世界的にM&A(企業の合併・買収)が活発である。中でもプライベートエクイティファンド(PE)の存在感が高まっている。 PEはバイアウトファンドとも言われ、長期の視点から未公開企業に投資したり、あるいは上場企業を買収して非上場にするなどして、事業面、財務面のリストラを進める。そのうえで投資価値を高めて売却し、高リターンを狙うファンドである。 PEによる欧州企業を対象にしたM&Aを見ると、2000年に件数は25件、買収金額(提案額ベース)は59億ドルであったものが、2006年には11月22日現在で491件、1234億ドルに拡大している(完了した案件、米ブルームバーグのデータを集計)。 M&Aの原動力に PEは代替投資の1つとして機関投資家の注目を集めている。FSA(英金融サービス機構)によれば、英国を本拠地とするPEの資金調達額は今年上期に112億ポンド(約2.5兆円)に達し、ロンドン証券取引
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