【上】から続く(こちら) 初の“撮りたい映画”がヒット作『男たちの挽歌』 転機が訪れたのは85年。香港に戻ったウーに朗報が届いた。長年撮りたいと切望してきた「ヒューマンな犯罪映画」にゴーサインが出た。それが出世作『男たちの挽歌』だ。 「撮影が終わったとき、必ずヒットするという確信があった。この成功のおかげで、私は自分の直感を以前よりも信じることができるようになったのです」 『男たち――』は、二丁拳銃、メキシカンスタンドオフ(拳銃を相手に向け合う)、スローモーションを多用したアクションなど、ウーの映画に欠かせない要素がすべて詰まっている。むろんウーが言うとおり、単なるアクション映画ではない。 「香港に帰ってきたときに、まず気づいたのが若者の心の変化。エレベーターに乗っていたとき、隣にいた若者が何のためらいもなく床につばを吐いた光景を目にして、中国人の伝統的な仁義の精神や家庭観念がなく
映画監督ジョン・ウー、62歳。2000年公開の『M:I−2』ではその年の世界興行収入トップの5・5億ドルを記録、まぎれもなく世界トップレベルの監督のひとりだ。昨秋公開の『レッドクリフPartI』も日本と中国でそれぞれ興収50億円をたたき出した。 だが、ウーに会ってみると映画監督にありがちな気難しさはみじんもなく、笑みを絶やさない。多くのマスメディアから取材され、同じ質問を繰り返されてうんざりしているはずなのに、インタビュー終了後には「あなたとお話しできて気持ちが落ち着きました」――。これで相手の心をわしづかみにしてしまう。 『レッドクリフ』のメイキングによれば、撮影中にウーが人前で怒りの表情を見せたのは、わずか1回だったという。だが、映画監督ジョン・ウーには別の顔がある。「監督の要求水準を満たせなければ、笑顔でお疲れ様、ありがとうと言いながら、容赦なくクビを切る」と、ある製作スタッフは
柏原竜洋(たつひろ)くんは、父親の仕事の都合で、1993年から中国の北京に住み始めた。当時まだ13歳。 父親は日中交流関係の仕事をしており、日本にいるときは対日友好を意識している中国人としか会ってなかったので、てっきり中国には日本に友好的な人が多いのだと思って、対日感情に関しては楽観していた。仕事の内容が現地に根差す性格のものだったこともあり、長期滞在が予想されたため、どうせなら子供を中国に慣らさせようと思ったらしく、柏原くんは北京の日本人学校ではなく、純粋な中国人のふつうの中学校にいきなり放り込まれた。北京師範大学第二附属中学という名門校だ。おまけに中国語の研修なしにである。 いくら12歳前後が言語習得適齢期であるとは言え、これはかなりきつい。 授業で何をしゃべっているのかも分からないし、クラスメートが何を言っているのかも理解できない。勉強どころか基本的なコミュニケーションにすら不自由す
フランスのベルガルド・シュル・バルスリーヌ(Bellegarde-sur-Valserine)にある英接着剤メーカーScapaの工場(2009年4月8日撮影)。(c)AFP/JEAN-PIERRE CLATOT 【4月9日 AFP】フランス南東部ベルガルド・シュル・バルスリーヌ(Bellegarde-sur-Valserine)にある英接着剤メーカーScapaの工場で7日夜、工場閉鎖に伴う解雇手当に関する労使交渉が決裂したあと、従業員らが英国人幹部3人および フランス人マネージャ1人を社屋に閉じこめるという事件が発生した。 組合幹部と会社側の説明によると、4人は入口にバリケートが築かれた一室に、夜通し監禁された。だが翌8日に市役所の仲介で行われた労使交渉で、会社側が解雇手当総額を約2倍に増額することに合意したため、4人は同日夕方に解放された。 同国では、幹部が工場に監禁されるいわゆる「ボス
えええ!?パイロットが乗る前に飛行機が飛んで行ってしまった イギリスはアンティークものが大好きな国なので、クラシック・カーやビンテージもののオートバイ、古い型の航空機などの人気が高いです。 飛行機、ビンテージ・カー、オートバイなどが一緒にディスプレイされるイベントが毎月催されるのですが、そのうちの1940年型の複葉機が、パイロット無しで飛んでいってしまったというニュースがありました。 当日は400人もの観客が集まって様子を見守っていたといい、群集へ飛行機が突っ込んでいたら惨事になってもおかしくなかったと関係者は伝えています。 その複葉機は飛び立つ寸前にパイロットがエンジンをスタートさせるためにプロペラを回すのですが、乗りこむ前に動き出してしまったので、パイロットは乗り損ねてしまったようです。 動き出した飛行機はそのまま時速60マイルのスピードでくるくる回ったかと思うと、そのまま空へと離陸し
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「韓国も中国も造船不況の恐ろしさを知らない。特に韓国はあれほど大きくした胃袋を満たす仕事を確保できないだろう」。三井造船の元山登雄会長はこう指摘する。 韓国の造船業界は現代重工業、大宇造船海洋、サムスン重工業が大手3社であり、「世界のビッグスリー」でもある。昨年秋の造船バブル崩壊後も、設備増強を続けている。2009年の建造能力は4000万総トンを超える見通し。3年前まで世界首位を争っていた日本のほぼ2倍だ。そこに猛烈な受注の減少が襲ってきた。受注環境の悪化に韓国各社も焦りの色を濃くしている。 「造船不況は10年続く」 今後、造船業界が直面するのは、空前の設備過剰問題だ。世界の供給能力は2011年にも1億2500万総トンに達する見通し。韓国5000万総トン、中国4000万総トン、日本2000万総トンに加え、欧州などその他の地域を含めた数字だ。一方、需要は「2013年以降には4000万総トン程
見た目は,親指よりも少し大きめの人形。きょろりとしたかわいい大きな目と,顔よりも大きな手を備えたユニークなデザインが目を引く。価格は2500円ほどと手ごろだ。 名刺代わりに使えるスイス生まれの電子ガジェットが,欧州でちょっとしたブームになっている。スイスPoken社が開発した「Poken(ポーケン)」というガジェットだ。 使い方は簡単。 カバンや携帯電話にぶら下げて持ち歩き,パーティーなどで出会ったほかのユーザーと互いの人形の手と手を合わせてハイタッチ。この動作だけで,人形に記録された自分の情報を交換し合う。 2009年1月に欧州で発売されると,オランダやベルギーなどを中心にほぼ2カ月間で初期ロットの6万個を一気に売り切った。ほとんど広告・宣伝はせず,プロモーション手法はインターネットなどの口コミだけ。気の早い一部の欧州メディアは,2009年を代表する流行キーワードとして取り上げるほどの盛
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