、果たしてGoogleから発表があるかな、とぼんやり思っていました。 そんな中、12月中旬に突然飛び

                                    量子コンピューター関連ニュースの振り返り(2019年版) - Qiita
                                  • 量子コンピューターは既にRSA暗号を解読できると中国人研究者が主張も専門家からは「誤解を招く論文」「そんなに楽じゃない」との指摘も

                                    中国の7つの異なる研究機関に所属する20人以上の研究者らが共同でひとつの学術論文を発表しました。この論文は、2021年に発表された最新の因数分解アルゴリズムを量子近似最適化アルゴリズム(QAOA)と組み合わせることで、量子コンピューターを用いてRSA暗号を解読することができると主張するものでした。しかし、この論文に対して研究者からは懐疑的な声が挙がっています。 Chinese researchers' claimed quantum encryption crack looks unlikely • The Register https://www.theregister.com/2023/01/07/chinese_researchers_claimed_quantum_encryption/ Chinese scientists’ claims for new quantum code

                                      量子コンピューターは既にRSA暗号を解読できると中国人研究者が主張も専門家からは「誤解を招く論文」「そんなに楽じゃない」との指摘も
                                    • グーグルが「量子誤り訂正」に成功、量子コンピューター実用化に1歩近づく

                                      米Google(グーグル)は2023年2月22日(米国時間)、量子ビットのエラーを訂正する「量子誤り訂正」の実験に成功したと発表した。「表面符号」と呼ばれるアルゴリズムを使用し、量子ゲート操作のエラー率を低減させたとする。量子誤り訂正は実用的な量子コンピューターを生み出すために不可欠な技術である。 「0」と「1」とを重ね合わせて保持できる量子ビットは、エラーが非常に発生しやすいため、複数の物理量子ビットを使うことでエラーを補完する量子誤り訂正技術が実用上は必要になる。情報が長時間にわたって消えない「論理量子ビット」を1個実現するには、物理量子ビットが1000個は必要とされている。 グーグルはこのたび、72個の物理量子ビットと、物理量子ビット間の接続を制御するチューナブルカプラーを121個搭載する「第3世代Sycamore量子プロセッサー」を使って、表面符号方式の量子誤り訂正を実行。量子ゲー

                                        グーグルが「量子誤り訂正」に成功、量子コンピューター実用化に1歩近づく
                                      • TechCrunch

                                        You know that mildly jarring experience whenever that well-known celebrity shows up in an entirely different context — e.g. a musician making a horror flick cameo; an NFL player rearing their he

                                          TechCrunch
                                        • 理研と富士通、量子コンピュータの研究拠点を埼玉に開設 実用化に向け試作機など開発

                                          理化学研究所と富士通は4月1日、量子コンピュータの実用化に向けた研究を行う開発拠点「理研RQC-富士通連携センター」を埼玉県和光市に開設したと発表した。 理研が同日に開設した「量子コンピュータ研究センター」内に設置。1000量子ビット級の超伝導量子コンピュータの開発に向け、実機の開発や、動作に必要なソフトウェアの開発、周辺部品の品質向上や小型化などに取り組む。開発した試作機を使い、演算中に発生するエラーの検出や緩和に向けた実証実験も行う。 富士通は、多数の組み合わせから最適なものを選ぶことに特化したアルゴリズム「量子アニーリング」を従来のコンピュータでまねた「デジタルアニーラ」を2016年に開発。創薬や物流など、組合せ最適化が課題となる問題の解決に取り組んできた。 一方で、20年3月には量子力学を活用したデバイスの開発に向け、理研や東京大学との共同研究をスタートするなど、量子コンピュータの

                                            理研と富士通、量子コンピュータの研究拠点を埼玉に開設 実用化に向け試作機など開発
                                          • 量子計算機、Google・IBMに挑む イオントラップで新興台頭 テックビジュアル解体新書 - 日本経済新聞

                                            米IT(情報技術)大手のグーグルやIBMが主導してきた次世代の高速計算機、量子コンピューターの開発競争に地殻変動が起きている。独自技術で巨人の牙城に挑む新興企業が台頭し、中国勢も追い上げる。量子コンピューターは将来、100兆円規模の経済効果を生む可能性を秘める。化学、金融などの分野でその果実を巡る主導権争いも熱を帯びてきた。「量子を中心とするスーパーコンピューター時代をリードする」。IBMは5

