横浜市の大学で、広いキャンパスを移動する学生のために「自転車シェアリング」が始まりました。 「自転車シェアリング」は、横浜市保土ケ谷区の横浜国立大学が都内の企業と協力して始めました。自転車を利用する学生たちは、あらかじめ登録が必要で、7日は関係者がチラシを配って制度を説明し、早速、希望する学生たちが登録をしていました。 利用を申し込むと携帯電話に暗証番号が送られ、番号を入力すると自転車の鍵が取り出せる仕組みになっていて、暗証番号は毎回変わるため盗難を防げるうえ、自転車にはGPS機能が備えられて今どこにあるかも把握できるということです。 大学がこの取り組みを始めた背景には、キャンパスで年間数百台にも及ぶ放置自転車の処理に困っていることがあり、大学は今後、この「自転車シェアリング」に放置自転車の活用を検討していきたいとしています。 横浜国立大学大学院で都市交通を専門に研究している中村文彦教授は