有名なメディア論者マクルーハンは、ラジオはホットなメディアでテレビはクールなメディアだ、と言っている。テレビは映像と音声によって多くの情報が流されるので視聴者は受身になるが、ラジオは情報が音声だけなので想像力をはたかせる余地があり積極的に参与して聞くことになる。ラジオについてはアメリカで起きた火星人到来騒動を例に挙げている。実は物語としてラジオで流したのをニュースとして受け取られたという事件だ。では、インターネットはどんなメディアなのか。 インタネットもブロードバンドの普及で映像も音声も享受できるようになった。じゃあ、インターネットがテレビのようにクールなメディアになっているかというと怪しい。2チャンネルはもとよりブログやSNSなどの隆盛を見るとむしろホットなメディアだという印象がある。おそらくこれはテキスト中心、つまり情報量が少ないせいなのかもしれない。情報量が少ないほど様々な解釈の余地