タグ

ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (48)

  • 日本人学生の問題解決能力って高いんじゃん: 極東ブログ

    OECDによる「生徒の学習到達度調査(PISA) 2012年問題解決能力調査」について、この4月に発表された当初、いくつかニュースで見たように記憶している。記憶を辿ると日ではゆとり教育から脱した成果が見られたかという文脈で、米国では米国の教育は呆れるほど低いといった文脈だったかと思う。 この手の調査は、通常アジア諸国、日韓国、シンガポールが上位に来るものなので、さして面白くもないものだと思っていた。強制的な詰め込み教育をすればテストの成績はあがるだろうが、それが人間に必要な学力と言えるかそもそも疑わしい、そう思っていたのである。どうも違うようだ。 そう思ったのは、19日付けのフィナンシャルタイムズ記事「問題解決に優れている国は批判的思考法を促進する(Countries that excel at problem-solving encourage critical thinking)

    日本人学生の問題解決能力って高いんじゃん: 極東ブログ
  • 例の格安ホームベーカリーを使ってみた: 極東ブログ

    ホームベーカリーというのは、格安機でよい、というのが持論である。基性能さえよければ、ごたごたした機能は要らないと思うのである。補論をすれば、どんなに高性能機でも、釜の経年損傷はたいして変わりなく、では釜とコネ羽根の交換となると、8000円くらいかかったりして、新規製品を一台買うのと価格的にあまり変わりない。つまり、格安といっても1万円を切るくらいな製品を想定していた。 ところが、これ、なんじゃあ、3580円。 こんな値段でホームベーカリー、そもそも、出来るのかあ? これ、「【Amazon.co.jp限定】 TWINBIRD 焼いもメニュー付きホームベーカリー PY-4436AZ 【フラストレーションフリーパッケージ(ffp)】 PY-4436AZ」(参照)。 いくらなんでもそれはないだろ、と思ったが、それがダメもとの興味をかき立てて、えいやと買ってみた。どうか。いや、そのまえに一回、パン

  • 2012年末衆議院選挙雑感: 極東ブログ

    総選挙が終わった。自民党の圧勝だった。まあ、前回の民主党圧勝も見たし、その反省から小選挙区制というもの仕組みも考えていたので、今回は自民党が圧勝はするだろう。ツイッターでも昨日の朝にちょっと呟いたように、自民党の絶対安定多数になるかが焦点かなと見ていた。 民主党がもう少し小選挙区で奮闘するのかとも思ったが、蓋を開けてみると、どぶ板が理解できない人が多かったという印象があった。落選したみなさん、それなりにわかってもいたのだろうが、例えば、菅直人元首相にしても、どぶ板に入ったのは遅すぎた。どぶ板に入れなかった藤村官房長官の落選は可哀想に思った。 どぶ板を理解していたはずの小沢一郎さんのグループはどぶ板の布陣が遅すぎたし、資金も足りなかった。反原発・反消費税の看板でなんとか戦えると思うほど、あの人は甘い人ではなかったら、子分の身の振りかたというか、就職斡旋みたいな気分だったのではないか。 私は長

  • [書評]知ろう食べよう世界の米(佐藤洋一郎): 極東ブログ

    昨日ナショナルジオグラフィックのサイトに「イネの起源は中国・珠江の中流域と判明」(参照)という記事があった。話はタイトル通りでもあるが、発表媒体はNature誌で、原文も公開されていた(参照)。内容の評価についてだが、研究チームが「長い論争に終止符を打つことができた」と自負するほどの価値があるかは私にはわからないが、ナショナルジオグラフィックの記事、および該当論文の概要を読む限り、妥当な見解であり、さほど驚きもなかった。 というのは、最近、といっても7月だが、子ども向けの科学入門書である岩波ジュニア新書で「知ろうべよう世界の米」(参照)を読んで、話の概要は知っていた。論文概要は次の通り(参照)。 作物の栽培化は長期にわたる選択の実験であり、これがヒトの文明を大きく進歩させてきた。栽培イネ( Oryza sativa L.)の栽培化は、歴史上最も重要な進歩の1つに位置付けられるが、その起源

