【シリコンバレー=佐藤浩実】米インテルの共同創業者で「ムーアの法則」の提唱者として知られるゴードン・ムーア氏が24日、米ハワイ州の自宅で死去した。同氏の設立した財団とインテルが発表した。94歳だった。ムーア氏は長年の同僚だったロバート・ノイス氏とともに1968年にインテルを設立した。電子機器の「頭脳」にあたるマイクロプロセッサーを開発し、世界的な半導体メーカーに飛躍する礎を築いた。79〜87年
先々月、あるサーバベンダ主催のイベントで、最近のサーバにおける技術トレンドを紹介して欲しいという依頼を受けて、過去10年のサーバ技術のトレンドを振り返るという講演を行いました。 ほぼ10年前は「ムーアの法則が終わる」と本格的に言われ始めた頃で、そこから実はさまざまな技術、例えばストレージクラスメモリやFPGAやメモリドリブンコンピュータなどのプロセッサの回路の微細化以外の技術によるサーバの性能向上技術が注目され、その一部は市場に投入され定着しつつある一方で、商業的な成功を収められなかった多くの技術もありました。 それらをざっと振り返る内容にしたところ、現在のサーバ技術の方向性がなんとなく見えてきたのではないかと思うので、ここで記事として紹介します。 記事は前編と後編に分かれています。いまお読みの記事は前編です。 10年前、「ムーアの法則」が終わると言われ始めた 今から約10年ほど前、201
先々月、あるサーバベンダ主催のイベントで、最近のサーバにおける技術トレンドを紹介して欲しいという依頼を受けて、過去10年のサーバ技術のトレンドを振り返るという講演を行いました。 ほぼ10年前は「ムーアの法則が終わる」と本格的に言われ始めた頃で、そこから実はさまざまな技術、例えばストレージクラスメモリやFPGAやメモリドリブンコンピュータなどのプロセッサの回路の微細化以外の技術によるサーバの性能向上技術が注目され、その一部は市場に投入され定着しつつある一方で、商業的な成功を収められなかった多くの技術もありました。 それらをざっと振り返る内容にしたところ、現在のサーバ技術の方向性がなんとなく見えてきたのではないかと思うので、ここで記事として紹介します。 記事は前編と後編に分かれています。いまお読みの記事は後編です。 TPUのような専用プロセッサの登場 機械学習に代表される新しいコンピュータの使
ムーアの法則は終わらず ベルギーの独立系半導体ハイテク研究機関imecが、毎年、東京で開催してきた同社の年次研究紹介イベント「imec Technology Forum(ITF)Japan」だが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を勘案し、オンライン形式にて11月18日に開催された。 冒頭、imecのCEO兼プレジデントのLuc Van den hove氏は同社の研究の全体像を紹介する基調講演の中で、同社とASMLが密接に協業して次世代高解像度EUVリソグラフィ技術である高NA EUVリソグラフィ技術を実用化することで、ムーアの法則を終焉させることなく、プロセスの微細化が1nm以下になっても継続していくことを強調した。 ITF Japan 2020で講演するimec CEO兼プレジデントのLuc Van den hove氏。「ムーアの法則は終焉しない」ことを強調していた (出所:ITF J
東北大学は4月12日、金属とハロゲンが交互に一直線に並ぶ、原子1個分の細さの電子の通り道を作る擬一次元電子系物質「ハロゲン架橋金属錯体」半導体2種類のヘテロ接合に成功し、その構造をマクロスケールおよび原子スケールで明らかにしたと発表した。 同成果は、東北大 理学研究科の脇坂聖憲助教、同・高石慎也准教授、同・山下正廣名誉教授らの研究チームによるもの。詳細は、英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。 半導体業界、コンピュータ業界の進歩をけん引してきた「ムーアの法則」。この集積回路の素子数の増加に関する法則の原動力の1つとなってきたのが、半導体プロセスの微細化であることは良く知られた事実であろう。しかし、物質を扱っている以上、原子よりも小さいものは存在しないことから、原子サイズがムーアの法則の1つの終着点という考え方がなされるようになってきたという。 そうし
ムーアの法則は本来「集積回路上のトランジスタ数が1.5年ごとに2倍になる」という傾向を指した法則です。このムーアの法則の5倍から100倍のペースで人工知能(AI)は進歩していると、GeForce Experienceの立ち上げに携わった元NVIDIAのエンジニアであるジェームス・ワン氏が報告しています。 AI Training Costs Are Improving at 50x the Speed of Moore’s Law https://ark-invest.com/analyst-research/ai-training/ 2010~2020年にかけて、AIのトレーニングモデルに費やされるコンピューターの演算処理能力は急激に増加しています。以下のグラフは縦軸が演算処理能力で、「Petaflop/Days」は1日当たり1秒間に4兆回の演算を行うことを意味します。横軸は西暦です。 1
