最近親父がずいぶんとおしゃれな格好をするようになった。 一体何があったのかと聞いたところ、こいう若向きの服しか売ってないから仕方が無く買ってみたのだそうだ。 仕方が無く買ったという割にはずいぶんとご機嫌である。 昔から好きな服を見つけると、同じセットを何着も買い、いつも同じ様な格好をして過ごす親父。今回もそのパターンだ。おそらく気に入ったのだろうと思う。 聞いてみると、いつも親父が服を買っている近所のワークマンがワークマンプラスに業態を変えたそうな。 その結果、昔からの作業着の古いタイプの在庫を減らす代わりに、若向きの服を置くようになったらしい。 とは言ってもワークマンが古い型の作業着を店頭から完全に外すことは考えにくい。 おそらく、20年来の付き合いのなじみの店員さんが、上手いこと乗せて着せたのではないだろうか。 恐るべしワークマン。ワークマンは89歳のじいさまもおしゃれにするのである。