「GPLv3が組込み機器の障害にならないよう明文化」,IPA OSSセンターが起草者Moglen教授とコメンタリーを作成へ 「GPLv3が組込み機器の障害にならないよう起草者であるEben Moglen教授に確認した。解釈に幅のある部分についてはIPAと協力しコメンタリー(注釈)として明文化することで合意した」---独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)オープンソースソフトウェアセンター センター長 田代秀一氏は8月27日,近くGPLv3のコメンタリーを作成することを明らかにした。 Linuxなどが採用しているライセンスであるGPL(General Public License)は2007年6月,新版であるGPLv3が正式に策定された。Linuxは携帯電話や薄型テレビを始めとする組込み機器に多数採用されているが,GPLv3には解釈によっては,組込み機器での採用で障害になる恐れのある条項が
日立製作所ソフトウェア事業部勤務。データベースの奥深さに興味を持ち,個人活動ではオープンソースのRDBMSのプロジェクトにて日本語化や記事執筆などを行っている。仕事では,組み込みDBである「Entier」のエバンジャリストとして組み込み開発者にDBの重要性を理解してもらうための活動を積極的に推進中。 前回は,組み込み分野でもデータベースの利用が多くなってきたということをお話ししました。今回からは実際に組み込みデータベースを利用しながら解説していきたいと思います。最初は,オープンソースの組み込みデータベースを取り上げます。 オープンソースの組み込みデータベース 前回も主要な組み込みデータベースについて紹介しましたが,組み込み分野で利用できるオープンソースのデータベースとしては表1のようなものがあります。 表1●組み込みで利用できるオープンソースのデータベース
ストーリー by Oliver 2004年06月23日 15時13分 ライセンスは契約であり、ルールである 部門より Anonymous Coward曰く、"6月22日の日経産業新聞10面に「情報技術の死角 遅れるルール作り」という記事が掲載されています。ELECOMルータのGPL違反とセキュリティ問題に関するさらなる続報のような記事ですが、記事の冒頭で「うちの製品にはリナックスは金輪際使わない」とエレコム側が憤る、という調子で始まり、「無償による使いやすさが売り物のリナックスだが、 その罠にはまった格好だ」という表現に加え、記事の見出しには「無償、リナックスの罠」、「ソース開示 拒めぬ規約」などとGPLという罠にかかった被害者的にエレコムが扱われています。リナックスは使わないというのも、まあ潔いと言えば潔いですがね。" ソース公開はありえない、つまりソース公開のコストは無限大、という考え
Novellが、「SUSE Linux Enterprise Real-Time(SLERT)」製品の発売を10月に計画している。これは、ウォールストリートのトレーダーなど、数万分の1秒を争うユーザー向けに設計されたOSとなる。 リアルタイムOSは、外部イベントに対して一定の保証時間内に応答することができる。これは、主流の業務計算処理には普通は必要のない機能だが、航空管制レーダーなど一部の分野では必須となる。しかし、Linuxの柔軟性を示す動きとして、Novellは10月、同オープンソースOSのリアルタイム版を発売する計画だ。 NovellのLinux・オープンプラットフォームソリューション担当マーケティングディレクターJustin Steinman氏によると、Novellは同製品を10月9日に開催されるGartner Symposium/ITxpoで発表する計画だという。Novellは、
組み込みソフトウェア/ハードウェア開発における技術力の向上、改善・最適化などを幅広く支援する“組み込み開発エキスパート”のための情報フォーラム
HOT CHIPSは、毎年、スタンフォード大学で開催されるプロセサ関係の学会である。今年は8月20日の日曜日にチュートリアル、21日、22日にテクニカルセッションが開催された。 発表は、汎用マイクロプロセサだけではなく、組み込みプロセサやメディア処理プロセサ、FPGAなども含んでおり、カバー範囲は毎年10月に開催されるFall Processor Forum(FPF)とほぼ同じであるが、FPFはIn-Statという私企業の主催であるのに対して、HOT CHIPSはIEEEがスポンサーとなった学会であるので、FPFより多少アカデミックである。 HOT CHIPSの受付風景 場所がシリコンバレーで参加しやすいことと、参加費が比較的安い点が魅力で、今年も500人あまりが参加していた。但し、シリコンバレーの会社に近いので、興味の無いセッションの時間は会社に帰ってしまうという出席者もいるようである
Freescale Technology Forum Japan開催 9月13日に目黒雅叙園で開催されたフリースケール・セミコンダクタ・ジャパンのFreescale Technology Forum Japan 2006(以下FTF-Jと略す)が開催された。同イベントは、午前中の基調講演と、午後からのテクニカルセッションから構成されている。最初に同社代表取締役の高橋恒雄氏が挨拶に立ち、基調講演が開催された。 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンの代表取締役 高橋恒雄氏 MRAMとSmartMOS、RCP 最初に講演者として登場したのは、米Freescale SemiconductorのSaied Tehrani氏。同氏は、SMARTMOSやMRAM技術の担当である。まずは、現在の半導体技術の前にたちはだかる「レンガの壁」について話を始めた。半導体の進歩については2年ごとに集積度が倍に
