日本は、普通の生活を大事にしてきた国だ。見知らぬ旅人にも「たんと食べんなされ」と声をかける文化。小泉八雲が驚いたように、貧しい村でも食事を分けるのが当たり前だった。これは人権団体のスローガンでも、国家が掲げる正義でもない。生活の中に自然に根づいた、静かな倫理である。 その静かな倫理は、いまも確かに受け継がれている。大学生の息子の彼女が、いまイギリスの古い街で留学している。派手に自己主張するわけではない。しかし誠実で、丁寧で、周囲に安心感を与え、信頼を積み重ねている。異国の地で静かに頑張るその姿は、第一次世界大戦期のロンドンに絵を学びに渡った日本人女性を描いたNetflix作品『プリズム輪舞曲』の主人公と重なる。100年の時間差があっても、同じ“日本らしさ”がそこにある。 日本の「静かな強さ」は数字にも、行動にも表れる 日本の静かな倫理は、数字としても現れる。警察庁によれば、2025年の落と
森翔吾です。 ここ数年、 ロシアで「車まわり」の景色が、 一気に変わりました。 何が一番わかりやすいかというと、 まず道路です。 7年前に来た頃は、 穴だらけのアスファルトで、 「これ本当に幹線道路か…?」 みたいな道を 延々と走っていました。 夜、片側1車線の暗い道で、 ライトもつけていないトラックを 避けながら、 汗を握ってハンドルを握っていたのを、 今でもよく覚えています。 穴だらけの道が、無料ハイウェイになった それが今は、 穴の空いている道を探す方が大変 というくらい、 様子が変わりました。 南ロシアまで 2,000キロ以上走っても、 「あ、ここひどいな」 と思う道がほとんどない。 昔の 「ロシア=ボコボコ道」 のイメージとは、 まったく別物です。 象徴的なのが、 片側1車線だった道が、 片側2車線の無料ハイウェイ になっているところ。 100キロ以上、 ずっときれいな高速道路が
日本語 English 統一教会は、海外でどのように扱われているのか —— なぜ日本だけが「例外」になったのか 日本では長年、統一教会は 「よく分からない宗教団体」 「一部の議員と個人的に関わっていただけ」 という、曖昧で無害そうな言葉で語られてきた。 問題を指摘すれば、 「統一教会は大したことのない団体だ」 「影響力などない」 と矮小化される。 その言葉が、検証を止め、警戒を解き、 結果として、日本の政権中枢まで通す通行証になった。 「影響力はない」と言い続けた国が、 気づけば影響力を持たせていた。 これは宗教の問題ではない。 危険を危険として扱わなかった政治の失敗だ。 しかし海外から見た評価は、まったく違う。 欧米や韓国のメディア、研究機関、政府文書において、 統一教会は一貫して 「カルト的団体」「社会的に問題のある組織」 として記録されてきた。 安倍元首相銃撃事件を機に、海外メディア
●この記事のポイント ・『パラサイト』の世界的成功から5年、韓国映画は製作減・投資縮小・劇場縮小が同時進行。Netflix型モデルが産業循環を変えた。 ・買い取り型OTTは制作の安全性を高める一方、IPと収益上限をプラットフォーム側へ移転させた。韓国映画は自律性の危機にある。 ・劇場離れは「料金・時間・失敗リスク」の壁で加速。韓国の構造崩壊は日本にも波及し得る“次の映画危機”の予兆だ。 2020年、『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞作品賞を受賞した瞬間、世界は「韓国映画の黄金時代」を確信した。韓国の映画は、もはや国内市場の成功にとどまらず、文化として世界を動かす段階へと突入した――そう見えた。 しかし、それからわずか5年。韓国映画界は今、「絶滅危機」と呼ぶほかない局面に立たされている。新作の製作本数は激減し、今年劇場公開予定の作品が片手で数えるほどだという話すら出る。観客は劇場から
話題になっていた『小学校~それは小さな社会~』をついに鑑賞! 本編では、日本の小学校での一年間が記録されている。新入生が緊張しながら迎える入学式から始まって、掃除当番や給食当番、日直制度、班活動など、さまざまな行事を乗り越える子どもたちの姿が映し出される。緊張していた1年生も、6年生になる頃には見違えるほど成長する。そして最後に卒業式を迎えるときには、身体だけではなく心の面でもずいぶん大人になっている。 6年生の2人が卒業式を間近に控えた、放送室での会話が何とも微笑ましかった。 「卒業するのが大人になるって感じる?」 「感じるけど、まだ子どもでいたい」 6歳の子どもたちが、日本でも世界でも同じように純粋な姿を見せるのに、12歳になる頃にはしっかりと「日本人らしさ」を身につける。これは山崎エマ監督が言及していた言葉で、日本の教育が持つ本質を鋭く示していると思う。実際、日本の小学校では、ごく自
高市早苗首相の台湾有事をめぐる発言をきっかけに、中国は訪日観光客の渡航自粛、日本産海産物の輸入禁止再開などを立て続けに導入している。一連の措置で日本の受けた打撃は小さくない。 これに関してシンガポール南洋理工大学のダイラン・ロウ准教授は香港メディアに、これまで中国は韓国などとの間でも政治対立が表面化した際に経済圧力を加え、各国は打撃を受けたと述べたうえで「中国のこうした動きは各国に経済の多角化を再考させるもので、それ自体は悪いものではない」と指摘した。 ロウ氏の指摘を韓国とオーストラリアの経験からみていこう。 ココがポイント(前略)中国人団体客をメインとしていた地方のホテルでは相次ぐキャンセルに先行きを懸念している。 出典:産経新聞 2025/11/23(日) パフォーマンスの回復が緩慢になりやすい点にも注意が必要です。 出典:NOMURA ウェルスタイル 2025/11/18(火) 中国
