「喪失と責任の関係」 先日、キャラメルボックスが公演する「カレッジ・オブ・ザ・ウインド」を観に大阪のシアターBRAVAまで出かけた。予想以上にアップテンポで進むその劇の内容は、家族の在り方と男女間の在り方、つまり愛の在り方について考えさせられる内容となっていた。 劇中では、家族が一つになることの象徴を年に一度の家族旅行という形態で表していた。 普段はバラバラの家族が年に一度だけスケジュールを合わせて一緒に行動する。 個の集合体である家族がどうお互いを想い合うか?集合体を考える時、常に個自身が自分の人生を充実させる努力をしているかが問われるのではないだろうか? そして劇中では男女の愛の在り方を家族の在り方にからめて展開して行く。 俺自身、誰もが生まれながらに手に握りしめているはずの家族というもの。そして成長する過程で手を握り合っていく友というもの。そうした関係のいくつ