ムーアの法則の存続が危機に晒されている。ただしそれは、集積技術が限界に達したからではなく、柔軟性にかけるサプライチェーンによるものだ。半導体業界はいまだに大きな需要のある古い世代のチップを作りたがっていないのだ。 by Jeremy Hsu2021.07.06 31 35 21 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが始まって1年が経つ中、アップルは、カスタム「M1」チップの搭載機種拡大を記念して大々的にアピールした。その中には、カリフォルニア州クパチーノにあるアップル本社の「宇宙船」キャンパスの屋上を若者が駆け抜け、建物に潜入してマックブックから画期的なマイクロプロセッサを「盗み」、アイパッド・プロにこれを搭載する様を描いた「ミッション・インプロウシブル(Mission Implausible、信じ難いミッションという意味で、「ミッション・インポシブル」に引っ掛けたも
IntelがCPUのトランジスタ密度向上に寄与する裏面電力供給技術「PowerVia」のテスト実装に成功したことを報告しました。PowerViaの開発によりIntelが掲げる「2030年までに1パッケージに1兆個のトランジスタを詰め込む」という目標の実現に近付いたとのことです。 With PowerVia, Intel Achieves a Chipmaking Breakthrough https://www.intel.com/content/www/us/en/newsroom/news/powervia-intel-achieves-chipmaking-breakthrough.html PowerVia Test Shows Industry-Leading Performance https://www.intel.com/content/www/us/en/newsroom
ASMLの新型EUV装置、ムーアの法則を今後10年延長可能に:「2nmをはるかに超えるプロセス」可能に(1/2 ページ) ASMLが、新しいEUV(極端紫外線)リソグラフィ装置の開発計画を発表した。EUVリソグラフィツールは今や、世界最先端の半導体市場において非常に重要な存在となっている。その分野で唯一のサプライヤーであるASMLの経営幹部によると、今回の新型装置の開発により、ムーアの法則はこの先少なくとも10年間は延長される見込みだという。 ASMLが、新しいEUV(極端紫外線)リソグラフィ装置の開発計画を発表した。EUVリソグラフィツールは今や、世界最先端の半導体市場において非常に重要な存在となっている。その分野で唯一のサプライヤーであるASMLの経営幹部によると、今回の新型装置の開発により、ムーアの法則はこの先少なくとも10年間は延長される見込みだという。 2023年前半には提供予定
米Intelとゴードン・アンド・ベティ・ムーア財団は3月24日(現地時間)、Intelの共同創設者で、「ムーアの法則」で知られるゴードン・ムーア氏が亡くなったと発表した。94歳だった。ハワイの自宅で家族に囲まれて安らかに亡くなったという。 ムーア氏はロバート・ノイス氏と共に1968年にIntelを設立し、1975年からはIntelの社長、1979年からはCEOを務めた。1987年にCEO職を退いた後も会長として活動を続け、1997年に会長名誉職に就任した。 ムーア氏は、1965年に「ムーアの法則」を提唱し、半導体産業の発展を促した。彼の予測によると、集積回路上のトランジスタ数は毎年2倍になるとされ、その後1975年には2年ごとに2倍になると修正された。これは、半導体技術が急速に発展し、電子機器がより高速で小型化・低価格化される原動力となったとされている。 Intelの現CEO、パット・ゲル
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「10年前に「ムーアの法則が終わる」と言われた頃から現在までのサーバ進化の技術的模索を振り返る(後編)」(2023年9月13日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。 先々月、あるサーバベンダ主催のイベントで、最近のサーバにおける技術トレンドを紹介して欲しいという依頼を受けて、過去10年のサーバ技術のトレンドを振り返るという講演を行いました。 ほぼ10年前は「ムーアの法則が終わる」と本格的に言われ始めた頃で、そこから実はさまざまな技術、例えばストレージクラスメモリやFPGAやメモリドリブンコンピュータなどのプロセッサの回路の微細化以外の技術によるサーバの性能向上技術が注目され、その一部は市場に投入され定着しつつある一方で、商業的な成功を収められなかった多くの技術もありました。 それらをざっと振り返