                                              量子計算機、Google・IBMに挑む イオントラップで新興台頭 テックビジュアル解体新書 - 日本経済新聞
                                            • 日本IBMの山口社長に「量子コンピューターで何ができるの?」と聞いたら、スゴい答えが返ってきた…!(春川 正明) @gendai_biz

                                              今月4日、量子力学の発展に貢献し量子コンピューターなど量子技術の土台を築いたとして、米欧の3人の研究者が2022年のノーベル物理学賞を受賞すると発表された。 近頃ニュースでよく取りあげられるが、その内容や重要性を理解するのが難しいと感じる「量子コンピューター」という存在。スーパーコンピューターで処理が100~200年掛かる計算を10分で出来るとも言われ、産業や社会を大きく変える可能性がある次世代の高速計算機だ。 量子コンピューターは、その利用が既に始まっていると聞くが、その全貌を捉えきれない。そこで、既に量子コンピューターの運用を始めている日本IBMの山口明夫社長に色々と聞いてみようと本社を訪ねた。 量子コンピューターの仕組み そもそも量子とは何なのか。量子とは粒子と波の性質を併せ持ち、複数の場所に同時に存在する、とても小さな物質やエネルギーの単位。物質を形作っている原子や電子、光子などが

                                                日本IBMの山口社長に「量子コンピューターで何ができるの?」と聞いたら、スゴい答えが返ってきた…!(春川 正明) @gendai_biz
                                              • 量子コンピューターのプログラミングを体験、その難しさに震えた

                                                米グーグル(Google)が「量子超越性」を実証したと記者発表した際、実際に同社の量子コンピューター「Sycamore」を使ってプログラミングを体験してみる機会が記者に与えられた。グーグルの研究者が「楽譜を書くようなもの」と説明するその工程の難しさに、記者は震えるしかなかった。 まずは量子コンピューターにおけるプログラミング、つまりは量子プログラミングがどのようなものか、現在のコンピューターにおけるプログラミングと比較しながら説明してみよう。なお、量子コンピューターの世界では、現在のコンピューターのことを「古典コンピューター」と呼ぶ。携帯電話の登場後に従来の電話が「固定電話」と呼ばれるようになったのと同じだ。 現在のコンピューターにおけるプログラミングは基本的に、CPUに搭載されているALU(論理演算ユニット)やFPU(浮動小数点演算ユニット)など演算装置の操作である。ALUなどはANDゲ

                                                  量子コンピューターのプログラミングを体験、その難しさに震えた
                                                • 量子コンピューターは本当にすごいのか? | NHK | ビジネス特集

                                                  その驚異の計算能力は、現代社会のセキュリティーを支えている「暗号」すら、いとも簡単に破ってしまう可能性があるそうです。 世界で開発競争が過熱し、経済ニュースの注目ワードにもなっています。 そんな中、7月にIBMの量子コンピューターが日本で稼働を始めました。本当に、世の中をがらりと変えてしまうのでしょうか。それを知りたくて話を聞きに行きました。 (おはよう日本 おはBizキャスター 布施谷博人) 訪ねたのは神奈川県川崎市の「かわさき新産業創造センター」。 量子コンピューターは高さ3メートルほどの筒状のマシン。 音はほとんどしません。チカチカ光が点滅しているようなところもありません。 24時間休みなく稼働しているそうですが、動いているというよりは、静かにそこに「いる」といった印象でした。 案内してくれたのはマシンを導入した東京大学の理事・副学長の相原博昭教授とIBMの皆さん。 これまではアメリ

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                                                  • 量子コンピューターの性能飛躍へ、NTTなどが世界で初めて超電導量子ビットの欠陥識別に成功したインパクト ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                                                    量子コンピューターの性能飛躍へ、NTTなどが世界で初めて超電導量子ビットの欠陥識別に成功したインパクト NTT物性科学基礎研究所の斉藤志郎上席特別研究員と産業技術総合研究所の松崎雄一郎主任研究員らは、超電導量子ビットの寿命を左右する欠陥の識別に成功した。欠陥ごとに超電導回路の製造プロセスを改良できるようになる。量子ビットを長く維持できると量子センサーや量子コンピューターの性能が飛躍する。 超電導回路を構成するジョセフソン接合の欠陥の種類を識別する技術を開発した。ジョセフソン接合のアモルファス絶縁膜中では水素不純物やトラップ電荷などが2準位欠陥を作る。これが超電導量子ビットと共鳴してエネルギーが奪われ量子ビットが壊れる。 今回、2準位欠陥の臨界電流型と電荷型の二つを識別した。遷移周波数と磁束を変えて量子ビットの励起確率を画像化すると、それぞれに特有のスペクトルを観測できた。実験で検出・識別で