Japan International Corporation Agency (Jica) don designate Kisarazu city as di hometown for Nigerians. Nigeria Ministry of Information and National Orientation wey give di informate on dia X handle on Friday 22 August say dis na efforts to deepen cultural diplomacy, promote economic growth and enhance workforce productivity. According to di ministry, na for di sidelines of di 9th Tokyo Internatio
<「クールジャパン」を超えて世界的人気と評価を勝ち取る日本文学。その背景にある文学市場と英訳者の知られざる変化とは?> 異変に気が付いたのは、2009年の春。私は勤務先から半年間の在外研究を許され、4月より北米東海岸はマサチューセッツ州ボストン近郊で過ごしていた。ハーバード大学やブランダイス大学、タフツ大学における講演や共同研究をこなす日々。折も折、以前から愛読していた若手作家と遭遇した。 その名は、マシュー・パール。03年、まだ28歳の時に19世紀中葉のボストン知識人たちを主役にした歴史改変ミステリー『ダンテ・クラブ』(邦訳・新潮社、04年)を放ち、たちまち時の人となった。 ハーバード大学英文科を卒業後にエール大学法科大学院を卒業した秀才パールは、ダンテ研究の業績を評価され、アメリカ・ダンテ協会賞を受賞。小説タイトルの「ダンテ・クラブ」とは、19世紀中葉、ハーバード大学周辺の知識人たちが
「みんな平等に緩やかに貧しくなっていけばいい」 一昔前のことだが、社会学者・フェミニストとして知られる上野千鶴子氏のそんなインタビュー記事が大炎上した。 要旨、日本の人口減少は避けられないので、衰退を受け入れ皆が貧乏になればいいというようなお話だ。 その当否はともかくとして、日本、とりわけ団塊の世代やその前後の人たちは特に、こういった発想をする人が多いと言えば、言い過ぎだろうか。 「誰かだけが楽をしたり、幸せになることが許せない」という思想だ。 結果、足を引っ張り合って皆が不幸になり、貧しくなっていく。 警察官が制服姿でコンビニに行くのは許せない。 バスの運転手が勤務中にお茶を飲むとはけしからん。 自分には1mmも関係ないそんなことで腹を立て、「楽をする」ことを許さず無意味な苦行を強いて生産性や効率を阻害する。 結果、皆で不幸になり、貧乏になっていく。 「おい、先輩もまだ働いてるのに、自分
ビザを巡る現地情報を丹念に追っていくと、ナイジェリア権力中枢における構造的な偽情報操作と政権の腐敗体質が浮かび上がってきた。 野党が指摘する「政権の利益」ナイジェリア野党・アフリカ民主会議(ADC)の広報官は、日本政府が「特別ビザ発給」を否定した件について、次のように強く非難している。 「日本が特別ビザ発給に合意したという声明は、与党・全進歩会議(APC)主導のティヌブ政権が、自らの政治的利益のために虚偽の情報を流布したものだ」 さらに同官は続ける。 「ティヌブ政権は国民からの好感度を上げようと必死だ。今回の偽発表は、そのためにフェイクニュースを流布しても構わないと考えている証拠だ。もはやこの政府の何を信じればいいのか分からない」 そして最後に、こう訴えた。 「日本政府が公式に否定したことは国家的な恥辱であり、政府の情報発信に対する国民の信頼を損なった。この恥ずべき状況はもう終わらせなけれ
日本領だった南樺太(現サハリン南部)で1945年に日本人が朝鮮人を虐殺した事件に関する新資料がロシア政府に指定解除され、8月15日から9月初旬にかけて各地で事件が起きていたことが明らかになった。資料を入手した在サハリン研究者2人への取材で、これまで知られていなかった事件の存在も判明した。 ソ連は45年8月9日に日ソ中立条約を一方的に破棄して対日参戦した。11日に南樺太に侵攻し、約2週間の地上戦が勃発。混乱や不安の中でデマが飛び交い、日本人が朝鮮人にソ連のスパイ容疑をかけるなどして事件が次々と起きた実態が資料からうかがえる。 ソ連当局の捜査資料などから、17日に警察署で18人が殺された上敷香(かみしすか)事件、20~25日ごろに村人ら27人が殺された瑞穂事件がこれまで知られていた。新たに判明した事件は発生時期がその前後にわたり、25日に日ソ両軍の戦闘が終わった後、9月初旬にも起きていた。