半導体の集積度(集積回路のトランジスタ数)は2年ごとに倍増する─。IT関係者なら誰もが知る「ムーアの法則」だ。2023年3月24日に94歳で死去した米インテルの共同創業者ゴードン・ムーア氏が提唱した。 ムーア氏が1965年にこの見解を最初に表明した際には「少なくとも10年間は毎年2倍になる」としていた。10年後の1975年に「2年ごとに倍増する」と修正したが、その後50年近くにわたりムーアの法則は修正する必要がなかった。2年で倍増なら10年で32倍になる。すさまじい勢いで半導体の集積度は高まり、それに伴いコンピューターの性能も急速に向上した。 IT関係者には常識のムーアの法則だが、日本ではこの法則の「有効活用」はできなかった。なぜならば、多くのIT関係者がムーアの法則を半導体産業のトピックと捉え、コンピューターなどハードウエア製品への影響ぐらいしか意識していなかったからだ。 ハードウエア面
シャープは8月7日、東京国際フォーラムおよびオンラインで「SHARP Tech-Forum」を開催した。同社は11月11日に、創業111周年にあわせた記念イベント「SHARP Tech-Day」を開催する予定であり、その先行イベントとして実施。「半導体の未来とシャープの可能性」をテーマに、注目を集める半導体分野の動向に関する講演が行われた。 シャープ常務 研究開発本部長の種谷元隆氏は、「大きな潮流となっているAIの進化を支える半導体は、これからの生活やビジネスに欠かせないものになる。そして、次世代通信やセンシング、ロボティクスにも半導体技術が活用される。今回は、産官学の著名な専門家の講演を通じて、半導体産業の近未来を展望したい」と、イベントの狙いを位置づけた。 「私が50年間に渡って関わってきた半導体業界は、いまが最も大きな変化のなかにある。ムーアの法則は終焉に近づいていることは、半導体業
米半導体大手インテルの共同創業者ゴードン・ムーア氏。インテル提供(2015年撮影、2023年3月24日提供)。(c)AFP PHOTO / INTEL CORPORATION 【3月25日 AFP】米半導体大手インテル(Intel)の共同創業者で半導体の集積度が2年ごとに倍増するという「ムーアの法則」で知られるゴードン・ムーア(Gordon Moore)氏が24日、ハワイ州の自宅で死去した。94歳。インテルが明らかにした。 ムーア氏はカリフォルニア工科大学(Caltech)で博士号を取得後、1968年に長年の同僚だったロバート・ノイス(Robert Noyce)氏とインテルを設立。社長、最高経営者(CEO)、会長を歴任した後、2006年に退社した。 72年連れ添った妻ベティ(Betty Moore)氏と設立した財団を通じて、生涯で51億ドル(約6660億円)以上を慈善事業に寄付した。 19
「ムーアの法則」は「半導体の集積密度は18~24カ月で倍増し、チップの性能が倍になってもさらなる小型化が進む」という内容で、Intelの創業者の1人であるゴードン・ムーア氏が1965年に未来を予測したもの。そんなムーアの法則の次にくる「波」について、Intelの技術開発担当ゼネラルマネージャーであるアン・B・ケレハー氏が語っています。 Intel’s Take on the Next Wave of Moore’s Law - IEEE Spectrum https://spectrum.ieee.org/whats-next-for-moores-law ケレハー氏によれば、「ムーアの法則」は「機能の集積度を高めること」について言及したもので、今後10年~20年先を見据えると「システム技術の最適化(STCO)」に相当するとのこと。製品がサポートすべきワークロードとそのソフトウェアから、シ
アメリカの世界的な半導体メーカー、インテルの共同創業者で、半導体の性能が急速に向上することを予測した「ムーアの法則」で知られるゴードン・ムーア氏が亡くなりました。94歳でした。 1929年にアメリカ西部カリフォルニア州サンフランシスコで生まれたムーア氏は、1968年7月、長年の同僚、ロバート・ノイス氏とともに半導体メーカー、インテルを設立しました。 1975年に社長に就任したあと1979年から87年までCEO=最高経営責任者を務め、インテルを世界的な半導体メーカーへと成長させました。 インテルによりますとムーア氏は半導体の集積回路のトランジスタの数について1965年に毎年、倍増すると予測し、1975年には2年ごとに倍増すると予測を更新しました。 この予測は半導体の性能が急速に向上することを予測した「ムーアの法則」として知られ、半導体産業の技術革新の指針となりました。 インテルのゲルシンガー