  • [書評]最新型ウイルスでがんを滅ぼす(藤堂具紀): 極東ブログ

    癌の標準的な治療は3つある。三大治療法とも言われる。病巣を手術によって除去する外科療法、抗がん剤を用いる化学療法、放射線によってがん細胞を殺傷する放射線療法。癌の種類やステージによって有効な治療法の選択は異なる。こうした説明を聞いて、ふーんと思う人は、おそらく幸いである。 書「最新型ウイルスでがんを滅ぼす」(参照)では、この三大治療法は「この三十年以上、進歩がありません」と書かれている。著者は臨床医であり、臨床医からするとそれが実感なのだろうと察するとともに、非固形癌治療や分子標的治療は進歩した面もある。それでも、この30年間に癌について革新的な治療法が出現したとは言い難い。免疫療法など第四の治療法も模索されているが大きな成果はないと言ってもよいだろう。書の、ウイルスを利用する治療法も客観的に見れば現在その段階にある。しかし、書には大きな期待が持てそうだ。 書名には「最新型ウイルス」

  • 自民党安倍新総裁誕生の感想: 極東ブログ

    自民党の新総裁に安倍晋三元首相(58)が選出された。二度目の総裁である。選出自体に驚きはなかった。数日前から票読みの報道があり、安倍さんに決まるという予想が出ていた。が、自民党総裁選全体で見れば、こういう流れになると読めていたかというとそうでもない。当初は石破さんあたりになるのではないかと思っていた。石原伸晃さんが総裁選の過程で面白いようにボロを出し、安倍さんが石破さんと政策的に組んだあたりで、ああ、安倍さんは一歩引くのか、とも思った。以前政権を結果的に投げだしたことのけじめをそうつけているのだろうとも思った。 今日の総裁選自体に意外感はなかったが、一発で決まらないところが面白いといえば面白かった。初回の投票では、石破さんが地方票165票を獲得し圧勝した。自民党の党員全体では、派閥の支えのない石破さんに期待を寄せていたわけである。そして、そのことは私たちの身近な自民党として納得しやすいもの

  • 人類祖先のアジア起源: 極東ブログ

    先日雑誌「サイエンス」のニュースに人類祖先のアジア起源の話があった(参照)。その手の話は以前にもあるし中国の学者とかが好みなので、またその類かなとも思っていたが、「サイエンス」誌でもあるしネタ元の論文を見たらPNASだったので、それほどネタ臭いというわけでもなさそうだった。記事は「サイエンス」から「ワイヤード」にも転載されていたので、日でも翻訳も出るんじゃないかと思うが、今のところなんとなく見当たらない。ニュースとして取り上げているところもなさそうので、簡単にブログで拾っておきたい。 あらためて言うまでもなく、人類の直接的な祖先はアフリカで発生したというのが定説である。だが今回のPNAS掲載の論文「ミャンマー発祥の始新世中後期霊長類と初期類人のアフリカ植民地化(Late Middle Eocene primate from Myanmar and the initial anthropo

  • [書評]働かないアリに意義がある(長谷川英祐): 極東ブログ

    少し前になるが進化論関連ので面白かったのは、「働かないアリに意義がある(長谷川英祐)」(参照)だった。昨年末に出された書は、出版社側の売りの戦略や表題のせいもあるだろうが、ネットの書評などを見ていると一種のビジネス書のように受け止められているふうもある。書の説明でも会社組織や人間社会の比喩がふんだんに使われていることからすると、それもあながち誤読と言えるものでもないだろうが。 書のテーマは、ハチやアリなど繁殖と労働を分離しコロニーという集団を形成する真社会性生物であり、その問題意識、つまり表題の「意義がある」とする意義についてだが、概ね進化論的な枠組みで問われる。 進化論といえば当然、ネオダーウィニズムを指すのだが、ネオダーウィニズムの成否を問うというより、ネオダーウィニズムというのは「意義」を説明する叙述の方法論であって、その説明の妥当性が、真社会性生物のありかたにおいて問われる

