農業分野に進出するITベンチャーの中で、農業関係者から注目を集めているのが新潟市に本拠地を置くウォーターセルだ。同社は、Googleマップなどのネット地図データを利用した「アグリノート」というアプリを開発、確実に利用者を増やしている。アグリノートは、スマートフォンやパソコンを使って、農地を管理し、農作業を記録する。入力が簡単で、付けた作業記録もデータとして自動的にたまっていくため、従来の手作業やパソコンでの管理に比べてぐっと手間が減る。農業版のISOと言われるGAP(ギャップ)※認証の取得に威力を発揮するツールとしても期待されている。 ※GAP:Good Agricultural Practiceの略で、日本語では「適正農業規範」や「農業生産工程管理 」などと訳される。「農産物(食品)の安全を確保し、よりよい農業生産を実現する取り組み」のことを指し、一定の基準を満たした農家や団体に対して認
はじめてからだの異変に気づいたのは、44歳の冬、1989年2月の夜のこと。 雑誌の連載原稿を書いているときでした。 「あれ? 原稿のマス目がちゃんと見えない……」 マス目の横線にピントがあわないんです。 いやねえ、疲れ目かしら。 ふと思って、片目をそれぞれつぶって見たら、左目で見たときだけ、 ものが小さく見えてしまう。 左目になにか異常があるのかな、そう思ってまずは眼科のお医者さんを訪れました。 でも、そのときの診断は、 「うーん、重度の結膜炎かな」 「ついでに乱視が入ってますね」 「あ、あと老眼がちょっと進んでいるかもしれませんから、眼鏡でもつくったらどうですか」 というものでした。 その後も特に痛みがあったわけじゃないから、放っておいたんです。 あ、眼鏡はつくりましたけど。 次に病院を訪れたのは、5ヶ月後、8月の最初の土曜日です。 といっても目の異常を感じたからじ
日本経済に元気がないと言われて久しい。どことなく漂う閉塞感を打破し、ビジネスを活性化するためのヒントについて、iモードの生みの親として世界的にもその名を知られる慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授の夏野剛氏にお話を伺った。第1回は「情報を武器に、メンタル不況に打ち勝つ」と題し、この10年間にわたるビジネス環境の変化と、企業経営者が今取り組むべき課題について語っていただく。 −−昨今、景気は回復基調にあると言われています。たしかに、一部には元気の良い企業も見られますが、その一方で、「日々の努力が報われているという実感が持てない」という声もよく聞かれます。こうした状況をどうご覧になりますか。 今の日本は「メンタル不況」なんです。もちろん、経済の実体が良くないということもありますが、まず、経営者が「何となく、自分の会社は駄目なんじゃないだろうか」と自信を持っていない。消費者も「この
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