NVIDIA CEO、ジェンスン・ファン氏は、「ムーアの法則は死んだ」と述べました。 『ムーアの法則』をよく知らない人のために説明しますと、Intel創業者のゴードン・ムーア氏が提唱した将来予測で、半導体回路の集積密度は2年ごとに2倍になり、同時にコストも半減するというもの。 Barron’sによると、先日、ジェンスン・ファン氏は、メディアとのビデオ会議において、同社の最新グラフィックスカードGeForce RTX 4000シリーズの希望小売価格が高いという指摘を受け、以下のように述べました。 12インチウェハは昨日よりも今日はずっと高価です。少し高いのではなく、非常に高価です。ムーアの法則は死にました。ムーアの法則によって、同じコストで2倍の性能、あるいは同じ性能で半分のコストを、1年半ごとに実現する時代は終わりました。完全に終わったのです。チップが時間とともにコストダウンしていくという
米発明家レイ・カーツワイル氏の著書『ポスト・ヒューマン』(2007年/NHK出版、図1)を読んだ時、「指数関数的に能力を向上させる人工知能(AI)は、2045年に全人類の知能を超えて、シンギュラリティ(特異点)が到来する」という予測に筆者は大きな衝撃を受けた。軍事用コンピュータ「スカイネット」が人類を敵とみなして核戦争を起こすストーリーの(筆者が大好きな)SF映画『ターミネーター』のような世界がやって来るかもしれないと思ったからだ。 ただし、カーツワイルが前掲書を発表したのは2005年であり、日本語版が出版されたのは2007年であったため(筆者はこれを読んだ)、シンギュラリティがやって来るのははるか遠い未来であり、(『ターミネーター』のような)危機がひたひたと迫ってくる感覚を持つことは無かった。 ところが、2022年11月30日にOpenAIがChatGPTを公開したことによって事態が急変
ゴードン・ムーア氏死去 「ムーアの法則」、米インテル創業 2023年03月25日11時50分 24日死去した米インテルの共同創業者ゴードン・ムーア氏(同社提供) 【シリコンバレー時事】米半導体大手インテルの共同創業者で、半導体の技術革新に関する指針となった「ムーアの法則」を提唱したことで知られるゴードン・ムーア氏が24日、米ハワイ州の自宅で死去した。94歳だった。ムーア氏と妻ベティさんが設立した財団とインテルが発表した。死因は明らかにしていない。 〔写真特集〕追悼2023 ムーア氏は1968年に同僚だったロバート・ノイス氏とインテルを設立。79年から87年まで最高経営責任者(CEO)を務めた。97年に名誉会長に就き、2006年に退任した。 「半導体の集積度は2年ごとに倍増する」という業界の経験則「ムーアの法則」を提唱。これが半導体の小型化や製造コストの低減につながり、コンピューターやスマー
こんにちは! たけしです。 技術の進歩について、ムーアの法則というものがあります。 この法則は、インテル創業者の一人であるゴードン・ムーア氏が1965年に提唱したもので、「半導体の集積率は18か月で2倍になる」というものです。 簡略すると半導体がどんどん小さくなって、基板に沢山載せられるようになるという事ですね♪ しかし、技術進化していき、これ以上の進化は難しいと最近まで言われていました。 ムーアの法則は、 終焉していない‼️ ベルギーの独立系半導体ハイテク研究機関imecから、ムーアの法則の終焉していないという発表がありました! なんと1nm以下の微細化が可能らしいです。 そもそも、現在の最高が7nmらしくそれよりも小さいものはコストが増大する上に性能があまり変わらないという結果も出ていたため、それ以上の進歩していく目処がありませんでした。 こういう発表をしたということは、ある程度の性能
ベルギーimecは2021年11月、日本向け年次技術紹介イベントである「ITF(imec Technology Forum) Japan 2021」を開催し、日ごろの研究成果と今後の計画を発表した。従来は、都内のホテルで開催されてきたが、コロナ禍を踏まえ、バーチャルオンライン形式で行われた。 図1 ITF Japan 2021の講演の様子 (著者によるスクリーンショット) 「ムーアの法則」は、新構造・材料・3次元化で延命へ 「ムーアの法則」が限界を迎えたという悲観的な指摘がすでに前世紀の終わりごろから出回っている。だが、imecは、半導体産業の成長の原動力ともいえる「ムーアの法則」を終わらせないためにプロセス微細化による集積度の向上に懸命に取り組んできた。そして、2020年に至るまで過去50年以上にわたり「ムーアの法則」は継続していると主張している。今後は、超微細化に加えて、新たなデバイス
