妙な話だが生活時間調査の生活行動の中には「性生活」の時間が明示されていない(図録2325の生活行動一覧参照)。多くの場合、性生活の時間は睡眠時間に含めて回答が行われているのではないかと想像される。そうであれば性生活時間と睡眠時間は相関しているはずである。 上に掲げた図はDurex社の国際インターネット調査によるセックス頻度(年間回数)と各国及びEUの生活時間調査をとりまとめたOECD報告書の睡眠時間のデータを、それぞれ、X軸とY軸にとって相関図を描いたものである。 これを見るとアジア諸国と欧米諸国を別々にとってみるとセックス頻度と睡眠時間の間にはかなり相関があるようである。図録2318では信憑性の疑われるDurex社データとはいえ、セックス頻度と性生活の満足度の散布図に民族別、文化別のグルーピングが可能な点からデータの信憑性が逆に感じられるとしたが、ここでは、全くソースの異なるデータが相関