タグ

ブックマーク / markethack.net (7)

  • 「イギリスのJTB」トーマス・クックが倒産寸前 : Market Hack

    ヨーロッパを旅行したことのある人ならトーマス・クックという旅行のブランドをご存じだと思います。 トーマス・クックは1841年に英国のレスターからラフバラーに570人の団体旅行客を蒸気機関車で運びました。それらの乗客は禁酒主義者たちの集いに出席するためこのツアーに参加しました。ツアー料金は往復の運賃を含めてひとり1シリングだったそうです。 これが団体ツアーのはしりだと言われています。 その後、トーマス・クックは1851年のロンドン万国博覧会に16万人の団体ツアー客を送り込むことで団体ツアー業者としての地位を固めます。 さらにクックは「ヨーロッパ一週旅行」や「エジプト旅行」などだんだん野心的なツアーを企画してゆきます。 そして1872年には222日をかけて世界を一周する「世界一周ツアー」を世に問うわけです。 クックの功績は団体ツアーにとどまりません。 トラベラーズ・チェック(=これは後発のアメ

    「イギリスのJTB」トーマス・クックが倒産寸前 : Market Hack
  • どん底時代のスティーブ・ジョブズの思い出 : Market Hack

    スティーブ・ジョブズは「コンピュータはこうあるべきだ」という視点から物事を考えることが出来る稀有な才能を持った人でした。 「こうあるべきだ」という意見は、見方によっては個人の価値観の押し付けに他なりません。 ジョブズはその価値観の押し売りを率先してやりました。 逆に「いま世間で何が売れているか?」を観察し、その時流に迎合した製品を慌てて企画するというやり方を心から軽蔑していました。 これはつまり「is」ではなく「should」に基づいた経営です。 おのずとアップルの製品作りにはジョブズの審美眼が色濃く反映されます。アップルの新製品発表会がエキサイティングだった理由はこの卓越した未来の予見者からの「ご神託」が聞けたからです。 そのジョブズも常に正しかったわけではありません。失敗作もいろいろありました。 彼個人の主観を消費者に押し付けるわけですから、その全てが受け入れられるわけではないのです。

    どん底時代のスティーブ・ジョブズの思い出 : Market Hack
  • 政府が倹約しても税収が激減して余計ドツボにはまったギリシャ - Market Hack

    ギリシャが欧州連合(EU)などから救済されてほぼ1年が経ちます。 ギリシャは1100億ユーロの緊急融資を受ける代わりに財政立て直しプログラムの実施を約束し、それに基づいて更生への道を歩み始めました。 この1年でギリシャはどれだけ進歩したのでしょうか? 先ずギリシャは増税、年金の凍結、公務員の給与カット、公共支出の削減などを実施しました。 因みにギリシャのGDPは去年-4.5%、今年-3%とマイナス成長を記録しています。 失業率は15%に達しており、小売売上高は前年比-16%(1月)と冷え込んでいます。 「倹約しても倹約しても政府の財政の帳尻が合わない、、、」 この焦りが(債務のヘアカットは避けられないな)という投資家の諦観につながっていると言えるでしょう。 これからギリシャで起こることは、たとえば日の国債の将来を考える上でもヒントを与えてくれるのではないでしょうか? いくら増税したり政府

    政府が倹約しても税収が激減して余計ドツボにはまったギリシャ - Market Hack
  • 早くも堕落したGroupon : Market Hack

    (大失態を演じるまでに余り時間かからなかったな) というのが「グルーポンおせち料理事件」のニュースに接した僕の感想です。 この事件が原因でおせち料理を作った会社、バードカフェの社長は辞任しました。 でも僕の考えでは日のGrouponにも責任があると思います。 【デュー・デリジェンスの欠如】 まずキャンペーンでとりあげる企業のサービスや製品の内容を事前にチェック(=それをデュー・デリジェンスといいます)するのは小売業者として当然の事であり、辞任した社長のインタビューではGrouponからの事前のチェックはどうやら甘かったようです。 【業者への指導の欠如】 Grouponの目下の問題は宣伝効果が無いことではありません。宣伝効果がありすぎることが問題なのです。この問題はアメリカでも出ており、キャンペーンを張ろうとする地元の業者が自分の顧客対応能力の限界を超えたクーポン数を出さないようにGrou

    早くも堕落したGroupon : Market Hack
  • 寝間着姿で世界最高峰のVCにF★CK YOU なぜFacebookはタダモノでは無いか? : Market Hack

    アメリカのベンチャー・キャピタルには厳然とした「格」というものがあってセコイア・キャピタルやクライナー・パーキンスは数あるVCの中でも最高峰だと考えられています。 彼らから投資をされるという事自体が普通ならそのアントレプレナーの事業に対するお墨付きであり、おおいに世間に見せびらかすことのできる勲章なのです。 しかし世の中にはセコイアやクライナー・パーキンスを屁とも思わない傲慢なアントレプレナーも居ます。Facebookのマーク・ザッカーバーグがその人です。 ザッカーバーグはセコイアから「ウチが投資してやるから、ちょっとプレゼンしに来い」と言われた時、わざとアポイントメントをすっぽかすフリをしました。 実はFacebookのチームははじめからセコイアのメンバーをカンカンに怒らせるつもりで周到に芝居を打ったのです。 わざと遅刻したザッカーバーグらはパジャマ姿でサンドヒルロード(シリコンバレーの

    寝間着姿で世界最高峰のVCにF★CK YOU なぜFacebookはタダモノでは無いか? : Market Hack
  • 宣伝(プロパガンダ)戦争に負けるイスラエル : Market Hack

    パレスチナ自治区ガザへ向かう支援船をイスラエル軍が阻止した事でイスラエルに対する国際的な非難が高まっています。 パレスチナ問題はイスラエルとアラブ側の長年の相互不信、憎悪、復讐心の上に存在する問題です。従って極めて複雑であり、事実は往々にして第一印象とは異なります。 今回の事件のどちらに非があるのかは知る由もありませんが、これはある歴史を思い起こさせました。 それは1947年にユダヤ人の「違法」移民を乗せたエクソダス号が英国海軍と衝突した事件です。 (出典:ウィキペディア) 当時パレスチナは英国の統治下にあり、ユダヤ人の移民は厳格に制限されていました。しかしユダヤ人コミュニティはわざとこの禁を破り、英国統治に反旗を翻すために4000人の乗客を乗せてパレスチナへの渡航を企てます。 エクソダス号がパレスチナに着く40km手前の公海上で英国海軍はエクソダス号への強硬乗船を試み、これを阻止します。

    宣伝(プロパガンダ)戦争に負けるイスラエル : Market Hack
  • アップルとアマゾンが早くも「激突」 : Market Hack

    電子書籍の価格を巡ってアマゾンのKindleとアップルのiPadが早くも激突しています。 今回、バトルの舞台になったのは大手出版社、マクミランです。 マクミランは電子書籍をアマゾンの言い値である$9.99で販売することには強い不満を持っていました。 そこでアップルのiPadが発表されたのを機に、「もうアマゾンで電子書籍を売るのは、止める」と宣言したのです。 アップルはiPadを発表するにあたって「電子書籍の価格は出版社が決めて良い。アップルとしては$12.99から$14.99くらいを希望する」という態度を取っています。 出版社の立場からすると当然、高く売れるアップルの方を支持したいわけです。 また単に高く売れるというだけでなく、原理原則として、「の値段は出版社が決めるべきであり、アマゾンに一律$9.99と決められるのは筋違い」という気持ちが強く働いています。 さらに「今、ここで$9.99

    アップルとアマゾンが早くも「激突」 : Market Hack
  • 1