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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (29)

  • 『沈黙を破る』 - Apeman’s diary

    『沈黙を破る』(監督:土井敏邦、2009年、日) 公式サイト、「土井敏邦 Webコラム」 2002年春、イスラエル軍のヨルダン川西岸への侵攻作戦のなかで起こったバラータ難民キャンプ包囲とジェニン難民キャンプ侵攻。カメラは、2週間にも及ぶイスラエル軍の包囲、破壊と殺戮にさらされるパレスチナの人びとの生活を記録する。 同じ頃、イスラエルの元将兵だった青年たちがテルアビブで写真展を開く「沈黙を破る」と名づけられた写真展は、“世界一道徳的”な軍隊として占領地に送られた元兵士たちが、自らの加害行為を告白するものだった。占領地で絶対的な権力を手にし、次第に人間性や倫理、道徳心を失い、“怪物”となっていった若者たち。彼らは、自らの人間性の回復を求めつつ、占領によって病んでいく祖国イスラエルの蘇生へと考えを深め、声を上げたのだ。 監督は、ジャーナリストとして20数年にわたりパレスチナ・イスラエルを取材し

    『沈黙を破る』 - Apeman’s diary
  • 南京事件否定論者に「資料を見せて」も無駄な理由 - Apeman’s diary

    よく“南京事件が史実なら証拠になる資料を提示すればすむことじゃないか”と気軽に言って下さる方がいるわけですが、そういう人々は南京事件否定論者(あるいは一般に歴史修正主義者)がどんな人間であるかを知らないんですね。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://b.hatena.ne.jp/munyuu/20080902%23bookmark-9862394 での CrowClaw さんのブクマコメントに対してこんなエントリを書いた人がいます。 「ファシズムに精緻な定義なんて無いし、ナチスはファシズムでは無い」 ファシズムに精緻な定義なんて無いよ。 なぜって、1943年にスターリンが「ソビエト以外の社会主義をファシズムと呼び、おとしめてしまえ!」と出した命令からドイツの国家社会主義をファシズムと呼ぶようになっただけだから。 大戦中に始められたプロパガンダを、スターリン

    南京事件否定論者に「資料を見せて」も無駄な理由 - Apeman’s diary
    so1944
    so1944 2009/06/09
    id:NOV1975氏へ。こういうのが左右問わずいるのは事実だが右の方は閣僚とか自衛隊のトップとかにゴロゴロいるから問題なんですよ。
  • 21世紀の「進歩的文化人」 - Apeman’s diary

    『WiLL』の4月号はまだ未見なのですが、西尾幹二センセイがブログでさわりを紹介して下さっています。 同時に私たちがこれから相手として戦わなければならない今の時代の典型的な「進歩的文化人」は、半藤一利、保阪正康、北岡伸一、五百旗頭眞、秦郁彦の諸氏であることを、『WiLL』4月号で宣言しておいた。 来るところまで来た、という感じですね。

    21世紀の「進歩的文化人」 - Apeman’s diary
    so1944
    so1944 2009/03/09
    「旧日本軍による従軍慰安婦の強制連行は無かった」by秦、なんて言ってる人が「進歩的知識人」なら岸信介の孫あたりは「進歩的政治家」かな。
  • 南京事件否定論の論法を天安門事件に応用すると…… - Apeman’s diary

    「朝日新聞阪神支局襲撃事件」の実行犯と称する人物の「手記」が掲載されているということで『週刊新潮』の2月12日号を買ってきたのだが(2月5日号から掲載開始)、そちらについては館のエントリをご覧いただくとしてここでは「中国「天安門事件」20年で語られる「当は何人殺されたか」」(52ページ〜)をとりあげてみたい。強調はすべて引用者。わずか3ページの記事なのでページ数は省略。原文のルビも省略。 「“天安門広場で5000人死んだ”と発言したのは学生リーダーのウーアルカイシでした。死んだのは学生なのか市民なのかも分からないまま、興奮の中で死者の数だけ言ったのです」 というのは、『紫玲の見た夢〜天安門の炎は消えず』や『「天安門」十年の夢』の著者で作家の譚璐美氏。 「しかし、私が天安門広場の中にいた学生や知識人に個別インタビューした時、“あなたは目の前で死んだ人を見たか”と質問すると、誰も銃で撃たれ

    南京事件否定論の論法を天安門事件に応用すると…… - Apeman’s diary
    so1944
    so1944 2009/02/10
    ラルフ・ジョルダーノが「第二の罪」の中で「ホロコーストの犠牲者数は少なく見積もるがドイツ爆撃の犠牲者数は多く見積もる連中がいる。」とか言ってたな。
  • ちょっと気になったこと - Apeman’s diary