                                                      量子コンピューターの性能飛躍へ、NTTなどが世界で初めて超電導量子ビットの欠陥識別に成功したインパクト ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                                                    • IBMのクリシュナCEO「3年で量子コンピューター実現」 世界デジタルサミット2021 - 日本経済新聞

                                                      人工知能(AI)や高速通信規格「5G」を生かしたデジタル技術の革新について議論する「世界デジタルサミット2021」(日本経済新聞社・総務省主催)は8日、2日目の討議に入った。米IBMのアービンド・クリシュナ会長兼最高経営責任者(CEO)は対談形式の講演で、次世代の高速計算機である量子コンピューターについて「3年ぐらいで実現する」と述べ、AIの普及を後押しすると強調した。IBMは米グーグルと共に

                                                        IBMのクリシュナCEO「3年で量子コンピューター実現」 世界デジタルサミット2021 - 日本経済新聞
                                                      • 「保証されているのは省電力計算」 量子ベンチャーを立ち上げた東北大・大関准教授が語る量子コンピュータへの期待

                                                        「量子コンピュータで全ての計算が超高速にできるというのは間違った期待だが、できると保証されていることもある。省電力計算だ」──。 東北大学で量子コンピュータを研究し、ベンチャー企業シグマアイも立ち上げた大関真之准教授が、10月28日に開催された「第1回 量子コンピューティングEXPO【秋】」(幕張メッセ)の講演で、量子コンピュータ自体の現状や、他の市場へ影響する可能性などについて解説した。 量子コンピュータは「今、使える状態」 そもそも量子コンピュータは、今どんな開発状況にあるのか。量子コンピュータには量子ゲートと量子アニーリングという2つの計算方式がある。「自由自在な計算ができるとされているのは量子ゲート方式。ただ、それだけ作るのも大変なのでいろいろな企業や研究機関が努力している最中でもある。量子アニーリング方式は組合せ最適化問題という特定の問題を解くことに特化した代わりに、実業務に関係

                                                          「保証されているのは省電力計算」 量子ベンチャーを立ち上げた東北大・大関准教授が語る量子コンピュータへの期待
                                                        • プログラム可能な超伝導プロセッサを使用した量子超越性

                                                          メディア関係者向けお問い合わせ先 メールでのお問い合わせ: pr-jp@google.com メディア関係者以外からのお問い合わせにはお答えいたしかねます。 その他すべてのお問い合わせにつきましては、ヘルプセンターをご覧ください。

                                                            プログラム可能な超伝導プロセッサを使用した量子超越性
                                                          • 米ペイパル「量子コンピュータ、暗号、分散型台帳」技術開発チームをレイオフ。「近い将来の事業化」見込めず

                                                            米決済サービス大手ペイパル(PayPal)は、実用化前の先端技術に特化したセキュリティ研究開発チームをレイオフ(一時解雇)した。Insiderの取材で明らかになった。 本件を直接知る関係者によれば、ペイパルは経費削減のために社内のリストラクチャリング(構造改革)を進めており、他の部門にもレイオフの波が押し寄せる可能性がある。 「ペイパル社内では組織再編や重点事業の見直しが行われています。周知の通り、ここ数四半期の業績は振るいませんでしたから、締めつけは厳しくなっていると思います」 同じ関係者によると、脅威インテリジェンス(=サイバー攻撃に関する情報)のような高度情報セキュリティ分野にかかわる従業員もレイオフされたという。 ペイパルの広報担当は、冒頭の研究開発チームをレイオフした事実を認め、その理由として「近い将来に事業化できるテーマではない」ことを挙げた。 今回(4月1日前後)のレイオフ対

                                                              米ペイパル「量子コンピュータ、暗号、分散型台帳」技術開発チームをレイオフ。「近い将来の事業化」見込めず
                                                            • IBM Quantum Learning

                                                              IBM Quantum Lab will be sunset on 15 May 2024. Learn more IBM Quantum LearningLearn the basics of quantum computing, and how to use IBM Quantum services and systems to solve real-world problems.