IoT(モノのインターネット)市場が拡大する中で、エッジ側の機器制御で重要な役割を果たすことが期待されているリアルタイムOS(RTOS)について解説する本連載。第50回は、イタリア発のRTOS「BeRTOS」を紹介する。
組み込みソフトウェア/ハードウェア開発における技術力の向上、改善・最適化などを幅広く支援する“組み込み開発エキスパート”のための情報フォーラム
米BEA Systemsは8月28日(現地時間)、リアルタイム環境向けのJavaアプリケーションプラットフォームの新版「WebLogic Real Time Core Edition 1.1」を発表した。従来版に比べて3倍近い高速化が図られているのが特徴で、レスポンスにかかる遅延が30ミリ秒以下に短縮されているという。金融サービス業界など、高速なレスポンスが要求されるミッションクリティカルな用途での利用を想定している。 「WebLogic Real Time(WLRT)登場以前は、開発コストの高いCやC++などを使ってリアルタイムアプリケーションの記述やメンテナンスを行う必要があった。WLRTの登場により、企業は独自環境下でコードの記述やメンテナンスを行うことなく、より生産性の高いJavaをベースにした業界標準環境のメリットを享受することができる」と米BEA Systemsのアダプティブ
ターボリナックスは2006年6月8日,株式交換によりLinux関連企業のレーザーファイブを100%子会社化すると発表した。 レーザーファイブは組み込みLinuxに特化したLinux関連企業。レーザーファイブの母体となった五橋研究所は1993年5月にCD-ROMショップ「LASER5」を池袋にオープンし,同年11月に国内のコミュニティの協力により日本で初の商用ディストリビューション「日本語Linux+JE」を制作した。その後米Red Hat社とパートナ契約を結び,「日本語redhat Linux 5.2」などを発売した。 この五橋研究所のOS事業部がレーザーファイブとして1999年8月に独立,Red Hatとの契約解消を契機に,「LASER5 exp Linux 7.2 デラックス」などの自社ブランドのLinuxディストリビューションを販売していた。2006年現在では組み込みLinuxに特化
組み込みソフトウェア/ハードウェア開発における技術力の向上、改善・最適化などを幅広く支援する“組み込み開発エキスパート”のための情報フォーラム
組み込みソフトウェア/ハードウェア開発における技術力の向上、改善・最適化などを幅広く支援する“組み込み開発エキスパート”のための情報フォーラム
情報処理推進機構(IPA)は5月18日,組み込みソフトウエアにおけるセキュリティ対策のポイントなどをまとめた「情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会 報告書」を公表した。 同報告書は,2005年12月から開催された研究会「情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会」の検討成果をまとめたもの。報告書には,組み込みソフトウエアを用いた機器(組込み機器)のベンダーの経営者と技術者に向けた情報が含まれている。 経営者向けの情報としては,組み込みソフトウエアのセキュリティが原因のトラブル事例や,トラブルが発生した場合のビジネスへのインパクト,その対応策などを紹介している。 技術者向けの情報としては,組み込みソフトウエアのライフサイクルの各工程(企画から廃棄まで)における,管理面および技術面の“40のポイント”がまとめられている。例えば,「企画」段階のポイントとしては,「一般のユーザー
IoT(モノのインターネット)市場が拡大する中で、エッジ側の機器制御で重要な役割を果たすことが期待されているリアルタイムOS(RTOS)について解説する本連載。第50回は、イタリア発のRTOS「BeRTOS」を紹介する。
WideStudio/MWTプロジェクトはEclipse版 MWTアプリケーションビルダーのベータ版を公開した。Eclipseの公式サブ・プロジェクトNAB(Native Application Builder)として開発が進められていたもので,EclipseでWindows,Linux,FreeBSD,Solaris,MacOSX,BTRON,T-Engine,μCLinuxで稼動するマルチプラットフォームGUIアプリケーションを構築できる。 WideStudio/MWTは,富士通に勤務する平林俊一氏が中心になって開発しているオープンソースのIDE(統合開発環境)およびマルチプラットフォームGUIライブラリ。C++,Java,Perl,Ruby,Python,Ocamlで,ソースコードを変更せずにさまざまなOSで動作するアプリケーションを開発できる。C++であれば,どのプラットフォームで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く