  • ファイナル・カルボナーラ: 極東ブログ

    「最近はレシピとか書かないんですか?」 「なんか書いたほうがいい?」 「そういうわけでもないんですけど」 「カルボナーラとか?」 「簡単ですか?」 「簡単。ファイナル・カルボナーラ。う?」 準備(二人前) ベーコン、37g(セブンイレブンの小パック) スパゲッティ、200g 卵、2個 バター、20g 塩、適当 パスタ茹で用鍋 フライパン 「こんだけ」 「クリームは?」 「使わない」 作り方 1 卵の黄身を取り分ける 「できる?」 「はい。最初にやるんですか?」 「そう」 2 パスタの湯を沸かして塩を適量入れる 3 沸いたらパスタを茹でる 「塩は塩気がつくくらい」 「というと?」 「塩水をなめる。それがパスタに付く塩味」 「ゆで時間は?」 「パスタの袋に書いてある分の数から1を引く」 4 ベーコンをフライパンで炒める 「大きさは適当。弱火でパスタの茹で上がりに合わせる」 「あ、写真ボケちゃ

  • [書評]原発安全革命(古川和男): 極東ブログ

    山道を登っていてふっと木々の合間から、今来た道とこれから進む道が見えることがある。来し方行く末、こう辿り、こう進むのか。あるいはそう歩みたいものだと遠くを見る。書籍にもそう思わせるものが稀にある。「原発安全革命(古川和男)」(参照)はそうした一冊である。その描く未来を歩みたいものだと願わせる。 書の前版は十年前に文春新書で出版され、当然のごとく絶版となっていた。再読したいと思い、実家をあさったが転居の際に処分してしまったのか書棚にはなかった。 この機会に書を再読したいと思った人は少なくはなかったのだろう。福島原発事故以降、「検証 チェルノブイリ刻一刻」(参照)同様、書にもプレミアムがついた。幸い版元の文藝春秋に識者がいたものと見え、こちらのは「こうして原発被害は広がった 先行のチェルノブイリ」(参照)と改題され復刻され、書も書名内の括弧が取れたものの増補新版となった。 あれから十

  • 台湾陸軍少将が中国のスパイだった話の雑感: 極東ブログ

    で報道されなかったわけではないが、台湾陸軍少将が中国のスパイだったというニュースは、それほど日では話題にならなかったように思う。 話は2月8日のこと。まず報道の確認から。朝日新聞記事「中国台湾軍少将が機密漏らす 指揮用の情報システムか」(参照)がよくまとまっている。 台湾軍の現役陸軍少将が機密情報を中国に漏らしていたとして、軍検察が勾留、取り調べていることが明らかになった。少将は通信関連を担当する要職に就いており、安全保障の根幹を揺るがすとの懸念が広がっている。将官級による機密漏洩(ろうえい)の発覚は、国民党政権が台湾に移った直後の1950年ごろ以来という。 台湾各紙によると羅少将は、米クリントン政権時に売却が決まった、陸海空を統合した作戦指揮のための高度情報通信システム「博勝」にかかわっていた。有事には米軍側と接続可能とされるこのシステムの情報が漏れた可能性があり、台湾各紙は米国

  • sengoku38の一手で「仙谷」政権、詰んだな: 極東ブログ

    「仙谷」政権、詰んだなという感じがした。石にかじりついても頑張った影の薄い菅総理だったが、これでチェックメート。終了か。いや、これでこの政権がすぐに解体するというわけでもないし、総選挙となるわけでもないと期待したい。しかし、もうダメだろう。 私としてはできるだけ穏当な線で推測してきたつもりでいる。だから、尖閣ビデオを巡って中国政府と「仙谷」政権に密約があったという話は避けてきた。それは密約というほどでもなく、外交上通常の信義というレベルではないかと思っていたからだ。 しかし、尖閣ビデオ流出について第五管区海上保安部海上保安官が名乗り出てから、おそらく彼のシナリオどおりに海保内の状況が暴露されるにつれ、この機密指定はそもそも無理だったなという思いがまさり、であれば、そんな無理を押す理由はなんだったか考えると、やはり密約があったのだろうと推論したほうがどうも妥当だ。 なんの密約か。すでに噂さ

