生活を変えるのは、意外に難しいことだというのは、僕にも分かる。 生活は、「習慣」として進んでいくところも大きいから、いつでも保守的な側面をもつ。 やり慣れていることを、「やらない」というのは、ほんとうにそれで大丈夫なのか、なかなか確信がもてず、踏み出す勇気が出ないものだ。 やったことがないことは、どんなことでも、「分からない」ものだ。 人には、会ってみなければ、どんな人だか分からない。 新しい店は、入ってみなければ、どんな店だか分からない。 思い付いた料理も、実際に作って、食ってみなければ、どんな味がするのか、ほんとうのところは分からない。 未知のものは、言い換えれば、経験による実績がないわけだから、経験済みの実績あるものと天秤にかければ、経験のあるものが、いつでも信頼性は、高いことになる。 若いうちは、自分自身が経験したことが、そう多くないために、新しいことをやってみるのに、ためらうこと