政府は、中国政府と合意した「日中関係の改善に向けた話し合いについて」という文書を発表しました。 日中首脳会談の実現に向けて焦点となっていた沖縄県の尖閣諸島を巡る問題について、「双方は異なる見解を有していると認識し、対話と協議を通じて不測の事態の発生を回避することで意見の一致をみた」としています。 政府は、これまで日中両国間で日中関係の改善に向けた静かな話し合いを続けてきた結果、以下の4つの点で意見の一致をみたと、7日夕方発表しました。 それによりますと、双方は、1972年の日中共同声明など日中間の4つの基本文書の諸原則と精神を遵守し、日中の戦略的互恵関係を引き続き発展させていくことを確認したとしています。 また双方は、歴史を直視し、未来に向かうという精神に従い、両国関係に影響する政治的困難を克服することで若干の認識の一致をみたとしています。 そして、日中首脳会談の実現に向けて焦点となってい