  • 来年は證厳法師にノーベル平和賞を: 極東ブログ

    今年のノーベル平和賞は劉暁波氏に決まった。違和感はなかった。グーグルで「劉暁波」をキーワードで検索すると、昨年劉暁波氏について私が書いたエントリー「「〇八憲章」主要起草者、劉暁波氏の初公判の文脈」(参照)が上位に来るので、多くのかたがこの機にあのエントリー読まれるだろうか。併せて「「グリーンダム」搭載義務延期を巡って」(参照)も読まれれば、国内報道が伝える以上の経緯も理解されるのではないかとも思った。だから加えて劉暁波氏について新しいエントリーを起こす必要もないだろうとも思った。 関連する報道やツイッターを漫然と見ていると、民主化を促す劉暁波氏の受賞は中国に大きな変化をもたらすだろうという意見もあった。どうだろうか。私はむしろ、證厳法師にノーベル平和賞を与えたほうが、中国社会を根底から変える大きなインパクトを与えることになると夢想した。 證厳法師あるいは釈證厳、英語ではCheng Yen氏

  • 尖閣沖衝突事件の背景にポスト胡錦濤時代の権力闘争があるのでは: 極東ブログ

    尖閣沖衝突事件について日人が日側から見るのは自然なことだし、この地域の実効支配が日米安保条約つまり実質米軍に支えられているにもかかわらず日からナショナリズム的に強行論が出てるのも、戦後が遠くなる風景でもある。しかしこの事件中国側から考えるとかなり奇妙な事件でもあった。 前回のエントリー(参照)では詳しく言及しなかったが、今回の中国「漁船」の領海侵犯には奇妙な点がいくつもあった。 公務執行妨害となったのは一隻だが、他にも「漁船」は繰り出していて船団を形成していた。また中国としては自国領という主張があるにせよ日が警戒している領域で堂々と大きなトロール漁の網を打っていたことや、警告を受けてから体当たりをくらわせるといった点も異例だった。 しかし日という文脈を外せばそれほど異例ではない。この数年、中国「漁船」には対米的に異常な活動が目立っていた。昨年の事例としては、2009年5月6日付

  • 空想過去小説「チーズとバギウム」: 極東ブログ

    毎週鉄人28号を見ている。今週は、ヤポンスキー(日人)とニッポンとヒコポンデリーから造語したような、おなじみのキャラ「ニコポンスキー」も声優名を隠して登場した。面白くてたまらない。戦後に糸川英夫(バレーリーナ?でもあった)博士が作ったペンシルロケットも、戦前の設定で登場してきた。フィクションだからな。空想科学小説が未来ではなく過去に向けて描かれるのは、もしかするとなんらかの意味があるのかもしれない。私も過去に向けてちょっとフィクションを書いてみたい。 というわけで以下は、フィクションである。 「チーズとバギウム」 アジアの現代史はアヘン戦争から始まる。 イギリスは中国人に麻薬のアヘンを売りつけていた。人間をダメにするには最適の薬だ。当然、中国に君臨していたモンゴル王朝正統の清王朝道光帝は怒った。1839年、イギリスとの交易を禁止した。が、翌年イギリスはこれに因縁をつけて中国に軍を派遣。4

  • Panasonicマルチグリラーで魚や肉をこんがり焼いたらうまかった。煙もほとんど出ない: 極東ブログ

    暑くなるとの趣向を変える。それ以前になんか作るのもおっくうになる。そうなると、私なりに世界の人の調理を見てきた結論でもあるが、適当に材を切って塩をしてオリーブオイルをまぶしてオーブンで焼く。野菜でも肉でも魚でも、それなりにうまくなる。意外に野菜は焼くとうまいものだ。魚は蒸し焼きならホイルしたり、塩釜にしてもいい。それはそれで美味しいのだが、ちょっと不満もあった。 特に魚がそうだが、オーブンだと七輪で焼いたうまさに及ばない。村上春樹の紀行「遠い太鼓 (講談社文庫)」(参照)だったと思うけど、一番美味しい魚料理としてギリシア人が七輪で魚を焼く話があった。この紀行文に春樹さんが雨のカバラを訪問するという話があるが、私もカバラに行って鰺の塩焼きをべた。ああ、塩焼き。 情けないなと思うのだが、毎度おおきに堂の塩焼き秋刀魚がけっこううまい。私は秋刀魚はフライパンにオリーブをひいて蒸し焼きみたい