    白燐弾に関して、「骨まで溶ける(焼ける)」、英語だと "burn to the bone" という表現は(化学)火傷が骨まで達しうる(骨が露呈するほどの火傷になりうる)という意味であると私は理解してるわけですが、それでいいんですよね? どうも「白燐弾は超兵器ではない」と言ってる人々の言動をみているとこの表現を「骨も残さず溶ける(焼ける)」と理解している(ないし相手がそう理解していると理解している)ケースがあるように思えてならないので。 もう一つ、「白燐弾がダメというならそこに榴弾撃ち込むことになるけどそれでいいのか?」みたいな混ぜっ返しをする人も見かけましたが、これは白燐弾の使用に対する批判の目的をまったく理解してませんね。榴弾撃ち込めば囂々たる非難を浴びることになる(それゆえ事実上榴弾を撃ち込むという選択肢が封じられている)ケースにおいて「ともあれ言い逃れの余地のある兵器」として白燐弾が

    ちょっと気になったこと - Apeman’s diary
  • 否定派はいい加減70年代レベルの議論をアップデートしてほしい(追記あり) - Apeman’s diary

    ここでコメントしている「一知半解」氏一人をどうこうするつもりもないのですが、典型的な振る舞いの一例ではあるし、ぼちぼちコメント欄も容量の限界に近づきそうなので、改めてエントリを立てておくことにします。 題に入る前に、「一知半解」氏が初めて当ブログにコメントした際の論点、山七平の「警句」なるものについて再確認しておきましょう。 「一知半解」氏は従軍「慰安婦」問題に関連して、『日人とユダヤ人』から次の文章を引用し、この「警告」に耳を傾けよと主張していました。 朝鮮戦争は、日の資家が(儲けるため)たくらんだものである」と平気で言う進歩的日人がいる。ああ何と無神経な人よ。そして世間知らずのお坊ちゃんよ。「日人もそれを認めている」となったら一体どうなるのだ。その言葉が、あなたの子をアウシュビッツに送らないと誰が保証してくれよう。 氏はページ数を明記していませんが、私がもっている角川文庫

    否定派はいい加減70年代レベルの議論をアップデートしてほしい(追記あり) - Apeman’s diary
    so1944
    so1944 2008/12/30
    ちなみに江戸時代の試し切りの記録だと二つ胴、三つ胴は当たり前。最高七つ胴まであったとか。http://sakanazanmai.web.infoseek.co.jp/aitou_shashinkan_tameshimei.htm
  • 『「戦争」の心理学』(その1) - Apeman’s diary

    デーヴ・グロスマン&ローレン・W・クリステンセン、『「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム』、二見書房 エントリタイトルに「(その1)」とあるのは書が2分冊ということではなく、全4部中の2部を読んだ段階でのエントリだから。 当ブログでもしばしば言及している『戦争における「人殺し」の心理学』(ちくま学芸文庫)の著者グロスマンと、警察による武力行使についての研究家であるクリステンセンの共著。最初の2部では戦闘(書では軍隊だけでなく警察が関わる銃撃戦なども含む)の際にみられる生理学的変化(脈拍の上昇、アドレナリンの分泌、失禁などなど)および知覚の歪み(視野の狭窄、微細運動能力の喪失、選択的聴覚抑制/音の強化、時間延長、記憶の歪み等々)が豊富な実例とともに解説されている。 著者らが行なっている問題提起として興味深く、また裁判員制度の導入が決まっている日で真剣に受けとめられるべきだと思

    『「戦争」の心理学』(その1) - Apeman’s diary
  • マジなはなし - Apeman’s diary

    田母神元空幕長を支持する議員についても言えることなんだけど、こういう人権感覚しか持ち合わせてない人間が政府与党とか野党第一党にいる、という事実はいい加減まじめに考えないとマズいんじゃないですか? 極右政党つくってみなさんそっちに移ってもらいましょうよ。それなら、欧州各国にも極右政党はあったりするわけだから、国際的な体面は十分保てるでしょ?

