〇〇に集中したい。ひとつの目標を定めたときに、そういうことを言う人は少なくない。余計な時間が減れば、やりたいことがもっとできる、と。しかし、本当にそうなのだろうか。 ライターである筆者の「仕事」を例にしてみよう。締め切りに追われて、時間がない、と慌てて執筆。もう少し時間があれば、もっと良い原稿が書けたのに……と、毎回のように後悔している。だからといって、余裕があるときにすばらしいものが書けるわけではない。まだ大丈夫だなと、いう気持ちが「仕事効率」を悪くするのだ。その結果、たいして筆が進まないまま、締め切り間際にラストスパート。時間があっても、なくても、原稿のクオリティはたいして変わらない。 何事も計画どおりに進められる意志の強い人もいるが、ほとんどの方は筆者と同じタイプではないだろうか。今回は“この問題”を中高生の「部活動」と「受験勉強」の関係で考えてみたい。 部活は本当に勉強の妨げになっ
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