かつて「Macは安全」というCMが話題になったが、ユーザーの広がりから今ではマルウェアなどの危険性と無縁ではなくなりつつある。現在はどの程度危ないのか? Kasperskyのセキュリティ研究者に聞いてみた。 2007年頃に放映された「Macは安全」というテレビCMをご記憶だろうか。MacはWindowsに比べてウイルスなどの危険性が低いという内容だ。Macの安全神話が誕生し、「セキュリティソフトなど不要!」というユーザーも多かった。しかし、iPhoneの爆発的な普及を受けてAppleユーザーは急拡大し、もはやセキュリティのリスクとは無縁ではない言われる。それではどのくらい危ないのか――Kaspersky プリンシパル セキュリティ リサーチャーのセルゲイ・ゴロヴァノフ氏に現状や対策などを聞いた。 安全神話を崩壊させたマルウェア事件 テレビCMが話題となった当時に作られたMacの安全神話は、