    マジなはなし - Apeman’s diary
    so1944
    so1944 2008/11/21
    マジなはなし無理でしょう。彼らは「媚権派」としての性格が強いから。なにせ戦後大日本帝国からアメリカ合衆国へコロッと寝返った「前科」がありますからね。
  • エラいひとのピンチに駆けつけるひと - Apeman’s diary

    さて、今回の「田母神論文」問題をめぐっては、一つだけ「日も捨てたもんじゃないな」と喜んだことがあります。それは既存メディア、ネットの双方で、保守的ないし右派と思われる媒体、論者から「言論の自由」を擁護せよという声が聞こえてきたことです。保守派、右派の多くは「言論の自由」なんて“共同住宅の共有部分に部外者を立ち入らせないことで達成される平穏”にも劣る価値しかないと考えているのではないか、と私は思っていたのです。しかし、“世界有数の空軍組織のトップが2ちゃんねらーなみの情報リテラシーしかもちあわせてなかった”という国際安全保障上の危機のさなかでも「言論の自由」の大切さを訴えるというのは、なかなか真似のできないことだと思います。 最近では小泉元首相が自身の靖国参拝を「思想、良心の自由」を盾に正当化した時、右派論壇がこれを擁護したことは記憶に新しいところです。が、思えば日の保守論壇は、国家の危

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  • 驚きはしないが…… - Apeman’s diary

    コメント欄でnessko さんからご教示いただきましたが、例の元空幕長は職務として南京事件否定論を開陳していた可能性がある、とのことです。 http://www.kinyobi.co.jp/KTools/antena_pt?v=vol726 「日が侵略国家だったとはぬれぎぬだ」といった論文を発表して更迭された田母神俊雄・空幕長(解任後定年退職)が、今年1月に空自熊谷基地(埼玉県)で講話を行なった際、「南京大虐殺というのは、見た人が1人もいない」と政府見解とい違う発言をした可能性が高いことが、記録とみられる文書からわかった。 現在防衛省は文書の存在を認めていないので、今後の報道に注意する必要はありますが、まあ「こういうことを発言していてもまったく不思議ではない」とは言えるでしょう。「南京大虐殺というのは、見た人が1人もいない」という言い草は現に見かけるものですし。 南京事件否定論を構成す

    驚きはしないが…… - Apeman’s diary
  • 「田母神論文」は孤立した現象ではない(追記あり) - Apeman’s diary

    新聞等の報道によれば、アパの懸賞に応募した自衛隊員はすべて空自だったそうで、ますます「これまでなぜ看過してきたのか?」が問われることになりそうです。ではことは空自だけのことなのか、といえば残念ながらそうではない。例えば「田母神論文」に登場する「張作霖爆殺=ソ連の陰謀」説。「盧溝橋事件=中共の陰謀」説の方は事件発生の経緯が(有力な通説こそあっても)完全に明らかになってはいないことや当時の華北の情勢などに照らしていえば、まだマシです*1。しかし「張作霖爆殺=ソ連の陰謀」説の方はもう、情報の信憑性の評価がまともにできないかイデオロギーのためならそうした評価をパスして平気な人間*2しか採用しえないシロモノです。で、こうした説が『ムー』に載っているのであれば別に気にするほどのことでもないのですが、ご承知のように『諸君!』や『正論』が鳴り物入りでとりあげたわけです。そのキャンペーンに加担した知識人の一

    「田母神論文」は孤立した現象ではない(追記あり) - Apeman’s diary
  • 「南京問題小委員会」、“研究”成果を堂々公刊! - Apeman’s diary

    館の掲示板でdj19さんからご教示いただいたはなしですが、戸井田とおる議員らの「南京問題小委員会」が『南京の実相 国際連盟は「南京2万人虐殺」すら認めなかった』(水間政憲著、日新報道社)を刊行したとのことです(丸坊主日記、「南京の実相」)。昼休みに屋にいってみたもののまだ店頭には並んでいなかったのですが、掲示板で「名無しさん」もコメントされているように、サブタイトルから判断する限りこれまで戸井田議員周辺から聞こえてきたはなしと大して変わらないようです。 南京事件否定論にある程度接しているひとであれば一度は「これ、気で信じてるのかな?」と疑問に思ったことがあると思うのですが、なかでも1938年の国際連盟理事会を引き合いに出すこの種の否定論はそうした疑問をもっとも強くかき立てるものの一つです。というのも、現在日北朝鮮による国家犯罪の被害者を出した国として、国際社会が必ずしもそうした犯