ムーアの法則 次なるけん引役は「チップレット」 ~IEDM2020に見る先端パッケージ技術:湯之上隆のナノフォーカス(35)(1/6 ページ) 今回は、「IEDM2020」から先端パッケージの講演をいくつか紹介する。そこで見えてきたのは、今後「ムーアの法則」のけん引役となるかもしれない「チップレット」技術と、その開発競争が進んでいるということだった。 2020年12月、半導体デバイスの国際学会「IEDM」がオンデマンドとライブを併用したバーチャル方式で行われた。12月5日から視聴可能になった発表時間約80分のチュートリアルが6件、翌12月6日から視聴できるようになった発表時間40~60分のショートコースが14件、12月14日から開始された本会議には41のテクニカルセッションがあり、1件約20分の発表が232件あった。 これら全てを合計すると約5960分=約99時間となり、1日8時間ずつ視聴
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「半導体の微細化はもう限界ではないか?」と言われ始めて久しい。だが、相変わらず微細化は続いており、専門家たちの予測を超えて、加速している気配すらある。筆者は「ムーアの法則」も微細化も終わらないと考えている。なぜか――。それは、“人間の欲望”が、ムーアの法則を推し進める原動力となっているからだ。【修正あり】 筆者は、日本がDRAMで世界を席巻していた頃の1987年に半導体技術者になったが(技術者だったのは2002年までの16年間)、それ以来、今日ほど半導体が世界の関心事になったことは無いように思う。ことしに入って、購読している日経新聞に「半導体」の記事が出ない日は無いからだ。 このように半導体が注目されると、講演やインタビューの依頼が増える傾向にあるが(まったくシリコンサイクルのようである)、その際に必ず聞かれることは、「ムーアの法則はいつ終わりを迎えるのか?」と「半導体の微細化はいつ止まる
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「10年前に「ムーアの法則が終わる」と言われた頃から現在までのサーバ進化の技術的模索を振り返る(前編)」(2023年9月13日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。 先々月、あるサーバベンダ主催のイベントで、最近のサーバにおける技術トレンドを紹介して欲しいという依頼を受けて、過去10年のサーバ技術のトレンドを振り返るという講演を行いました。 ほぼ10年前は「ムーアの法則が終わる」と本格的に言われ始めたころで、そこから実はさまざまな技術、例えばストレージクラスメモリやFPGAやメモリドリブンコンピュータなどのプロセッサの回路の微細化以外の技術によるサーバの性能向上技術が注目され、その一部は市場に投入され定着しつつある一方で、商業的な成功を収められなかった多くの技術もありました。 それらをざっと振り
Inside the machine that saved Moore's Law 「ムーアの法則」救う 世界唯一のEUV装置企業 ASMLの苦難と挑戦 誰もが「ムーアの法則」の行き詰まりを感じていた中で、オランダの企業ASMLは90億ドルと17年をかけて、不可能と見られていた極紫外線によるリソグラフィー装置を完成させ、チップのさらなる高密度化への道を開いた。 by Clive Thompson2021.11.17 25 5 29 パトリック・ウィランは、身につけたクリーンスーツのフェイスプレート越しに事の成り行きを見ていた。 この記事はマガジン「世界を変えるイノベーター50人」に収録されています。 マガジンの紹介 目の前にあるのは輝くガラスのかたまりだ。大きさはオーブントースターほどで、軽量化のため所々がくりぬかれた外観はエイリアンのオブジェを思わせる。ウィランのチームはコーヒーテーブル
半導体の集積度は2年ごとに倍増するというムーアの法則で有名な、インテルの共同創業者のゴードン・ムーア氏が亡くなった (日本経済新聞の記事)。 ムーアの法則を牽引してきたインテルは TSMC に牽引役を譲った感があるが、これからもムーアの法則は持続可能だろうか。それとも氏の逝去とともに過去の法則となるだろうか。 ムーア氏は 1929 年 1 月 3 日生まれ。3 月 24 日にハワイの自宅で家族に見守られて安らかに息を引き取ったとのこと。94 歳だった。ムーア氏がロバート・ノイス氏と Intel を設立したのは 1968 年。Intelでは1975年に社長に就任するまでエグゼクティブバイスプレジデントを務め、1979年には会長兼CEOに就任。1997年には名誉会長に就任し、2006年まで務めた(プレスリリース)。