  • [書評]クラウド誕生 セールスフォース・ドットコム物語(マーク・ベニオフ、カーリー・アドラー): 極東ブログ

    自分の人生の時間に歴史の暴風が通り過ぎることがある。しかし幸か不幸か巻き込まれもせず私は取り残される。そのことを確認するために静かにを読む。心を静めるために。セールスフォース・ドットコムとマーク・ベニオ氏の物語「クラウド誕生」(参照)を私はそう読み始めた。しかし、心揺すぶられる物語だった。 1964年9月生まれのマーク・ベニオ氏は、34歳の1999年3月、サンフランシスコの、ベッドが1つしかついていない賃貸アパートの1室でセールスフォース・ドットコム(Salseforce.com)を起業した。社員は3人のエンジニア。事務机もない。トランプ台と折りたたみ椅子で間に合わせた。窓からは美しいベイブリッジが見えた。壁には、ダライラマとアインシュタインの白黒写真を貼った。"Think Different(違う考え方をせよ)"と小さく隅に書かれているアップルのポスターである。 ベニオフは、ソフトウエ

  • ツイッターのこと: 極東ブログ

    ツイッター(Twitter)が話題になっているというか、世間的な話題についてはいろいろ言われているので、僕なんかが言うことはさしてないと思う。「Twitter社会論(津田大介)」(参照)のように簡素に読めて良書もある。とはいえ、自分なりにツイッターを使ってみて思うこともあるので、少し。 ツイッターはもともとは、メッセンジャーの拡大くらいのノリだったんだろう。もうけっこうな昔になってしまうけど、ニフティサーブというパソコン通信で、ログインしてうろうろしていると、「今、メメメでチャット中。来ない?」みたいなメッセージがプロンプトに送られてくることがあった。ああいうメッセージングの仕組みだ。確かWindowsのプロンプトでもできたと思うけど、すっかり忘れた。Google Talkというのもあったな。まあ、メッセージ交換の通信サービスということだ。 それで、この「そっちどう?」というふうに状況が問

  • 2025年、世界最大の都市は東京。しかも、ダントツ。: 極東ブログ

    今日のCNNのニュースで、現在、世界最大の都市は東京であり、しかも、ダントツだという話があった。それはそうだろう。以前「東京が世界の中心なのかも: 極東ブログ」(参照)というエントリも書いたことがあるので、それほど驚きではなかったのだが、ニュースの詳細を見ていて、驚いた。2025年になっても世界最大の都市は東京であり、しかも、ダントツなようだ。日の人口は縮小し始めているのに、東京だけが世界に冠たるお化け都市になっていくらしい。 CNNのニュースは「世界の人口、巨大都市に集中の傾向 最大は東京圏」(参照)である。 国連がこのほど発表した報告書によると、人口1000万人を超える巨大都市の住民は現在、世界の都市人口の9.4%以上を占め、2025年には10.3%に達することが予想される。巨大都市の人口では、東京圏が世界首位に立っている。 国連経済社会局が3月末に発表した「世界都市化展望2009年

  • 小沢氏の民主党大会での説明は嘘だったか: 極東ブログ

    今朝の産経新聞一面を読んで、久々に、「まいったな、これは」と思った。 小沢疑惑が騒がれているわりには、報道では年末年始ごろのリーク情報から進展しておらず、現状では普通に考えたら、弁護士でもある福島瑞穂社民党首の言うように「これが政治資金規正法の事件なのか、贈収賄事件までいくのか、今の報道だけではすべての証拠を見ているわけではないのでわからない」(参照)といったところで、であれば小沢議員逮捕という筋は、「まあ、ないだろう」というのが妥当な見方だ。そもそもカネに色は付いてないのだから、小沢氏個人のカネであろうがマネロンのような銀行迂回でも収支が合っていたら、「計算上のミスやら、そういったものは、あったかもしれませんけれども、意図的に、法律に反するような行為はしていない」(参照)というので民主党内が小沢氏と一蓮托生となるのもむべなるかな、である。 が、いや、今朝の産経新聞記事「小沢氏説明の銀行出