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ブックマーク / keiichirohirano.hatenablog.com (4)

  • 『顔のない裸体たち』、文庫化されました。 - 平野啓一郎 公式ブログ

    毎日、暑くてイヤになります。 秋葉原の事件以後、無差別殺人が続発していて、ニュースを見ると、暗い気持ちになります。 『決壊』でも書きましたが、この「連鎖」という現象に関しては、ネットというよりも、マスメディアのアナウンス効果の方が大きいと思います。小学校乱入事件が連日報道されていた時には、同じような事件が続きましたし、ネット心中や硫化水素自殺も同様です。といって、そうした事件については、一切報道すべきでないというのも非現実的な提言で、結局は、どういう報道の仕方が、アナウンス効果を最小限に留められるのかについて、地道な検証を繰り返しながら、考えてゆくしかないでしょう。マスコミ各社が、第三者を含む検討委員会を作って、この問題に特化した共通のガイドラインを作成することは意味があると思います。 どうして、こんな事件が起こってしまうのか、ということについては、直接の関連はないとはいえ、『決壊』を通じ

    『顔のない裸体たち』、文庫化されました。 - 平野啓一郎 公式ブログ
    topo-gigio
    topo-gigio 2008/07/29
    「人間の暗部」に対峙し練り上げられてきた平野さんのことばを十分に味わいたい
  • 『決壊』刊行にまつわる諸々 - 平野啓一郎 公式ブログ

    仕事で一週間ほどフランスに行っていたので、更新が遅くなってしまいましたが、おかげさまで、6月27日に無事、『決壊』が刊行されました。 新潮社の特別サイトで、僕の短い動画のメッセージが見られます。 いきなり始まりますので、音量にご注意を。 http://www.shinchosha.co.jp/wadainohon/426007/ それから、先日お知らせした丸善丸の内店の他に、北九州市のブックセンタークエストでもサイン会をします。『決壊』では、東京、京都、鳥取、宇部etc...と様々な土地が舞台になっていますが、北九州は、その中でも一番重要な場所の一つですので、地元の方にも読んでいただけるとうれしいです。身近な場所が色々と出てくると思います。 日時 2008年7月5日(土)14:00〜 会場 ブックセンタークエスト 小倉店 (北九州市小倉北区馬借1-4-7) 詳細 ※要整理券 お問い合せ

    『決壊』刊行にまつわる諸々 - 平野啓一郎 公式ブログ
  • 「決壊」、今度こそ完成! - 平野啓一郎 公式ブログ

    やっと、脱稿しました。既にゲラも見直して、あとは校了を待つばかりです。 この小説は、とにかく、出来るだけ早く単行化すべきだと思ってまして、もう、そのための作業に入っています。分量的に二巻になるでしょう。 連載を読んでくださった方も、そうじゃない方も、刊行の暁には、是非、手に取ってみてください! その前に、来月号の「新潮」の最終回がありますが。 よく、小説を書き終わった時の気分はどうですかと尋ねられるのですが、作品によりますね、それは。 『葬送』の中でも書いたことですが、大作の場合、大体、完成した時の喜びを「前借り」しながら書いてますので(書き上げたら、どんなにうれしいことかという妄想をバネに!)、いよいよ書き終わった時には、肝心の喜びも、大分、目減りしてます。 あと、どこが終わりなのか、曖昧というのもありますね。 書き終わって原稿を送っても、まだゲラの見直しがあると思ってますし、雑誌連

    「決壊」、今度こそ完成! - 平野啓一郎 公式ブログ
    topo-gigio
    topo-gigio 2008/02/22
    ディタッチメント、だったか?その類がないと“完成”された作品を修正していくなんてできないだろうなぁ。作品論みたいな
  • 小説のreadability/enjoyability - 平野啓一郎 公式ブログ

    友達の江島健太郎が、CNETでまた、ポレミックな話を書いています。http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/004436.html 最近は、プロヴォケーションもやや大人し目でしたけど、今回は、これでもかというくらいやってますね(笑) 内容も、なかなか面白かったんですが、自分の仕事に引きつけて読むなら、次の一節に関心をそそられました。 ひとつだけハッキリ言えるのは、ユーザビリティ(=ユーザ満足)を軽視する企業は、製造業であれ、銀行であれ、小売りであれ、サービス業であれ、必ず最後には「緩慢な死を迎える」ということです。そして、「使い勝手」に関するユーザの声というのは、作る側でも上司を説得するのが難しいように、ユーザから企業に伝わりにくいものなのです。 考えさせられますね。 ブログの中でもこの「ユーザビリティ」の内容を巡っては、ちょっと泥臭い議論になってい

    小説のreadability/enjoyability - 平野啓一郎 公式ブログ
    topo-gigio
    topo-gigio 2007/10/26
    筆を武器にする人のキモチいい葛藤が感じられた。応援しています
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