以前、Schönes Mai(美しき5月)とドイツ人の顔についての考察というエントリーを書いたのですが、ドイツの冬に感じた毛皮のコートにまつわる諸々。 11月頃からもう気温は日本(首都圏)の真冬以下(日中の最高気温が10度以下)になってずんずん下降し12月〜2月は毎日最高気温が零度前後、そんな寒さが翌年の4月初めまで続くドイツ西南部はデュッセルドルフでは、老いも若きも冬の制服は「ダウンのロングコート+デニム」なのです。そのダウンのロングコートの色も90%以上が「黒」。ドイツ人に多い髪色である「濃い金髪」(Dunkel Blondeというらしい)に「黒」はよく合うんですけど、画一的に制服のように誰も彼も集団で着ていると、ドイツの冬の暗〜い雰囲気とドイツ人の「冬を重ねた剣呑な顔」*1と相俟って何とも陰鬱な風景です。これが、地続きのフランスへ行くと、全然そうではなくて、スカーフやマフラーのあしら