(CNN) サウジアラビアの13日付アルワタン紙は、精霊が盗みやいやがらせをはたらいていると主張する一家が、シャリア(イスラム法)裁判所に訴訟を起こしたと伝えた。 原告側によると、精霊は一家をボイスメールで脅したり、携帯電話を盗んだり、夜外出する際に石を投げつけるなどしたという。裁判所関係者は困難であることを認めたうえで、原告の主張の信ぴょう性を調べていることを明らかにした。関係者によると、原告が1人ではなく家族ぐるみである点が、この訴訟で興味深い点だという。 一家は聖地メディナ近郊の家屋に15年住んでいるが、精霊に気付いたのはここ2年。家長は同紙に対して匿名を条件に、「奇妙な物音が聞こえるようになった。最初は深く考えていなかったが、その後おかしな出来事が起こり始め、精霊が投石を始めた時は子どもたちが本当に怖がっていた」と語った。裁判所による調査期間中、一家は慈善団体が用意した住宅に一時的