安保法案をめぐっての大騒ぎを経て私が強く思ったことは、「政治的な主張や信条が自分とちがったからといって、それで交際を絶つとか、あいつとは話はできないとか、そういった態度は厳に慎もう」ということでした。 ひとは誰しも多面的なもので、政治信条や主張はその一面にすぎないですから。
![伊藤 剛 on Twitter: "安保法案をめぐっての大騒ぎを経て私が強く思ったことは、「政治的な主張や信条が自分とちがったからといって、それで交際を絶つとか、あいつとは話はできないとか、そういった態度は厳に慎もう」ということでした。 ひとは誰しも多面的なもので、政治信条や主張はその一面にすぎないですから。"](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/45fd2f7df0aa550e76a421cba122de6db504a815/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpbs.twimg.com%2Fprofile_images%2F1528017248149192705%2FFsq1GRiL.jpg)
サンデー毎日元編集長牧太郎専門編集委員の名物コラム。原則毎週火曜日更新。政治ネタから巷の話題まで、裏の裏を知り尽くしたベテラン新聞記者が世相をぶった斬ります。
「私の体験ではこうだった」「昔はこうだった」…。個人の経験談や信念による発言が横行し、社会的地位のある人間や、現在教育にかかわる人の体験や価値観で施策が決まっていく日本。だが世界を見渡せば、政策のオプションにしろ教育法にしろ、成功例、失敗例、統計的な実証分析に基づいた知見の蓄積が豊富にある。 教育政策にももっと、信念や価値観だけでなく実証分析に根差したKPI(重要業績評価指標)が必要ではないか。数々の国家的な改革に携わってきた竹中平蔵・慶応義塾大学教授に、竹中ゼミの教え子である気鋭の教育経済学者、中室牧子氏がざっくばらんに聞いた。 (構成は片瀬京子) 実は私は竹中先生の教え子なのですが、これまで教育についてしっかりと話を伺ったことはありませんでした。今日は政策の視点から、教育に対するお考えをお聞きしたいと思います。 竹中:そもそも、教育の話をするのは難しいことだと思っています。なぜかという
「私の体験ではこうだった」「昔はこうだった」…。個人の経験談や信念による発言が横行し、社会的地位のある人間や、現在教育にかかわる人の体験や価値観で施策が決まっていく日本。だが世界を見渡せば、政策のオプションにしろ教育法にしろ、成功例、失敗例、統計的な実証分析に基づいた知見の蓄積が豊富にある。 教育政策にももっと、信念や価値観だけでなく実証分析に根差したKPI(重要業績評価指標)が必要ではないか。数々の国家的な改革に携わってきた竹中平蔵・慶応義塾大学教授に、竹中ゼミの教え子である気鋭の教育経済学者、中室牧子氏がざっくばらんに聞いた。 (構成は片瀬京子) 実は私は竹中先生の教え子なのですが、これまで教育についてしっかりと話を伺ったことはありませんでした。今日は政策の視点から、教育に対するお考えをお聞きしたいと思います。 竹中:そもそも、教育の話をするのは難しいことだと思っています。なぜかという
10月15日から始まる臨時国会で審議が予定されている児童ポルノ法改定案。所持の禁止と二次元規制にからむ条項が現実味を帯びる中で、次第にオタクからの関心も高まっている。 しかし、関心が高まってきたとはいえ実務に携わることができる人物が少ないのは、規制強化反対を唱える組織の共通した悩みだ。ある二次元規制に反対する組織のメンバーは、こう打ち明ける。 「この運動は、政治家や出版社、マンガ家などのクリエイターなど大勢の人に根回しをしたり、調整をしなければなりません。並の会社よりも相当厳しいですよ。おまけに給料も出ません」(反対組織のメンバー) ネットでは「反対に向けて動かなくては」などと勇ましい言葉を吐く人も大勢見かけるが、実際に「なにか手伝います」とやってくる人や「この人にはまかせてもよい」と思うことができる人は、ごく少数だ。 「だいたい、志願者が100人いて実務をまかせても構わないと思えるのは2
日本の基礎科学を蹂躙する事業仕分けの蛮行に怒ったり呆れたりの毎日です。皆さんいかがお過ごしですか。 仙谷由人行政刷新担当相は、この事業仕分けを「これまで一切見えなかった予算編成プロセスのかなりの部分が見えることで、政治の文化大革命が始まった」と言っています。 この人、1966年に東大に入学していますから、「文革」の何たるを知らずに発言しているわけではありません。 おそろしいことです。 先の政権交代を「無血革命」と言ったひともおられましたが、その結果がこれです。 団塊の世代の方々が掲げた理想が、下の世代のわれわれに絶望をもたらしていると言っていいのかもしれません。 この政権のコンセプトをつきつめると、知的な達成に向けてがんばることや、人生の向上心みたいなものが排除され、ただ生きているだけの人が賞揚される社会が待っているような気がします。 先端研究はいらない、文化的な啓蒙もいらない、ただただま
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