                                                              • 量子コンピュータの基礎理論を厳密に理解するために 『みんなの量子コンピュータ』発売

                                                                無限の状態のうち1つの状態を取る量子ビットを基本単位とする量子コンピュータ。その振る舞いは時に直感に反し、仕組みをしっかり理解するには数学を用いるしかありません。CodeZineを運営する翔泳社では、量子コンピュータを「なんとなく」ではなく厳密に理解するための『みんなの量子コンピュータ』を1月24日(金)に発売しました。 『みんなの量子コンピュータ』は、量子コンピュータの基礎理論を数学を使ってしっかり理解したい方のための入門書で、Chris Bernhardt氏による『QUANTUM COMPUTING FOR EVERYONE』(The MIT Press Cambridge)の邦訳です。 本書では量子ビットや量子もつれ、量子テレポーテーションなど、量子コンピューティングに欠かせないテーマが取り上げられており、その概念を数学で明確に理解することが目標に掲げられています。直感に反することも

                                                                  量子コンピュータの基礎理論を厳密に理解するために 『みんなの量子コンピュータ』発売
                                                                • IBMを超える「量子ボリューム128」の業界最高性能をうたう量子コンピューターシステム「H1」をハネウェルが発表

                                                                  電子制御システムや自動化機器のメーカーであるハネウェルが、10量子ビットの次世代量子コンピューターシステムモデル「H1」を発表しました。H1で使われる量子コンピューターの量子ボリュームは128で、ハネウェルは「量子コンピューター業界で最高値だ」とアピールしています。 Honeywell Releases Next Generation Of Quantum Computer https://www.honeywell.com/en-us/newsroom/pressreleases/2020/10/honeywell-releases-next-generation-of-quantum-computer Honeywell Debuts Quantum System, ‘Subscription’ Business Model, and Glimpse of Roadmap https:

                                                                    IBMを超える「量子ボリューム128」の業界最高性能をうたう量子コンピューターシステム「H1」をハネウェルが発表
                                                                  • 東芝の“絶対に破られない”「量子暗号通信」開発責任者を直撃 市場の4分の1を取ってリーディングカンパニーへ

                                                                    原子力ビジネスの失敗、粉飾決算などが重なって巨額の赤字を計上して経営が大きく揺らいだ東芝。日本を代表する名門大手電機メーカーではこの数年、多くの事業が売却されるなど、暗いニュースが多かった。だが、この10月明るいニュースが世間の注目を集めた。 企業や政府機関に対するサイバー攻撃が相次ぎ、解読できない暗号が注目される中で、「理論上、盗聴が不可能な量子暗号通信」といわれる将来的に有望な暗号技術の開発に成功したのだ。 東芝は2035年度に全世界で約200億ドル(約2.1兆円)と見込まれる量子鍵配送サービス市場の約4分の1(2030年度で約30億ドル[約3150億円])を獲得し、量子暗号通信業界のリーディングカンパニーを目指すとしている。この事業化を目指す責任者の村井信哉・新規事業推進室プロジェクトマネージャーと研究開発センターの佐藤英昭・上席研究員にその背景を聞いた。 2000年ころから研究を継

                                                                      東芝の“絶対に破られない”「量子暗号通信」開発責任者を直撃 市場の4分の1を取ってリーディングカンパニーへ
                                                                    • 超伝導に「ライバル出現」…シリコン半導体で量子コンピューター素子の作製成功

                                                                      【読売新聞】 量子コンピューターの基本素子「量子ビット」をシリコン半導体で作り、応用可能な精度で操作することに成功したと、理化学研究所などの国際研究チームが英科学誌ネイチャーに20日、発表する。シリコンを使った量子コンピューターは大

                                                                        超伝導に「ライバル出現」…シリコン半導体で量子コンピューター素子の作製成功
                                                                      • レトロなパズルゲームで量子コンピュータの仕組みが学べる 阪大・TISが無料公開

