「若者の右傾化」「ネット言論の右傾化」などどいう主張がマスコミや文化人・知識人によってなされるようになったのが何時頃からなのか定かではない。「若者の右傾化」は「軍靴の音」同様に大昔から言われてたように思うし、「ネット言論の右傾化」も、ほんの僅かでもそのように感じられる言論(自衛隊を容認する発言程度であっても)が存在すれば言い出しそうに思う。 だが、2004年に起きた「イラク3邦人人質事件」以降、そういう主張が増えたということは間違いのないところだろう。 ⇒イラク日本人人質事件 - Wikipedia この事件でネット上では「自己責任」を主張する言説が多数あり、それを批判するジャーナリスト・文化人・知識人による記事が新聞・雑誌に溢れていた。この件についての考察に抜けてはならないのは、人質を助けるために「自衛隊の撤退」を要求する主張が左翼系市民団体から出されたということだ。「自己責任論」が盛り