日本医師会がオープンソースソフトウエア(OSS)として公開している診療報酬計算システム「日医標準レセプトソフト」を導入した医療機関の数が、2010年6月で1万施設を突破した。全国の病院と診療所の数は合わせておよそ10万であり、その約10%が導入したことになる。 「日医標準レセプトソフト」は日本医師会によりORCAプロジェクトとして開発が進められ(関連記事)、2002年にオープンソースソフトウエアとして公開された。2007年12月に導入医療機関の数が5000施設に達している。 日本医師会の集計によれば、2010年6月15日時点の集計で「日医標準レセプトソフト」を導入した医療機関は1万148施設。うち9152施設は日医標準レセプトソフトのみで運用しており、996施設は導入作業中である。厚生労働省の統計によれば、2010年3月時点での全国の医療施設は病院が8708、一般診療所が9万9583で合計