自民党の高村正彦副総裁は四日午前、過激派組織「イスラム国」に殺害されたとみられるフリージャーナリスト後藤健二さんについて「日本政府の警告にもかかわらずテロリストの支配地域に入ったことは、どんなに使命感があったとしても、勇気ではなく、蛮勇と言わざるを得ない」と党本部で記者団に語った。 高村氏は「亡くなった方をむち打つためではない」と断った上で「遺志を継いで後に続く人たちが細心の注意を払って、蛮勇にならない行動をしていただきたい」と説明。「後藤さんは『自己責任だ』と述べているが、個人で責任を取り得ないこともあり得ることは肝に銘じていただきたい」と指摘した。