                                                                        TISと大阪大学は4月19日、アクションパズルゲーム「QuantAttack」を無料公開した。ルールは量子コンピュータの理論をベースにしたもので、プレイする中でその仕組みを学べるとしている。 大阪大学量子情報・量子生命研究センターの藤井啓祐副センター長が考案しTISが開発した。徐々にせりあがるブロックタワーを崩すパズルで、基本的には2個の同じブロックを縦に2つ重ねるとブロックが消える。基準線をブロックが乗り換えるとゲームオーバーになる。 制限時間内にできるだけ高いスコアの獲得を目指す「RUSH」モードや、制限時間のない「ENDLESS」モード、いわゆる“CPU”と対戦する「VS QPU」モード、CPU同士の対戦を観戦する「QPU VS QPU」モードがある。 一部には特殊なブロックが紛れており、消すために特別なルールがある。このルールは量子コンピュータの命令で使われる「量子論理ゲート」をモ

                                                                          レトロなパズルゲームで量子コンピュータの仕組みが学べる 阪大・TISが無料公開
                                                                        • 光ピンセットを使って原子をキャッチボールすることに成功! - ナゾロジー

                                                                          原子サイズのキャッチボールが実現しました。 韓国科学技術院(KAIST)で行われた研究によれば、光を使って物体を掴む光ピンセット技術を用いて、原子を放り投げて後に再補足する、原子レベルのキャッチボールに成功した、とのこと。 これまでにも光ピンセットを使った原子レベルの操作は行われてきましたが、既存の方法は原子を目的地に輸送するまで光ピンセットで「掴み続ける」必要があり、原子の状態に少なからぬ影響を与えてしまいます。 そのため、もし「掴み」対象となる原子が量子コンピューターのビットとして機能していた場合、量子もつれが崩壊して計算エラーが起きる可能性がありました。 ですが新たな方法では、2つの光ピンセットの一方を加速器、もう一方を減速器として用いることで、原子を目的地に投げ飛ばすようにして輸送することが可能なため、原子の状態を保つことが可能になります。 研究者たちは、量子コンピューターのビット

                                                                            光ピンセットを使って原子をキャッチボールすることに成功! - ナゾロジー
                                                                          • 量子コンピューターは新世界の神になる!? (1/3)

                                                                            〈前編はこちら〉 Googleの量子超越性達成=ライト兄弟の初飛行!? 前編に引き続いて、量子コンピューター研究の第一人者である藤井教授へのインタビューをお届けする。 ―― 藤井先生は2019年にGoogleが発表した量子超越性に関する論文の査読者の1人とお聞きしています。その後、IBMも反論したりしていますし、そもそも量子超越性という定義が、何倍の差があれば超越なのかみたいな話もあると思いますが、先生はどう評価されていますか? 藤井 あれはかなりすごいと思います。なぜかと言えば、量子コンピューターという概念が1985年に提案されて以降、初めて古典コンピューター(編註:既存の半導体コンピューターを指す)と勝負するレベルに達したからです。しかもGoogleが参入したのは2014年で、量子ビットの数はわずかに5でした。 たとえば5量子ビットをすべて数式で書き下しても2の5乗=32個の数字で表せ

                                                                              量子コンピューターは新世界の神になる!? (1/3)
                                                                            • 理研、シリコン内単一電子スピンの「量子非破壊測定」に成功

                                                                                理研、シリコン内単一電子スピンの「量子非破壊測定」に成功
                                                                              • On “Quantum Supremacy” | IBM Research Blog

                                                                                October 21, 2019 | Written by: Edwin Pednault, John Gunnels & Dmitri Maslov, and Jay Gambetta Categorized: Quantum Computing Quantum computers are starting to approach the limit of classical simulation and it is important that we continue to benchmark progress and to ask how difficult they are to simulate. This is a fascinating scientific question. Recent advances in quantum computing have resulte

                                                                                  On “Quantum Supremacy” | IBM Research Blog
                                                                                • この世界を支配する“もつれ” - YouTube

                                                                                  #量子もつれ 宇宙・物質・素粒子という、スケールが全く異なる分野をつなぐ、 物理学の最先端トピックをご紹介する動画です。 以下の物語もぜひ御覧ください(シリーズものではございませんので、独立にご視聴頂けます。) 物語1 『トポロジカル物質と幻の粒子』 https://youtu.be/YANX-MAy67c 物語2 『手のひらの物質に生まれるブラックホール』 https://youtu.be/pAQfpC_1xSk 制作: (株)NHKエンタープライズ (株)mK5 東京大学トランススケール量子科学国際連携研究機構 https://tsqi.phys.s.u-tokyo.ac.jp/tsqi/ja/

                                                                                    この世界を支配する“もつれ” - YouTube