1998年作成 2002/01/15投稿 このページの最終更新日: 11/28/2011 20:03:45 大阪は十三にある第七芸術劇場で 「ミツバチのささやき」「エル・スール」を観てきました。 これまでわたしは「ミツバチのささやき」しか観ていなかったのですが、 今回、はじめて「エル・スール」と合わせて観てみて、 ビクトル・エリセの作品は スペイン内戦についてある程度知っていないと きちんと理解できないと実感しました。 以下、家に帰って、スペイン内戦について調べてはじめて、 エリセの作品について理解できたことを書きます。 1.「エル・スール」の意味する「南」とは、 「ミツバチのささやき」の舞台となる村のこと。 ---ご存じの通り、 スペインは19世紀終わりから1975年までの約百年弱の間、 内戦・ファシズムに苦しみ続けてきた歴史を持つ。 「ミツバチのささやき」は ファシズムを支えてきたフラ