「水道水が飲めるのは、世界でたった9か国」日本以外だと、どこが飲める? 「経済とは、土地と資源の奪い合いである」 ロシアによるウクライナ侵攻、台湾有事、そしてトランプ大統領再選。激動する世界情勢を生き抜くヒントは「地理」にあります。地理とは、地形や気候といった自然環境を学ぶだけの学問ではありません。農業や工業、貿易、流通、人口、宗教、言語にいたるまで、現代世界の「ありとあらゆる分野」を学ぶ学問なのです。 本連載は、「地理」というレンズを通して、世界の「今」と「未来」を解説するものです。経済ニュースや国際情勢の理解が深まり、現代社会を読み解く基礎教養も身につきます。著者は代々木ゼミナールの地理講師の宮路秀作氏。「東大地理」「共通テスト地理探究」など、代ゼミで開講されるすべての地理講座を担当する「代ゼミの地理の顔」。近刊『経済は地理から学べ!【全面改訂版】』の著者でもある。 「水道水がそのまま
<ジョージア大使夫人が来日したばかりの頃に語った、ある言葉を再考する> いま日本が旅行先として海外から熱烈な支持を集めている。 日本のキャラクターグッズを手に入れる人たち。ブランド物のショッピング袋を両手からあふれるほどに抱え、流行の飲食店で行列をなし、渋谷のスクランブル交差点で写真を撮ったり走り回ったりする人たち。あるいは着物を身にまとって浅草寺に行き、富士山を借景にして写真を撮る人たち......。 このように楽しそうな外国人観光客の姿がSNSやメディアなどを通じて世界に発信されている。 しかし、こういった観光地や体験だけが日本の本当の魅力であり、インバウンド需要をこれだけ急成長させているのか。あるいは、よく言われるように円安が、この勢いを支える主要因になっているのだろうか。私は、それは表面的すぎると思っている。 この日本旅行ブームのもう1つ重要な理由は「日本の距離感」だと私は考えてい
あえて「きれいにしない」理由撮影:幸田詩織まず教授から聞いて驚いたのは「あえて洗車は控えている」と言われたことだった。これまでドイツ人とシェアハウスをしたり暮らしぶりを見させてもらう中で思ったこととして、ドイツ出身の人は綺麗好きなことが多い。掃除の頻度が高く、家の中をピカピカにするのが好きな人が多いのだ。そんな先入観があったので、教授からそのような言葉を聞いて驚いた。 その理由は、ドイツの住宅街の駐車方法にあった。こちらでは一般的に、車庫付きの大きな家を除き、個人の所有する車は基本的に通りに沿って縦列駐車されている。車を保管できる場所があまり多くなく、多く並ぶ車の中にピカピカの車両があったとき、盗難やいたずらのターゲットになってしまうことが多いらしいのだ。さらに彼は「車の中がきれいすぎたり、カーナビなんかがついていたら、車上荒らしに無理やり盗まれる」と言い、あえてカーナビを付けずに、いつも
日本の核武装についてどう思われていますか? 私はもはや持つしかないのではないかと思っています。 国家として核武装宣言しなくても、非核三原則を破棄して 後はノーコメントを貫くだけでもいいんじゃないかと思っています。 もし可能なら佐々木さんの見解を伺ってみたいです。 トランプ政権になってから、欧州と米国の関係が猛スピードで変化しつつあるように感じます。先日のトランプ・ゼレンスキー首脳会談の決裂が象徴的ですが、それ以前から欧州はウクライナに独自の平和維持軍を送る議論をスタートさせています。 さらにフランスのマクロン大統領は、欧州が独自の核抑止力を持つことについて「議論する用意がある」とSNSで述べています。トランプアメリカは欧州をもはや助けてくれない、だから米国に依存しない安全保障の構築が必要なのだという議論です。 トランプがウクライナを見棄て、ロシアと関係修復しようとしているように見えるのは、
Journalist Itō’s Shiori’s journey is a story of survival—not just of an assault that should have never happened, but of an entire system that seemed engineered to erase her existence. Her documentary, Black Box Diaries, has been nominated for an Academy Award —the first time a documentary made by a Japanese national has been so honored. While the rest of the world is praising her courage, she has
U2のギタリストであるジ・エッジは芸人・永野のYouTubeチャンネルに登場してインタヴューに応じている。 U2は11月22日に『ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム』の20周年記念盤がリリースされており、11月29日には未発表曲を収録した『ハウ・トゥ・リアセンブル・アン・アトミック・ボム』が単体LP(レコード・ストア・デイ限定盤)とデジタル配信でもリリースされている。 ジ・エッジが日本のインタビューをうけるのは約7年前に地上波テレビの情報番組でバンドとしてインタビューを受けて以来のこととなる。 公開された動画はこちらから。 ジ・エッジがインタヴューに応じたことについて永野は次のように語っている。「生きててよかった。大げさじゃないですけど、生きててよかった、辞めてもいいぐらい思いましたもん」 ギタリストのジ・エッジは『ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム』の20
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