東西線仕様の改造を終えた07系の第1編成。まもなく運用が始まり、有楽町線からの07系転用は完了する(東京メトロ提供) 平成18年7月に始まった東京メトロ「07系」の有楽町線から東西線への転用が、まもなく完了する。ホームドアの出現で活躍の場を狭めた“不遇”な車両だったが、3月14日の増発ダイヤに向けて残る2編成の東西線対応工事がほぼ終わった。ようやく全6編成が、再び第一線で本格的に運用されることになった。 東京メトロによると、07系は平成5年1月~6年10月に7000系の後継として有楽町線に投入。線路の一部を共有する副都心線(昨年6月開業)での運用が見込まれたが、ホームドアの導入で状況が一変した。 変則的な座席配置のため、ドアの位置が通常の車両と異なっていたのだ。 第3~6の4編成は18年11月~19年6月にかけ、保安装置や運転台を改造して東西線に転用されたが、残る第1、2の2編成は置き換え