酒は人を結び、まちを元気にする。酒場案内人の塩見なゆさんが、酒をテーマににぎわう各地のまちを訪ねます。今回は岩手県遠野市。ビールの主原料となる「ホップ」の栽培面積が全国1位のまちです。農業法人「BEER EXPERIENCE」に、これまでの取り組みや新型コロナウイルス禍の影響などを聞きました。 岩手県内陸部の街、遠野市。カッパ伝説や座敷わらしなどが登場する民話の里として知られていますが、実は半世紀以上にわたりビールの主原料となる「ホップ」を生産してきた地域でもあります。栽培面積はなんと全国1位。遠野で収穫されたホップは、私たちが日常的に飲む機会がある大手ビール4社のうちの1社、キリンビールが製造する「一番搾り とれたてホップ生ビール」などにも使われています。 日本一のホップ生産地である遠野ですが、近年は少子高齢化や担い手の減少により、生産量は最盛期の6分の1まで減少しています。一方で近年、
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