Akhan Semiconductor(以下、Akhan)の創設者でありチェアマンを務めるAdam Khan氏は、「ダイヤモンドは、ムーアの法則時代を超える新たなステージへと半導体を導くことが可能な材料の1つになるだろう」と期待している。 Akhan Semiconductor(以下、Akhan)の創設者でありチェアマンを務めるAdam Khan氏は、「ダイヤモンドは、ムーアの法則時代を超える新たなステージへと半導体を導くことが可能な材料の1つになるだろう」と期待している。 米国エネルギー省傘下のアルゴンヌ国立研究所(Argonne National Laboratory)は2014年に、ダイヤモンドをベースとした半導体技術の実用化を目指す官民パートナーシップ協定の一環として、Akhan Semiconductorとの間でIP(Intellectual Property)ライセンス契約を締
「プロセッサ内のトランジスタ数は毎年2倍に増加する」と予想した「ムーアの法則」の提唱者で、ロバート・ノイス氏とともに1968年にIntelを創設したゴードン・ムーア氏が2023年3月24日(金)に亡くなりました。94歳でした。 Gordon Moore, Intel Co-Founder, Dies at 94 https://www.intel.com/content/www/us/en/newsroom/news/gordon-moore-obituary.html In Memoriam: Gordon Moore, 1929 - 2023 https://www.moore.org/article-detail?newsUrlName=in-memoriam-gordon-moore-1929-2023 Gordon Moore, Intel co-founder and crea
IBMによれば、2nmのプロセッサーは7nmのプロセッサーと比べて45%高いパフォーマンス、あるいは75%の電力消費低減を実現できると予想されている。今回開発された試験用チップは、指の爪大のサイズのチップに最大で500億個のトランジスターを搭載することができる。 2nmテクノロジーを使用した製品の製造は2024年末に開始される見込みとされている。 IBM Researchのハイブリッドクラウド担当バイスプレジデントMukesh Khare氏は米国時間5月21日、アジア太平洋地域で行われたメディア取材で「2nmは非常に刺激的な技術だ」と述べた。「あらゆるものが原子レベルの精度で作られている」 「世界でも最先端の製造技術の多くが約7nmで、一部が5nmである中、IBMが2nmのトランジスターを作れると示せたのは素晴らしいことだ。これは、この業界が今後10年間は進歩し続けられることを意味している
「微細化において最も重要なのが、誘電体材料の開発を含めた材料科学だ。今後は材料科学のイノベーションが微細化の進展を左右するだろう」とギル氏は語り、2nm以降におけるムーアの法則の継続は材料科学次第だとの見解を示した。「我々は、さらに微細化の世代を進められると確信している」(ギル氏)。 ナノシートを構成するシリコン層の厚さは5nm、ゲートの幅(ゲート長)は12nmである。なお現在の半導体製造技術において「2nmプロセス」「5nmプロセス」などの呼称は、技術の世代を示す符丁であり、特定箇所の長さを示すものではない。ゲートのしきい値電圧を変えることで「演算性能重視のチップからモバイル用省電力チップまで製造できる」(ギル氏)。 2nmプロセスで製造した半導体チップは「指の爪ほどの大きさのチップに500億個のトランジスタを詰め込める」(ギル氏)。7nmプロセスの場合は200億個ほど、5nmプロセスで
Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元 年に一度の自社イベント Intel Innovation にさきがけて、インテルが2020年代後半の実用化を目指す「ガラス基板」を公開しました。 ガラス基板は従来の有機基板と比較して10倍のインターコネクト密度など、高集積化と高性能が見込めるパッケージング技術。当初はAIやGPU、HPCなど、特に高いパフォーマンスが求められる大型フォームファクタのチップに投入を予定します。 ガラス基板の導入で、インテルは限界が来たと言われて久しいムーアの法則(「2年で2倍」)を延命し、「2030年までに1兆トランジスタ搭載パッケージ」の実現を目指します。 ガラス基板(glass substrate)の利点は、現在の有機基板と比較して熱による変形に強く、等方性が高いなど
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