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  • しらばっくれることについて - Apeman’s diary

    asahi.com 2008年06月04 朝鮮有事の密約「存在しない」 政府否定 町村官房長官は4日午後の記者会見で、朝鮮半島有事の際に米国が在日米軍基地を日側と事前協議せずに使用できることを記した日米間の密約「朝鮮有事議事録」が見つかったことについて、「事前協議に関して密約は存在しない。改めて調査する考えもない」と述べ、日政府として密約の存在を否定した。町村氏は「(日米)安保条約上の対日義務を誠実に履行すること、事前協議にかかわることについて(米国が)日政府の意思に反して行動することはない」とも語った。 沖縄返還の際の密約(西山事件)の件もそうだけど、往生際が悪いよね。防衛問題とか公安問題に関しては政府がある程度の秘密主義をとるのはもちろん理解できるが、それでも一定の時間が経過した後ではすべての情報を公開して後世の有権者に信を問うのでなければなんでもやり放題じゃないか。情報開示がで

    しらばっくれることについて - Apeman’s diary
    so1944
    so1944 2008/06/07
    まあ山ほど資料が残っていても本当に都合が悪い事はしらばっくれるんだけどね。マボロシだったとか少なかったとか軍の関与は無かったとか。
  • 別件逮捕 - Apeman’s diary

    毎日新聞 5月2日 映画「靖国」:抗議の右翼活動家逮捕 虚偽の車登録容疑 街宣車の名義を虚偽登録したとして、警視庁公安部は2日、神奈川県秦野市南矢名、右翼団体代表、小林俊文(71)と東京都世田谷区等々力8、同構成員、野沢大(21)の両容疑者を電磁的公正証書原不実記録・同供用の疑いで逮捕した。野沢容疑者は3月下旬、映画「靖国 YASUKUNI」の上映に反対し、東京都中央区の映画館に抗議行動を行い、テレビ出演などもしていた。 調べでは、2人は昨年8月、渋谷区の別の右翼団体が使う街宣車なのに、小林容疑者の所有名義で湘南自動車検査登録事務所(神奈川県平塚市)に車の登録をした疑い。名義上の車庫を提供していたとみられる。 (…) 別件逮捕のお手のような事例ですな。「プロ市民」が嫌いな方々は「違法は違法だろ」とおっしゃるのでしょうが。 追記:ブクマコメントを受けて。 たぶん二人の容疑者が今後威力業務

    別件逮捕 - Apeman’s diary
    so1944
    so1944 2008/05/04
    そのうち反中デモに参加したネット右翼もやられそうな雰囲気。
  • 「すこししらべて」というのは謙遜でも予防線でもなく文字通りなので読者もそう理解しておいた方がよい件について - Apeman’s diary

    「自決しろ」「自決するな」という戦争中の発言について 自決という言葉でいろいろ見てみたんだけど、戦前は「民族自決」的なものしかうまく見当たらない。 グーグル先生に聞いたくらいじゃダメだよ、ってのはすでに指摘されていたと思うのだが。 捕虜になって生還した軍人が「自決」を強いられた事例としてもっとも有名なものの一つ、その後の日軍の捕虜観に大きな影響を与えたと思われるのが第一次上海事変で中国軍の捕虜となった空閑昇少佐(第9師団歩兵第7聯隊第2大隊の大隊長)のケース。最前線で重傷を負って人事不肖となったところを捕らえられ、停戦後に送還されたが、3月28日にピストルで自決。上海派遣軍司令部の作成した発表原稿「空閑少佐行動の真相」に曰く。 (…)親しく林聯隊の墓前に詣て多数の部下を失ひたる罪を謝し旧戦場に前記戦歿旧部下勇士の霊を弔ひ其冥福を祈り嘗て自ら奮闘力闘せる想出深き地点に於て従容として自決せり

    「すこししらべて」というのは謙遜でも予防線でもなく文字通りなので読者もそう理解しておいた方がよい件について - Apeman’s diary
  • こりゃ便利な方法だ - Apeman’s diary

    やはり中国語がわからないと「南京大虐殺」について語るのは難しいだろうと思った件 私はロシア語が読めないので(いや昔ちょっと勉強しようと思って辞書だけはいいのを買ったんだけど(w )シベリア抑留について語るのは難しいだろうし、アラビア語(スーダンの公用語)が読めないのでダルフール危機について語るのも難しいだろうし、ドイツ語はちょっとしか読めないからホロコーストについて語るのもなかなか難しいし、日語でも古文書なんかは読めないだろうから江戸幕府があったかどうかを語るのも難しいんでしょう。核物理学がわからないから広島・長崎への原爆投下について語るのも難しいかな。 しかし不思議ですな。中国語が読めないのに「「書いてもらい」と「買い取り」の区別」ができないだろうと語ることはできるんだぁ…。中日辞典ならうちにも一冊あるから、私なら「書いてもらい」と「買い取り」の区別くらいつくと思うんですけどね。それが

