ソニーは4月11日、2機種の4Kテレビを含む“BRAVIA”(ブラビア)新製品を発表し、ラインアップを一新した(→関連記事)。同社は、赤字の続くテレビ事業について、「単に数を追うのではなく、各商品の付加価値を上げる」として、シェア争いから距離を置く姿勢を明らかにしていたが、今回の新製品はそれを体現したラインアップといえる。 新製品は40V型以上の大画面テレビがほとんどで、それ以下のサイズは32V型の「KDL-32W600A」のみ。目に見えて大型化が進んだ。また「EX540シリーズ」の22V型のように継続して販売するモデルはあるが、年末に発売した84V型のKD-84X9000をのぞけば、昨年は6シリーズ14モデルあったラインアップを、4シリーズ10モデルにまで絞り込んだことになる。 全世界の4K対応テレビ市場規模見込みの変化。見直しが進んでいる(左)。国内市場環境の変化。2012年度は46V