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    so1944
    so1944 2008/03/30
    しょっちゅう偽装中立かましてなければ優秀なブロガーなんだが・・・
  • 主語をあいまいにした読売新聞社説の欺瞞 - Apeman’s diary

    昨日の判決についての産経新聞の報道については、すでに ni0615 さんが論評しておられます。ここでは日づけの読売新聞の社説(魚拓)をとりあげてみようと思います。 判決は、旧日軍が集団自決に「深く関与」していたと認定した上で原告の訴えを棄却した。 しかし、「自決命令それ自体まで認定することには躊躇(ちゅうちょ)を禁じ得ない」とし、「命令」についての判断は避けた。 裁判所が「認定することには躊躇を禁じ得ない」としているのは「件各書籍に記載された通りの自決命令」すなわち「原告梅澤及び赤松大尉」が明示的に自決を命じたことについてであって*1、旧日軍の「命令」ではありません。そもそも第32軍なり大営なりが正式に「集団自決」を命じたなどという主張は(少なくとも影響力のあるものとしては)存在しなかったのですから、生存者や研究者が「軍が自決を強制した」と言うとき、それは「第32軍ないし大営が

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  • 東京大空襲の背景 - Apeman’s diary

    明日3月10日はご承知の通り東京大空襲から63年目の日となります。 東京大空襲:「米空軍独立狙い」 江東で報告会「背景に関係者の悲願」(Yahoo!ニュースの魚拓) 3月2日11時1分配信 毎日新聞 1945年3月10日の東京大空襲から63年になるのを前に1日、江東区の東京大空襲・戦災資料センターで研究報告会があった。荒井信一駿河台大名誉教授(現代国際政治史)は、空襲の1年前の44年4〜5月ごろ、米国で作戦方法が固まったことを明らかにし、「空襲の背景に『米国空軍の独立』という関係者の悲願があった」と指摘した。 研究報告会のタイトルは「東京大空襲はいつ決定されたか」。荒井名誉教授は、米国で公開された資料や当時の関係者の手紙をもとに、成果を報告した。 (…) 一方、当時の米空軍は、米軍の中で独立した組織でなく、米軍関係者の手紙には「空軍の組織を正当化(独立)するには、敵(日)の決定的な敗北に

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    so1944
    so1944 2008/03/10
    なんと言うドス黒い事情
  • また稲田か… - Apeman’s diary

    コメント欄でhimitsu04さんが触れておられるニュース。 靖国映画「事前試写を」 自民議員が要求、全議員対象に 2008年03月09日03時24分 靖国神社を題材にしたドキュメンタリー映画の国会議員向け試写会が、12日に開かれる。この映画は4月公開予定だが、内容を「反日的」と聞いた一部の自民党議員が、文化庁を通じて試写を求めた。配給会社側は「特定議員のみを対象にした不自然な試写には応じられない」として、全国会議員を対象とした異例の試写会を開くことを決めた。映画に政府出資の基金から助成金が出ていることが週刊誌報道などで問題視されており、試写を求めた議員は「一種の国政調査権で、上映を制限するつもりはない」と話している。 映画は、89年から日に在住する中国人監督、李纓(リ・イン)さんの「靖国 YASUKUNI」。4月12日から都内4館と大阪1館でのロードショー公開が決まっている。 李監督の

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    so1944
    so1944 2008/03/10
    そんなヒマがあるなら農家の手伝いでもすれば良いのに。
  • 「パレスチナ人はショアーを招くだろう」 - Apeman’s diary

    イスラエルの国防副大臣が、ハマスのロケット弾攻撃に対する報復—として記述すること自体すでに問題なのだが—への決意を語る際、「パレスチナ人はショアー(ホロコースト)を自らの身に招くことになるだろう」という趣旨の発言をした、という驚くべき事実が報道されています。もちろん驚くべきなのはこれだけではなく、この発言及び関連するガザでの大量殺人が日でろくに報道されていないという事実、そしてイスラエルの閣僚たちが副大臣の発言について「ジェノサイドを意味したものではない」と擁護している事実も同様に驚愕すべきことです。 いうまでもないことですが、ホロコーストは歴史上の大量殺人を相対化するのではなく、その個別性においてこそとらえねばならないという哲学的な主張の核にあった出来事です。その意味で、副大臣の発言以上にその擁護論こそがホロコーストをめぐる議論の積み重ねを踏みにじり、ホロコースト否定論を利するものであ

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    so1944
    so1944 2008/03/06
    そういやサイモン・ヴィーゼンタールもバリバリのシオニストだったなあ・・・